他の代表的な指数のETFの設定来の投資利回りを調べてみた。
投資利回り 運用サイトからの数字 |
配当利回り Yahoo!Finance参考値 |
設定年月 | |||
ラッセル2000 | iShares Russell 2000 ETF | IWM | 7.85% | 1.58% | 2000年5月 |
iShares Russell 2000 Value ETF | IWN | 8.89% | 2.34% | 2000年7月 | |
iShares Russell 2000 Growth ETF | IWO | 5.60% | 1.58% | 2000年7月 | |
Vanguard Russell 2000 Index Fund ETF | VTWO | 11.77% | 1.23% | 2010年9月 | |
Vanguard Russell 2000 Value Index Fund ETF | VTWV | 10.25% | 1.77% | 2010年9月 | |
Vanguard Russell 2000 Growth Index Fund ETF | VTWG | 13.04% | 0.64% | 2010年9月 | |
ダウ平均株価 | SPDR Dow Jones Industrial Average ETF | DIA | 8.24% | 2.12% | 1998年1月 |
ナスダック | Invesco QQQ Trust | QQQ | 7.27% | 0.80% | 1999年3月 |
世界株式 | Vanguard Total Stock Market Index Fund ETF | VTI | 7.25% | 1.84% | 2001年5月 |
S&P500 | SPDR S&P 500 ETF | SPY | 9.51% | 1.85% | 1993年1月 |
Vanguard S&P 500 ETF | VOO | 14.11% | 1.98% | 2010年9月 | |
iShares Core S&P 500 ETF | IVV | 5.74% | 2.02% | 2000年5月 |
背景色が黄色のETFは、設定来の投資利回りが10%以上と素晴らしいが、
これらは2010年から設定されたETFで、非常に若く10年の実績もない。
過去10年の株式相場が好調を反映しており、リーマンショックの影響もないから、
好成績を残しているだけとみることもできる。
次に好成績を残しているのは、SPY。設定来の投資利回りは9.51%。
ダウ指数連動のDIAの8.24%よりも約1%以上上回っている。
ただし、配当利回りは大型株の集まりのDIAのほうが良い。
ラッセル2000指数のETFについては、S&P500のSPYほどの期間実績がなく、
どれも20年未満。
設定期間(19年間)が同じ、IWM(ラッセル2000)とIVV(S&P500)を比較すると、
IWMのラッセル2000指数のほうが投資利回りは良い。
でもね、これらのETFの投資利回りの実績期間は、9~26年間。
実績データとしては、短か過ぎるんじゃねぇ。
バフェット氏がS&P500の投資利回りと比較しているのは、1965年から。
そのときには、まだETFの存在がなく、その33年後にSPYのETFが登場。
S&P500によるETFの登場で、S&P500指数に歪が生じていないかの論文を
誰か書いてくれないか....
参考までに、S&P500とラッセル指数の投資比較については、
ここのサイトのほうが詳しい。
強気相場・経済拡大の後半では大型株のほうが業績を拡大しやすく、
経済が低迷すると、中超小型企業(ラッセル2000指数対象)のほうが
小回りが利く分、好業績を上げられやすいそうだ、
と、私は解釈している。今は強気相場の終わりだっけか?