歴史に残って有名だが、
ルーセントはちょっと規模的に小さいのか、
忘れがち。
ルーセントと言えば、
AT&Tのベル研究所から分社化した
由緒ある企業だったのにね。
シスコに次ぐネットワーク・ベンダーの
担い手でもあったんだけど。
技術は凄くても、商売があかんかった。
ドットコム創世の頃は、兎にも角にも、
今のAIデータセンターと同じように、
ネットワークを構築しないことには
事業を始められんかった。
そこは実績のある、当時の
シスコ、ベイ・ネットワークス、ルーセント、ノーテルなどに
頼むんだが、何せお金が無い。
お金が無いなら、そうだな、融資してあげるから、
それで、うちらの製品購入してね。
そうでもしないと、トップを走るシスコに勝てない。
ルーセント、ノーテルはその罠にはまり、
バブル弾けて、融資回収できずに身売り。
ベイ・ネットワークスはノーテルに買収されていて、
巻き添えを食らう。
その点、シスコは商売上手でもあったんだな。
マイケル・バリー氏が、
今のAIバブルに常に疑念を抱いているのは、
この点だと俺は思っている。
GAFAMのような巨大企業なら、
自社の資金や社債で何とか、
何とかやりくりできるかもしれんが、
新興企業はそうはいかない。
誰かがリスクを背負って、
融資もしくは債務保証することになる。
その債務保証をしているのが、どこかって話。
自分の製品・サービスを売るのに、
自らお金を融資してあげているんだから。
そりゃぁ、形式上、売り上げは伸びるよね。
自己レバレッジに近い融資。
その代表的な企業はどこか、おわかりだよね。
ルーセント、ノーテルの二の舞にならんことを。
製造企業がいつのまにか金融業になっているんだよな。