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2020年9月22日火曜日

記事

分散投資には、証券口座の分散も含まれる。1つの証券口座に全株式は感心しない。

分散投資と言えば、複数銘柄への分散を意味するが、
今の時代なら、証券口座も複数持つべきと思う。

銀行口座でさえ、1つの口座に全財産ってことはないでしょう。
1千万円の保証はあるけど、その騒動に巻き込まれたいと思う?

みんなが押しかけている店舗に出向くのか、
つながらない電話を何度もかける羽目になるんだよ。
いざ、銀行(証券)がその憂き目にあったら!?

それも、全財産がその口座にあったら、しないわけにはいかないから、手続きをする。
「1千万円保証されているんだから、やってくれるんだよね。」って思っている? 
誰もしてくれないよ。
連絡はあるかもしれないが、銀行(証券会社)はなくなるんだから待ってはくれない。
そもそも、いざその時を迎えたら、どんな手続きが待っているか、わかる?

証券口座も同じ。
口座にある株式を全部売却するのか?
それとも、ほかの証券会社に移管するのか?

移管するにしても、移管できない株式銘柄だってあるからね。
移管できなきゃ、成り行き売却して現金化して終わり。
指値できる状況じゃないから。

銀行、証券会社が会社を閉じるっていうのは、
いくら法律で保証されていても、
顧客が自分で自分の財産を守らないといけない。
ことに変わりはない。

だから、すべての保有株式を1つの証券口座に預けるのは感心しない。
複数の証券口座に分けておく方が、不便な面もあるかもしれないが、
もしも、の時に全財産をリスクにさらなくて済むから。

山一証券の自主廃業を経験した昭和世代に聞いてみ。三洋証券でもいいけど。
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2020年8月19日水曜日

記事

分散均等や長期に集中し過ぎて、資産増やす目的を忘れる

株式投資に正解は無いとは思うけど、なぜか投資メソッドに溺れる人は多い気がする。
株式投資って結局は、銘柄選択ですべてが決まってしまうって思っている。俺はだ。

アップルを選んだか、GEを選んだかで、投資利回りが全く違う。

仮に、アップルとGEの両銘柄を分散目的で持っていた場合、
買い増しする銘柄はどっちが正解だろうか?
過去からみれば、アップルになる。

アップルとGEの保有時価総額を毎月均等にするために、
アップル株価の上昇とGE株価の下落に合わせて、
GE株のナンピン買いを続けていたら、
GE株を一体何株買い増しすればいいんだとなる。
だから、分散均等は俺はしない。GE株は放置。
GE株がアップルのように復活する可能性もあるから売らんけど。
今のGE株は、ジョブス氏復帰前のアップルを見ているみたい。

個人的な意見だが、分散目的は下記の②の自信がないから、複数銘柄買う。
①誤った銘柄を買ってしまう悲劇
②投資利益を生んでくれる銘柄を買ってしまう歓喜

10銘柄に分散して、全て②だと思うほど俺は利口じゃない。
でも利口だと思ってしまうと、10銘柄に毎月10銘柄均等補正するために、
加えて①のために、ナンピン買いしてしまう。

産業も時代と共に変化する。
長期投資が大事だと言って、昭和からの鉄鋼株や繊維株を永久に持つわけにもいかない。
っていうか、上場廃止になるか買収されて、永久投資できないと思うけど。

分散均等も長期も「ほとほど」にとは思う。
ただ、個人投資家の長期なんか30年かそこらだから、
長期にもならんだろうな、とも思う。

10銘柄買って30年持って10倍株を数銘柄当てるか、
50銘柄買って30年持って100倍株を1銘柄当てるか、
長期投資はそういうもんと思っている。
究極的に言えば、宝くじみたいなもんだが、
配当があるのと、世界経済は拡大するものと楽観しているから、
宝くじよりは遥かに居心地がいい。

資産を分散均等する目的がわからん。分かった気になるだけ。債券、株式、現金を均等に3等分して資産増えるのか?
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2020年8月1日土曜日

記事

分散し過ぎでも構わない。それでGAMAのどれかの銘柄を持てるなら。

個人投資家の長所は、誰にも束縛されない点。
1銘柄に集中投資しようが、100銘柄に分散しようが構わん。

100銘柄に分散投資したら、
1銘柄が爆上げしても利益が少なくなるデメリットがある、
なんて話聞くけど、それは長期投資していないから。

アップルを30年持っていたら、どれだけの利益をもたらしたと思う?
100倍どころじゃないはず。

30年間、100銘柄にガチホ投資してアップル株をガチホしていた幸運。
30年間、50銘柄にガチホ投資してアップル株に投資していなかった不運。

50銘柄の損得を考えても、アップル株を持っていたほうが良かったわな。
アマゾンでもいいけど。

S&P500指数に占める、GAMAの時価総額を考えれば、
500銘柄に分散投資しても、長期間ではGAMAの時価総額が指数を押し上げている。

分散投資を否定するバフェット氏でも、いろいろな銘柄に投資はしている。
結局、売らずに持ち続けている銘柄が長期の集中投資銘柄になったんじゃーねの。

いろんな銘柄に手を出して、べつに構わんと思う。個人的には。
そこから学習できれば、次には賢い投資ができるんじゃない。

アップル株の上昇でバフェット氏の資産はどれだけ増えた?
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2020年7月15日水曜日

記事

長期投資では、含み損をいつ実現益にするのか?

株式投資で難しいのは「売り時」と言わているが、
私から言えば、長期投資で最も難しいのは、「売らない」こと。

売らなきゃ儲けられないのだから、
長期投資もあったもんじゃないかと、言われそうだが。

保有銘柄の株価が1.5倍になったら、
全部売らなくても、少しは売って利確したくなる。
残りはガチホし、利確もできるから「いいこと」尽くめ、だと言い聞かせる。
株価が2倍になったら、さらに少しずつ売っていく。

しかし、貴方の投資能力が優れていて、
その銘柄が10年後に10倍株になったら、どう思う?

自分の投資能力を否定して
少ない保有株式数でしか含み益を得られなかったこと。

株式投資で損すると、「買わなきゃ良かった」
株式投資で少ない利益で満足していると、「売らなきゃ良かった」となる。

そして、最後に最悪な売りは、「含み損」を「含み益銘柄」で解消すること。

50万円の含み損銘柄Aを処分したいのだが、含み損には耐えられない。
100万円の含み益銘柄Bも分散銘柄として持っているので、
これも処分すれば、合計の含み益は50万円となる。
これで、今年の株式投資は50万円の利益確定だから、まずまず、だと。

含み損を解消するために、分散投資をしているわけではない。
分散投資するのは、長期で飛躍的に伸びる銘柄を長期で持ちたいのだが、
30年間も1銘柄に集中するにはリスクがあり過ぎるので、数銘柄以上に分散する。

その数銘柄の中には、逆に含み損を抱える銘柄も出てくるが、仕方がない。
企業にも、業種による運・不運があるのだから。

最初の問題に戻ると、長期投資では「いつ儲けるのか」。
「他の収入が途絶えた時(退職かな)に、長期投資の含み益を吐き出せ」ばと思う。
それか、自宅を購入するときとか。

住宅ローンと違い、株式投資は計画的に事が進まない。将来が見えないから、リターンも当たればでかい。
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2020年6月23日火曜日

記事

分散均等積立投資してたら、株価上昇株の買い増しできないだろうが_怒

株式投資も真面目過ぎると、常に複数の保有銘柄の時価総額を均等にしようとする。
例えば、下記の5銘柄を保有していたとする。

IBM、アルトリア、P&G、J&J、アップル

そして、毎月上記の5銘柄の時価総額が均等になるように毎月買い増しするとしたら、
あなたが買い続ける銘柄はIBMとアルトリアに偏ることになる。
アップル、P&G、J&Jは株価上昇基調なので、保有時価総額は勝手に上昇してくれる。
IBM、アルトリアは株価下落基調なので、貴方が株数を補填しなくてはならない。

低迷する株に資金を補填する、羽目になる。
分散均等投資も行き過ぎると、
リスク分散どころではなく、
負け犬銘柄に貢ぐ過ちを犯す。
これ、ダウの負け犬投資と全然違うし。

そもそも、分散するのに分散銘柄の時価総額を均等し続ける理由はない。

株価上昇する銘柄は放置して、
株価下落し続ける銘柄のナンピン買いを行う
投資法って賛美されるものか?

アップルやビザの株を買い増しせずに、IBM株を買い増しする?
J&JやP&Gの株を買い増しせずに、IBM株を買い増しする?

そもそも、分散は特定銘柄の極端な損を被りたくないので、
分散する訳だが、それは分散投資を決めた時点でのお約束。
それを律儀に毎月、貫くほどの約束(均等)ではないだろうと思う。

時間がたてば、低迷し続ける銘柄も出てくる。
なぜ、均等にしなくちゃいけない?
そんなに低迷する株にお熱なのか?

って思うぞ。

産業(デジタル)革命が起きているときにオールド企業に再投資し続ける?
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2020年6月16日火曜日

記事

20年間ガチホ買いの末路→投資資金が少ないのを時間で補う

20年間、銘柄を分散しながらバイアンドホールドを貫いたら...

紙屑になった銘柄もあるし、テンバーガー越えの銘柄もある。
無配から有配に転じた銘柄もあれば、配当銘柄が無配になった銘柄もある。

でも、分散を調整するのは『買い』だけ。売りはしない。
企業分割やバイアウトで、消滅するのは仕方がない。

結局は、紙屑の損は全体から見れば「微々たる」モノ。
それよか、テンバーガ越えで、無配から配当銘柄になった恩恵は、驚愕。

20年後は、別に買わなくても、今の保有銘柄で、
数年単位で資産評価額は増えていく感じ。
毎年評価額が増える訳ではない、年度末の状況によっては、
全体の株価低迷の煽りを食らう時もあるから。
何とかショックのあるような年度は、評価額も数割下落するが、

そもそも、半値程度に評価資産が下がる資産評価は常にしている。
具体例で言えば、ダウ指数1万ドル、1ドル70円の最悪のケース。
それでも含み益がまだ残っている状況なら、
20年のガチホする価値はあるってもんだ、と思っている。

もっと言えば、ガチホが有効だったわけではなく、おそらく、
その10倍越えの銘柄を持ち続けた運の良さ
だろうと思う。

投資の才能があるとは思っていないので、分散した銘柄数は小さくない。
分散した銘柄数を大きくした理由は、20年後の10倍株を狙いたかったから。

数打てば、どれかは当たるだろうと、その代わり、持ち続けろ(ガチホ)しろと。
紙屑になってもいいから。

投資を早くにやれというのは、投資金が少ないなら、時間で稼ぐしかないってこと。

お金が無きゃ頭を使うしかないが、時間だけは豊富だ。
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2020年6月15日月曜日

記事

投資セオリーに縛られ過ぎ、投資本は都合の良い解釈しか書いていない

NISA枠の投資金額にとらわれ過ぎて、
ちょうど収まるような株価の銘柄でポートフォリオを組んでしまうケース。

それって、NISAのために投資しているようなもんで、自分の為じゃない。
今年のNISA枠がもったないから、『買わなきゃいけない』、考え物だよ。
買いたい銘柄がないのなら、その年のNISA枠は見送ればいいだけ。
別に、それで損する訳じゃないんだから。

何回も言っているが、分散投資なんかもその類が多い。
わざわざ含み益を減らすために分散調整する人もいる。

例を挙げると、今過去10年間、下記3銘柄持っていたとしよう。
マイクロソフト、ビザ、ボーイング。

この3銘柄で、今やボーイングは大きく値を下げている。
分散投資で各銘柄の評価額を均等にするには、ボーイングの買い増しが正解となる。
いや、このご時世、コロナ禍で、立場上有利な企業はマイクロソフトであってもだ。
手垢のついた現金は避けられて、カード決済需要が思ったほど落ち込まない、
可能性もあるかもしれない。それなら、ビザの買い増し。

将来のことはわからないが、上記3銘柄を均等に持っていたいなら、
業績が悪化した企業を積極的に買う戦略をとってしまうリスクがある。
コロナ禍で、人の移動は制限されるし、航空機需要も萎む可能性は十分ある。
それでも、ボーイングとなる。

企業を見ずに、投資手法やセオリーに偏ってしまう弊害。
本来、株式投資は成長している企業にお金が集まる、
今は落ちぶれいても、いずれ再成長する企業と期待するもありだろうと思う。

本棚にたくさんの投資本を並べて着飾って知識が増えても、
今のコロナショックに対する対処は何ひとつ書いていない。
バフェット氏の本を読み漁っても、あなたはバフェット氏の投資を真似はできない。

結局は、自分で考えるしかない。

「どうすれば、~できますか?」って聞いてくる輩、めんどくせー。失敗を恐れて正解だけ求めようとする。
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2020年6月9日火曜日

記事

含み損を抱えたまま『持ち続けられない』投資感情_分散投資

10銘柄保有していて、5銘柄は含み益、5銘柄は含み損、しかし全体としては含み益状態。
さて、『含み損になっている』5銘柄をどうするか、だ。

含み損の5銘柄が気になって仕方がない。
こんな銘柄、保有銘柄から消し去りたい。
もう半年も含み損が解消されない。
イライラ、する。
そんな心境になる。

自分は優秀な投資家だ、含み損銘柄を抱えたようなポートフォリオは許されない。
だから、含み損の5銘柄を処分して、新たに銘柄を模索する。
そして、新規の5銘柄がポートフォリオに加わり、含み損の5銘柄と入れ替わる。

1年後、5銘柄は含み益、5銘柄は含み損、しかし全体としては含み益状態を迎える。
どうして、また、含み損の銘柄を抱えることになるんだ。
また、繰り返しじゃないか。
イライラ、する。

分散投資するということは、含み損の銘柄も抱えると言うことだ。

数年の含み損銘柄持っていても、全く気にしないほうが良いみたいだ。
なぜなら、投資で一番投資成果が良かった個人投資家は、死んだ人だと言っている。
死んだ人は、含み損を気にしない、含み益もね。

50ドル台でアルトリア株を買った人は、今の株価は耐えられない。
30ドル台から40ドル台に株価が戻っても、まだ買値に足りないから。
買値に戻るまで待てるわけないから、処分する。
何がシーゲル銘柄だとなる。

50ドル台と30ドル台で買って、平均40ドル台の買値にし、
今の株価40ドルでちょんちょん。
高配当で、にんまり、とまでは考えない。

1億円の含み益よりも1千万円の含み損のほうが気になる。だって人間だもの。
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2020年6月5日金曜日

記事

長期投資すれば分散比重は崩れる

30年間10銘柄持っていて、投資開始時には各銘柄100万円ずつ投資していたとする。
今の株価評価額は下記の通りで、めでたく、億り人達成したと仮定。

A銘柄→0万円(倒産)
B銘柄→150万円
C銘柄→1,000万円
D銘柄→10万円
E銘柄→30万円
F銘柄→300万円
G銘柄→40万円
H銘柄→4,000万円
I銘柄→9,000万円
J銘柄→0万円(倒産)

合計 1億4,530万円

1,000万円の投資が30年後に14,530万円になって大成功したわけだが、
全てがうまくいったわけではない。

①2銘柄は倒産。
②3銘柄は元本割れ。
③I銘柄が総資産の60%以上を占めており、均等に分散はされていない。

長期投資でガチホすれば、当初は分散していたけども、
いずれは分散の目的を果たさなくなるという例を示したかった。

仮に、10銘柄の評価額が毎年均等になるよう(売買し直し)に分散すればいいじゃん、
という意見もあるが、
そうすると、I銘柄の9,000万円(100万円の元本)という90倍株を見放すことになる。
優秀な銘柄の株数を減らしてでも、毎年分散する意味があるか?

逆に言えば、クソな株の分散目的のために毎年クソ株数を増やすのか!?
ということもあるから。

分散投資って、いったい何を分散したいのか、実際はよくわからない、損に加えて利益も分散するのか?
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2020年5月19日火曜日

記事

配当って下落(減配)するときは大きいから。

3月からの無配(配当停止)、減配発表が続いている。
まだ続きそうな気配だけど。

米国企業の将来に対する配当発表では、配当停止、減配、配当維持、増配と明確だけど、
日本企業は、本田技研、パナソニックのように『配当未定』宣言だったりで、
なんか釈然としない。

株価はゼロになれば、普通は倒産。
ゼロになる前に、ペニー株になるから大体想像つくけど。

それに比べ、無配、減配は突然だったりする。

株価急落して配当利回りが極端に高利回りになる前兆はあるけど、
株価のようにズルズル値を下げるように配当額って下げないからな。
配当はね、下げるときは半値とかに一気に下がる。
『四半期配当を1セント減配』
『四半期配当を5%減配』
なんて聞いたことがない。

大抵は50%以上のカットが大きい。
そして最低の50%カットでも、しばらくして、無配発表が待っている。
私が知っている唯一の例外は、BPだけ。

キャピタルゲインは、それこそ1セント単位で株価下落を見続けられるけどね、
配当は、下落するときは50%以上を覚悟しなければならない。
だから
配当に下落って言葉はない、
急落かゼロだよ。

ベア相場の時の配当の減りボラは、株価の下落ボラより高かったりするんだよ。
ベア相場では、配当が支えになると言うけど、誰だそんなこと言っている奴はと思う。
ベア相場になれば、減配、無配する銘柄も増えるんだからさ。

配当を安定させるためにも分散は必要。
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2020年5月11日月曜日

記事

銘柄分散に加えて、証券会社の口座分散も必要

貴方が仮に資産3千万円を持っていたとして、ひとつの銀行に3千万円を預けることはしないはず。
銀行が倒産しても預貯金は1千万円+利息分(ペイオフ制度)は保証されるから、
おそらくは3つの銀行に預けるのが得策と判断するだろう。

株式などの口座はどのように保証されるか?
株式は証券会社に預けているので、基本的には仮に倒産しても他の証券会社に移管すればいい。
色々と制限(取扱銘柄制限、手数料)はあるが、移管するだけだ。

しかし、移管もスムーズにいけばいいが、何せ移管元の証券会社は倒産(またはそれ同等)状態だし、
他の顧客も一斉に移管作業に入るから、『ごたごた』は目に見える。
移管が数か月かかる場合もあるだろうし、その間、移管する証券は売買できない。

預貯金と違い、移管の株式について、国が保証することはない。
あなたが口座を開設した証券会社を選んだ時点で、そのリスクを背負っている。

分散投資では、国別、業種別、銘柄別と何を分散するかに注意を払うはずだが、
証券会社の分散にも気を払うべき。資産額にもよるが。

ネット証券会社の口座開設において、手数料だけが安ければ良いってものではない。
電話の繋がりやすさや、店頭での対面も「いざって」ときは有難味を感じるもの。

昭和世代なら、山一證券の自主廃業で口座を持っていた人は、それを痛感したはず。

数千万円の株式資産があるなら、少なくとも2つの口座に分散しておくほうが安心できる。
注文過多でサーバがダウンして売買できない可能性を考えれば、
なおさら複数のネット証券にリスク分散する。

たかだか手数料の数千~百円が惜しいだけで、1つの口座に集中投資することだけは避けたい。

資産額が大きくなれば大きくなるほど、1つのかごに詰めない。そのかごは、証券口座。
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2020年2月14日金曜日

記事

『株価上昇する銘柄を捨てる』ことに気づかずにリスク分散に走る愚かさ

『高PERのほうが低PERよりも、投資パフォーマンスが良かった。』
『上昇する株はさらに上昇する。』

グロース株を保有していると「何となく実感する」こともあるような言い回し、だ。

それと同時に、株価が上昇すると、その銘柄の評価時価総額が他の保有銘柄と比較して極端に大きくなり、当初予定したポートフォリオ分散のバランスが取れないジレンマに陥る。

例えば、10年前にJ&J、ビザ、マイクロソフトの3銘柄均等に1000ドル投資したとする。

2010年2月12日の各銘柄の終値と持ち株数は、

JNJ ----$62.72なので15株
V-------$84.76なので11株
MSFT---$27.93なので35株

これを現在の評価時価総額に直すと、

JNJは15株×150.09=$2,251
Vは11株×4(株式分割)×207.4=$9,125.6
MSFTは35株×183.71=$6,429.85

毎年、3銘柄均等の分散投資調整をすれば、
当初の$3,000が$17,806の約5倍の投資実績は残せなかったことになる。

なぜなら、株価上昇の勢いがあるVとMSFTを毎年利確して、
上昇余地の少ないJNJに鞍替えする作業を毎年することで、
将来の投資利益を減らすことになる。

ここでの教訓は、企業の業績は何ら問題なのに、
自分のポートフォリオの都合で利確している
ことに気づかずにいること。

まぁ、株価上昇し続けている銘柄は眺めているのが一番。

分散自体も損するリスクがあることを認識する必要がある
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2020年1月20日月曜日

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長期投資も積立も、銘柄選択を誤れば終わり。だから、凡人は分散か指数になる。

ドルコスト平均法でも、配当再投資でも、定期積立投資でも投資先の銘柄株価が上昇しなければ、長期投資をしても徒労に終わる。

株式投資で一番大事なのは、どの銘柄に投資するかなの

投資メソッド(コスト平均、3分法、分散、配当再投資)なんかは正直どうでもいい。
株価上昇あっての増配でもあるから、何よりも優先するものは株価上昇

どこぞの証券会社の売買手数料が安いかに時間を注ぐ位なら、
銘柄選択に時間を注ぐべき、と個人的には思う。

株価上昇する銘柄を言い当てるなんてまず無理と思うなら、他に方法は2つある。

1.投資先の銘柄を複数持つ
2.指数投資にする

かつては花形銘柄だったGEの株価チャートは下記の通り。
青い線が株価で、赤い線は近似曲線。


1994年にGE株に投資していれば1999年までは夢のような投資利益を得られたが、その後は何と言ったらいいか、株式投資の難しさを思い知らせるような株を描いている。

1994年にGE株に投資していた状況、今ビザ株に投資している状況の違いは何だろうかとも思う。
今後、ビザ株が1999年以降のGE株のような株価チャートを描くとは思えないが、万が一と思うから、多少投資利益を減らしてでも銘柄分散しておく。

今のゴーゴー銘柄が全て生き残ると思わない人はクリック
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2019年12月11日水曜日

記事

株式投資で資産ゼロになったらどうするの?_といわれたときの回答

株式投資の利点は、投資先が1社に限定されない点、「分散投資」。
それがタイトルの回答。「資産がゼロにならねーよ」と言えばいい。
給与収入に比べれば、株式分散投資のほうが遥かにゼロになる確率は低い。

10社に投資すれば、資産がゼロになる確率は低くなる。
更に20社に投資すれば、さらに資産がゼロになる確率は低くなる。

ギガ更に500社に投資すれば、ギガさらに資産がゼロになる確率は低くなる。
まぁ、S&P500のインデックス投資を指しているのだけど。

①貴方の勤め先の企業が倒産するリスク
②S&P500指数のETF株価がゼロになるリスク

①と②のリスクどちらが大きいだろうか?

私は学者でもなければ経済アナリストでもないので、
あくまでも素人考えだが②のほうがリスクは低いと思っている。

株式投資なんかにうつつを抜かして、今に馬鹿を見るに決まっていると思われる風潮は変わらずある。正社員で昇給を目指したほうが賢明だと。

でも冷静に考えれば、
給与収入の勤め先のリストラ・倒産リスクと
株式市場の株式指数ETFの株価ゼロリスクに比べたら、
株式指数の株価ゼロリスクは遥かに小さいと思う。

株式指数の株価半減位はあろうが、株価ゼロは考えにくい。
加えて、早期償還はあろうがゼロ償還ではないだろう。

その点、勤め先が倒産すれば、その時点で、給与収入は途絶える。
退職金も満額でれば、ましなほう。

書籍「となりの億万長者」では、サラリーマンは1つの会社に依存するので、思っているほど分散リスクが効いていない。むしろ、複数のお客を抱える自営業のほうが1つのお客を失っても、損害は少ない。
確かに、言われてみれば....とは思う。

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2019年11月24日日曜日

記事

分散リスクばかり考えて投資すると_ビザ株をいつまでも買い増しできない

10銘柄に投資して、その10銘柄の評価投資金額が均等になるように常に再調整する投資。
この10銘柄の評価額が常に均等にする理由は何?

「どの10銘柄が暴騰・暴落するかは分からないから、均等にしておけば最適な利益が得られるはず」ってとこかな。

この「最適」と言っているのは、極端な下落を避けられる反面、極端な暴騰でも利益を多少あきらめる。理屈はわかるし、そう言う投資法もある。

例えば、10銘柄のなかにビザ株とGE株があると仮定しよう。

ビザ株は、過去10年で約10倍ほど株価が上昇。
GE株は、ダウ銘柄から除外されて株価は下落基調。

分散リスクに従って常に持ち株の評価額を均等にしようとすれば、
買い増す銘柄は、どれになる?

GE株

ビザ株は株価が上昇しまくっているので、勝手に持ち株の評価額が上昇する。
GE株は株価が下落基調だったので、買い増ししてあげないと、持ち株の評価額の底上げができない。

持ち株10銘柄の中で「成長している銘柄」を買い増しする機会を逃すことになる点。
更に言うと、成長が鈍化している銘柄に投資資金を費やしている。
まぁ、長期投資観点で言えば、短期間の成長鈍化なら、その銘柄に投資したほうが見返りが大きいこともある。

これを理解しているなら、常に持ち株の評価額を均等にし続ける分散投資でも問題はないと思うよ。


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バフェット氏はバイアンドホールドを貫く銘柄を持っている。集中投資で成功した訳じゃないと思う。

バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイのポートフォリオ(上位48銘柄)。

これ見たらさ。分散投資のお手本にもならない。分散偏りすぎ。
反対に、フォーカス投資観点にしちゃ1%未満の銘柄がごまんとある。

投資資金もデカいし、5%ルールの規制もあるから、個人投資家とは事情が違うけど。

特に、Coca Cola、Wells Fargo、American Expressの上位銘柄は、長期で持ち続けていまだに上位の評価額を占めている。

個人投資家がお手本となるような分散でも集中投資でもないポートフォリオだけど、特定の数銘柄長期で持ち続けていることは事実
バイアンドホールドの長期投資家。

個人の好みだけど、株式投資でずーーーっと持ち続ける銘柄があるって素敵じゃないか?
銘柄に惚れるなとか、と言うけれどさ。

分散投資のリスク分散熱に取りつかれて、持ち株の時価評価額を均等にしようと株式売買する人いるけど、バフェット氏のポートフォリオを見ると、そんなことは気にもかけていない。

Warren Buffett - Berkshire Hathaway % of portfolio
Apple Inc. 25.96
Bank of America Corp. 12.60
Coca Cola Co. 10.14
Wells Fargo 8.89
American Express 8.35
Kraft Heinz Co. 4.24
U.S. Bancorp 3.41
JPMorgan Chase & Co. 3.26
Moody's Corp. 2.35
Delta Air Lines Inc. 1.90
Goldman Sachs Group 1.77
Bank of New York Mellon Corp. 1.70
Southwest Airlines 1.35
General Motors 1.26
Verisign Inc. 1.14
Charter Communications 1.04
DaVita HealthCare Partners 1.03
United Airlines Holdings Inc. 0.90
Visa Inc. 0.85
Mastercard Inc. 0.62
Liberty SiriusXM Series C 0.61
Costco Co. 0.58
PNC Financial Services 0.57
American Airlines Group Inc. 0.55
Amazon Corp. 0.43
Travelers Companies Inc. 0.41
Sirius XM Holdings Inc. 0.40
M&T Bank Corp. 0.40
Axalta Coating Systems Ltd. 0.34
Synchrony Financial 0.33
STORE Capital Corp. 0.32
Liberty Sirius XM Series A 0.29
Restaurant Brands International 0.28
Globe Life Inc. 0.28
Phillips 66 0.25
Liberty Global Inc. 0.23
StoneCo Ltd. 0.23
Suncor Energy Inc. 0.16
Occidental Petroleum 0.15
Teva Pharmaceutical Industries Ltd. 0.14
RH 0.10
Liberty Global Inc. C 0.08
Liberty LiLAC Group A 0.02
Procter & Gamble 0.02
Johnson & Johnson 0.02
Mondelez International 0.01
Liberty LiLAC Group C 0.01
United Parcel Service 0.00

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2019年10月17日木曜日

記事

資産ポートフォリオの10%を超えるから、もう買えないって!業績の良い銘柄を買わない理由がそれ?

株式投資ブログでよく聞く話。

「この銘柄は、自分の株式ポートフォリオでは10%を超えているので、買い増し対象にならない」

10%を超えた理由は、その銘柄の株価が上昇したからでしょう。
単純に考えれば、業績がいいから株価が上昇。買収でもされなければね。

ダウの犬のような投資戦略をとっているなら、まだわかるが、
貴方の株式ポートフォリオの10%を超えたことと、
その企業の業績からみれば知ったことではない。

そのくせして、
株価が上昇した銘柄はさらに上がりやすいとか、
株価が下落した銘柄はさらに下落しやすいとか、
言い始める。

複数銘柄の株式ポートフォリオで、1つの銘柄が10%を超えないルールを守って分散リスクをとるのか、いや、素直に業績の良い銘柄を買い増し、1つ銘柄がポートフォリオ時価総額の半分を占めても意に介さない投資戦略をとるのか?

どっちのほうが資産を築けると思う?

ビザのように長期で株価伸長している銘柄なら、貴方のポートフォリオ次第では永久に買い増しできない銘柄となってしまう。

2019年10月8日火曜日

記事

企業年金凍結、公的年金減額のリスクにどう対処する?_年金は分散できないが、株式投資はできる

GEの年金基金凍結のニュースが飛び込んできた。
日本でも、過去にパナソニックが企業年金減額がニュースになった。
企業年金が整備されていること自体恵まれているが、企業年金もあてにはならない。

年金の運用も言ってみれば、運用資産で年金を払い続けなければならないのだから、
このマイナス金利のご時世に相当苦労しているはず。

公的年金も同様。公的年金の見込み額が減らされなくても、生活必需品のインフレが正しく加味されなければ、減額されているのと変わらない。

株式・債券投資などの資産運用を個人で実践していれば分かると思うが、毎年年金を払うための運用がどれほど大変か、わかるはず。5%金利の債券が日本にあれば、苦労はしないが、今の日本にそのような金融商品はない。

企業年金も公的年金も、投資先はそれぞれ一本、勤め先企業と日本政府。
分散できない。減額されても、どれかで補うことができない。

これが株式投資だと、例えば10企業の銘柄に投資しておけば、
数銘柄が減配しても、他の銘柄が増配をして埋め合わせてくれれば、
それでトータルの配当金が減少するのを防いでくれる。

株式投資の配当も慎重に銘柄を選べば、企業年金の代わりになってくれる。

2019年10月5日土曜日

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分散投資をすると負け銘柄に時間を掛け過ぎる_1レースに複数馬券買ってることに気づかない

分散投資をして、ふと気が付いたことがある。
負け銘柄ばかりを気にかけて、損切りをし、他の銘柄に切り替えてばかりいる。
いつのまにか、投資利益が出ている銘柄だけを揃えて、自己満足に陥る。
そして、利益が出た銘柄を売り、利益確定をする。

これじゃ、銘柄分散じゃなくて、1レースに複数の馬券を買ってるのと変わりない。

長期で分散投資を目指しているのなら、短期的には評価損の銘柄は出てくる。
それを評価益の銘柄で補うのが『分散』なのに、つい損している自分が許せなくなる。
損している銘柄が目障りなのだ。

例えば、今の石油株。
5年前に投資して、今まで持ち続けても、キャピタルゲインは得られていないだろう。
損している状態が続いている。
買い増しして、平均単価を下げる方法もあるだろうが、大抵の人は原油価格回復の兆しを待ってから買い直そうと、一旦損切をする。
しかし、素人が『原油価格の回復の兆し』を判断できるわけがない。
判断できたところで、周りはすでにそのことを知っている。
配当で我慢して持っているか、買い増し。
それができないなら石油株に最初から投資すべきでなかった。
景気に左右される産業だから、そもそも株価の変動は大きいはず。

長期投資をするアイデアは、『その産業、または企業が数十年以上生き延びて、成長することを期待する』ことからくる。1つの商品がバカ売れして、それだけを頼りに投資するのではない。

分散とは、損する銘柄が出てくる前提リスクで考えられた投資方法。
それを忘れて、損している銘柄ばかりに時間を取られていては、ビザ、マイクロソフト、アップルのような上昇株を逃すことになる。

それができれば、投資で賢くなっているのだが........

書籍『金持ち父さん』にラットレースの例えがあったが、
負け銘柄ばかりに気を取られているのも、ラットレースと似たようなもの。
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配当生活を目指すには高配当株それとも増配株、どっちだ?

高配当株は、一般的に株価成長は期待薄。例としてはAT&Tのような株。
株価が2倍になるような期待はないが、配当は微増ながら安定している。
高配当株を配当目的で買うなら、その年間配当利回りは今後もあまり変わらないはず。

次に、増配に期待して投資する場合。
現在の年間配当利回りが1%未満でも、10年後には投資元本ベースで高配当レベルの利回りを期待する。
過去の実績で言えば、ビザ、ホームデポのような毎年の増配率が高い銘柄。
増配率が2桁ペースで上昇してくれれば、いうことはない。
この増配率が継続できるということは、株価もそれなりに上昇していることが想定される。

貴方に投資期間が数十年あり、今すぐ配当生活を目指すのでなければ、迷わず増配銘柄への投資を勧める。
最初は配当利回りが1%未満で、配当はちっぽけなものだが、10年もの間2桁の増配率を継続した場合、それは大きな配当利回りをもたらす。

投資が時間を利用することで、利を得られるのは株価の上昇だけではない、増配による利もある。

配当生活も、そのポートフォリオを急ぎすると、高配当銘柄だけになる。
増配銘柄にも分散することで、毎年増配による恩恵で毎年配当が増えていく、これも配当生活の楽しみ。

高配当銘柄ばかりのポートフォリオを組むと、いずれ評価資産が将来も増えないことに気が付き始める。
将来の高配当銘柄を期待して、今の低配当銘柄や無配銘柄に投資する。
投資って、将来への見返りを期待するもの。
現在の配当利回りばかりに期待すると債券と同じになってしまう。

おまけとして、ややこしいのが高配当でもあり増配でもあるアルトリア株。
増配しているのに株価は下落するような珍しい銘柄。扱いが難しい。

更にハイリスクではあるが、アルファベット、アドビ、フェースブックのような無配の銘柄が有配に変わることを期待することも可能だ。