2019年9月18日水曜日

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株式投資は計画通りに進まない、平均利回りでの将来設計は危険

個別銘柄のポートフォリオを組もうが、S&P500のETF投資をしようが、
貴方が過去の平均利回りを使って積立投資計画を立てても、
将来の評価資産額予測は不可能。

何年か後に1億円達成の予想をしても、たぶん大方外す。
株式投資の平均利回りほど、あてにはならないものはない。
株価は鶏の千鳥足程にばらばらに推移するのが落ち。

ただし、資産額の予想観測はあてにはならないが、
必ずしも想定以下の評価資産額になるわけでもない。
想定よりも早くに、1億円達成ができる可能性も十分にある。

S&P500のETF投資で過去の平均利回り7-9%であることは周知されているが、
これが将来数十年間、保証されているわけではない。

米国中心の世界経済が回ることで、大方米国株市場は右肩上がりを続けるだろう、
という希望的観測で米国株投資を行っている。
逆に言えば、将来、中国やインドに世界経済の中心が移ることに賭けていない。

今後も米国株は千鳥足のように短期的には上下しながら、
長期的には上昇すると期待している。しかし、その上昇率は誰も図れない。
だから過去の平均利回り値だけが頼りになる。

そして、利回りが7%だと10年後に約2倍近くに上昇すると錯覚してしまう。
債券の利回りの考え方にすり替わっている。

仮にS&P500が複利7%で推移するならば、
10年後は6000ドル近くになっている。
そんな予想はあてにはならない。
9000ドルかもしれないし、4000ドルかもしれないし、分かる訳ない。

それでも株式投資をするのは、他の金融商品に比べて、
持ち続ければ結果として評価額が良かったから。とくに米国株が。
それに従って米株投資しているだけだが、
世界恐慌やリーマンショックがあるので、
平均値で考えると、ときに大きく皮算用が狂う。

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