2019年6月30日日曜日

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マイクロソフト、IBM、アップルが生き残れた訳

マイクロソフトは、MS-DOSの成功後、資金繰りに困った記事を見たこともないし、
倒産危機の記事もない。
それだけ、MS-DOS、Windows、MS Office はお金のなる木であったわけで、
今でも稼ぎ続けている。ロングセラーでもあり、今だにベストセラー。
PCのOSはいまだに、Windows OSが主流。どの会社も崩せていない。
もう、PCがなくならない限り、Windowsは永久に続くかと思うほど。
グーグルでさえ、PCのOS市場を乗っ取れなかったのだからね。

IBMは、今以上に存続の危機があった。
ルイス・ガーナがCEOになった時である。
当時、ナビスコ(スナック)のCEOが、コンピュータ会社を経営できるかと、
揶揄されていた。
ハードウェア主体からソフトウェア・コンサルタント、すなわちサービス主体に
事業軸を移すことで、危機を乗り越えた。官僚主義を排除したこともあるだろうが。

アップルは、もはや倒産寸前を経験している。
どこの会社に買ってもらうか(ソニー、サンマイクロ、IBMなど)の憶測記事が
飛び回った時期がある。
買収成立されずにいる間に、ジョブス復帰後、事業の整理を行い、
資金提供をマイクロソフトにお願いして、難を乗り切った。
今のアップルがあるのは、ある面、マイクロソフトのお陰でもある。

マイクロソフト、IBM、アップルに言えるのは、
ある時はバリュー株であり、ある時はグロース株に変貌すること。

J&J、P&Gがバリュー株からグロース株に変貌することは考えずらいが、
上記の3銘柄は、それがあり得る。

ハイテクの時流に乗り遅れると事業が低迷し、バリュー株というか、
低迷株になり下がるが、一気にハイテクの時流に乗り移れるだけの
その資金力と技術力を持っている。
インテルもテキサス インスツルメンツも似たようなもの。

IBMのようにRedHatを飲み込めば、一気にその分野の先頭に立てるのだから。

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