ラベル ヒューレット・パッカード の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ヒューレット・パッカード の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2020年7月10日金曜日

記事

時価総額トップ3のPERが凄いことに、将来それだけの利益稼げるのか?

時価総額トップ3の銘柄を時価総額:PER(TTM)で列記すると、
アップル   :1.659兆ドル: 30.07
マイクロソフト:1.625兆ドル: 35.71
アマゾン   :1.587兆ドル: 152.02
※Yahoo!Financeから算出

アップルやマイクロソフトは、かつてPER10台で取引されていた銘柄。
それが今では、PER30まで上昇している。
アップルがPER30まで買われるのは、最近見かけたことがない。
アマゾンは昔からPERで測れるような銘柄じゃないから、無視。

PER30になれば、警戒が必要なレベルだしな。

PER(TTM)30の銘柄を買うということは、
今の直近の利益30年分相当の額(株価)で株を買っていることになる。
かつては10年分で買えた銘柄なのに...

高PERの銘柄を買うと言うことは、
将来の利益は今以上に伸びるはずとの思いがある。
伸び続けないと判断された時点でPER10に落ち着く。

乱暴に言えば、
将来の期待利益は現在の3倍に伸びるだろうから、PER30で買っている。
アップルもビザ並みに買われ始めた。
しかし、アップルとビザでは時価総額が違い過ぎる。

参考までに、ハイテクのオールド銘柄で見ると、PERは10台のままか、それ以下。
時価総額で比較すると、小さな企業に見えてしまうから不思議。

シスコ・システムズ:0.197兆ドル:18.52
IBM      :0.102兆ドル:11.46
インテル     :0.247兆ドル:11.33
HPQ      :0.023兆ドル: 8.04
※Yahoo!Financeから算出

改めて、時価総額のトップ3がPER30以上って、凄いことだよな。
少なくともバリュー、ディフェンシブ銘柄とは呼びたくない。

アップルもマイクロソフトも期待以上に業績を伸ばし続けたきた過去があるのは事実。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

2019年6月12日水曜日

記事

リーマンショックでも配当を維持していた旧ハイテク銘柄_モトローラ除いてね

一般にハイテク銘柄といわれているものは、ディフェンシブ銘柄ではない。

ドットコムバブルでサンマイクロ、ノベルなどの企業が消えてなくなったが、
ドットコムバブルを生き残ってきた企業(INTC、MSFT、QCOM、TXN、IBM)は、
リーマンショックでも配当を減配することはなかった。

2000年~2002年のMicrosoft、Texas Instruments、Motorola(当時はMOT)、
IBM、Hewlet Packardの配当状況。IBMだけが増配を継続していた。

INTC

TXN

MSI(MOT)

IBM

HPQ
2000-02 $0.0300
2000-01 $0.0426
2000-03 $0.1200
2000-02 $0.1200
2000-03 $0.1600
2000-05 $0.0300
2000-04 $0.0426
2000-06 $0.0400 減配 2000-05 $0.1300 増配 2000-06 $0.1600
2000-08 $0.0200 減配 2000-07 $0.0213 株式分割 2000-09 $0.0400
2000-08 $0.1300
2000-09 $0.1600
2000-11 $0.0200
2000-10 $0.0213
2000-12 $0.0400
2000-11 $0.1300
2000-12 $0.0800 株式分割
2001-02 $0.0200
2001-01 $0.0213
2001-03 $0.0400
2001-02 $0.1300
2001-03 $0.0800
2001-05 $0.0200
2001-04 $0.0213
2001-06 $0.0400
2001-05 $0.1400 増配 2001-06 $0.0800
2001-08 $0.0200
2001-07 $0.0213
2001-09 $0.0400
2001-08 $0.1400
2001-09 $0.0800
2001-11 $0.0200
2001-10 $0.0213
2001-09 $0.0400
2001-11 $0.1400
2001-12 $0.0800
2002-02 $0.0200
2002-01 $0.0213
2001-12 $0.0400
2002-02 $0.1400
2002-03 $0.0800
2002-05 $0.0200
2002-04 $0.0213
2002-03 $0.0400
2002-05 $0.1500 増配 2002-06 $0.0800
2002-08 $0.0200
2002-07 $0.0213
2002-06 $0.0400
2002-08 $0.1500
2002-09 $0.0800
2002-11 $0.0200
2002-10 $0.0213
2002-09 $0.0400
2002-11 $0.1500
2002-12 $0.0800

リーマンショック前後の配当状況。
※1モトローラは、2011年にMMIとMSIに企業分割されため、配当がストップしていた。
※2ヒューレット・パッカードーは、2015年にHPQとHPEに企業分割されている。

INTC
MSFT
QCOM
TXN
MSI(MOT)
※1

IBM
HPQ※2
2008-1 $0.1275 増配 $0.1100
$0.1400
$0.1000
$0.0500
$0.4000
$0.0800
2008-2 $0.1400 増配 $0.1100
$0.1600 増配 $0.1000
$0.0500
$0.5000 増配 $0.0800
2008-3 $0.1400
$0.1100
$0.1600
$0.1000
$0.0500
$0.5000
$0.0800
2008-4 $0.1400
$0.1300 増配 $0.1600
$0.1100 増配 $0.0500
$0.5000
$0.0800
2009-1 $0.1400
$0.1300
$0.1600
$0.1100
$0.0500
$0.5000
$0.0800
2009-2 $0.1400
$0.1300
$0.1700 増配 $0.1100


$0.5500 増配 $0.0800
2009-3 $0.1400
$0.1300
$0.1700
$0.1100


$0.5500
$0.0800
2009-4 $0.1400
$0.1300
$0.1700
$0.1200 増配

$0.5500
$0.0800
2010-1 $0.1575 増配 $0.1300
$0.1700
$0.1200


$0.5500
$0.0800
2010-2 $0.1575
$0.1300
$0.1900 増配 $0.1200


$0.6500 増配 $0.0800
2010-3 $0.1575
$0.1300
$0.1900
$0.1200


$0.6500
$0.0800
2010-4 $0.1575
$0.1600 増配 $0.1900
$0.1300 増配

$0.6500
$0.0800
2011-1 $0.1812 増配 $0.1600
$0.1900
$0.1300


$0.6500
$0.0800
2011-2 $0.1812
$0.1600
$0.2150 増配 $0.1300


$0.7500 増配 $0.1200 増配
2011-3 $0.2100 増配 $0.1600
$0.2150
$0.1300
$0.2200
$0.7500
$0.1200
2011-4 $0.2100
$0.2000 増配 $0.2150
$0.1700 増配 $0.2200
$0.7500
$0.1200

これをみると、リーマンショック前後でも、
のちに企業分割されるヒューレット・パッカードとモトローラを除き、
今の旧大手のハイテク銘柄は配当の維持どころか、増配をしている。

2000年から今までの配当がどれだけ増えたかは、下記の通り。
モトローラとヒューレット・パッカードは企業分割の割合もあり、倍数表示は誤解を招くため、してません。

2000年または
配当開始時
の四半期配当額
現在の四半期配当額 配当
上昇
INTC $0.0300 $0.3150 10.50倍
MSFT $0.0800 $0.4600 5.75倍
QCOM $0.0250 $0.6200 24.80倍
TXN $0.0426 $1.5400 36.15倍
MSI $0.2200 $0.5700
IBM $0.1200 $1.6200 13.50倍
HPQ $0.1600 $0.3204