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2020年5月23日土曜日

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指数は上昇するために銘柄が入れ替わる、と考えると最強と思う

米国株の指数であれば、ダウ工業30銘柄、S&P500、NASDAQあたりが代表的で、
これらの指数が低迷すると、経済成長が停滞したか後退したように感じる。

指数が暴落すると、たちまちニュースになって、景気不安を煽る。
指数が上昇している間は、好景気に沸く。実態は別としても。

そう考えるなら、指数が低迷するのはできることなら避けたいと思う。
経済成長を担う政府なら、そう思うはず。
指数といっても、所詮は採用基準を満たした30銘柄か500銘柄の合計株価を
加工・調整した平均指数。
指数が仮に上昇しないなら、どうする?

ずる過ぎるかもしれないけど、銘柄を入れ替えて、指数のかさ上げをする。
まぁ実際は、緊急の財政出動や景気刺激策を行って、株価指数の上昇を見込む。

ダウ30工業指数にGEが除外された理由は知らんが、GE株価が10ドル未満のまま、
今でもダウ工業30銘柄に採用されていれば、ダウ30工業指数上昇への妨げになる。
言い過ぎだね。すまん。

しかし、指数投資のいいところは、『指数は上昇してなんぼのもの』と思う点。
そして、限りなく、資産価値ゼロにならない点。

個別銘柄投資なら、株価ゼロで投資資金消失だから、
指数投資はその点ゼロになるリスクはほとんどない。

指数投資はどの投資信託よりも毎日注目を浴びる株式ポートフォリオと
見る向きもできる。

そして、指数に採用される銘柄は、上昇を期待された精鋭の銘柄。
弱った企業は、すぐに除外される。

ダウ指数が将来10万ドルを目指すなら、
そのときのダウ30銘柄は今現在のダウ30銘柄とは違うだろうなと思う。

ダウ30銘柄全てが最低でも株価3桁は必須の時代になっている気がする。

唯一の欠点は、指数投資にはテンバーガーの夢がないことかな。

米国株指数が30年も低迷すれば、長期投資も鉄板ではなくなる。
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2020年5月17日日曜日

記事

指数投資の変化を読み取る_SP500からNASDAQへ

バフェット氏がS&P500指数を勧めたことで、絶対視されるようなった指数投資。
指数投資と言えばETFも豊富なS&P500かもしれないが、
コロナ禍によりハイテク(IT、バイオ)の重要性が見直され、
直近のNASDAQ指数の立ち直りも速いことから、
これからはNASDAQ指数投資に人気が集まる可能性は十分ありと思う。

よくよく考えればだ、GAFA+Mの5銘柄はNASDAQ銘柄なんだから。
NY上場銘柄ではない。

NASDAQ指数開始来からのS&P500指数との上昇率を比較にしたグラフ。

NASDAQ指数上場来のS&P500指数の上昇率

NASDAQ指数はS&P500指数と比べれば、ボラが大きいがリターンも大きい。

各指数のETFで比較してみよう。SPYとONEQで。
株価は配当込みの修正データを利用している。
Yahoo!Financeのadjusted closeを採用。


上昇率基準月は、上場が遅いETFのONEQに合わせてある。
2013年からSPYを上回るようになった。しかし、株価の変動はほぼ似ている

S&P500が3千ドル台回復するのが先か、
それともNASDAQ指数が1万ドルに達するのが先か?

テスラ、ギリアド、モデルナ、これらもナスダック銘柄。
話題になっている銘柄のほとんどはナスダック銘柄が意外に多かったりする。
そして、無配、減配の心配をしている銘柄の多くはNY市場銘柄だったりで。

指数投資でも時代の変化を読み取る苦労は必要だ。
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2020年5月7日木曜日

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NASDAQ指数がダウ指数を超える日_世界が変わるなら

ニューノーマルの時代が来るのか、それとも人的交流を懐かしみ、
従来の生活慣行に戻るのかは、全く持ってわからない。

仮に、「ニューノーマル」が到来するならば、
ドットコムバブルよりもはるかに大規模な衝撃が待っていると思う。

インターネット時代の幕開け時に比べれば、今のネット環境は遥かに向上した。
TV会議、オンラインショッピング、ストリーミング放送は確実に進歩し、
日常利用できる水準まで進歩した。
映画を見るのにダウンロードする時間を待つ必要はない。
ダウンロードしながら鑑賞できるのが当たり前になった。
リアル店舗での販売員のアドバイス・知識も、
オンラインショッピングのレコメンド、コメント情報に駆逐されている。

テクノロジーだけの銘柄がNASDAQ銘柄ではないが、
NASDAQ銘柄にレガシーな重厚産業の類はほとんどない。

外出抑制がされると、今までの対面サービス業はことごとく打ちのめされた。
店舗コスト、接客コストに加え、感染コストまで負わされる現実が
従来ビジネス転換を施している。
鉄、石油、プラスチックなどの素材は、需要と供給のバランスをとる経営が難しい。
レガシーな事業を営む企業は、常に事業の転換と配当を求められる。
逆に、新興企業は『成長』と『新しさ』を求められる。

従来の労働環境や事業スタイルが変革するのであれば、
株式市場にも「何がしかの」の影響をもたらす筈。

レガシーな事業銘柄を持つダウ指数が3万ドルを目指す前に、
NASDAQ指数が3万ドルに到達すると考えるのは、馬鹿げた話に思える。
でも株式投資に、馬鹿げた発想は必要と思っている。
あり得んと思っていることは、金融業界では「ブラックスワン」と言って、
言い訳する世界だから。

指数投資の定番は今はS&P500だが、NASDAQ(100)指数はどうだろうと思う。

20年後、NASDAQ指数が、
ダウ指数、S&P500指数、ラッセル2000指数と比較して
一番投資利回りが良かったと、想像するのも悪くはないと思うが。

従来のダウ指数が伸び悩んで、ダウ30銘柄が全てNASDAQ銘柄に入れ替わる可能性もあるな。
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2020年3月28日土曜日

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SPYDは、今後銘柄入れ替えが頻繁に起こりそう_無配銘柄転落

S&P500の高配当銘柄80銘柄で構成されるETF、SPYD。

一般消費財、エネルギー銘柄の保有一覧のなかで、
無配、減配発表があったのは赤文字の銘柄。
無配銘柄はいずれ入れ替えの対象になるだろう。
不動産、金融銘柄は、まだ金融不安がおきていないので、省略した。

配当発表 企業名 ティッカー 保有割合 業種

Las Vegas Sands Corp. LVS 1.35 一般消費財

Newell Brands Inc NWL 1.35 一般消費財

H&R Block Inc. HRB 1.26 一般消費財

General Motors Company GM 1.25 一般消費財
昨年減配 L Brands Inc. LB 1.20 一般消費財

Hanesbrands Inc. HBI 1.19 一般消費財

Harley-Davidson Inc. HOG 1.12 一般消費財
配当停止 Ford Motor Company F 1.10 一般消費財
配当停止 Tapestry Inc. TPR 1.05 一般消費財

Gap Inc. GPS 0.91 一般消費財
配当停止 Nordstrom Inc. JWN 0.88 一般消費財
5%増配 Kohl's Corporation KSS 0.75 一般消費財

Carnival Corporation CCL 0.72 一般消費財
配当停止 Macy's Inc M 0.67 一般消費財

Chevron Corporation CVX 1.29 エネルギー

Kinder Morgan Inc Class P KMI 1.27 エネルギー

Williams Companies Inc. WMB 1.22 エネルギー

Exxon Mobil Corporation XOM 1.11 エネルギー

Phillips 66 PSX 1.03 エネルギー

Valero Energy Corporation VLO 0.97 エネルギー

Helmerich & Payne Inc. HP 0.86 エネルギー

Schlumberger NV SLB 0.84 エネルギー

ONEOK Inc. OKE 0.63 エネルギー
86%減配 Occidental Petroleum Corporation OXY 0.59 エネルギー
90%減配 Apache Corporation APA 0.37 エネルギー

SPYDは高配当80銘柄で構成されるため、
株価が下落して配当利回りが高くなると組み込まれてしまう。

高配当でS&P500銘柄だけど、いずれ配当維持できないと、
ETF運用者が予測しているので、組み入れしない、とはいかない。
あくまでも機械的に組み入れするだけ。

今の相場環境だと、無配、減配が頻繁におきそうなので、
このETFの銘柄入れ替えは今後忙しくなるだろう、ね。

SPYDは、リーマンショックを経験していないETF。
金融危機が起きた場合の過去データがないので経験則が生かせない。

私なら、今回のコロナショック相場のなかで、
配当額・利回りがどのように推移するのか見てから、投資判断を決めたい。

配当利回り5%程度のETFなら、あまり魅力を感じない。5%以上の個別銘柄が今では選び放題だし。
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2020年3月7日土曜日

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過去に流行したインフルエンザ発生後のSP500株価チャート2年間

①アジアインフルエンザ(香港)発生当初からのS&P500株価チャート
(1957年4月末からの株価上昇率)

②香港インフルエンザ(香港)発生当初からのS&P500株価チャート
(1968年7月末からの株価上昇率)

③新型インフルエンザ(メキシコ)発生当初からのS&P500株価チャート
(2009年4月末からの株価上昇率)

④新型コロナインフルエンザ(中国)発生当初からのS&P500株価チャート
(2020年1月末からの株価上昇率)

①~④の株価チャートはインフルエンザだけの要因で株価形成されているわけではない、のであくまで参考程度と見てね。
①~③は発生場所が米国以外で、まだ中国の経済力も今ほどでないことから、インフルエンザのパンデミックの影響は今の④よりも相対的に小さかったかもしれない。
あと、②は1971年にニクソンショックが控えているので、その兆候を示す株価下落とも見て取れる。

参考程度に。

パンデミックの影響だけでなく、大統領選や景気サイクルの影響もあるんだろうな、今回は。
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2020年1月25日土曜日

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SP500を2000年に高掴みした人は約12年間の辛抱を強いられた事実

S&P500インデックス投資の過去実績の投資利回りは約7-8%と言われているけど、
一人の個人投資家が投資できる期間は限られた期間しかない訳。

逆に言うと、貴方がS&P500インデックス投資したとして、
貴方の投資期間中の投資利回りが、
過去の投資利回り7%に近似(落ち着く)するとは限らない。



2000年頃にS&P500指数の高値掴みをした場合、
それを超えるまでに約12年間を要した株価チャート。
ドットコム・バブルとリーマンショックの2つを乗り越えて、
やっと2012年頃から投資差益が生じている。

その12年間は、つらかったはずだ。
2008年頃にやった!と思ったら、再度下落だからね。
さらに指数ETFの配当は不安定だから、ディフェンシブ銘柄のような安定さはない。

2012年以降のインデックス投資家には経験がないから、
この苦しみは理解できないかもしれない。

私見上の想像だが、
2012年以降のS&P500の上昇は指数投資ブームの支えがあってのことかと
勘繰りたくなるけど、たぶん勘違いだろうな。

株式投資に平均値を参考にしない人はクリック
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2019年10月29日火曜日

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指数投資は何があっても言い訳しやすいから....

ダウ工業30平均指数でも、S&P500指数に連動するETF投資は何かと都合が良い。

何が都合が良いかというと、全株式商品は、該当指数パフォーマンスと比較されるから。

①指数ETFが評価損になれば、「相場が悪かった」と言い訳できる。

②ある銘柄が、ある年にS&P500の投資利回りを上回ったとしても、
 『運がいいだけで来年はわからないよ』
 と言い訳できる。

③たとえ指数投資で10年利益がでなくても、
 『仕方がないよ、10年も指数が下落しているのだから』
 「損しているのは俺だけじゃないしね」、と言い訳できる。

でも、最大の言い訳はこれでしょう。

 『どの金融商品も、指数の投資利回りを、毎年連続して上回ることはできない。』

だから、指数投資は最強だよね。となる。
指数は上昇しやすいように銘柄を入れ替えるのだから。有利だよな、その点。

S&P500に組み込まれた銘柄は、組み込まれたことが要因で、
様々な投資信託やETFから買いが入り、株価は上昇しやすくなる。
組み込まれ当初はね。

個別銘柄選択作業に株式投資の醍醐味を感じる人にとっては、
ETF、投資信託のように第3者に銘柄選択という「大事大事」な作業を
任せる気にはならないと思う。

2019年10月28日月曜日

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過去10年の上昇気流に浮かれていると、株式投資を平均利回りで夢見たがる。

S&P500の過去平均投資利回りが過去7~8%だからと、
これらの利回りを当てはめて10年先の評価額を計算する例を
何度も多くのブログで見るけど、そうなるわけないでしょう?

住宅ローンのシミュレーションでもあるまいし。
株式投資だからね。

過去10年の米国株指数は上昇気流に浮かれているだけだ。

次の10年先、どうなるかは誰もわからん。

下記の資料は、Berkshire Hathawayのannual reportのS&P500との投資利回り比較表を抜粋したもの。
赤枠のS&P500の投資利回りの数値を見て欲しい。
7~8%に収まっている数字はほとんどない。それだけ変動があるということ。




















株式投資で平均利回りで利益が予想できるなら、債権投資と変わらないじゃん。

2019年9月21日土曜日

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ビザ株を見てしまうとね、インデックスより個別長期投資に惹かれちゃうんだよね

VOOのETF上場開始年月2010年9月の末日からの株価上昇倍率を、
ビザ、J&J、アルトリアと比較してグラフにした。
※なお、株価データはYahoo!Financeのadjusted Close(配当、株式分割調整済みの株価)を利用している。



上記は、約10年の株価上昇グラフ。

これをみると、VOOよりもビザに投資しておけばよかったと思う。
最近のアルトリアの株価下落で、VOOに負け始めたが、去年まではVOOを上回っていた。
ディフェンシブ銘柄の優良株の筆頭J&Jは、意外と検討していない。イメージと違う。

期間の取り方で、株価チャートはどうにでも描けるのは事実。

しかし、個人投資家がインデックス投資よりも個別銘柄に惹かれるのは、
ビザ株相当の銘柄を見つけたいから。
ビザ株なら、過去10年間持ち続けるのが正解だった。

10年が短期とは思わないが、長期の投資期間なのかは、微妙な期間ではある。

J&Jのような株を選択してしまうリスクを冒してまでも、大きなリターンを求めたい。
それが個別銘柄に投資したくなる衝動かもしれない。




2019年8月24日土曜日

記事

相場に溺れる_ETFも米中貿易には勝てない

週末は荒れ相場に翻弄されて、正気を保てない人も多いはず。

別の見方をすれば、米国株式相場の長きにわたる上昇相場に不安を覚えた人は、
やっと一息ついたのかと思う面もある。

この長期10年の上昇期間に何があったのかと思う。
あきらかにETFブームあったよなと思う。

バフェット氏がS&P500のETFを勧めたものだから、
それが支えになって、S&P500に投資さえしてれば、
平均利回り7%確保みたいな夢のような、
話にまで広がってしまった感がないでもない。

あくまで、過去平均利回り7%であって、
今後の年間投資利回り7%を保証している訳ではない。

米中貿易問題がこじれにこじれて、
今後10年間のS&P500指数が下落し続ける可能性をも考慮する必要がある。
仮に、今後10年間、S&P500指数が20%下落したとしても、
1950年からのS&P500指数の平均利回りはプラスを維持するはず。

何を言いたいかと言うと、S&P500への投資は長期で見れば良い投資だが、
不幸にもリセッション時期に投資が重なった場合は、忍耐が必要ということ。

リセッションが終わり、次の好景気まで我慢すれば、
悪夢はやがて、大きな見返りをもたらすだろうが。

考えなければならないリスクは、
過去10年以上にわたり、S&P500に投資をした人はいい夢を見れたが、
これからの数年間は悪夢になる可能性がある。
でもこの悪夢は、貴方だけでなく、
これから投資する人、株式を持っている人に
等しく訪れるから、あまり恐れることもない。

特定企業の不祥事が起きるたびに、
個別銘柄の優勢性は落ち、
ETF最強を唱える人は多いが、
ETFとて、経済サイクルには勝てない。

2019年8月14日水曜日

記事

ダウ平均『過去最大の下げ幅』の確率は年々上昇する

S&P500、ダウ平均株価指数にせよ、指数値は大きくなっているので、
『過去最大の下げ幅』といわれても、そうなるよね。

ダウ工業平均株価指数が1万ドルのときの1,000ドルの下げと、
3万ドルの1,000ドルの下げを同じ論調で語ってほしくない。

『過去最大の下げ率』なら、
ブラックマンデーが20%ほどだから、
今にすると約6,000ドルの下げになる。

これからも1,000ドル程の下げは十分起こり得るし、 数日続く可能性だってある。

また、最近まで指数最高値を超えたと持ったら、また米中貿易の再発。
でもよくよく考えたら、S&P500指数は年初からは上昇して推移している。
ダウ平均もね。

昨年度末の下げのほうがきつかったけど、そんなことは忘れている。

それよりも、日本人の米国株式投資で一番の最近の困りごとは、為替が安定しないこと。
1ドル113円が1ドル90円にでもなったら、20%の円高だから、
ブラックマンデー並みの円資産暴落だからね。



2019年7月27日土曜日

記事

1950年から現在までの超長期投資なら、日経平均株価のほうがS&P500よりもリターンは良かった

S&P500の円ベースでの利回りを1950年からで計算すると、5.97%。
ドルベースだと7.83%だから、大体8割かけの配当利回りとなる。
悪くはないと思う。

S&P500(ドル) S&P500(円) 為替
50/01/03 $16.66 ¥5,998 360.00
19/07/26 $3,025.86 ¥328,760 108.65
69年間の利回り 7.83% 5.97%

参考までに、日経平均株価指数を想定すると、S&P500の利回りを上回っている。


日経平均株価
50/01/06 ¥103
19/07/26 ¥21,650
69年間の利回り 8.06%

1950年にインデックス投資できたかどうかは別として、
S&P500の円ベースでの利回り5.97%に対して、日経平均株価指数のそれは8.06%
69年間の超長期のスパンで見れば、日経平均のほうがはるかに良かったことになる。

米企業最強、日本企業はオワコンの風潮があるけど、
日経平均も1950年からみれば大きな見返りがあったよ。
それに為替リスクもないから。

1950年代に米株投資なんか、外為制限でできなかった気がするから、
空想上の検証だけどね。

上記の検証に配当は含まれていない。

2019年7月25日木曜日

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どのファンドもS&P500のリターンを長期で超えられない事実がS&P500投資で確実に利益を得られることとは違う

ほったらかし投資とか、気絶投資ってあるけど、実際のところ、
個別銘柄投資でもインデックス投資でも、そうなんだけど、
投資した後に、「ほったらかし」にできる?

塩漬け(株価下落しすぎて売る気も失せる状態)も、
ほったらかしと言えば、ほったらかし。

不動産投資、アパート経営、駐車場経営と比べれば、株式投資は手間がかかりにくい。
そうはいっても、株式投資とて、投資する際には、リスクを背負うもの。

証券会社が「ほったらかし投資」とか「AIにお任せ投資」って言い始めたら、
相場が過熱してきている兆候じゃないかと。

世の中、『ほったらかして』、お金が稼げるほど、甘いと思う?
これは、過去10年米国株指数の上り坂基調が背景にあると思っている。

2000年から2003年の下落しているS&P500相場を見てほしい。
この時期に「ほったらかし投資」のお勧め、なんてのは考えられないだろう。

過去の他のどのファンドも、S&P500のリターンを超えられなかったからといって、
S&P500に投資して、利益が得られるとは誰も保証していない。

過去のSPY、IVVなどに直近10年間投資すれば、今では利益が出ている。
しかし、将来の利益までは保証していない。

今のビザ、マイクロソフトも同様。
過去に10倍株だからといって、将来も10倍株になるとは限らない。

個別銘柄投資の場合は、個別銘柄の業績を確認し続けるしかない。

インデックス投資の場合は、何を確認すれば良いのだろうね?
米国のGDP成長率や雇用失業率のチェックでもする。
S&P500のインデックス投資の場合、何を確認していいのかわからないから、
『ほったらかし』になるのか?


2019年7月18日木曜日

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S&P500の現PERは22、シラーPERは世界恐慌並みの30

ここではS&P500のPERの推移が、こちらでは、シラーPERの推移が見れる。

シラーPERでみると世界恐慌時のシラーPERを昨年超えた後、一旦は下落したが、
再度、突入している。

S&P500のPERでは22、シラーPERでみると30.57。
シラーPERは、インフレ率を調整した過去10年間の1株純利益の平均値で
株価収益率を計算するので、長期のPERを見るのなら、こちらのほうが適切と思う。

ダウ平均も、S&P500も過去最高値を更新し続けているので、
これがいつまで続くかはわからないが、宴が終わると言って、
なかなか終わらないのも事実。

ブレジクト、米中貿易問題も、何ひとつ解決していないのに、
楽観論だけが先行しているような気もしないではない。

そろそろ、次のショート・マネー2始まるんじゃないかとも思う。
マイケル・バリーまだ健在かな?
それと、ウォール街で乱闘騒ぎが起きていないかも心配だが、
ウルフ・オブ・ウォール2も観てみたい

金が絡むと、パッケージは黄色が定番なんだね。

2019年7月17日水曜日

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SPYに設定当初から100万円投資したら、いくらになる。

Yahoo!Financeのclose値を確認して割り出す。為替考慮せず。

1993年1月29日のOpen値は、$43.97。そして今は、$204.5。
約4.65倍になったので、丸めて約5倍に。
26年間の100万円の投資は、500万円になった。
配当込みだと$26.71が$204.5なので、7.65倍。100万円が765万円。

J&Jの場合は、
1993年1月29日のOpen値は、$10.97。そして今は、$132.5。
約12.07倍になったので、丸めて約12倍に。
26年間の100万円の投資は、1,200万円になった。
配当込みだと$4.44が$132.5なので、29.84倍。100万円が2,984万円。

過去29年間の投資で、
インデックスETFのSPYは100万円が500万円に、J&Jは1,200万円に。
配当を含めれば、更に差は膨れ上がる。

これが個別銘柄とインデックス投資のリスクに対する報酬の差。
個別銘柄は、株価の変動も激しいし、株価ゼロのリスクもある。
インデックス指数は、個別銘柄に比べて変動も相対的に小さいし、
株価ゼロは考えにくい。

インデックス投資を分散投資とみることもできるけど、500銘柄への分散投資を、
分散投資というのは?、素直に指数に投資。
それでも、ゆーーーーっくりと、お金持ちになるにはSPYはお勧めでもある。
今のETFブームは衰え知らずだからな、

まさか、将来、突如、SPYからの資金流出が相次いだため、
S&P500先物が急落し、それに引きずられてS&P500指数急落とか言うなよ。
あっ、それをバブルというのか。

2019年7月15日月曜日

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インデックス投資は時間がかかるからね、急に増えたりはしないよ。

貯蓄と株式投資では、こんなに増え方が違うと言って、
下記のようなグラフを見せられることないかな、とくに証券会社とか。



でも、インデックス投資の過去平均利回りが7~9%とは言え、
赤線のように複利曲線を描かないからね。

SPY(S&P500指数ETF)の調整済み月末株価終値の株価チャート(橙線)に、
上記の近似曲線を当てはめると、下記のようになる。
赤線:指数曲線
青線:貯蓄相当
※調整済み月末株価終値には配当金分も加味されている

赤線(複利)と青線(単利)、それほどの大きな開きになっていないから。

近似曲線をどのようにするかで見せ方は変わるので、
1組の近似曲線だけで結論付けるのは無理があるけど、
どうみても上記の2つのグラフの赤青線は似ていないでしょう。

これは気を付けたほうがいい。
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S&P500のETFが最強で、ダウ、NASDAQ、ラッセル2000はダメなの?

S&P500の投資利回りには勝てないという説がどこかしこにあるので、
他の代表的な指数のETFの設定来の投資利回りを調べてみた。




投資利回り
運用サイトからの数字
配当利回り
Yahoo!Finance参考値
設定年月
ラッセル2000 iShares Russell 2000 ETF IWM 7.85% 1.58% 2000年5月
iShares Russell 2000 Value ETF IWN 8.89% 2.34% 2000年7月
iShares Russell 2000 Growth ETF IWO 5.60% 1.58% 2000年7月
Vanguard Russell 2000 Index Fund ETF VTWO 11.77% 1.23% 2010年9月
Vanguard Russell 2000 Value Index Fund ETF VTWV 10.25% 1.77% 2010年9月
Vanguard Russell 2000 Growth Index Fund ETF VTWG 13.04% 0.64% 2010年9月
ダウ平均株価 SPDR Dow Jones Industrial Average ETF DIA 8.24% 2.12% 1998年1月
ナスダック Invesco QQQ Trust QQQ 7.27% 0.80% 1999年3月
世界株式 Vanguard Total Stock Market Index Fund ETF VTI 7.25% 1.84% 2001年5月
S&P500 SPDR S&P 500 ETF SPY 9.51% 1.85% 1993年1月
Vanguard S&P 500 ETF VOO 14.11% 1.98% 2010年9月
iShares Core S&P 500 ETF IVV 5.74% 2.02% 2000年5月

背景色が黄色のETFは、設定来の投資利回りが10%以上と素晴らしいが、
これらは2010年から設定されたETFで、非常に若く10年の実績もない。
過去10年の株式相場が好調を反映しており、リーマンショックの影響もないから、
好成績を残しているだけとみることもできる。

次に好成績を残しているのは、SPY。設定来の投資利回りは9.51%。
ダウ指数連動のDIAの8.24%よりも約1%以上上回っている。
ただし、配当利回りは大型株の集まりのDIAのほうが良い。

ラッセル2000指数のETFについては、S&P500のSPYほどの期間実績がなく、
どれも20年未満。

設定期間(19年間)が同じ、IWM(ラッセル2000)とIVV(S&P500)を比較すると、
IWMのラッセル2000指数のほうが投資利回りは良い。

でもね、これらのETFの投資利回りの実績期間は、9~26年間。
実績データとしては、短か過ぎるんじゃねぇ。

バフェット氏がS&P500の投資利回りと比較しているのは、1965年から。
そのときには、まだETFの存在がなく、その33年後にSPYのETFが登場。
S&P500によるETFの登場で、S&P500指数に歪が生じていないかの論文を
誰か書いてくれないか....

参考までに、S&P500とラッセル指数の投資比較については、
ここのサイトのほうが詳しい。

強気相場・経済拡大の後半では大型株のほうが業績を拡大しやすく、
経済が低迷すると、中超小型企業(ラッセル2000指数対象)のほうが
小回りが利く分、好業績を上げられやすいそうだ、

と、私は解釈している。今は強気相場の終わりだっけか?

2019年7月14日日曜日

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資産1億円無配と資産5千万円配当2%ならどっちを選ぶ

①株式評価資産1億円しかし無配、株式の時価総額の増加のみが頼り。

②債券評価資産5千万円だが年間配当利回りは2%、年間100万円はほぼ確実、
 債券の時価総額の変動はあるが、小さい。

あなたなら、どっちを選ぶだろうか?
どっちを選んでも構わないのだが、
①の無配の株式評価1億円を選んだ人は、
下記のように考えないだろうか?

『1億円の半分5千万円を配当2%の債券資産に置き換える」

すなわち

無配の時価総額5千万円を残し、
有配利回りの2%の債券時価総額5千万円に

に組み替えようと考えた人いませんか。

結局は、どこかで安心を得たいと心理は働く。
その安心は配当であったり、元本保証(国、会社)だったりする。
その安心があるから、債券価格の変動も少ない。

本当にキャピタルゲインだけを狙いたいのなら①を選んで、
資産割合の変更を考えたりもしない。

S&P500の500銘柄のうち配当を支払っている銘柄は80%ほど。
意外と多い。そして平均の配当利回りは1~2%。
無配の銘柄を探すほうが難しいかもしれない。

2019年7月9日火曜日

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アルトリア_ESGテーマのETF投資との比較

ESGテーマのETF(SUSA)が設定された2005年1月からの株価上昇率を
S&P500のETF(SPY)とアルトリア(MO)とで比較した株価上昇率チャート。
※ 株価はYahoo!Financeの配当額も含めたadjusted close値を使用。



2008年度にアルトリアは、フィリップモリスインターナショナルのスピンオフを
行っているため、大きな下落率となっている。
しかし、そのハンディさえも、乗り越えての圧倒的な上昇率。あっぱれ。

2005年から始まったESGテーマのETFも、S&P500の連動ETF SPYに敵わない。
そもそもESGの投資テーマによる銘柄選択は、結構難しいと個人的に思う。
ESGはテーマが、大きすぎる。
公害などの自然環境だけに特化したETFならわかるけど、
労働環境や人権やガバナンスも関わると、そんな会社の内部まで把握できるわけない。
企業のホームページ上は、笑顔の従業員で一杯の社風でしょ、どこも。

参考までに、アルトリア株が機関投資家から敬遠されているかを調べてみた。
敬遠されていれば、機関投資家の保有率はESG銘柄よりも少ないと仮定して。

アルトリア株の機関投資家の保有割合は64.52%。1,825の機関投資家が保有。
ESG銘柄の代表銘柄は、「iシェアーズ MSCI 米国 ESG セレクト ETF」の上位10銘柄。

  • マイクロソフト:73.11%
  • エコラボ:76.00%
  • アップル:59.64%
  • アクセンチュア:74.15%
  • アルファベット:79.12%
  • 3M:67.63%
  • ブラックロック:85.10%
  • セールスフォース:82.42%
  • マーシュ・アンド・マクレナン:86.02%
  • ノーザントラスト:76.59%

上記10銘柄の平均保有割合:75.97%
「ESGの上位銘柄と比べれて、機関投資家の保有割合が少ない」と言えば、
アルトリアはそうかもしれない。

※ 保有割合、機関投資家数はNadaq.com(13F資料)の数字を抜粋。

2019年7月8日月曜日

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インデックス投資と個別銘柄投資の違い_雇用統計・経済指標を気にするのはどっち

FRBが利下げすると、債券が売られ、株式が買われる。
強い雇用統計なら、利下げが行われずに、利上げ懸念が浮かび上がることから、
債券が買われて、株式が売られる。
例外もあるから、この通りいくとは限らない。

個別銘柄に投資している人は、全体の株式相場感よりも個別銘柄の業績を追う。
インデックス投資(例えば、S&P500指数に連動)なら、個別企業の業績を500銘柄
追う訳にはいかないから、全体の株式相場を見ることになる。

ダウ平均株価が3%上昇のニュースが流れても、個別銘柄に投資している人は、
自分の投資に関する直接のニュースとは感じない。
しかし、ダウ平均指数に投資しているインデックス投資は、このニュースに飛びつく。

インデックス投資は、その分野の銘柄全体に投資するので、その市場規模が大きくならないと、報われないもの。ダウ平均株価連動のインデックス投資なら、ダウ30銘柄の合計時価総額が大きくならないと、投資利益が生まれない。

バイオ製薬に投資するETF投資も同様。
どの企業が成長するかではなく、バイオ製薬市場規模が大きくなることに期待している。
特定の企業成長ではなく、その事業市場全体の売上が成長することに期待する。

仮に、ファイザー銘柄が10%株価上昇しても、ダウ平均株価のETF(DIA)でみれば、
些細な上昇率にしかならないが、ファイザー個別銘柄の投資家にとっては、10%の利益。

個別銘柄投資は、その企業の事業成長に期待する。
事業分野の市場が拡大成長しても、投資した個別銘柄の事業が不調であれば、その事業分野に投資するETFを買うべきだったことになる。
銘柄の選択ミスによる投資リスクを背負う。

個別銘柄への投資は、インデックス投資と比べれば、ハイリスク・ハイリターンに映る。
それは自分で調べないといけないから。
誰も、四六時中、ファイザー企業の業績・株価の動向を追うようなメディアはない。
それに加えて、個別企業の業績動向資料は、有料なのも多い。
米国企業ならば、英語のニュースや資料に精通する必要もある。

翻って、ダウ平均、S&P500の株価動向は、ニュースで報道されるし、なぜ上昇・下落したかの要因も教えてくれる。日経サイトにいけば、朝に米国株の概況がアップされる。
情報が流通される面では、インデックス投資のほうが情報は得やすい。

個別銘柄投資は、超面倒。
だから、きっと、バフェット氏は奥さんを気遣って、
「S&P500のETFを買いなさい」と言ったのだと思う。