2019年7月31日水曜日

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急落のファイザーと時間外上昇中のアップル、PERは同じ17台

Yahoo!Financeをみると、7月30日のPER(TTM)は、
ファイザーで17.93、アップルで17.56。
まだ、ファイザーのほうがPERが高い。明日にはどうなるかわからない。

ファイザーは、ジェネリック医薬品の利益率の低さに対処するため、会社分離を発表し、そのことが、かえって将来の成長力に疑問符が付いた格好になってしまった。
それでも、僅差でまだアップルよりはPERが高い。

アップルよりもさらに低いPERで取引されているダウ銘柄がある。
それはインテル。PERは12.01だ。
アップルは、2020年度に向けてインテルから5Gモデム事業を買い取った。
そのインテルがアップルよりも低いPERで取引されている。

ファイザー、アップル、インテルのPERは20にも届かない。
その反面、ビザ、マイクロソフトは25~37まで取引されている。
マイクロソフトとて、インテルのハード無しじゃ、今の繁栄はなかったのにね。

ここで、昨今のP&Gの株価を見てみると面白い。

今のPERは20台後半。2010年ごろのPERは20以下であった。

業績に勢いというか、将来への成長力が確認されるとPER値も高くなる。
ディフェンシブの代表といえど、2018年からの株価の勢いは凄い。

結局、株価って不思議なもので、PERでいくらでも変動する。

株価=EPS×PER

EPS(1株当たりの利益)が向上してもPER値が下がれば、株価は上昇しない。
EPSは会計基準の取り決めがあるので値は操作できないが、
PERは、そのときの人気のバロメータ値の役割を示すようなもの。

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