①株価の値動きがとろい
ブル相場ではグロース株ほどのワクワク感がなく、
ベア相場では下落しない訳もなく、きちんと下落してくれる
②業績に大きな驚きはない
売上、利益が毎年2桁成長する訳もないので、グロース株のようなイケイケ感なし
③配当利回りはそこそこ
増配は定期的にされるが、増配率は大方地味。
2~3%の配当利回りがあればいい位。
④(業績以上に)噂に左右される
従来の炭酸飲料はオワコン、これからはミネラルオーター、エナジードリンクが流行り。
飲料、医療製品を扱っている以上、副作用、健康被害とは無縁ではいられない。
ディフェンシブ銘柄って、言葉の響きはいいんだけど、実際は、
上昇相場の時は相対的に大した株価も伸びないに、
下落相場の時には一緒に株価下落してくれる。
JNJ、KOなんかは10年で株価2倍になってくれれば、出来すぎ感ぐらいある。
下手すれば、10年後、株価変わらずも十分あり得る。
しかし、何よりもの強みは、配当がきっちり支払われることと増配を維持している点。
ボーイング、GEのように転げ落ちるイメージはなかなか想像できない。
かつて、P&Gは財テクミスで暴落したときがあったが、例外中の例外だろう。
JNJ、PG、KOはほぼつねにバリュー株であって、
MSFTのようにクラウド事業への転換を図ることでグロース株に変身することもない。
MSFTはクラウド事業転換に成功したおかげで、再度事業成長を図ることができた。
それは大きな賭けでもあった訳で、成功しなければ、第2のIBMになる可能性もあった。
しかし、JNJ、PG、KOは継続事業が安定しているので、
大きく事業転換を図る必要もない。
コカコーラの小売販売を止めて、
インターネットでのサブスクリプ販売に切り替えるなんてことはしない。
『飲みたいときに、すぐ買える』は不変だろう。
買いたいときに、買える株価はなかなかやってこないが、
逆にいつ買っても、30年も経てば損はしないだろうと思うのが、
JNJ、PG、KOの特徴と思っている。