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2023年6月24日土曜日

記事

S&P500指数が1万ドルを達成する日は意外とすぐかも、と思う楽観思考を持とう。

S&P500指数の過去実績の年間平均上昇率は約10.7%、
とネット検索して、見つけた。

今のS&P500指数が約4,350ドルで、
冒頭の上昇率を単純計算すると、
下記のようにS&P500指数は推移する。

1年目(2024) 4,815
2年目(2025) 5,331
3年目(2026) 5,901
4年目(2027) 6,533
5年目(2028) 7,231
6年目(2029) 8,005
7年目(2030) 8,862
8年目(2031) 9,810
9年目(2032) 10,860

2032年には、S&P500指数が1万ドル達成しているんか?
今から、10年もかからずに。

俺が株式投資を始めたころのS&P500指数は
3ケタ台の1,000ドル未満。

当時はS&P500指数には興味なかったから、
知らんかったけど、調べると、
リーマンショックで再度3桁になった後、
今は4ケタ台の1万ドル半ば弱まで上昇している。

年間平均上昇率は約10.7%って、実はすごい上昇なんだよね。
現実は暴落、上昇を繰り返すから、毎年10.7%上昇しないんだが、
後を振りかえると毎年10%上昇している。
それも複利で上昇していることを忘れずに。

あなたが過去の平均上昇率10.7%が今後も続くだろうと信じるなら、
日々の株式相場のノイズから離れているのがベスト。

年間20%上昇したら利確し、10%下落したら損切りしてしまい、
複利の果実も台無しになってしまう。
2032年まで辛抱できなくなるんよ。

たださぁ、今S&P500指数が4300ドル台で、
1万ドルになる日を想像する人はほとんどいないと思うけど、
たったの2倍弱の上昇で1万ドルだからね。

仮に、1万ドルになれば、10%の上昇率は3桁ではなく、
上昇幅1,000ドル単位に繰り上がるんよ。

これ、S&P500指数が1,000ドル未満のときに投資していたら、
もう、別世界の上昇幅。複利が凄いことになっている。

紙を物理的に26回は折れないので富士山越えはないけど、米株式は30年保有していればいい線いけるかも。
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2023年5月9日火曜日

記事

資産を比例で増やすか、指数で増やすか、それが問題だ。昇給率ではなく昇給額での提示はなぜ?

「ゆっくりお金持ち」と呑気なこと言って、
毎年一定の増え方で金持ちになれる訳ではない。
どこかで、加速度を付けないと。

複利って言うのは、最初の増え方は「ゆっくり」。
年を増す毎に増え方は加速される。
だから、複利を掴めば、ゆっくりとお金持ちになれる、
んだと俺は解釈している。

増え方が一定(増える額が毎年一定)だと、
本当にゆっくりしていて、
いつまでたっても、お金持ちになれない(かもしれない)。

要は、比例で増やす(青線)のか、指数で増やす(赤線)かの違い。




題名の例であるように、給与の昇給って、
額で提示されることがほとんど。
昇給率で掲示すると、加齢とともに、
昇給率は減少するから、何かと面倒なことになる。

給与の増え方は、比例で増える。
将来もおおよそ、予測できてしまう。夢がない。

んで、話を冒頭に戻すと、
俺が株式投資で期待したのは、
もちろん、青線ではなくて、赤線。

赤線の最初の増え方は、青線を多少下回っていても、
後半から一気に引き離しにかかっている。

そうするには、複利の利子も元本に組み入れ続けないと、
指数的に増えない。
でも、俺がやっているのは預金じゃなくて株式投資。
利子なんて概念はない。
でも、似たようなことは実現できそうと考えた。2つある。

①含み益銘柄を保有し続ける。
②配当を再投資に回す。税金で効率は悪いが仕方がない。

優先度で言えば、絶対に①。

ただ、若い頃の株式投資は給与の昇給以上に増えないと言うこと。
株式投資よりも働いているほうが、確実に増やせる。

上記のグラフで青線を給与、赤線を株式投資に置き換えれば、
分かりやすい。

赤線も上手く行けばの仮定だが。
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2023年4月3日月曜日

記事

複利は「馬の鼻先に人参をぶら下げる」ように、利益を手にせずに走り続けるようなもの。

複利って素晴らしいモノなんだけど、
これを実現する上で、
我慢しなきゃならないことを、
忘れてしまう。

米国株指数投資で、
過去の実績に従えば、
平均したら毎年7-8%増えますよ、
と聞いてさぁ、
多少のボラは承知の上で、
米国株指数長期投資をやるんだわ。
その心意気はまじで良いんだけど。

いずれ、気が付くと思うんだが、
その7-8%というのは、

「一度も利確しないで長期で達成できる利率。」

儲かった年度には少し利確したり、
少し要りようなので、利確したら、
複利効果が半減するので、その7-8%と言うのは
実現できなかったりする。

30-40年後に平均7-8%の利回りを実現させるなら、
過去の実績から、そうなる確率は格段に上昇するんだけど、
多くの人は当初は長期でも、やるうちに
「そんなに待てない」
「こんな暴落が来るなら、いまのうちに解約」
とか言って、長期にならなくなるリスクがごまんとある。

鼻先に人参ぶら下げたような状態が馬だけでなく、
自分にも同じ境遇が巡って来るのが、長期の複利。

「こんなに仕事しなきゃ良かった」というのは、
人生の後悔の一つと良く聞くけど、
「こんなに早くに利確しなきゃよかった」というのも、
投資の後悔の一つと思うんだが、あまり聞かない。

多分、利確すると、その後の株価を追うことはないからなぁ。

損失にはかなり注意を払うが、取り逃した利益には案外無頓着だったりする。
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2022年7月31日日曜日

記事

複利効果とて、超低金利じゃ効果なし。米国指数の過去実績平均利回りが7-8%な訳は...

複利効果というのは、
それ相応の金利と期間が揃って、
初めて効果を実感できるもの。

まずは期間。
年間複利5%と単利の比較。


20年目ぐらいから、増え方の差が著しくなるイメージ。
期間が長ければ長いほど、増え方が違う。
だから、我慢して持ち続けろ、金利5%なら、と言うことになる。

次は、低い金利で想定する。
金利2%。今の日本なら金利2%でも高金利だが。
30年経過しても金利2%なら、
元本は複利なら1.81倍、単利なら1.60倍。
30年でガチホした割には、大した差が広がらない。

S&P500指数ETFの過去実績の平均利回りが7-8%なら、
十分に長期でガチホすれば、
複利効果と似た効果が得られる
可能性は十分あるともカン違いできる。

株式なんで、債券とは違うから、
複利という訳にはいかない。
毎年、金利分の利子を頂いている訳じゃないからね。

ただ、ゴールは同じなんよ。
S&P500指数ETFを持っていれば、過去実績では、
利回り7-8%並みの複利の債券を持ったの、
と同じ程度の資産にはなったと。

ただ、そのためには保有しないといけない、
と言っている。
利確すれば、その時点で複利効果はオワコン。

5年位じゃ、単利も複利もほぼ互角、複利を実感できない。
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2021年11月17日水曜日

記事

スノーボールっていう本があるけど、タイトルに惑わされていない?

バフェット氏に関する本で
「スノーボール」という本がある。
因みに、俺はその本を読んでいない。

タイトルの「スノーボール」は、
「Snowball(雪玉)のように転がるにつれ
 加速的に雪玉が大きくなる」
すなわち、
「資産が加速的に増える、複利みたいな」
ことを示唆しているんだな、と直感的に思った。

悪いけど、そんなことは夢物語。
雪国に暮らせば、わかるけど、
雪玉を坂で転がしても雪玉は大きくならない。
っていうか、雪玉にならんから。
円盤みたいな形になって、最後は倒れるだけ。
サラサラ雪だと、雪玉にすらならない。

どこかのアニメのような、
雪玉が転がって大きくなって、
雪だるまができるのは、作り話。

まともにとるなよ、
もうちょっと、
寛容的になれと言われそうだが、

株式投資でも雪だるま式に資産は増えない。
これも誤解だ。
増えたり、減ったりを繰り返して、
大きくなることはあっても、
一方的に増え続けはしない。
雪だるま式(スノーボール)なんて、ただの妄想。

バークシャ・ハザウェイの年間報告書を見れば、
毎年、運用資産額を増やしている訳でもない。
雪だるま式はファンタジーとわかる。

世の中で、雪だるま式に確実に増えるのは、
借金とローンだけ。
だから、それを避けるだけでも十分、賢いと思う。

投資をする際には、必ず疑うこと、そして、最悪のストーリも想定しておく。
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2021年9月16日木曜日

記事

複利を生かすには時間が必要。それも長期の。

複利の効果が凄いって、
記事は多いけど、
複利で大事なのは利子の値ばかりに
注力してはダメと言うこと。

むしろ、利息の1-2%の誤差に関心を示すぐらいなら、
期間に注目すべき、と思っている。

俺が米国株投資ガチホを貫いているのは、
資産の増え方が半端じゃなくなるんだよ、
期間が長ければ長いほど、それも後半になるほど。
そして、配当金も増えるから、
売る必要がますます無くなる。

よく覚えて欲しい、米国株のインデックス投資の
過去実績平均年間利回り(言い回しがくどすぎ)が
7-8%あろうが、利息周期が1年なら、
保有期間が1年ではただの単利
に過ぎない。
そして保有期間が10年未満なら、
いくら複利とはいっても(相対的に)低空飛行
それが30年以上ならジェット気流並みの飛行となる。

逆の話をしよう。
住宅ローンを組む際、話題になるのは借入金利値。
俺からすれば、
ローンの支払期間のほうがよっぽど気になる。
言っておくけど、俺はローン組まずに現金一括主義。

「滅茶苦茶安い金利で住宅ローン借りられた」って
自慢げに話す同僚、上司に、
「支払いローン期間は?」と聞いて、
一気に場をフリーズさせたことが何度もあったなぁ。

俺、空気読まない性格だからね。
社内じゃ昇進望むべくもなし。

で、具体例を出すと、

元金10万円の年間利息周期で、
7%の29年複利なら約71万円、
8%の25年複利なら約68万円。

8%の利息が望めなく7%でも4年多く保有すればいいだけ。
1%の差でも4年保有するだけでいい。

ローンで言えば、いくら金利が安くなっても支払期間が延びれば、
結局は更に短い期間で高金利で支払った額と変わらない。

72の法則で考えれば、いいじゃん。
3%の複利で24年ローン組んだら、支払い総計は元金の倍支払う。
6%の複利で12年ローン組んだら、支払い総計は元金の倍支払う。
どっちも、結局倍支払う。

じゃぁ24年のほうがお得と思ってない?
支払いは先延ばしするほうが得策と?
得策と思うのは企業での話し。
企業は倒産すればチャラだけど。個人は自己破産。

企業は借入金の利子よりも稼げると思うから、
借金してでも設備投資やらをする。

個人が先延ばしをして得することって何かある?
教育資金に回すならまだしも、
浪費に回す位ならさっさと返済すべき。

投資は若いうちから、ローンは早くに返済。っていうか、ローン組むぐらいなら、買うな、が本音。
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2021年5月27日木曜日

記事

投資額の過多ではなくて、投資期間で資産を増やすことを心がける。

複利は前半つらくて、後半花開くイメージ。
正直、将来、人生で何が起きるかわからないのに、
数十年先も待てないよ、ってなる、普通なら。

上記のグラフは複利6%のグラフ。
約12年ごとに2倍ずつ増えていくサイクル。

複利の一番おいしいところは、
元本が2倍に増えたところで、
さらに2倍になるサイクルが繰り返されること。

正直言うとね、最初の12年の2倍効果は、我慢しかない。
たったの2倍かよ、12年も待って、となる。
でも、ここからが複利の開始地点。
更なる12年が複利の絶大なる効果となる、
投資元本からの2倍の2倍だから4倍。
そして、更に12年経過すると8倍になる。

2倍→4倍→8倍→16倍

2のべき乗で増えていく。
複利を雪だるま式に例える人いるけど、違うよ。
雪山で雪玉を転がしたことあれば、分かると思うけど、
自分の重さでいずれ止まってしまうし、
後半になればなるほど雪も付着しなくなる。

株式投資を雪だるま式に例えるなら、
いずれ自分の資産額の大きさに、
押しつぶされてしまう可能性ありだからね。

資産額が大きくなって、投資額も大きくなり、
つい、レバとかに手を出して、
あっという間に、借金を背負うことさえあり得る。

12年で2倍になる複利(利益)じゃ、
満足できなくなる、感覚が怖いんだよ。

資産百万円程度ならあり得なかったのに、
億の資産を持ったがために、
今までは12年という時間をテコに資産を増やしてきたことを忘れ、
資産額をテコに資産を増やそうとする。

億の投資家より、30年投資で資産を増やしてきた人の話を聞きたい。

30年後を語っても、誰も話を聞かない、それが複利。住宅ローンのことだからね。
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2020年1月29日水曜日

記事

『複利』で株式運用したら幾ら、そんな『増え方』本当にするのかと思う。

株式投資でよく聞く『複利』の言葉には、個人的にはすごく違和感がある。
株式投資と複利に何の関係があるんだろうかと。

よく言われるフレーズが、
毎月数万円投資して、
毎年5%で複利運用すると、
40年後にはこれだけの資産額になります、
という奴。
ちょっと短絡的過ぎやしないかと。

毎年5%という数字も怪しいけど、株式投資で複利運用できる奴いるのか?

『株式投資をすると複利で資産が増えます』はまずありえない。
言葉通り取れば、株式投資が毎年一定の複利で増える訳はないから。

例えば下記のように毎年、株式投資の時価総額が増えたとした場合

①時価総額が10%増加(1.1)
②時価総額が13%増加(1.43)
③時価総額が10%減少(1.287)
④時価総額が20%増加(1.5444)
⑤時価総額が5%増加(1.62162)
⑥時価総額が5%減少(1.540539)

6年たって、時価総額は約1.54倍になった。
これを①からの6年間で複利に直すと、約7.4%になる。

でも、決して毎年7.4%で資産が増えたわけではない
谷あり、山ありで、最終的に資産が増えたことで複利に直せたけど、
資産が減っていれば複利どころの話ではない。

仮に⑥で時価総額が50%減少なら、①の投資元本から23%減少し、資産は増えない。

長期株式投資すれば、
複利ベースのように増えるっていうのは、
結構誤解を招くフレーズ。

「毎年数%の運用をすれば資産が増える」はただの妄想と思う人はクリック
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2019年12月3日火曜日

記事

ダウ工業30銘柄で高配当銘柄は大きな増配率を期待できないか検証

増配率は直近の3年分の平均。ダウ(DOW)は除外。
2019年度の増配がまだ未実施のDIS、UTXは2年分の平均で算出。
銘柄 配当利回り 直近3年
平均増配率
2017
前年比
増配率
2018
前年比
増配率
2019
前年比
増配率
V 0.65% 22.13% 18.18% 28.21% 20.00%
NKE 1.05% 10.82% 11.11% 10.00% 11.36%
AAPL 1.15% 10.63% 10.53% 15.87% 5.48%
DIS 1.16% 11.34% 9.86% 12.82%
MSFT 1.35% 9.36% 7.69% 9.52% 10.87%
AXP 1.43% 10.35% 9.38% 11.43% 10.26%
UNH 1.54% 20.00% 20.00% 20.00% 20.00%
WMT 1.78% 1.96% 2.00% 1.96% 1.92%
UTX 2.03% 5.53% 6.06% 5.00%
INTC 2.17% 7.19% 4.81% 10.09% 6.67%
GS 2.26% 9.43% 15.38% 6.67% 6.25%
BA 2.31% 23.62% 30.28% 20.42% 20.18%
TRV 2.40% 6.97% 7.46% 6.94% 6.49%
PG 2.44% 3.67% 3.00% 4.00% 4.00%
HD 2.47% 25.58% 28.99% 15.73% 32.04%
MCD 2.57% 10.02% 7.45% 14.85% 7.76%
JPM 2.73% 24.01% 16.67% 42.86% 12.50%
JNJ 2.76% 5.90% 5.00% 7.14% 5.56%
MRK 2.80% 9.21% 2.13% 14.58% 10.91%
CAT 2.85% 10.44% 1.30% 10.26% 19.77%
CSCO 2.85% 10.46% 11.54% 13.79% 6.06%
KO 3.00% 4.56% 5.71% 5.41% 2.56%
WBA 3.07% 7.07% 6.67% 10.00% 4.55%
MMM 3.39% 9.16% 5.86% 15.74% 5.88%
PFE 3.74% 6.27% 6.67% 6.25% 5.88%
CVX 4.06% 3.32% 0.00% 3.70% 6.25%
VZ 4.08% 2.12% 2.16% 2.12% 2.07%
IBM 4.82% 5.00% 7.14% 4.67% 3.18%
XOM 5.11% 5.09% 2.67% 6.49% 6.10%

配当利回りが3%を超えるあたりから、減金増配率が10%を超えるのはなかった。
3Mあたりは10%弱ともいえるけど。

V、NKE、AAPLあたりは1%近辺の配当利回りだが、直近3年間の増配率は大方2桁越えを維持している。例外は、今年のAAPL増配率。5%かよ少なすぎ。

VとかUNHとかを見ていると、長期投資で持てば高配当銘柄(投資額ベースで)に様変わりする可能性は十分に秘めている。

でも、すぐにでも高配当が欲しいという心理もあるから、株式投資の難しいところ。

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2019年10月1日火曜日

記事

株価が上昇しまくる株価チャートを見ると、複利のグラフに見えてしまうのは錯覚?

株価というのは、勢いずくと複利のような曲線を描いて上昇すると感じるときがある。
直線上で株価が上昇し続けるという感じがしない。

複利7%の投資元本の30年の増え方は、下記の通り。

ビザ株のIPOからの約11年の月間株価推移のグラフ。



上記の2つのXY軸目盛の整合性はとれていないが、
あえて上記の2つのグラフを合成すると、


このようになる。

X軸の期間も11年と30年、
Y軸に至っては投資元本倍数とビザの株価なので、比較対象にはならない。
ただの偶然といえば偶然かもしれないが、グラフは一致してしまった。

ボーイングやアップルも業績絶好調のときの株価グラフを見ると、
どうしても複利のグラフを連想してしまう。


2019年9月18日水曜日

記事

株式投資は計画通りに進まない、平均利回りでの将来設計は危険

個別銘柄のポートフォリオを組もうが、S&P500のETF投資をしようが、
貴方が過去の平均利回りを使って積立投資計画を立てても、
将来の評価資産額予測は不可能。

何年か後に1億円達成の予想をしても、たぶん大方外す。
株式投資の平均利回りほど、あてにはならないものはない。
株価は鶏の千鳥足程にばらばらに推移するのが落ち。

ただし、資産額の予想観測はあてにはならないが、
必ずしも想定以下の評価資産額になるわけでもない。
想定よりも早くに、1億円達成ができる可能性も十分にある。

S&P500のETF投資で過去の平均利回り7-9%であることは周知されているが、
これが将来数十年間、保証されているわけではない。

米国中心の世界経済が回ることで、大方米国株市場は右肩上がりを続けるだろう、
という希望的観測で米国株投資を行っている。
逆に言えば、将来、中国やインドに世界経済の中心が移ることに賭けていない。

今後も米国株は千鳥足のように短期的には上下しながら、
長期的には上昇すると期待している。しかし、その上昇率は誰も図れない。
だから過去の平均利回り値だけが頼りになる。

そして、利回りが7%だと10年後に約2倍近くに上昇すると錯覚してしまう。
債券の利回りの考え方にすり替わっている。

仮にS&P500が複利7%で推移するならば、
10年後は6000ドル近くになっている。
そんな予想はあてにはならない。
9000ドルかもしれないし、4000ドルかもしれないし、分かる訳ない。

それでも株式投資をするのは、他の金融商品に比べて、
持ち続ければ結果として評価額が良かったから。とくに米国株が。
それに従って米株投資しているだけだが、
世界恐慌やリーマンショックがあるので、
平均値で考えると、ときに大きく皮算用が狂う。

2019年8月1日木曜日

記事

ふるさと納税・ポイント・~ペイ知らなきゃ、世の中『情弱』呼ばわり、そんなことに時間を使いたくない

ふるさと納税をしないのは、情弱で知識に乏しいとか、
どのペイはどこそこのペイよりも還元率がいいとか、知らなきゃ情弱じゃねーーーーと、
まぁいろいろ『情弱』ワードが溢れる世の中になったなと。

でも、個人的に思うことは、世の中、さらに面倒くさくなったということ。
数万円の『得』をするために、いちいち、情報を集めるのに時間を使い、
最大限の利益を得ようとする労力を考えると、
知らなかったほうが良かったこともありゃしないか?
ペイ払いのマーケティングに煽られて、欲しくもないもの買って、
ポイント貯めた経験ない?
ポイント額につられて、買ったはいいけど段ボール箱のままとか。

ふるさと納税も、正直面倒なんだよ、たいした欲しくもないプレゼントのために、
ここまでするかって感じ。
わかるよ、プレゼント分の見返りがあることは。

それなら、自分の好きな(得意な)米株式投資に時間を割いたほうがいいとは
思わないか?

本当の金持ちは、自分で節税はしないよ、お抱えの税理士に節税をやらせる。
面倒なもめ事も弁護士にやらせる。そちらのほうが効率がいいからね。
税理士、弁護士を雇えるだけのお金を稼げるなら、稼げることに時間を割く。
ふるさと納税や何とかペイのポイント還元率知らなくても、別に情弱でもないよ。
何が一番面倒って、世の中『ポイント』だらけなんだよ。
何かを買うと、『ポイントカードありませんか』だもんな、
なんかポイント貯めないと損した気にもなるし、
逆にポイントのせいで買うのやめようかなと思ったことはない?

さぁ。
今日もアルトリア株が下落するなら、配当利回りがどれだけになるか再計算しよう。
BTIもまた配当利回り7%台まで株価下落したことだし。IBMとVisaの関係も知りたい。
Mastercardの決済システムは、どのベンダーを使っているかも知りたい。
そっちのほうに時間を割くぞと。

2019年6月20日木曜日

記事

アーリーリタイアを目指しているのに「長期投資」とは矛盾していないか?

なるべく若いうちにリタイア生活を目指しているのに、
株式投資で利益を出すためには、長期の投資期間が必要?

もしかして、23歳で入社して70歳まで働いて、48年間株式投資すればいいのかな?
それじゃ全然、早期リタイア生活が望めません、どうすればいいの?

S&P500の過去50年間の平均利回りが約7%でとりあえずシミュレートする。

頑張って虎の子の200万円を年平均利回り7%で再投資して回すと、
1千万円になるのは24年目。
24年間働いて、24年目に200万円が1000万円、悪くはないけど。心折れそう。
税金も手数料も考慮していないから、実際はもっと長い。



過去のフィリップモリス並みの配当再投資で利回り20%だとすると、
1千万円越え9年目。1億円越えが22年目になる。頑張れるよ、いやな労働でも。
後の増え方は、サラ金並みで恐怖さえ感じる。40年目で29億円。

複利7%と20%の金額の増え方のグラフ。




複利7%の青棒が全く見えないので、Y軸を対数目盛にする(下記のグラフ)。
恐るべし、フィリップモリス。



長期投資を短くするには、何が何でも、「投資利回り」が重要。
当然じゃんと言われれば、それまでだが、インデックス投資では利回りが悪すぎる。
個別銘柄の投資で投資利回りを上昇させる必要がある。

高配当という意味で、アルトリアが人気がある訳ではなく、
投資利回りを狙って、早く財産を築きたい、それで人気があるのだろう。

バフェット氏、テンプルトン氏もインデックス投資で財を築いていない。
9億円の財産を築いたガソリンスタンドのリード氏も。

2019年6月17日月曜日

記事

過去10年ならSP500は利回り約10%_過去平均は約7%

S&P500の株価推移と、元本$17.05(S&P500の'50/01の株価)債券月複利0.61797%の比較。
S&P500は’98年以降イケイケだったのが、’09年で想定利回りの半値近くまで下落。
株は長期的には右肩上がりだが、利回りで語られると赤線を想定しまう錯覚の恐れ。
※'50年に月複利0.61797%の債券が存在していたかは、知らない。あくまで架空の債券想定。


複利の債券のように緩やか(=曲線のよう)には上昇しない

'50年からの比較は現実感がないので、直近の10年間で検証し直すと、
S&P500の月利回りは0.95823%(年だと10.8%!!)までに上昇する。

RRI(10,1030.71,2886.98)≒10.84%

年10%の複利って、恐怖を感じる。いつまでも続くかという不安。

その利率で株価推移と比較(’10年6月末の$1,030.71から複利計算)すると、
過去10年間はS&P500株価が常に高い。青線が赤線を下回ったのは月末比較で8回しかない。

最大の乖離は、最近の'18年12月で、S&P500は$2,506.85、利回り想定だと$2,726.42。
乖離差は-$219.57の差がついた。25万と27万円の差益2万だとわかりやすいかも。


株価は常に千鳥足なので、債券のような安定した動きを見せない。
そして、株価が好調な時でも、数週間・数日で、債券想定よりも8%の下落をする。

2019年6月13日木曜日

記事

住宅ローンは数十年払うのに、投資ではなぜ数十年続けられない?

フラット35の金利は、1.21~1.96%。最長35年の住宅ローン。

仮に、金利1.5%の20年で計算すると、1.5×20=30、
複利の数字72の半分だから、約1.5倍弱に膨れ上がる。
2千万円のローンで、ざっくり大雑把で、約3千万円の支払いになる。

ダウ平均銘柄の平均配当利回りは2.46%ほど。

年間配当率
AAPL 1.46%
AXP 1.33%
BA 1.15%
CAT 2.47%
CSCO 2.50%
CVX 3.96%
DIS 1.28%
GS 1.65%
HD 2.67%
IBM 4.48%
INTC 2.47%
JNJ 2.69%
JPM 2.76%
KO 3.26%
MCD 2.35%
MMM 3.04%
MRK 2.80%
MSFT 1.41%
NKE 1.00%
PFE 3.55%
PG 2.80%
TRV 2.28%
UNH 1.54%
UTX 2.06%
V 0.61%
VZ 4.21%
WBA 3.29%
WMT 2.06%
XOM 4.33%
平均 2.46%

この配当利回りから税金(外国+国内)で約3割引かれるので、2.46%×0.7=1.7%。
配当を再投資すれば複利の効果が望める可能性もあるが、株価に左右される。

住宅ローンの金利とダウ平均銘柄の配当利回りに大幅な差異はない。どちらも1%台。

下記のように言い換えることができる。

株式投資を20年して3千万円の資金を作って住宅を買うか、
住宅ローンで2千万円を借りて、20年間で合計3千万円を支払うか。
そもそも、住宅を買わない選択もある。

住宅ローンを組んで、株式投資をする二刀流を目指すのであれば、
住宅ローン以上の金利を株式投資で稼ぎ出す能力がなければならない。
もしくは、リスクに耐えられるだけの高所得者のみができることで、
庶民の話ではない。