ラベル 利回り の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 利回り の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2019年9月15日日曜日

記事

10年間で株価2倍に、これじゃ満足できない?_それじゃ、インデックス投資は無理。

S&P500指数のETFの年平均投資利回りを7%と仮定し、
複利なら、約10年間で2倍になる。

S&P500指数のETFが最強なら、10年間で約2倍が最強となる。
あくまで、平均。



過去10年のJ&J、P&G、Visa、SPYの株価の上昇倍率が上記のグラフ。
SPY、P&G、J&Jは似たような投資成果となった。

S&P500のETF投資と、
生活必需品株、ヘルスケア株の代表ディフェンシブ銘柄とは
大した投資成果は変わらなかったことになる。

個別銘柄は個別企業リスクを負う分、ハイリターンを望むが、
過去10年では、500銘柄指数に投資するリターンを超えられなかった。
個別企業の倒産リスクを負っても、それに見合ったリターンが得られないなら、
SPYのほうがリスクを負わない分、有利と感じる。

個別銘柄に投資して10年で株価が8-9倍ぐらいの成長を望むなら、
ビザ株に投資しておけば良かったことになる。

10年で株価2倍を望むことは、期間が長すぎて、
それを望む人がいるかどうかどれだけいるかわからないが、
投資利回り7%なら、大体10年(7×10≒72)となる。

2019年6月20日木曜日

記事

アーリーリタイアを目指しているのに「長期投資」とは矛盾していないか?

なるべく若いうちにリタイア生活を目指しているのに、
株式投資で利益を出すためには、長期の投資期間が必要?

もしかして、23歳で入社して70歳まで働いて、48年間株式投資すればいいのかな?
それじゃ全然、早期リタイア生活が望めません、どうすればいいの?

S&P500の過去50年間の平均利回りが約7%でとりあえずシミュレートする。

頑張って虎の子の200万円を年平均利回り7%で再投資して回すと、
1千万円になるのは24年目。
24年間働いて、24年目に200万円が1000万円、悪くはないけど。心折れそう。
税金も手数料も考慮していないから、実際はもっと長い。



過去のフィリップモリス並みの配当再投資で利回り20%だとすると、
1千万円越え9年目。1億円越えが22年目になる。頑張れるよ、いやな労働でも。
後の増え方は、サラ金並みで恐怖さえ感じる。40年目で29億円。

複利7%と20%の金額の増え方のグラフ。




複利7%の青棒が全く見えないので、Y軸を対数目盛にする(下記のグラフ)。
恐るべし、フィリップモリス。



長期投資を短くするには、何が何でも、「投資利回り」が重要。
当然じゃんと言われれば、それまでだが、インデックス投資では利回りが悪すぎる。
個別銘柄の投資で投資利回りを上昇させる必要がある。

高配当という意味で、アルトリアが人気がある訳ではなく、
投資利回りを狙って、早く財産を築きたい、それで人気があるのだろう。

バフェット氏、テンプルトン氏もインデックス投資で財を築いていない。
9億円の財産を築いたガソリンスタンドのリード氏も。

2019年6月17日月曜日

記事

SP500の利回りが約7%であるかの検証を行う_複利7%の債券ではない

EXCEL関数のRRI関数(複利計算の利率)で簡単に求められる。
ただし、配当分は考慮しない。

'50年1月末のS&P500株価終値が$17.05
'19年6月末のS&P500株価終値が$2,886.98
期間を70年

RRI(70, 17.05, 2,886.98)=7.61% 
一般に知られているS&P500の年間複利利回り7%は正しい。

参考までに月数で834月で計算すると、
RRI(833, 17.05, 2,886.98)=0.62% 
シミュレーション上は、S&P500の株価は毎月0.62%の複利で増えていることになる。

各年度の12月末のS&P500株価終値を前年比の上昇率推移を下記に示した。
ピンク線は、複利利回りの7.61%
7.61%複利の債券ではないことが、かゆい痛いほどわかる。
株式だから、当然だけど。


S&P500株価終値を前年比の上昇率の平均値は8.66%で、標準偏差は16.39%。

すなわち、S&P500は過去70年間で複利の利回り7.61%を達成したが、
その70年の間に、正規分布に従えば、
68.3%の確率で、-7.73% から 25.05% の間をさまよう。
95.4%の確率で、-24.12% から 41.44% の間をさまよう。
99.7%の確率で、-40.51% から 57.83% の間をさまよう。

リーマンショックの約38%の下げは、99.7%の確率のなかに収まっていたことになる。
やっぱ、リーマンショックは大きいわ。100年に一度の意味が分かるね。
LTCMの破綻が小さく見える。

2019年6月15日土曜日

記事

株式投資では、平均値は暴落をなかったことにする

過去に、S&P500の年平均利回りが約7%と言われているからとって、
毎年利回りが7%あるわけではない。あくまで、平均値。

国民の平均所得額は420万円だが、中央値は350万円の理屈を思い出そう。

債券のように利回りが固定されているのであれば、
年利回り7%のシミュレーションは役に立つ。

しかし、株式投資は、株価も配当額も変動しやすい。

過去の平均値を利用してのシミュレーション検証では、
変動のブレが平均化されるので、将来の株式投資の暴落に耐えられなくなる。

年平均利回り7%のシミュレーションをするよりは、
S&P500の月間のデータと為替データを使って、
過去30年間、円ベースで投資したら、どうなるかの検証のほうが現実的だ。

どれだけの暴落(ボラ)があったかを理解できるから。

暴落は、平均値では表現されない。

2019年6月13日木曜日

記事

住宅ローンは数十年払うのに、投資ではなぜ数十年続けられない?

フラット35の金利は、1.21~1.96%。最長35年の住宅ローン。

仮に、金利1.5%の20年で計算すると、1.5×20=30、
複利の数字72の半分だから、約1.5倍弱に膨れ上がる。
2千万円のローンで、ざっくり大雑把で、約3千万円の支払いになる。

ダウ平均銘柄の平均配当利回りは2.46%ほど。

年間配当率
AAPL 1.46%
AXP 1.33%
BA 1.15%
CAT 2.47%
CSCO 2.50%
CVX 3.96%
DIS 1.28%
GS 1.65%
HD 2.67%
IBM 4.48%
INTC 2.47%
JNJ 2.69%
JPM 2.76%
KO 3.26%
MCD 2.35%
MMM 3.04%
MRK 2.80%
MSFT 1.41%
NKE 1.00%
PFE 3.55%
PG 2.80%
TRV 2.28%
UNH 1.54%
UTX 2.06%
V 0.61%
VZ 4.21%
WBA 3.29%
WMT 2.06%
XOM 4.33%
平均 2.46%

この配当利回りから税金(外国+国内)で約3割引かれるので、2.46%×0.7=1.7%。
配当を再投資すれば複利の効果が望める可能性もあるが、株価に左右される。

住宅ローンの金利とダウ平均銘柄の配当利回りに大幅な差異はない。どちらも1%台。

下記のように言い換えることができる。

株式投資を20年して3千万円の資金を作って住宅を買うか、
住宅ローンで2千万円を借りて、20年間で合計3千万円を支払うか。
そもそも、住宅を買わない選択もある。

住宅ローンを組んで、株式投資をする二刀流を目指すのであれば、
住宅ローン以上の金利を株式投資で稼ぎ出す能力がなければならない。
もしくは、リスクに耐えられるだけの高所得者のみができることで、
庶民の話ではない。

2019年6月10日月曜日

記事

人生100年2千万円の取崩しではなく、2千万円の運用継続が必要

この記事での金融庁の発表というか、考え方に、
そもそもの金融リテラシーが欠けている。

95歳まで生きるには夫婦で約2千万円の金融資産の取り崩しが必要と試算。
男性が65歳以上、女性が60歳以上の夫婦で、年金収入の生活設計で毎月約5万円の赤字現役時代から長期積立型で国内外の商品に分散投資することを推奨。
毎月赤字5万円の赤字で、2,000万円の取り崩し、ピン!と来た人いませんか?

取り崩す必要があるのか、ということ。

毎月5万円だから、年間手取り60万円。
2,000万円で年間60万円だと、年間配当利回りは3%。
税金をざっくり2割とし年間75万円だと、年間配当利回りは3.75%。

今の日経平均配当利回りは、前期実績で2.34%、予想で2.28%。
※ 参照元https://www.nikkei.com/markets/kabu/japanidx/

年間3.75%だから2.28%だと、1.5%足りない。まずい。
高配当銘柄のキャノン(5.14%)、JT(6.12%)、NTTドコモ(4.81%)の
ポートフォリオを組めば、配当利回り4%は維持できる(あくまで現時点での理想)。

配当利回り4%だと年間の手取り(税控除)は、年間64万円、月5.3万円になる。
取り崩さなくても、月5万円の不足は2千万円の資産運用で対応できる

現役時代から分散投資で2,000万円金融資産を築けた人は、
逆に言うと65歳から金融資産を取り崩すことに恐怖を感じるはず。





2019年6月7日金曜日

記事

5年間ダウ銘柄を持ち続けたら、配当利回りが現在を上回る銘柄

2012年度末の各ダウ銘柄株価終値で、今までダウ銘柄を持ち続けていたら、
配当利回りでどれだけの差がつくかを検証。

下記表は、5年前の投資元本での配当利回りと現予想配当利回りの利回り差分欄
を降順で並べている。

5年前に投資して持ち続ければ、
Boeingは9%台
Microsoftは6%台(当時の株価は20ドル台!!!! 信じられない)
になっていた。

悲しいことに、5年前よりも今のほうが年間配当利回りが良いのは
Chevron
Exxon mobil
IBM
の3銘柄。逆張り観点なら、これらの銘柄は魅力的だ。

ダウ29銘柄中26銘柄は5年前から持ち続けたほうが、配当利回りが現在よりも良い。
約89%(=26/29)の確率なんだから、一度買ったら持ち続ける、いける。


2013年度
年間配当金
2012-12-31
株価終値
2013年度の
配当利回り
2018年度
年間配当金
2012年末の
投資元本での
2018年度の
配当利回り
現在の
予想配当利回り
Yahoo!Finance
5年前の投資
で得られた
利回り差分
BA $1.94 $75.36 2.57% $6.84 9.08% 2.41% 6.67%
MSFT $0.97 $26.71 3.63% $1.72 6.44% 1.49% 4.95%
UNH $1.05 $54.24 1.94% $3.45 6.36% 1.49% 4.87%
CSCO $0.65 $19.65 3.31% $1.28 6.51% 2.69% 3.82%
HD $1.56 $61.85 2.52% $4.12 6.66% 2.87% 3.79%
INTC $0.90 $20.62 4.36% $1.20 5.82% 2.86% 2.96%
JPM $1.36 $43.97 3.09% $2.48 5.64% 3.02% 2.62%
MCD $3.12 $88.21 3.54% $4.19 4.75% 2.34% 2.41%
MMM $2.54 $92.85 2.74% $5.44 5.86% 3.61% 2.25%
JNJ $2.59 $70.10 3.69% $3.54 5.05% 2.90% 2.15%
DIS $0.86 $49.79 1.73% $1.72 3.45% 1.33% 2.12%
MRK $1.73 $40.94 4.23% $1.99 4.86% 2.78% 2.08%
TRV $1.96 $71.82 2.73% $3.03 4.22% 2.25% 1.97%
PFE $0.96 $25.08 3.83% $1.36 5.42% 3.47% 1.95%
AAPL $1.69 $76.02 2.22% $2.82 3.71% 1.76% 1.95%
V $0.35 $151.60 0.23% $3.52 2.32% 0.62% 1.70%
NKE $0.44 $51.60 0.84% $1.64 3.18% 1.49% 1.69%
PG $2.37 $67.89 3.49% $2.84 4.19% 2.90% 1.29%
AXP $0.86 $57.48 1.50% $1.44 2.51% 1.36% 1.15%
UTX $2.20 $82.01 2.68% $2.84 3.46% 2.33% 1.13%
VZ $2.08 $43.27 4.80% $2.37 5.48% 4.43% 1.05%
KO $1.12 $36.25 3.09% $1.56 4.30% 3.26% 1.04%
WBA $1.18 $37.01 3.19% $1.68 4.54% 3.57% 0.97%
WMT $1.88 $68.23 2.76% $2.08 3.05% 2.09% 0.96%
GS $2.05 $127.56 1.61% $3.15 2.47% 1.86% 0.61%
CAT $2.32 $89.61 2.59% $3.28 3.66% 3.44% 0.22%
CVX $3.90 $108.14 3.61% $4.48 4.14% 4.18% -0.04%
XOM $2.46 $86.55 2.84% $3.23 3.73% 4.92% -1.19%
IBM $3.70 $191.55 1.93% $6.21 3.24% 5.10% -1.86%