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2019年8月9日金曜日

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去年から3M、ボーイングに投資をして損しても投資に失敗したわけではない

3Mは、’18年1月には約250ドルの株価が今は164.22ドル。
ボーイングは、’19年2月に約440ドルの株価が今は336.35ドル。

どちらも2割以上は下落している。
ダウ銘柄で、配当は2-3%ある。

去年の1-2月に両銘柄を購入した人は、投資を間違ったのだろうか?

私の感想は「別に」だ。

3M、ボーイングをこれから数十年持ち続けるのであれば、
投資判断が間違ったかどうかは、まだわからないし、投資先はくしくもダウ銘柄。
資金繰りに急に困って、事業が立ち往生するような企業ではない。

とはいえ、今株を売れば、損がでることは確実。
売る必要がなければ、買い増しも可能。
「塩漬け」と思うかどうかは、本人次第。

3M、ボーイングにしても米中貿易の影響を受けやすく、
ボーイングに関しては、航空機事故の問題もある。

何か問題があると、人間は自然と離れてゆく。
そして、人気が出ると自然と集まる。
それしかできないのであれば、インデックス投資のほうがいいかもしれない。
インデックス投資は、人気株を指数採用し、人気のない株を不採用にする。
ただし、人気株とて、それなりの採用基準はある。

将来人気の出そうな株に投資できるとお考えなら、個別銘柄がお勧め。

2019年8月6日火曜日

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どの企業が競争に勝つかは予測せずに、ビザとマスタ両方買っておけばいい

2000年前後のナスダック指数は4,000ドル手前で失速して、ドットコムバブルを迎えた。
2009年にはリーマンショックで2,000ドルを下回った。
そして本日、ナスダック指数は2.5%の下げだが、指数株価は7,797ドル。

20年の間に4,000ドル→2,000ドル→7,797ドルと大まかに株価は変動した。

ドットコムバブルもリーマンショックも長続きせずに、ナスダックは上昇。
20年は長いようで短かった。

だからさぁ、貴方がこれから買おうとしている株は、

20年後も取引されているような株を買わないといけないし、
20年間持ち続けないといけない。

途中で脱落すると、今の7,797ドルは手に入らないんだ。

リーマンショックで今の株価の4分の1まで落ち込んでいても、
途方に暮れて自暴自棄になる必要はなかった。

ドットコム時代の下記の10銘柄の話をするとね、

×ノベル
×サンマイクロシステムズ
×DEC
×Compaq
〇アップル
〇マイクロソフト
〇インテル
〇シスコシステムズ
〇アドビ
〇HP(or IBM)

上記の10銘柄を持ち続けても、×印の銘柄は消滅した(正確には買収された)。
残ったの〇印の6銘柄だけ手元に残った訳だが、
×印の銘柄で損をしたとしても、〇印の6銘柄の投資利益だけで十分おつりがくる。
おつりがくるってもんじゃないぐらいの利益だけどね。

競争に敗れて、競争に勝った企業がその市場を独占することで、
両方の銘柄に投資をしても、市場が成長していることで、十分に投資利益が得られる。

競争は企業同士にさせればいい。
どちらが勝とうと、両銘柄に投資しておけば、利益は得られる。

いまなら、下記の4銘柄がクラウド開発で、どっちが勝者になるかの予測はしない。
分らないので、4銘柄に分散投資する。

アマゾン
マイクロソフト
IBM
グーグル

1社がいずれは全てのクラウド市場を独占すれば、
競争に敗れた3社分以上の利益を得られると想定する。
3社の投資利益で損を出したとしても、
それ以上の投資利益を勝社1社で得られる。

楽観的過ぎるかもしれないが、20年間、
マイクロソフト、アップルを持っていればと思うと、そう考えざるを得ない。

ビザもマスタも同じ。どっちが勝つかなんか知ったことじゃない。
両銘柄に投資しておけばいいんだ。

あとは、ボーイングとエアバスか。

2019年6月24日月曜日

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誰も「あなた」の買った株価を気にしていない

配当再投資、フォーカス、バリュー、インデックス、逆張り、グロース
といろいろあるが、どの投資方針も、毎年変更していたら、
いったい何に投資しているのか、分からなくなる。

  • ダウ平均が最高値を更新しているから、インデックス投資
  • ダウ平均が急落したので、逆張り投資
  • 高配当銘柄が株価急伸して低配当になったので、他の高配当銘柄に鞍替え
  • 業績に限りが見えたので、グロース株からバリュー株に変更
  • 5G、バイオ銘柄はもう流行じゃないので、配当再投資に鞍替え
  • バッフェット銘柄は冴えないので、シーゲル銘柄に...
  • 株式相場はリセッション入りしたから、金投資...いや金鉱株にするか
  • インデックス投資だと株価上昇が緩いから、やっぱ個別銘柄に...

これじゃ、いつまでたっても、資産は増えない。
方針がブレすぎというか、投資環境に振り回されすぎ。

投資方針が、株式投資環境のノイズでいつも搔き乱されている

タバコ銘柄に投資した時点で、あなたはタバコ(ニコチン依存)に将来を託したのだ。
ボーイングに投資した時点で、独占産業の優位性に賭けた。
ビザに投資した時点で、カード決済会社の優位独占に気づいたのでは?
コカコーラに投資した理由は.....げっぷ依存症に賭けた?

上記企業の破産リスクも調べ上げたうえで買ったはずなのに(コカコーラを除いては)。

それが3か月後、半年後に株価が買値を下回っているから売却していたのでは、
いつまでたっても資産は増えない。

投資した企業は、あなたの買った株価なんかこれぽっちも気にしていない。


自分の買った銘柄の株価が下がっている間に、
バロンズや日経新聞をみると値上がりした銘柄の特集記事を見る。
これは、「たまらない」と、買い替えるべき衝動に駆られる。

その衝動を抑えられるか、が長期投資継続への挑戦でもある。

2019年6月7日金曜日

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積立再配当投資は株価上昇率、増配率でどれだけ変わるのか_JNJ、BA、V

JNJ、BA、Vの3銘柄で2008年7月1日から毎年7月1日の株価終値で
1万ドルずつ積立再配当投資をした場合のシュミュレーションを検証。
株数はすべて小数点以下切り捨て。

検証結果は、JNJは1.82倍、BA、Vは4倍台になった。
Boeingと比べると、Visaが期待したほどでもない。意外だ。
株価の上昇はVisaのほうが良いのに。


JNJ BA V
$120,000ドルの再配当投資で12年間の評価額 $218,905 $499,410 $582,172
$120,000ドルの投資元本での上昇率 1.82倍 4.16倍 4.85倍


JNJ BA V
株価上昇率 1.96倍 5.71倍 9.06倍
配当上昇率 1.95倍 4.59倍 9.14倍

Visaは株価・配当共、積み立て投資開始から約9倍に上昇したにもかかわらず、
BAとの投資成果は4.16倍に対して、4.85倍と大した差が開かなった。
なぜだろう?

これは、年間での株価上昇率平均がほぼ同じ値になったことで説明ができそう。

年平均の株価上昇率 年平均の配当上昇率
年月 JNJ BA V JNJ BA V
2008-07-01





2009-07-01 -11.07% -29.78% -10.40%


2010-07-01 -4.60% 58.80% 12.05% 7.49% 2.44% 14.29%
2011-07-01 11.53% 3.42% 16.62% 8.96% 0.00% 19.79%
2012-07-01 6.84% 4.88% 50.89% 5.94% 2.38% 40.87%
2013-07-01 35.08% 42.20% 37.14% 7.33% 7.56% 49.38%
2014-07-01 7.05% 14.63% 19.21% 7.63% 31.35% 26.45%
2015-07-01 0.12% 19.66% 42.82% 6.34% 34.98% -3.27%
2016-07-01 24.97% -7.29% 3.60% 7.02% 21.95% 45.95%
2017-07-01 5.98% 81.40% 27.56% 6.23% 25.50% 17.59%
2018-07-01 -0.15% 46.95% 37.34% 5.56% 24.70% 22.83%
2019-06-01 1.40% -2.12% 20.95% 6.73% 20.29% 23.08%
平均 7.01% 21.16% 23.43% 6.92% 17.11% 25.70%

あと、積立再配当投資では、上記の12年間では再配当のメリットは小さい。
株数の増加推移をみると、再配当投資による株数増加が非常に緩やかなのがわかる。
これをみると、シミュレーションの12年でも足りない。
本気で30年は続ける努力が必要。



下記は検証した際の表計算データ。

毎年1万ドル(約100万円の投資)を7月1日の終値に投資
年月JNJ株価終値BA株価終値V株価終値JNJ株数BA株数V株数JNJ累計株数BA累計株数V累計株数
2008-07-01$68.47$61.11$73.06146163136


2009-07-01$60.89$42.91$65.46164233152310396288
2010-07-01$58.09$68.14$73.35172146136482542424
2011-07-01$64.79$70.47$85.54154141116636683540
2012-07-01$69.22$73.91$129.0714413577780818617
2013-07-01$93.50$105.10$177.011069556886913673
2014-07-01$100.09$120.48$211.01998347985996720
2015-07-01$100.21$144.17$75.3499691321,0841,0653,012
2016-07-01$125.23$133.66$78.0579741281,1631,1393,140
2017-07-01$132.72$242.46$99.5675411001,2381,1803,240
2018-07-01$132.52$356.30$136.747528731,3131,2083,313
2019-06-01$134.38$348.75$165.397428601,3871,2363,373
投資評価額$186,385.07$431,055.00$557,860.47

毎年の配当を再配当した際の株数
JNJ
配当金
BA
配当金
V
配当金
JNJ
計配当金
BA
計配当金
V
計配当金
JNJ
株数
BA株数V株数JNJ再配当
累計株数
BA再配当
累計株数
V再配当
累計株数
2008-07-01











2009-07-01$1.87$1.64$0.42$273.02$267.32$57.12460


2010-07-01$2.01$1.68$0.48$623.10$665.28$138.24109114151
2011-07-01$2.19$1.68$0.58$1,055.58$910.56$243.801612230273
2012-07-01$2.32$1.72$0.81$1,475.52$1,174.76$437.402115351426
2013-07-01$2.49$1.85$1.21$1,942.20$1,513.30$746.5720144715610
2014-07-01$2.68$2.43$1.53$2,374.48$2,218.59$1,029.6923184947414
2015-07-01$2.85$3.28$1.48$2,807.25$3,266.88$1,065.602822141229670
2016-07-01$3.05$4.00$0.54$3,306.20$4,260.00$1,626.4826312014812790
2017-07-01$3.24$5.02$0.64$3,768.12$5,717.78$1,993.90282320176150110
2018-07-01$3.42$6.26$0.78$4,233.96$7,386.80$2,527.20312018207170128
2019-06-01$3.65$7.53$0.96$4,792.45$9,096.24$3,180.48352619242196147
投資評価額$32,519.96$68,355.00$24,312.33


※Visaの2015年の1:4の株式分割調整済み