2023年4月3日月曜日

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複利は「馬の鼻先に人参をぶら下げる」ように、利益を手にせずに走り続けるようなもの。

複利って素晴らしいモノなんだけど、
これを実現する上で、
我慢しなきゃならないことを、
忘れてしまう。

米国株指数投資で、
過去の実績に従えば、
平均したら毎年7-8%増えますよ、
と聞いてさぁ、
多少のボラは承知の上で、
米国株指数長期投資をやるんだわ。
その心意気はまじで良いんだけど。

いずれ、気が付くと思うんだが、
その7-8%というのは、

「一度も利確しないで長期で達成できる利率。」

儲かった年度には少し利確したり、
少し要りようなので、利確したら、
複利効果が半減するので、その7-8%と言うのは
実現できなかったりする。

30-40年後に平均7-8%の利回りを実現させるなら、
過去の実績から、そうなる確率は格段に上昇するんだけど、
多くの人は当初は長期でも、やるうちに
「そんなに待てない」
「こんな暴落が来るなら、いまのうちに解約」
とか言って、長期にならなくなるリスクがごまんとある。

鼻先に人参ぶら下げたような状態が馬だけでなく、
自分にも同じ境遇が巡って来るのが、長期の複利。

「こんなに仕事しなきゃ良かった」というのは、
人生の後悔の一つと良く聞くけど、
「こんなに早くに利確しなきゃよかった」というのも、
投資の後悔の一つと思うんだが、あまり聞かない。

多分、利確すると、その後の株価を追うことはないからなぁ。

損失にはかなり注意を払うが、取り逃した利益には案外無頓着だったりする。
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