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2019年7月2日火曜日

記事

グロース株→バリュー株→グロース株、ハイテク株ならこうありたい

J&J、P&G、3Mがバリュー株から反転して、グロース株になるのは想像しがたい。

しかし、今は株価が低迷しているIBM、インテルが突如グロース株に変貌する可能性は、上記の非ハイテク株に比べれば、確率は高い。

現時点で時価総額1位のマイクロソフトは、新規事業(携帯、ゲーム)にことごとく失敗し続けたが、クラウド事業のAzure事業が軌道に乗り出し、バリュー株からグロースに変貌した。

シスコ・システムズは、一時期、新興企業のジュニパーに後れを取り、業績も低迷したが、速度・性能競争からセキュリティ分野に主軸が移行した際に、新興企業よりもうまく立ち回れたことで、業績が回復してきた。

IBMは、いまだに株価は低迷しているが、レッドハットのLinuxサービス事業を買収して、事業転換を図っている。

上記のハイテク銘柄は、すべて配当を出している。
事業が低迷しても、配当を出し続ける財務力を蓄えていることが、その銘柄を持ち続けられる要因。

IPOしたてのハイテク企業だと、そうはいかない。

上記の銘柄以外にも、テキサス・インスツルメンツ、クアルコムなど、
ハイテク株といえど裏方の生活必需品みたいなバリュー株は存在する。

2019年6月30日日曜日

記事

マイクロソフト、IBM、アップルが生き残れた訳

マイクロソフトは、MS-DOSの成功後、資金繰りに困った記事を見たこともないし、
倒産危機の記事もない。
それだけ、MS-DOS、Windows、MS Office はお金のなる木であったわけで、
今でも稼ぎ続けている。ロングセラーでもあり、今だにベストセラー。
PCのOSはいまだに、Windows OSが主流。どの会社も崩せていない。
もう、PCがなくならない限り、Windowsは永久に続くかと思うほど。
グーグルでさえ、PCのOS市場を乗っ取れなかったのだからね。

IBMは、今以上に存続の危機があった。
ルイス・ガーナがCEOになった時である。
当時、ナビスコ(スナック)のCEOが、コンピュータ会社を経営できるかと、
揶揄されていた。
ハードウェア主体からソフトウェア・コンサルタント、すなわちサービス主体に
事業軸を移すことで、危機を乗り越えた。官僚主義を排除したこともあるだろうが。

アップルは、もはや倒産寸前を経験している。
どこの会社に買ってもらうか(ソニー、サンマイクロ、IBMなど)の憶測記事が
飛び回った時期がある。
買収成立されずにいる間に、ジョブス復帰後、事業の整理を行い、
資金提供をマイクロソフトにお願いして、難を乗り切った。
今のアップルがあるのは、ある面、マイクロソフトのお陰でもある。

マイクロソフト、IBM、アップルに言えるのは、
ある時はバリュー株であり、ある時はグロース株に変貌すること。

J&J、P&Gがバリュー株からグロース株に変貌することは考えずらいが、
上記の3銘柄は、それがあり得る。

ハイテクの時流に乗り遅れると事業が低迷し、バリュー株というか、
低迷株になり下がるが、一気にハイテクの時流に乗り移れるだけの
その資金力と技術力を持っている。
インテルもテキサス インスツルメンツも似たようなもの。

IBMのようにRedHatを飲み込めば、一気にその分野の先頭に立てるのだから。

2019年6月12日水曜日

記事

リーマンショックでも配当を維持していた旧ハイテク銘柄_モトローラ除いてね

一般にハイテク銘柄といわれているものは、ディフェンシブ銘柄ではない。

ドットコムバブルでサンマイクロ、ノベルなどの企業が消えてなくなったが、
ドットコムバブルを生き残ってきた企業(INTC、MSFT、QCOM、TXN、IBM)は、
リーマンショックでも配当を減配することはなかった。

2000年~2002年のMicrosoft、Texas Instruments、Motorola(当時はMOT)、
IBM、Hewlet Packardの配当状況。IBMだけが増配を継続していた。

INTC

TXN

MSI(MOT)

IBM

HPQ
2000-02 $0.0300
2000-01 $0.0426
2000-03 $0.1200
2000-02 $0.1200
2000-03 $0.1600
2000-05 $0.0300
2000-04 $0.0426
2000-06 $0.0400 減配 2000-05 $0.1300 増配 2000-06 $0.1600
2000-08 $0.0200 減配 2000-07 $0.0213 株式分割 2000-09 $0.0400
2000-08 $0.1300
2000-09 $0.1600
2000-11 $0.0200
2000-10 $0.0213
2000-12 $0.0400
2000-11 $0.1300
2000-12 $0.0800 株式分割
2001-02 $0.0200
2001-01 $0.0213
2001-03 $0.0400
2001-02 $0.1300
2001-03 $0.0800
2001-05 $0.0200
2001-04 $0.0213
2001-06 $0.0400
2001-05 $0.1400 増配 2001-06 $0.0800
2001-08 $0.0200
2001-07 $0.0213
2001-09 $0.0400
2001-08 $0.1400
2001-09 $0.0800
2001-11 $0.0200
2001-10 $0.0213
2001-09 $0.0400
2001-11 $0.1400
2001-12 $0.0800
2002-02 $0.0200
2002-01 $0.0213
2001-12 $0.0400
2002-02 $0.1400
2002-03 $0.0800
2002-05 $0.0200
2002-04 $0.0213
2002-03 $0.0400
2002-05 $0.1500 増配 2002-06 $0.0800
2002-08 $0.0200
2002-07 $0.0213
2002-06 $0.0400
2002-08 $0.1500
2002-09 $0.0800
2002-11 $0.0200
2002-10 $0.0213
2002-09 $0.0400
2002-11 $0.1500
2002-12 $0.0800

リーマンショック前後の配当状況。
※1モトローラは、2011年にMMIとMSIに企業分割されため、配当がストップしていた。
※2ヒューレット・パッカードーは、2015年にHPQとHPEに企業分割されている。

INTC
MSFT
QCOM
TXN
MSI(MOT)
※1

IBM
HPQ※2
2008-1 $0.1275 増配 $0.1100
$0.1400
$0.1000
$0.0500
$0.4000
$0.0800
2008-2 $0.1400 増配 $0.1100
$0.1600 増配 $0.1000
$0.0500
$0.5000 増配 $0.0800
2008-3 $0.1400
$0.1100
$0.1600
$0.1000
$0.0500
$0.5000
$0.0800
2008-4 $0.1400
$0.1300 増配 $0.1600
$0.1100 増配 $0.0500
$0.5000
$0.0800
2009-1 $0.1400
$0.1300
$0.1600
$0.1100
$0.0500
$0.5000
$0.0800
2009-2 $0.1400
$0.1300
$0.1700 増配 $0.1100


$0.5500 増配 $0.0800
2009-3 $0.1400
$0.1300
$0.1700
$0.1100


$0.5500
$0.0800
2009-4 $0.1400
$0.1300
$0.1700
$0.1200 増配

$0.5500
$0.0800
2010-1 $0.1575 増配 $0.1300
$0.1700
$0.1200


$0.5500
$0.0800
2010-2 $0.1575
$0.1300
$0.1900 増配 $0.1200


$0.6500 増配 $0.0800
2010-3 $0.1575
$0.1300
$0.1900
$0.1200


$0.6500
$0.0800
2010-4 $0.1575
$0.1600 増配 $0.1900
$0.1300 増配

$0.6500
$0.0800
2011-1 $0.1812 増配 $0.1600
$0.1900
$0.1300


$0.6500
$0.0800
2011-2 $0.1812
$0.1600
$0.2150 増配 $0.1300


$0.7500 増配 $0.1200 増配
2011-3 $0.2100 増配 $0.1600
$0.2150
$0.1300
$0.2200
$0.7500
$0.1200
2011-4 $0.2100
$0.2000 増配 $0.2150
$0.1700 増配 $0.2200
$0.7500
$0.1200

これをみると、リーマンショック前後でも、
のちに企業分割されるヒューレット・パッカードとモトローラを除き、
今の旧大手のハイテク銘柄は配当の維持どころか、増配をしている。

2000年から今までの配当がどれだけ増えたかは、下記の通り。
モトローラとヒューレット・パッカードは企業分割の割合もあり、倍数表示は誤解を招くため、してません。

2000年または
配当開始時
の四半期配当額
現在の四半期配当額 配当
上昇
INTC $0.0300 $0.3150 10.50倍
MSFT $0.0800 $0.4600 5.75倍
QCOM $0.0250 $0.6200 24.80倍
TXN $0.0426 $1.5400 36.15倍
MSI $0.2200 $0.5700
IBM $0.1200 $1.6200 13.50倍
HPQ $0.1600 $0.3204