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2020年5月26日火曜日

記事

JNJ、PG、KOを長期で保有し続けられる?_値動きのトロさに我慢できる?

長期投資の何が不満かって言うと、

①株価の値動きがとろい
 ブル相場ではグロース株ほどのワクワク感がなく、
 ベア相場では下落しない訳もなく、きちんと下落してくれる

②業績に大きな驚きはない
 売上、利益が毎年2桁成長する訳もないので、グロース株のようなイケイケ感なし

③配当利回りはそこそこ
 増配は定期的にされるが、増配率は大方地味。
 2~3%の配当利回りがあればいい位。

④(業績以上に)噂に左右される
 従来の炭酸飲料はオワコン、これからはミネラルオーター、エナジードリンクが流行り。
 飲料、医療製品を扱っている以上、副作用、健康被害とは無縁ではいられない。

ディフェンシブ銘柄って、言葉の響きはいいんだけど、実際は、
上昇相場の時は相対的に大した株価も伸びないに、
下落相場の時には一緒に株価下落してくれる。

JNJ、KOなんかは10年で株価2倍になってくれれば、出来すぎ感ぐらいある。
下手すれば、10年後、株価変わらずも十分あり得る。
しかし、何よりもの強みは、配当がきっちり支払われることと増配を維持している点。
ボーイング、GEのように転げ落ちるイメージはなかなか想像できない。
かつて、P&Gは財テクミスで暴落したときがあったが、例外中の例外だろう。

JNJ、PG、KOはほぼつねにバリュー株であって、
MSFTのようにクラウド事業への転換を図ることでグロース株に変身することもない。
MSFTはクラウド事業転換に成功したおかげで、再度事業成長を図ることができた。
それは大きな賭けでもあった訳で、成功しなければ、第2のIBMになる可能性もあった。

しかし、JNJ、PG、KOは継続事業が安定しているので、
大きく事業転換を図る必要もない。

コカコーラの小売販売を止めて、
インターネットでのサブスクリプ販売に切り替えるなんてことはしない。
『飲みたいときに、すぐ買える』は不変だろう。

買いたいときに、買える株価はなかなかやってこないが、
逆にいつ買っても、30年も経てば損はしないだろうと思うのが、
JNJ、PG、KOの特徴と思っている。

長期投資に飽きると、売買を繰り返すことになるので注意が必要。
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2019年12月29日日曜日

記事

過去30年、花王とJ&JとP&G、増配でどれだけ配当が増えた?

花王のサイトによると、年間配当1988年の7.1円が2018年には120円。
1988年1月4日の終値株価は1,700円で、今の株価は9,080円。
①花王は30年で配当は約17倍、株価は約5.3倍。
花王の配当利回りは約1.43%(Yahoo!Finance参考)。

J&Jのサイトによると、年間配当1988年の$0.12が2018年には$3.54。
1988年1月4日の終値株価は$4.88で、今の株価は$145.75。
②J&Jは30年で配当は約29.5倍、株価は約29.8倍。
J&Jの配当利回りは約2.61%(Yahoo!Finance参考)。
※1988年12月末の円ドル為替は1ドル≒125円程度なので今の1ドル109円とさほど変わらない。

P&Gのサイトによると、年間配当1988年の$0.1752が2018年には$2.8412。
1988年1月4日の終値株価は$5.44で、今の株価は$126.09。
③P&Gは30年で配当は約16.2倍、株価は約23.1倍。
P&Gの配当利回りは約2.38%(Yahoo!Finance参考)。
※1988年12月末の円ドル為替は1ドル≒125円程度なので今の1ドル109円とさほど変わらない。

増配に関して言えば、花王とP&Gは互角、その約2倍弱の増配を成し遂げたJ&J。
株価では、P&G、J&Jのほうが花王よりも遥かにいい。30年で約4倍弱の差。

為替リスクが怖いというけど、1988年当時のドル円為替は約125-135円レンジ。
今109円台だから、30年で劇的に円高になったわけではない。
途中80円の円高はあったけど、円高期間は続かなった。

花王とP&Gを比較すると、市場規模の差を圧倒的に見せつけられた感じ。
このサイトに花王のグローバル競合比較が載っている。
逆に考えれば、花王には「伸びしろがたんまりある」ともとれる。
正直どっちでもいいよ、上記3社のなかでは、J&Jが突出しているから、J&Jで決まり。

※株市分割を反映した数字だけど、花王の1:1.1の株市分割は誤差と思うので考慮していない。

配当でもJ&Jはいいねと思う人はボタンを押して
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2019年11月25日月曜日

記事

注目され始めたメルク、P&G、ディズニーは、ビザ・マイクロソフトを凌ぎ始める?

近頃のビザ株価は、過去10年の勢いが本年度は感じられなくなった。
マイクロソフトは最高値更新中でまだまだ勢いを感じられる。

ダウ銘柄のなかで今年あたりから注目され始めてきた銘柄が3つある。

メルク:がん治療薬「キイトルーダ」のヒット
P&G:高級化粧品SK-IIのヒット
ディズニー:Disney+のサービス事業のヒット

上記の3銘柄は、昨年度なら誰も注目すらしなかった銘柄。
ただ、キイトルーダ、SK-II、Disney+の何が凄いかは個人的には全く理解していない。

ビザ、マイクロソフト、メルク、P&G、ディズニーの5銘柄について、昨年2018年始株価からの株価上昇率推移をグラフ化してみた。



メルクがブレイクし始めたことは明らかに見て取れる。
P&Gも昨年度の株価の落ち込みを加味すれば、今年度は大幅な上昇になっている。
ディズニーは2019年度に一気に株価が短期間ブレークし下落し、再度ブレーク。

ビザ、マイクロソフトは過去「いけいけの銘柄」だったが、これが来年も続くのか?
それとも上記の3銘柄のどれかに置き換わるのか?
わからないけど、どの銘柄にもがありそう。

予測するだけ無駄と思うなら、買った銘柄を持ち続けて「まぐれ」を期待するほうが賢いかも。
ダウ銘柄は30銘柄だから、確率としては1/30。
悪くはない確率だと思う。

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2019年11月23日土曜日

記事

P&Gの直近好決算はSK-II様様、それでも日本の消費税増税だって貢献0.4%分だけど。

「つまらないデフェンシブ銘柄」扱いだったP&Gが久々の好決算。
P&Gなんて生活必需品株の代名詞で、口ケア製品とか洗濯用品位とか思っていたけど。
いつのまにか美容会社でもあることを忘れていたわな。
それに、昨年、独メルクの大衆薬事業を買収していたことも忘れてた。

美容事業の製品「SK-II」ってCMで見るけど、超高級品扱いなんだ。
商品価格も上昇って書いている。

歯磨き粉並みの安もんって思っていた。
使う訳ねーし、のこのこ行けるか商品売り場に。俺が。
Beauty segment organic sales increased ten percent versus year ago. Skin and Personal Care organic sales increased mid-teens driven by premium innovation, positive product mix, primarily from the disproportionate growth of the super-premium SK-II brand and China Olay, and increased pricing. Hair Care organic sales increased mid-single digits driven by innovation and devaluation-driven price increases. 
  • 美容部門の事業の売上が10%増
  • 歯磨き粉などを扱うヘルスケア部門は9%増
  • 「ジレット」を含むグルーミング部門の伸びは1%増
日本の消費税についての記述は、これ。
 Sales growth in Japan was largely driven by an increase in retailer inventories ahead of a planned VAT increase in October 2019, contributing approximately 40 basis points to overall Company growth in the quarter, which primarily benefitted the Beauty, Fabric and Home Care and Baby businesses. 
「日本の消費税増税に先立ち小売業者在庫増加で、日本の売上が伸びたとさ。」

バイアンドホールドするのに通説通りP&Gは適していると思う。
グロース株じゃないけど、持っておけばと。
経営陣がヘマする確率は小さいと思うし、P&Gブランドは廃れないと思うから。

まれに株価が勢いづくときがあるんだよ。
ディフェンシブ銘柄だってさ。

「まれ」は失礼だな、謝る。


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2019年11月5日火曜日

記事

昨夜の急落P&Gは何だったのか?取締役の売りか?

昨日のP&Gの下落が気になったので調べてみた。
どー調べても、この記事しか見当たらない。

『P&Gの2億6700万ドル以上の売却報道』の記事

要約すると、
P&Gの取締役ペルツ氏がP&Gの株式210万株を10月の29,30,31日の3日間で、
2,148,127株売却したとのこと。
売却株はペルツ氏個人の持ち分ではなく、彼がCEOを務めるファンドの持ち分。

これが原因で昨夜3%以上下落したかは分からないが、意中の取締役の人を調べてみた。

取締役クラスの人が、なぜ大量に株式を売却するのか?

wikiを参考にすると、下記の事実が分かる。

・ぺルツ氏のファンドが2017年にP&Gの1.5%を保有
・12月15日にペルツ氏がP&Gの取締役に任命された(一度は委任状戦で敗れる)
 2018年3月から取締役会に参加

210万株の売りだけど、持ち株からしたら大量じゃないんじゃん。
まだまだ売り持ちたくさん持っている。

この当時の状況は、WSJのこの記事が参考になる。

要約すると、
P&Gの株価に不満があって、
株式を購入して、
取締役になって
会社の業績改善を目指しP&Gの株価を上昇させた暁には、
株式の売りで回収をするとういことか。
で今回1割未満だけど持ち株を処分、直近の業績も良かったことだし。

物言う株主『兼』取締役ってところかな。
P&Gの株式をまだ3238万株持っていることから、スケールが違うね。

あと、P&Gは株式数に占める割合が個人投資家が少ないため、
機関投資家の売買による株価の変動が大きいことが分かった。
WSJの記事から。

最後に、この直球の言葉が飾らないでいい。
“We’d rather be rich than right, and David has that same attitude,
DavidはP&GのCEOなんだけどね。

2019年9月8日日曜日

記事

高配当銘柄とは言え、S&P500指数に常に負けている訳ではない

高配当のアルトリア・グループの直近5年のS&P500投資比較グラフ。

2017年までS&P500指数を上回っていたが、2018年から株価急落でS&P500指数並みに。
昨今のアルトリア株の急落は2013年以降の上昇分を打ち消している。
※アルトリアの2018年度アニュアルレポート(10K)からの抜粋
※ 配当の再投資を含む

次に、AT&Tの直近5年のS&P500投資比較グラフ。
16年度までは若干上回っていたが、17年度以降失速。
毎年増配でも、株価の下落は大きいと指数に勝てない。



※AT&Tの2018年度アニュアルレポート(10K)からの抜粋
※ 配当の再投資を含む

アルトリアとAT&Tのような高配当株は、一見、配当が高配当なだけに、
株価の上昇が鈍いイメージを持ってしまうが、
株価上昇基調に乗った時はS&P500指数並みの成績を出すときもある。

下記のグラフから2018年度までの「直近5年間という短期」の比較だが、
P&GよりもMOほうが投資成果は高いことになる。
P&Gは5年前に$100投資で、2018年度は$119。
一番上のグラフからはMO(アルトリア)は5年前に$100投資で、2018年度は$159.17

ただし、2018年度から19年度に向けて、
P&G株価は上昇し、MO株価は下落基調にあるので、御注意を。
現時点での株価は考慮されてないので。




2019年9月7日土曜日

記事

PGもJNJもアニュアルレポートを見ると、インデックス投資したくなる

P&Gの2018年のアニュアルレポートの直近5年間の株主リターンの図。
S&P500指数に負けている。5年間一度も累積で上回っていない。



J&Jの2018年のアニュアルレポートの直近5年間の株主リターンの図。
直近5年ではS&P500指数に勝っている。イエーイ。
が、直近10年では負けている、10年で見ると一度も累積で上回っていない。



企業のアニュアルレポートを見て、
S&P500のインデックス投資を目指したくなる。
まじか?

2019年8月22日木曜日

記事

投資銘柄なんてのは大した調べもせずに買ってしまうもの

時代とともに現れるバズワード。

ドットコム
バイオ
FAANG
サブスクリプション
クラウド
シェール革命
フィンテック
シェアカー
5G
MAGA(MAFA どっちでもいいけど)
MVP

上記の言葉に惑わされて、どれだけの銘柄を買ってしまったことだろうか?

ビザ株をフィンテックや5G銘柄、マイクロソフトをクラウド銘柄と、
見立てて投資することは投資の醍醐味でもあるが、
個人的には多少無理してないかと思う時もある。
自分でもブログ記事にしているから、お前が言うなと言われそうだが。

マイクロソフトの成長している事業はAzure部門かも知れないが、
利益面でいえば、いまだに旧部門の利益のほうが大きい。

ビザにしても、フィンテックや5Gの『おこぼれ』はあるかもしれないが、
メインの事業は決済手数料ビジネスであって、スマホの決済開発ではない。

人間はどうしても、自分の投資した銘柄をいいように解釈してしまう。
それをさらに確信させるのが、上記の数々のバズワード群だ。

そして、上記のバズワードの終焉を迎えると、途端に、投資先の銘柄を変更する。
短期の株式売買に陥りがち。

J&J、P&G、Colgateなどが手堅いと思うのは、
そのような流行のバズワードに惑わされないと思う点で安心ではある。

歯磨き粉で大きな技術革新が生まれることは、今のところなさそうに見える。
電動であれ、歯ブラシと歯磨き粉を使って歯を清潔に保つ。
コルゲート(花王でもいいけど)に投資することは非常に退屈かもしれないが、
人間が歯磨きの習慣を辞めない限りは、配当も維持されることを期待する。
ただこれだけの理由で、私にとって投資するのは十分な理由。

マイクロソフトへの投資なら、ヤマダ電機のPC売り場に出向いて、
PC画面に表示されているのがWindowsであることを確認すれば、それだけで十分。
それ以外の、OSを見たことがないし、今だに独占状態。
XBoxがどこの売り場にもないのは、この際無視しておこう。
Nintendo Switch、PS4の圧勝だからね。

株価チャートを研究尽くそうが、将来の利益調査をしようが、所詮はずぶの素人。
素人なら、素人なりの投資をするしかない。

2019年8月4日日曜日

記事

複利が生きてくるのは資産額が大きくなってから

紙を何回折りたためば、富士山を超えるとかのストーリはあるが、
それをいきなり、株式投資に当てはめることはできない。

資産が数百万円で複利の効果を実践したところで、資産の絶対額はそれほど増えない。
数百万円の元本が複利の効果で、20年先に年間十数万円の利益を生んだところで、
それを実現する人は実際いないし、20年もそのまま持っている人はいない。
ストーリとしては、面白いけど。

普通の一般会社員(年間収入500万円)が、資産数百万円から投資を始めても、
資産が増えなければ、いつかその資産は、住宅、自動車、教育資金、生活費で
消える可能性のほうが大きい。

数百万円の資産をいかに、
数千万円の資産までに持っていくかが、
資産作りの岐路。

数千万円の資産になれば、
お金がお金を生むサイクルが目に見え始める
これが実感できると、資産を取り崩すことに、抵抗を覚え始める。

数千万円の資産で配当利回り2%なら、給与1月分相当の収入となる。
数千万円の複利効果になると、これは一般庶民の金銭感覚からすれば大きい。

数十年先の配当生活を目指して、
数十万円の資産をすべてアルトリア株に投資しても、
一向に配当の絶対額は少ないし、株価も芳しくない。
だから、挫折しやすくなる。
J&J、P&Gとて同じ。1年で株価が2倍になるようなことは、まれだから。

貴方が若くて、労働収入が得られるならば、グロース株の分散投資が個人的にはお勧め。
そして、売らずに持ち続けること。
配当の増配よりも、資産額の増加のほうが先だ、貴方が若いのであれば。

インデックス投資が流行りだが、まだインデックス投資で億り人になった人の話を聞かない。リセッションが起きた時に、インデックスバブルの可能性も警戒しておこう。

貴方が、年を取って40~50代になったときに、
グロース株の何銘柄かは配当株のバリュー株になっていることを期待しよう。
そして、その配当でディフェンシブ銘柄の比重を増やして、老後の配当の安定を目指す。

過去の例でいれば、アップル、マイクロソフト、シスコシステムズがそれに該当する。
アップル、マイクロソフト、シスコを売らずに持ち続けていれば、
それらの配当でJ&J、P&G、MOの銘柄を買って、配当の安定化を図る。
評価資産額が大きくなると、リスクをとる必要はないので、
ディフェンシブ銘柄の投資で十分となる。

配当生活を最初から目指すと、高配当銘柄にばかり投資してしまい、
株価上昇の緩慢さに我慢できなくなる可能性が大きい。

2019年8月2日金曜日

記事

アルトリアが嫌われるのは必然で今に始まったことではない

アルトリア(フィリップモリス)が、なぜ、ずば抜けた投資利回りを叩き出したか?

それは『嫌われる銘柄』だから

巨額な健康被害訴訟を起こされるぐらい、嫌われていた。
儲かってはいるんだけど株価は上昇しない。
業績は上昇するので、配当は増配を繰り返す。

結局、配当再投資すると、株数は増えるわ、配当は増えるわで、
投資利回りが滅茶苦茶良くなる。

今、アルトリアは嫌われている。
えーーと、なんで嫌われているだっけ、
『健康に良くないもの売っている』から、か。
つい、数年前、株価は伸びていたにね。
『健康に良くないもの売っている』のに、
株価上昇けしからんと言っている人はいなかったように思える。
でも株価が下げると、、、、

少しでも業績懸念がでれば、すぐに嫌われるのがこの手のタバコ株。
業績が期待ほど成長しないと、後から理由を付けるのが人間のサガかもしれない。

数年前のコカ・コーラも、似たようなもの。
健康ブームのおかげで、砂糖一杯の炭酸飲料はもうオワコンと。
ミネラル・ウォーターやエナジードリンクの台頭の前に、
シロップだらけの甘い炭酸飲料の伸びは期待できないと。

P&Gもそう。
PBブランドの躍進で、PGブランドもオワコンと。

でも結局の所、コカ・コーラもP&Gも株価最高値まで、株価が最近まで上昇していた。
コカ・コーラはボトラーの再編、P&Gはブランドの絞り込みで、業績回復を行った。
結局、炭酸飲料の廃れやPBブランドがメインの問題ではなかった。

アルトリアは期待PERが11台で、配当利回り6%台。
『嫌われている』から、この数値になる。
もっと嫌われれば、さらにPERは下がり、配当利回りは上昇する。

コンビニのレジに行くと、レジの後ろの棚にはたくさんのタバコが置いていある。
『嫌われて』いても、タバコの商品は常に置かれている。

株もそう。
『嫌われて』いてもアルトリア株は常に、NY市場で取り引き可能。
結局、嫌いも好きのうちの一つなんだろう。

アルトリア株への投資が成功するかどうかは、
JUUL(電子タバコ)への投資にかかっていると個人的に見ている。

そして、従来の喫煙タバコ同様に、
電子タバコとて、『嫌われている』ことに変わりはない。

2019年7月31日水曜日

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急落のファイザーと時間外上昇中のアップル、PERは同じ17台

Yahoo!Financeをみると、7月30日のPER(TTM)は、
ファイザーで17.93、アップルで17.56。
まだ、ファイザーのほうがPERが高い。明日にはどうなるかわからない。

ファイザーは、ジェネリック医薬品の利益率の低さに対処するため、会社分離を発表し、そのことが、かえって将来の成長力に疑問符が付いた格好になってしまった。
それでも、僅差でまだアップルよりはPERが高い。

アップルよりもさらに低いPERで取引されているダウ銘柄がある。
それはインテル。PERは12.01だ。
アップルは、2020年度に向けてインテルから5Gモデム事業を買い取った。
そのインテルがアップルよりも低いPERで取引されている。

ファイザー、アップル、インテルのPERは20にも届かない。
その反面、ビザ、マイクロソフトは25~37まで取引されている。
マイクロソフトとて、インテルのハード無しじゃ、今の繁栄はなかったのにね。

ここで、昨今のP&Gの株価を見てみると面白い。

今のPERは20台後半。2010年ごろのPERは20以下であった。

業績に勢いというか、将来への成長力が確認されるとPER値も高くなる。
ディフェンシブの代表といえど、2018年からの株価の勢いは凄い。

結局、株価って不思議なもので、PERでいくらでも変動する。

株価=EPS×PER

EPS(1株当たりの利益)が向上してもPER値が下がれば、株価は上昇しない。
EPSは会計基準の取り決めがあるので値は操作できないが、
PERは、そのときの人気のバロメータ値の役割を示すようなもの。

2019年7月29日月曜日

記事

高配当で増配銘柄は? VYMとVIGのポートフォリオから盗んだ銘柄!

VYM バンガード・米国高配当株式ETFのポートフォリオ上位10銘柄()内は構成比。

JNJ(3.7%)
JPM(3.6%)
XOM(3.1%)
PG(2.7%)
PFE(2.5%)
CSCO(2.4%)
VZ(2.3%)
T(2.3%)
CVX(2.2%)
MRK(2.1%)

VIG バンガード・米国増配株式ETFのポートフォリオ上位10銘柄()内は構成比。

MSFT (4.4%)
V (4.3%)
PG(4.2%)
WMT(4.1%)
JNJ(3.8%)
CMCSA(3.7%)
MCD(3.0%)
ABT(2.6%)
MDT(2.5%)
UNP(2.4%)

バンガードが運用する、高配当ETFと増配ETFで上位10位で重複しているのは2つ。

JNJとPG

投資対象としてはつまらないかもしれないが、
この2つ選んでおけば、高配当・増配の恩恵を頂ける。

リセッションの際には、この有難味がじーーーんと来るぞ。

2019年7月22日月曜日

記事

昇給率とダウ銘柄の増配率比べりゃ、増配率のほうがええわ

昇給率でググると、この記事がヒットした。
2015年頃でデータは古いが、これらの数値を参考に増配率と比較する。

①中小企業の昇給率は1.45%。
②大企業の昇給率は2.59%。
③公務員の昇給率は1.66%。

2019年度のダウ銘柄の増配率、J&Jは5.6%、P&Gは4.00%。
2018年度のダウ30銘柄の平均増配率は、11.60%。

昇給率より、増配率のほうが断然大きい。
年度によっては為替次第で逆転が起きる可能性はあるが、
9年間のダウ30銘柄の平均増配率は14.82%(最低8.24%、最高29.79%)。
為替の要因は相対的に小さくなる。

これをみると、昇給に力を注ぐより、増配銘柄に力を注ぎたくなる。

株式配当で月20万円程度のもらえるようになれば、今後は、
貴方は毎年増配によって、昇給以上の配当手当をあてにできる。
人事考課は不要。

さらに源泉徴収口座であれば、昇給と違い、
社会保険の税金が上昇することもない。

悔しいのは、配当に賞与がないことだが、
10年に一度あるかどうかの特別配当に期待するしかない。

2019年7月15日月曜日

記事

JNJ、PG、MCDの投資利回りはSPY(S&P500_ETF)よりは良かった、将来はわからん

『どの運用ファンドもS&P500の投資利回りを上回る実績を長期で成し遂げられない』

運用ファンドがダメなら、個別銘柄のフォーカス投資しかない。

ディフェンシブ銘柄で名高い、J&J、P&G、McDonald'sなんか最適だと思う。
確かに、これらの銘柄とて倒産リスク(株式紙屑)リスクはあるので、
資産ゼロのリスクはSPYに比べはるかに大きい。
S&P500が資産ゼロになるリスクは、ほぼないだろう。

しかし、(S&P500のETF)SPYの設定日からの株価上昇率と上記の銘柄を比較すると、
大方上回っている。

※株価上昇率は、株式分割・配当分を加味した株価を利用(投資利回り相当)。
 Yahoo!FinanceのHistorical Dataの月間終値Adjusted close値を採用。



あくまで結果論だが、設定当初(1993年から)のSPYのETFを持ち続けるよりも、
J&J、P&G、MCDの3銘柄だけを26年間持ち続けた人は、SPYの投資利回りに勝てたわけ。
3Mを加えても良いが、コカコーラは最近SPYには勝てていないのでお勧めしない。

2019年7月5日金曜日

記事

個別株投資の誘惑

ETFと個別銘柄投資の違いは何か?ETFは信託報酬がとられていること。

投資信託よりは信託報酬は安いと思うが、ETFを持っているだけで、
毎年信託報酬はかかる。それが0.09%で相当安そうにみえるが、金額で見ると、
100億円のETFなら900万円が信託報酬となる。
その900万円の信託報酬は、ETFの株価に紛れて、マイナスされているはず。
900万円安いと思う?

個別株投資なら、いまは口座管理手数料はほとんど無料が多いので、
持っている分には、毎年、一切お金がかかりません、現状は。

個別銘柄で直接投資できないような、ネスレとかに投資したいのであればETFもありかなと
思うけど、投資信託のコスト削減版がETFです。

iPhone持っているならアップル株
パンパースやアリエールに満足しているならP&G株
コカコーラを毎日飲んでいるならコカコーラ株
ツイッターやってるならツイッター株
自分のPCのOSがWindowsならマイクロソフト株
ビザカードならビザ株
トヨタ車一筋ならトヨタ株
ハーゲンダッツがいつものデザートならゼネラル・ミルズ株

をこまめに少しずつ株を買い足ししていれば、相応の資産を築けると思うけどな。
誘惑でもなんでもなく、生活に合わせた銘柄を買えばいいだけ。

日本で生活していれば、見たことも聞いたこともない、
ユニオンパシフィックとかウォールマートをわざわざ買う必要があるのかと思う。

ホームデポは個人的に買ってしまいそう。あっ、やっぱり、誘惑あるわ。

2019年7月3日水曜日

記事

ビザのPERを検証_ナイキと似たり寄ったり

ダウ銘柄のConsensus Forward P/E、 Price/Earnings一覧(Consensus Forward P/E降順)。

これを見ると、ビザとナイキはさほど変わらない。
ビザを買っても、ナイキを買っても株式市場は、同じ成長を期待している。

アップルよりも高いPERで買われているダウ銘柄は、16銘柄もある。
コカコーラもP&Gも成長が期待されているし、ウォールマートが上位にいるのは意外。


Consensus Forward P/E Price/Earnings
NKE 29.41 34.30
V 28.01 34.58
MSFT 26.46 30.15
MCD 25.64 27.44
KO 24.57 31.46
PG 23.47 25.34
WMT 22.94 38.54
DIS 21.79 22.03
BA 21.23 22.95
HD 20.79 21.20
XOM 19.34 17.64
MMM 17.95 17.13
MRK 17.92 18.79
CVX 17.39 18.11
UNH 16.50 20.74
UTX 16.45 20.39
AAPL 16.29 16.88
JNJ 16.18 25.44
CSCO 15.97 18.92
AXP 15.34 15.91
PFE 15.04 16.74
TRV 13.61 16.16
VZ 11.93 14.64
JPM 11.52 12.25
INTC 11.10 10.45
CAT 10.91 12.05
IBM 10.03 10.28
WBA 9.06 9.10
GS 8.83 8.61

※ Consensus Forward P/E、Price/EarningsはMORNINGSTARから。

2019年7月2日火曜日

記事

グロース株→バリュー株→グロース株、ハイテク株ならこうありたい

J&J、P&G、3Mがバリュー株から反転して、グロース株になるのは想像しがたい。

しかし、今は株価が低迷しているIBM、インテルが突如グロース株に変貌する可能性は、上記の非ハイテク株に比べれば、確率は高い。

現時点で時価総額1位のマイクロソフトは、新規事業(携帯、ゲーム)にことごとく失敗し続けたが、クラウド事業のAzure事業が軌道に乗り出し、バリュー株からグロースに変貌した。

シスコ・システムズは、一時期、新興企業のジュニパーに後れを取り、業績も低迷したが、速度・性能競争からセキュリティ分野に主軸が移行した際に、新興企業よりもうまく立ち回れたことで、業績が回復してきた。

IBMは、いまだに株価は低迷しているが、レッドハットのLinuxサービス事業を買収して、事業転換を図っている。

上記のハイテク銘柄は、すべて配当を出している。
事業が低迷しても、配当を出し続ける財務力を蓄えていることが、その銘柄を持ち続けられる要因。

IPOしたてのハイテク企業だと、そうはいかない。

上記の銘柄以外にも、テキサス・インスツルメンツ、クアルコムなど、
ハイテク株といえど裏方の生活必需品みたいなバリュー株は存在する。

2019年6月12日水曜日

記事

ビザ、マスタはディフェンシブ株_株価はグロースだが

ディフェンシブ銘柄の定義は、「生活必需品」の業種。
不景気でも、生活するうえで必要な商品(サービス)を買い続ける必要があり、
需要が萎むことがあるとはいえ、需要がなくなることはない。
食料品、医薬品、公共株あたりが該当。
米国株なら、J&J、P&G、Verizon Communication、Coca-Cola、Pepsi Co、American Water...

時代は変化しつつある。今じゃ、スマホだって生活必需品。
日本政府も消費税増税のどさくさに紛れて、キャッシュレスの推進を図っている。

キャッシュレスに必要なのは、デビットかクレジット。

日本のクレジット・デビット払いがすべて、
ビザ・マスタの決済ネットワークを経由している訳ではない。

しかし、日本ではほぼすべてのカードには、JCB、Visa、Mastercardのどれかが
刻印されている。

もう、生活必需品じゃないか?

コーラなら、本家のコカコーラやペプシ、その他のPBブランドから値段相応に選べる。
クレジットカードも同様に、カード発行会社は多数存在するので、選び放題。
しかし、決済ネットワークは実はそれほど選べない。

ビザ、マスタは隠れた生活費需品銘柄。
今はグロース株並みの株価成長をしているが、
業績が落ち着けば、生活費需品のディフェンシブ銘柄扱いされるだろう。
私は、そう期待している。

不景気になれば、ディフェンシブじゃないでしょうとの指摘があるかもしれない。
不景気により消費を控えるため、カード決済の金額ボリュームが落ちるから。

しかし、ビザ・マスタですでにデュオポリ状態(2社独占)。
J&J、P&G、Coca-Colaに対する安値攻勢の競合相手がビザ・マスタには存在しない。

何度も言うが、不景気になってカード払いでのカード利用者債務不履行が起きても、
貸し倒れ処理(損)をするのはカード発行会社であって、ビザ・マスタではない。

「生活必需品」は、食料、医薬、公共、そしてキャッシュレス決済。




2019年4月3日水曜日

記事

ジレット(P&G)に投資した理由は髭が伸びるから、ならば、カード枚数が伸びるなら...

ビザのanual reportから、各クレジット会社の発行枚数をグラフにした。
2017年度でビザは32.4億枚、マスターは18.2億枚。
ビザ・マスタ合わせて50億枚。

2009年度でビザは18.0億枚、マスターは9.6億枚だから、
リーマンショックからカードの発行枚数を約2倍弱伸ばしたことになる。

枚数でいえば、AMEXとJCBは、正直蚊帳の外だ。

このカードは、クレジットカードで、デビットを指してはいない。

デビットを入れたら、銀聯カードがトップに躍り出ると思う。
銀聯も、上場しないかなぁ。

バッフェットはジレットの投資で、こう述べている。
「地球に住む25億人の男性のヒゲが少しずつ伸びている」

ビザ・マスタならどうだろう。
「いまは買いものをするたびに、キャッシュレス(スマホ)決済を
 使うようになった」

ちょっと無理があるタイトルだったけど、まぁいいや。

株式投資は自己責任で。



2019年2月26日火曜日

記事

連続増配銘柄PG、JNJを2008年から持ち続けて、今の年間配当率は?

2008年1月2日のP&Gの終値$72.31で100株購入すると、投資コストは$7231。
2008年度の配当金額は、$1.55/株×100株=$155。
2008年度の年間配当率は、$155/$7231=2.1%。
10年間持ち続けて、2018年度の配当金額は、$2.8412×100株=$284.12。
2018年度の年間配当率は、$284.12/$7231=3.9%。
P&G株を過去10年持ち続けると、年間配当率(2008年の投資金額ベース)は2.1%から3.9%に上昇(1.85倍)。
そして株価は10年で$72.31から$99.57へ(1.37倍)。

同じことを56年連続増配銘柄Johnson&Johnson(JNJ)で検証してみる。

2008年1月2日のJ&Jの終値$65.91で100株購入すると、投資コストは$6591。
2008年度の配当金額は、$1.795/株×100株=$179.5。
2008年度の年間配当率は、$179.5/$6591=2.7%。
10年間持ち続けて、2018年度の配当金額は、$3.54×100株=$354。
2018年度の年間配当率は、$354/$6591=5.3%。
J&J株を過去10年持ち続けると、年間配当率(2008年の投資金額ベース)は2.7%から5.3%に上昇(1.96倍)。
そして株価は10年で$65.91から$136.20へ(2.06倍)。

これらは、10年間ずーっと持ち続けての投資成果です。
J&Jですら直近10年間で株価2倍です。P&Gは2倍にすらなっていません。
直近10年間は、株価だけをみればP&Gの投資が成功したとは言えないかもしれません。
配当目的であれば、J&J、P&Gでもどちらでも大した変わらない成長率です。

世間一般の優良銘柄に投資して得られる成果は、良くてこの程度と私は考えています。
10年で株価2倍が凄いと思うか、大したことないと思うかの違いで、株式投資に対する投資期間の考えに差が出ます。

ダウ銘柄のなかには、ボーイングのように直近10年間で飛躍した株価成長を成し遂げた銘柄もありますが、J&J、P&Gは、そこまで飛躍しませんでした。

バフェットは、コカコーラ・アメリカンエクスプレスを何十年保有し続けていると思います?

株式は、自己責任と共に。
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