週末は荒れ相場に翻弄されて、正気を保てない人も多いはず。
別の見方をすれば、米国株式相場の長きにわたる上昇相場に不安を覚えた人は、
やっと一息ついたのかと思う面もある。
この長期10年の上昇期間に何があったのかと思う。
あきらかにETFブームあったよなと思う。
バフェット氏がS&P500のETFを勧めたものだから、
それが支えになって、S&P500に投資さえしてれば、
平均利回り7%確保みたいな夢のような、
話にまで広がってしまった感がないでもない。
あくまで、過去平均利回り7%であって、
今後の年間投資利回り7%を保証している訳ではない。
米中貿易問題がこじれにこじれて、
今後10年間のS&P500指数が下落し続ける可能性をも考慮する必要がある。
仮に、今後10年間、S&P500指数が20%下落したとしても、
1950年からのS&P500指数の平均利回りはプラスを維持するはず。
何を言いたいかと言うと、S&P500への投資は長期で見れば良い投資だが、
不幸にもリセッション時期に投資が重なった場合は、忍耐が必要ということ。
リセッションが終わり、次の好景気まで我慢すれば、
悪夢はやがて、大きな見返りをもたらすだろうが。
考えなければならないリスクは、
過去10年以上にわたり、S&P500に投資をした人はいい夢を見れたが、
これからの数年間は悪夢になる可能性がある。
でもこの悪夢は、貴方だけでなく、
これから投資する人、株式を持っている人に
等しく訪れるから、あまり恐れることもない。
特定企業の不祥事が起きるたびに、
個別銘柄の優勢性は落ち、
ETF最強を唱える人は多いが、
ETFとて、経済サイクルには勝てない。
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