2019年8月2日金曜日

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アルトリアが嫌われるのは必然で今に始まったことではない

アルトリア(フィリップモリス)が、なぜ、ずば抜けた投資利回りを叩き出したか?

それは『嫌われる銘柄』だから

巨額な健康被害訴訟を起こされるぐらい、嫌われていた。
儲かってはいるんだけど株価は上昇しない。
業績は上昇するので、配当は増配を繰り返す。

結局、配当再投資すると、株数は増えるわ、配当は増えるわで、
投資利回りが滅茶苦茶良くなる。

今、アルトリアは嫌われている。
えーーと、なんで嫌われているだっけ、
『健康に良くないもの売っている』から、か。
つい、数年前、株価は伸びていたにね。
『健康に良くないもの売っている』のに、
株価上昇けしからんと言っている人はいなかったように思える。
でも株価が下げると、、、、

少しでも業績懸念がでれば、すぐに嫌われるのがこの手のタバコ株。
業績が期待ほど成長しないと、後から理由を付けるのが人間のサガかもしれない。

数年前のコカ・コーラも、似たようなもの。
健康ブームのおかげで、砂糖一杯の炭酸飲料はもうオワコンと。
ミネラル・ウォーターやエナジードリンクの台頭の前に、
シロップだらけの甘い炭酸飲料の伸びは期待できないと。

P&Gもそう。
PBブランドの躍進で、PGブランドもオワコンと。

でも結局の所、コカ・コーラもP&Gも株価最高値まで、株価が最近まで上昇していた。
コカ・コーラはボトラーの再編、P&Gはブランドの絞り込みで、業績回復を行った。
結局、炭酸飲料の廃れやPBブランドがメインの問題ではなかった。

アルトリアは期待PERが11台で、配当利回り6%台。
『嫌われている』から、この数値になる。
もっと嫌われれば、さらにPERは下がり、配当利回りは上昇する。

コンビニのレジに行くと、レジの後ろの棚にはたくさんのタバコが置いていある。
『嫌われて』いても、タバコの商品は常に置かれている。

株もそう。
『嫌われて』いてもアルトリア株は常に、NY市場で取り引き可能。
結局、嫌いも好きのうちの一つなんだろう。

アルトリア株への投資が成功するかどうかは、
JUUL(電子タバコ)への投資にかかっていると個人的に見ている。

そして、従来の喫煙タバコ同様に、
電子タバコとて、『嫌われている』ことに変わりはない。

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