2019年11月5日火曜日

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昨夜の急落P&Gは何だったのか?取締役の売りか?

昨日のP&Gの下落が気になったので調べてみた。
どー調べても、この記事しか見当たらない。

『P&Gの2億6700万ドル以上の売却報道』の記事

要約すると、
P&Gの取締役ペルツ氏がP&Gの株式210万株を10月の29,30,31日の3日間で、
2,148,127株売却したとのこと。
売却株はペルツ氏個人の持ち分ではなく、彼がCEOを務めるファンドの持ち分。

これが原因で昨夜3%以上下落したかは分からないが、意中の取締役の人を調べてみた。

取締役クラスの人が、なぜ大量に株式を売却するのか?

wikiを参考にすると、下記の事実が分かる。

・ぺルツ氏のファンドが2017年にP&Gの1.5%を保有
・12月15日にペルツ氏がP&Gの取締役に任命された(一度は委任状戦で敗れる)
 2018年3月から取締役会に参加

210万株の売りだけど、持ち株からしたら大量じゃないんじゃん。
まだまだ売り持ちたくさん持っている。

この当時の状況は、WSJのこの記事が参考になる。

要約すると、
P&Gの株価に不満があって、
株式を購入して、
取締役になって
会社の業績改善を目指しP&Gの株価を上昇させた暁には、
株式の売りで回収をするとういことか。
で今回1割未満だけど持ち株を処分、直近の業績も良かったことだし。

物言う株主『兼』取締役ってところかな。
P&Gの株式をまだ3238万株持っていることから、スケールが違うね。

あと、P&Gは株式数に占める割合が個人投資家が少ないため、
機関投資家の売買による株価の変動が大きいことが分かった。
WSJの記事から。

最後に、この直球の言葉が飾らないでいい。
“We’d rather be rich than right, and David has that same attitude,
DavidはP&GのCEOなんだけどね。

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