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2019年10月7日月曜日

記事

オワコンとかダサいと言っているのは興味がある裏返し

流行株というか、その時代の人気株を追うのは面倒なんだよ。
長期投資を前提で考えると、最低でも30年間持ち続けないと、
そうなると銘柄なんて限られる。
独占か、有名ブランドの企業しかないんだ。
30年持ち続けるとしたら、ブランドが全てなんだよ。

クソ株とよばれようが、オワコンと呼ばれようが、ダサいと呼ばれようが、
持ち続けるしかないんだ。

芸能人のランキングでも「抱かれたくない」のベスト1位になれば、
それだけで有名になれるし、注目を浴びる。注目を浴びなきゃ芸名が知られない。
無視されるか、無名よりははるかに好位置にいる。

同じ理屈なんだ。
IBM、エクソン、アルトリアがダサいと言われている間は、結局興味津々なんだよ。
本当に取るに足らなければ、無視すればいいんだから。

無視できないんだよ。
いつかは買いたいと思っている裏返しなんだ。

『終わっている銘柄をわざわざ、終わっていると』
叫ぶ必要があるか?

ないよ。





2019年10月3日木曜日

記事

石油株は高配当株に様変わり、石油受難はいつまで続くのやら_第2の石炭にならんよな?

年間配当利回りはYahoo!Financeから抜粋で、石油メージャーと関連株を調べると、

エクソン:5.05%
シェブロン:4.10%
BP:6.72%
ロイヤル・ダッチA:6.44%
オキシデンタル:7.22%
Helmerich & Payne:7.09%
Schlumberger:5.36%
アパッチ:4.12%

減配・無配リスクを承知の上でも、『この配当利回り』と思ってしまう。
さすがに株価が10ドル以下だと要注意だが、まだ10ドル以下になっている銘柄はない。

『石油危機』なんて言葉はもう死語になってるし。
昔は『省エネ』といえば限りある資源を大事にの意味だが、今は『エコ』。
むやみやたらに消費して、地球温暖化に向けた行動を慎もうに変わった。

ペットボトルの水を消費するのに、どれだけの石油が使われているのかと考えると、
石油株に興味がわくんだがな。

その反対に、石油も石炭のような扱いになって、炭鉱閉鎖と同様の扱いを受けるのかと思うと石油株には投資できなくなる。

バイオからプラスチックを作り、エネルギーは太陽光・風力で賄う時代がすぐそこにあるなら、石油株は手を出せないけど、世界の人口増にその供給が追いつくかと。
追いつかないから、まだ現代は石油(天然ガス)に頼っているんだろうな。

2019年9月6日金曜日

記事

オイルメジャーは新規設備投資の継続がないと将来の需要を満たせないと予測

①エクソン・モービルの「2019 OUTLOOK FOR ENERGY」資料から抜粋したグラフ。
石油(緑)・ガス(赤)ともに、投資がないと供給は2040年に減少し続け、
"New supply required"(新たに必要な供給)が維持できないと予測している。



②ロイヤル・ダッチシェルの「SHELL AND THE ENERGY TRANSITION」資料から抜粋したグラフ。
既存の設備での供給(石油・ガス)線(水色+青色)では、最低でも「Supply Gap」が
生じると予測している。


③BPの「BP Energy Outlook 2019 edition」資料から抜粋したグラフ。
"Supply with no new approvals"(新しい供給がない場合)(黒破線)の線は、
"More Energy"(将来のエネルギー需要)を満たせないと予測。



④シェブロンのこのリンク資料から抜粋したグラフ。
 こちらも2040年には、「Supply gap」(供給不足)が生じると予測している。




上記のオイルメジャーは、なぜか『2040年』をめどに予測している。
2040年にしたのは偶然の一致?
まぁ、それでも、既存の設備投資だけだと、
将来の需要は満たせないと主張しているのは、
どの石油メージャーも一致している。

最後に、IEA(国際エネルギー機関)の石油予測グラフを抜粋したもの。
シェール石油依存度が高くなる予想をしている。




これらを眺めると、石油株に投資したくなってきた。

2019年9月5日木曜日

記事

BPとエクソンモービルのエネルギー予測資料からわかること

エクソン・モービルの2040年のエネルギー予測資料はこちら
BPの2019年度のエネルギー予測資料はこちら

①中国とインドの台頭
 2040年までに、中国とインドのエネルギー需要の上昇が見込まれている
BPの見解By region, all of the growth in energy demand comes from fast-growingdeveloping economies, led by India and China
エクソンの見解China and India contribute ~50 percent of the world’s energy demand growth to 2040
 ②ガスの台頭
 石油、石炭よりもガスの需要が見込まれる
BPの見解
Natural gas grows much faster than either oil or coal. 
エクソンの見解
Natural gas grows the most of any energy type, reaching a quarter of all demand

③ プラスチックは石油とガスに依存し続け、成長する
BPの見解The non-combusted use of oil, gas and coal, e.g. as feedstocksfor petrochemicals, lubricants and bitumen, grows robustly driven byparticularly strong growth in plastics.
エクソンの見解Heavy industry (steel, cement, metals and manufacturing) and chemicals (plastics, fertilizer and other chemical products) are expected to account for 85 percent of growth to 2040

他には、
  • 世界は電気化されていること
  • アジアの中産階級の台頭
  • アメリカが世界の石油、ガスの最大生産者

2019年9月4日水曜日

記事

石油・天然ガス株はもうオワコンか、それとも景気循環しているだけか?

石油株の下落が一向に止まないので、
エネルギー業界の予想図を眺めて安心しようかと考える。

エクソン・モービルの2040年予想から、

①世界のエネルギー需要は20%上昇
→OECD諸国はエネルギー需要が5%減だが、非OECD諸国の需要は増える。

②世界の電力需要は60%上昇
→太陽光、風力、天然ガスが、電力需要の伸びに最も貢献する。

③石油とガスは重要なエネルギー源であり続ける
→石油と天然ガスは、今、世界のエネルギー使用量の約55%を占めている。

【質問1】
2040年頃の電気自動車の普及でガソリン(石油)は不要になるかを調べてみると。

答えは、No。
ただし、自家用自動車(商業除く)石油使用量は減るとみている。
2017年、世界保有自動車は約11億台、そのうち0.3%が電気、燃料電池、ハイブリッド
だったが、2040年までには20%に置き換わると。新車販売の約30%に相当。
従来の内燃機関の小型車のピークは2025年。

燃料(ガソリン)需要の減少は、電動化によるものより、
全ての車両タイプでの性能向上によるものが大きいと、見ている。

【質問2】
石油は不要になるのか?のかを探ると、

答えは、No。
化学産業向けの商業輸送、原料の需要が高まっており、緩やかな需要上昇予測。
一番伸びると予想しているのは、天然ガスで需要の1/4を占めるほどに達すると。

2040年のエネルギー割合予想は、
石油30%、天然ガス26%、石炭20%、バイオマス8%、原子力7%、風力/太陽光4%...

大雑に見た感想では、

1.電気エネルギーの需要が大きく伸びる
2.エネルギー源の天然ガスが全体の1/4を占める
3.エネルギー需要は、OECD諸国よりも非OECD諸国(特にアジア)で大きく伸びる

と予想している。

それと、最後に一番大事なのが、

既存の生産分野を維持し、新しい資源を開発するための継続的な投資がなければ、石油と天然ガスの供給は減少する。石油の供給は自然に年間約7%減少し、天然ガスは年間約5%減少する。
Without continued investment to sustain existing producing fields and develop new resources, the supply of oil and natural gas declines, with oil supply naturally declining at an estimated 7 percent per year, and natural gas declining at an estimated 5 percent per year. 

昔は、『原油はあと30年しか持たない』と言っていたが、
今では投資をしないと原油が足りないと。

エネルギー株に少し元気が湧いてきた。

2019年9月2日月曜日

記事

買う理由が見つからないエネルギー株_悲観のなかで何かが生まれている?

私たちは、原油なんか必要としていない位、エネルギー株は底なし沼に陥っている。

・自然環境の悪者として扱われ、化石産業と呼ばれる
・景気後退時の景気敏感株として扱われる
・掘削技術の進化に伴い、供給が拡大し、供給の安定性が逆に原油価格を下落させる

唯一、メリットがあるとすれば、配当利回り位しかない。
エクソン・モービルは5%、シェブロンは4%、BPは6%。
石油掘削・調査企業のほうはさらに凄い、
シュルンベルジェは6%、Helmerich & Payneは7%で両銘柄ともたこ足配当状態。

君たちは、タバコ株かと言いたくなる。
どちらも、環境にやさしくなく、煙たがれ、のけもの扱いされる。
しかし、決算は黒字で、配当利回りはいいんだよな。
倒産リスクが高まっている銘柄とは違う。
たこ足配当については無配、減配のリスクがあるが、
石油メジャーはまだその点安心ではある。

バリュー投資家なら、「悲観の最高潮は、最高の買い場」。

しかし、買う理由がみつからない株を買うのは、確かにどう考えても買えない。
配当がいいだけでは買えない。

買う理由を探さないといけない。
見逃すにはなぜか、これらの銘柄に後ろ髪惹かれてしまう。
『原油がない社会が想像つかないから。』





2019年8月24日土曜日

記事

上昇する金鉱株に手を出すか、下落する石油株に手を出すか

米中貿易問題は、本当に面倒だね。
進展があったとツイートすれば株価上昇し、その後には追加関税。
ジェットコースタみたいに、上げ下げ繰り返して、リスクオンだ、リスクオフだと。
面倒くせぇ相場になったこと。

日本に住んでいると、『金』がさほど価値があるとは思わないんだけど、
政情不安定な国に住んでいれば、自国通貨よりも、米ドルか『金』のほうが価値があるんだろうなと。
とくに、陸続きの西欧大陸、国境を越えれば、自国通貨が買い叩かれるリスクもある。

順張り投資なら今は、金鉱株か、あとは指数ベア投資かな。
でもなぁ、金鉱株なんてほとんどわかりもしないし、事業内容も理解できない。
これこそETFで投資したいレベル。
配当もほとんどないから、ほったらかし投資には不向きだし。
逆に、金鉱株が数年も上昇し続ける相場を考えると、
世の中どんだけ不景気になるんだよ、とも思う。

逆張りなら石油株、特に下落が大きいのは、石油関連株、SLBとかHP。
SLB、HP、果たして配当を維持できるのか、相当心配になってきた。
減配ならまだしも、無配になりはしないかと。

XOM、CVXの配当政策は、事業目標のトップに位置しているから、
まだ大丈夫そうな気がするけどね。

ただ、XOMの配当利回りが5%台になるほど株価が下落してきたということは、
石油株もタバコ株と変わらずの不人気・低迷株になってきた証かな。

ダウ工業銘柄採用30銘柄で石油はXOM、CVXの2つも存在する。
まだまだ、世界は石油で経済が回っていると思うんだけどな。

2019年8月16日金曜日

記事

石油株、そして関連株どこまで落ちる_減配しない銘柄を見定める時期かもね

石油株が垂れ下がり。

特にひどいのが、海上掘削石油関連株。ほとんどの人は興味ない銘柄。
・Transocean(RIG)は、5年前には30ドルあった株価も今は3ドル台。10分の1。
・Enscoは名前をValarisに変え、株式併合を行い、過去をなかったことにしそうだ。
海上掘削関連株は世間で言う、ペニー株へまっしぐらな勢い。

次にひどいのが、掘削調査会社シュルンベルジェ。影のオイルメジャーと言われた企業。
5年前は100ドルを超えていた株価も今は、30ドル台で1/3に下落。
減配はまだしていないが、配当利回りは5%台。

そして、Helmerich & Payne, Inc.(HP)は契約掘削会社。
5年前は90ドルを超えていた株価も今は、30ドル台で1/3に下落。
配当貴族銘柄なので1セントの増配を続け、配当利回りは驚異の7%台。
もちろん、業績以上の配当を払っているたこ足状態。

そして、石油メジャー。上記の掘削関連に比べれば、まだましなほう。
・シェブロン(CVX)は、52週最低株価よりはまだ10ドルほど高い。配当利回り4%台。
・エクソン・モービル(XOM)は、昨年末の52週最低株価を更新しそうな60ドル台。
・BP(BP)も、52週最低株価を更新しそうな30ドル台で、配当利回り6.8%台。

川下・川上部門の両方を持っている石油メジャーは、
原油価格の下落を企業内で吸収できるメリットがあるので、
掘削会社よりは原油価格の影響を受けずらい。

川上(石油発掘)のコノコ・フィリップスは52週株価を更新中であるが、
川下(石油製品の販売)部門を持つフィリップス66(PSX)の株価は、
それほど下落していないことが、原油価格下落に対する川下部門の強みとなっている。

1セントでも増配をと躍起になっているのは、シェブロン、Helmerich & Payne。
余裕で増配しているのは、エクソン・モービル。
今のところはね。

減配リスクも十分考慮したうえで、石油株に投資した際の見返りは大きいかもしれない。
しかし、そのタイミングは非常に難しい。

参考までに、書籍「ファンド・マネージャー」に下記の記載があったことを思い出す。

石油の企業幹部らが、
「うちらの株を買いたがる人の気が知れない」
と。

2019年8月11日日曜日

記事

石油株とタバコ株のPER・配当利回りはほぼ同じようなもの

石油と聞いたら、二酸化炭素排出の『元祖』みたいに扱われる。
ガソリン車より、ハイブリッド車、そして電気自動車。
プラスチックより、紙。
化石電力よりも、再生可能なエネルギー。

原油はいつかなくなると言われて、
エネルギーショックとか省エネとかで、
重宝されていた時代もあったのに...
今じゃ、悪魔の化身みたいな扱い。

タバコ株と変わらないPERと配当利回り。

XOM:PER 17:配当利回り4.81%
CVX:PER 16:配当利回り3.86%
BP :PER 14:配当利回り6.62%

MO:PER 14:配当利回り 6.88%
PM:PER 16:配当利回り 5.53%
BTI:PER 12:配当利回り 7.18%

不人気な株のほうが長期的には利益を持たらす、と信じるなら、
タバコと石油に分散するのはいいアイデアと思う。
両業種とも増配しているにもかかわらず、高配当が多いということは、
株価が低迷している証。
どっちとも、永久に株価低迷しないとも限らないけど、
原油価格が過去に100ドルだったのは、それほど昔ではない。2014年頃の出来事。

2019年7月25日木曜日

記事

今敢えてGE、GM、F、XOM、CVXに投資する理由

過去にエクセレント・カンパニーと呼ばれていたような銘柄GEに投資する人いる?
自動車産業はどう?
石油産業もどう?

SNS、フィンテック、カード決済会社だけが世の中の経済を回しているわけでは無いが、
まるで世の中、上記の産業以外は負け犬のような有様。
特に、重厚長大産業。

原油価格100ドル時代が懐かしく思える。
例えば乗用車、所有の時代からシェアの時代といっても、
人口が増え、住協が増えれば、道路も増えることから、シェアの時代ができても
自動車生産台数は長期で見れば落ち込まないかもしれない可能性がある。

旅客機を飛ばすのに、電気や水素で今可能か、否いまだにジェット燃料、石油だ。
石油燃料を使用しないコンテナ船がなければ、満足に日本には食糧さえ運ばれて来ない。
石油発掘・精製がなくなるとは思えない。

カード決済は、過去には”お金の持ちわせの無いときに利用する後払い”手段から、
"現金を持つ必要のない決済カード"に変わったことで、企業価値が大幅に見直しされた。

しかし、モノの買わなければ、カード決済は行われない。
そう、モノの消費がカード決済を支えている。

自動運転の時代がすぐに来なくても、
他の要因で自動車台数の需要が喚起されるイベントは全くないのか。

また、原油価格が過去100ドル台に上昇したのは、何が原因だったのだろうか?
考えたことある?

流行テーマを追っても、結局のところ、後になって、
あれは何だったのだろうというのが、良くある。
過去の3Gはどうだった?
今は5Gだけどね

GE以外のGM、F、XOM、CVXはすべて配当銘柄で利回りはそこそこいい。
GEとて、タービン事業はなくてならない企業。

人々が忘れているような銘柄に投資する際、なぜか株価は安いと思ってしまう。
iPod、iMac、iPhoneをまだ用意していない時代のアップルを想像する。

ビザ株は、昨夜最高値更新だけど、いずれモノの消費量が落ちたときに
ビザのネット決済量が増え続けるとは思えないんだが、どうなんだろう。

2019年7月18日木曜日

記事

投資体験は身銭切らなきゃ身につかない

自分の投資銘柄を雄弁に語ったところで、その真意は伝わらない。
高配当銘柄、逆張り銘柄なんてのは特にそう。

高配当株には、『減配リスクが潜んでいる』とか、と言われても、
貴方の買った高配当株がアルトリア株なら、こんな話はピンとこないかもしれない。
いつまでたっても減配なんかしないし、増配しているから。
でも、GEとKHCなら、それを体験できる。

逆張りならマイクロソフト株。
2016年までは2000年の最高値を超えられずに低迷していたのに、
2017年からは飛躍の年になった。
結局、Linuxもオープンソースも脅威にはならなかった。
共存すればよかっただけ。

マイクロソフト株ではなく、エクソン・モービル株だったらどうだろうか?
原油価格が底をついた2015年からエクソン・モービル株を買っても、
一時は上昇基調にあった株価も今は下落中。

上記のような銘柄による成功・失敗体験は、10年の間に何度も出会う。
1日・週間・年間の短期売買なら、巡り合わないかもしれないが。

高配当株はあれこれだとか、暴落はチャンスとか言っているけど、
こんなのは経験しないと身につかない。

(ミスは避けようがないので)ミスは小さく、成功は大きく、これができれば最高。
でも、真意は伝わらないと思うよ、経験しないと。

2019年7月12日金曜日

記事

ダウ平均最高値をよそに自動車株、石油株、タバコ株のPERはダウ平均以下

ダウ平均のPER値は、18後半。

①自動車株のPERと配当利回りは下記の通り。
GM株の過去1年のPERが一桁台って本当か?

フォード:PER(TTM)13.11:配当利回り5.93%
GM:PER(TTM)6.11:配当利回り3.99%

②石油株の米国2大メジャーは、ダウ平均のPERに近い。

エクソン・モービル:PER(TTM)17.87:配当利回り4.49%
シェブロン:PER(TTM)17.34:配当利回り3.79%
コノコ・フィリップス:PER(TTM)9.95:配当利回り1.99%
BP:PER(TTM)14.10:配当利回り6.01%

③タバコ株の株価は低迷というか過去数年で下降中に近い。
※BTIの過去1年のPERがYahoo!Financeでは驚異の1.65だが、何かの間違いのような気がする。
 ADR銘柄だからね。

アルトリア:PER(TTM)15.01:配当利回り6.53%
フィリップ・モリス・インター:PER(TTM)16.43:配当利回り5.74%
BTI:PER(TTM)1.65???:配当利回り7.3%

これらの銘柄で、ダウ平均を上回るPER銘柄は存在しない。人気株でないことは明らか。
そのくせ、コノコ・フィリップスを除き、配当利回りは良い。
人気がない分、配当利回りが高くなっている。
これらの銘柄がPER20台まで買われるようなことになったらと思うと、
この配当利回りはおいしい。
10銘柄で3銘柄位、将来PER20までいけば、打率は3割。
株価下落でも、配当利回りと低PERが株価下値の支えになる。

高PER銘柄なら、「上昇する株価はさらに上昇する」とも言う面もあるから、
低PER、高PERどっちが良い悪いじゃないんだけどね。

※上記すべてのPER、配当利回りは、Yahoo!Financeから。

2019年6月7日金曜日

記事

5年間ダウ銘柄を持ち続けたら、配当利回りが現在を上回る銘柄

2012年度末の各ダウ銘柄株価終値で、今までダウ銘柄を持ち続けていたら、
配当利回りでどれだけの差がつくかを検証。

下記表は、5年前の投資元本での配当利回りと現予想配当利回りの利回り差分欄
を降順で並べている。

5年前に投資して持ち続ければ、
Boeingは9%台
Microsoftは6%台(当時の株価は20ドル台!!!! 信じられない)
になっていた。

悲しいことに、5年前よりも今のほうが年間配当利回りが良いのは
Chevron
Exxon mobil
IBM
の3銘柄。逆張り観点なら、これらの銘柄は魅力的だ。

ダウ29銘柄中26銘柄は5年前から持ち続けたほうが、配当利回りが現在よりも良い。
約89%(=26/29)の確率なんだから、一度買ったら持ち続ける、いける。


2013年度
年間配当金
2012-12-31
株価終値
2013年度の
配当利回り
2018年度
年間配当金
2012年末の
投資元本での
2018年度の
配当利回り
現在の
予想配当利回り
Yahoo!Finance
5年前の投資
で得られた
利回り差分
BA $1.94 $75.36 2.57% $6.84 9.08% 2.41% 6.67%
MSFT $0.97 $26.71 3.63% $1.72 6.44% 1.49% 4.95%
UNH $1.05 $54.24 1.94% $3.45 6.36% 1.49% 4.87%
CSCO $0.65 $19.65 3.31% $1.28 6.51% 2.69% 3.82%
HD $1.56 $61.85 2.52% $4.12 6.66% 2.87% 3.79%
INTC $0.90 $20.62 4.36% $1.20 5.82% 2.86% 2.96%
JPM $1.36 $43.97 3.09% $2.48 5.64% 3.02% 2.62%
MCD $3.12 $88.21 3.54% $4.19 4.75% 2.34% 2.41%
MMM $2.54 $92.85 2.74% $5.44 5.86% 3.61% 2.25%
JNJ $2.59 $70.10 3.69% $3.54 5.05% 2.90% 2.15%
DIS $0.86 $49.79 1.73% $1.72 3.45% 1.33% 2.12%
MRK $1.73 $40.94 4.23% $1.99 4.86% 2.78% 2.08%
TRV $1.96 $71.82 2.73% $3.03 4.22% 2.25% 1.97%
PFE $0.96 $25.08 3.83% $1.36 5.42% 3.47% 1.95%
AAPL $1.69 $76.02 2.22% $2.82 3.71% 1.76% 1.95%
V $0.35 $151.60 0.23% $3.52 2.32% 0.62% 1.70%
NKE $0.44 $51.60 0.84% $1.64 3.18% 1.49% 1.69%
PG $2.37 $67.89 3.49% $2.84 4.19% 2.90% 1.29%
AXP $0.86 $57.48 1.50% $1.44 2.51% 1.36% 1.15%
UTX $2.20 $82.01 2.68% $2.84 3.46% 2.33% 1.13%
VZ $2.08 $43.27 4.80% $2.37 5.48% 4.43% 1.05%
KO $1.12 $36.25 3.09% $1.56 4.30% 3.26% 1.04%
WBA $1.18 $37.01 3.19% $1.68 4.54% 3.57% 0.97%
WMT $1.88 $68.23 2.76% $2.08 3.05% 2.09% 0.96%
GS $2.05 $127.56 1.61% $3.15 2.47% 1.86% 0.61%
CAT $2.32 $89.61 2.59% $3.28 3.66% 3.44% 0.22%
CVX $3.90 $108.14 3.61% $4.48 4.14% 4.18% -0.04%
XOM $2.46 $86.55 2.84% $3.23 3.73% 4.92% -1.19%
IBM $3.70 $191.55 1.93% $6.21 3.24% 5.10% -1.86%

2019年6月5日水曜日

記事

ダウ銘柄の増配率と配当率を散布図にすると、高配当だと増配率がしょぼい

ダウ銘柄の過去9年間の平均増配率と予想配当利回り(Yahoo!Fiance '19/6/4参照)を
グラフでプロットしてみた。




①そこそこ年間配当が良くて、増配率もいいものを選ぼうとすれば、

BA
HD
CSCO

②増配は微増でも良いので、高配当なら

VZ
CVX
XOM
IBM

③増配率一直線のあなたには

JPM
UNH

※増配率が良すぎるのはボラも大きいのです。

増配率の表は、ここを参照してください。
平均増配率ではなく、増配率の中央値にすると下記の散布図になります。

JPMのプロットが大きく移動しています。
平均値と中央値の乖離が大きということは、増配率の安定さに欠けるリスクがあります。




2019年5月12日日曜日

記事

ビザ、マスタ、ボーイング(増配2桁銘柄)を10年前に投資していたら元本での配当率は?

過去10年間の増配率の良かった銘柄に投資をして持ち続けていたら、
投資元本での年間配当率は、ダウの犬銘柄とどれだけ違うかを確認。



09年5月11日 現在の
四半期配当
※株式分割調整済
10年前の
株価元本での
年間配当率
現在の
年間配当率
株価
ダウの犬銘柄 IBM $102.90 $1.62 6.30% 4.48%
XOM $69.27 $0.87 5.02% 4.33%
VZ $27.97 $0.60 8.58% 4.21%
CVX $68.00 $1.19 7.00% 3.96%
PFE $14.15 $0.36 10.18% 3.55%
KO $42.76 $0.80 7.48% 3.26%
JPM $35.83 $0.80 8.93% 2.76%
PG $50.37 $0.75 5.96% 2.80%
CSCO $18.61 $0.35 7.52% 2.50%
MRK $24.40 $0.55 9.02% 2.80%
ダウの犬銘柄平均 7.60% 3.47%
高増配率
銘柄
V $65.92 $1.00 6.07% 0.61%
HD $24.93 $1.36 21.82% 2.67%
BA $44.72 $2.06 18.43% 2.18%
MO $17.04 $0.80 18.78% 5.89%
MA $181.00 $3.30 7.29% 0.52%
NKE $53.12 $0.88 6.63% 1.00%
高増配率銘柄平均 13.17% 2.15%


ダウの犬銘柄は、10年前の投資元本ベースで年間配当率平均は7%台、
いい数字と思うが、高増配当銘柄だとさらに13%台と
約2倍近くの差をつけた。

HD、BAの今の年間配当率は2%台だが、10年間持っていれば、
その当時の投資元本で、今では18-20%台の年間配当を頂けることになる。

今現在、株価低迷しているアルトリアでさえも、
約18%台の投資元本ベースの年間配当。

ビザ、マスターなんぞは1%未満の超低配当だが、
10年前の投資元本からみれば高配当銘柄(5-7%台)に様変わりする。

長期投資がいかに重要であるかが、分かる事例。