2020年6月15日月曜日

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投資セオリーに縛られ過ぎ、投資本は都合の良い解釈しか書いていない

NISA枠の投資金額にとらわれ過ぎて、
ちょうど収まるような株価の銘柄でポートフォリオを組んでしまうケース。

それって、NISAのために投資しているようなもんで、自分の為じゃない。
今年のNISA枠がもったないから、『買わなきゃいけない』、考え物だよ。
買いたい銘柄がないのなら、その年のNISA枠は見送ればいいだけ。
別に、それで損する訳じゃないんだから。

何回も言っているが、分散投資なんかもその類が多い。
わざわざ含み益を減らすために分散調整する人もいる。

例を挙げると、今過去10年間、下記3銘柄持っていたとしよう。
マイクロソフト、ビザ、ボーイング。

この3銘柄で、今やボーイングは大きく値を下げている。
分散投資で各銘柄の評価額を均等にするには、ボーイングの買い増しが正解となる。
いや、このご時世、コロナ禍で、立場上有利な企業はマイクロソフトであってもだ。
手垢のついた現金は避けられて、カード決済需要が思ったほど落ち込まない、
可能性もあるかもしれない。それなら、ビザの買い増し。

将来のことはわからないが、上記3銘柄を均等に持っていたいなら、
業績が悪化した企業を積極的に買う戦略をとってしまうリスクがある。
コロナ禍で、人の移動は制限されるし、航空機需要も萎む可能性は十分ある。
それでも、ボーイングとなる。

企業を見ずに、投資手法やセオリーに偏ってしまう弊害。
本来、株式投資は成長している企業にお金が集まる、
今は落ちぶれいても、いずれ再成長する企業と期待するもありだろうと思う。

本棚にたくさんの投資本を並べて着飾って知識が増えても、
今のコロナショックに対する対処は何ひとつ書いていない。
バフェット氏の本を読み漁っても、あなたはバフェット氏の投資を真似はできない。

結局は、自分で考えるしかない。

「どうすれば、~できますか?」って聞いてくる輩、めんどくせー。失敗を恐れて正解だけ求めようとする。
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