2019年6月10日月曜日

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人生100年2千万円の取崩しではなく、2千万円の運用継続が必要

この記事での金融庁の発表というか、考え方に、
そもそもの金融リテラシーが欠けている。

95歳まで生きるには夫婦で約2千万円の金融資産の取り崩しが必要と試算。
男性が65歳以上、女性が60歳以上の夫婦で、年金収入の生活設計で毎月約5万円の赤字現役時代から長期積立型で国内外の商品に分散投資することを推奨。
毎月赤字5万円の赤字で、2,000万円の取り崩し、ピン!と来た人いませんか?

取り崩す必要があるのか、ということ。

毎月5万円だから、年間手取り60万円。
2,000万円で年間60万円だと、年間配当利回りは3%。
税金をざっくり2割とし年間75万円だと、年間配当利回りは3.75%。

今の日経平均配当利回りは、前期実績で2.34%、予想で2.28%。
※ 参照元https://www.nikkei.com/markets/kabu/japanidx/

年間3.75%だから2.28%だと、1.5%足りない。まずい。
高配当銘柄のキャノン(5.14%)、JT(6.12%)、NTTドコモ(4.81%)の
ポートフォリオを組めば、配当利回り4%は維持できる(あくまで現時点での理想)。

配当利回り4%だと年間の手取り(税控除)は、年間64万円、月5.3万円になる。
取り崩さなくても、月5万円の不足は2千万円の資産運用で対応できる

現役時代から分散投資で2,000万円金融資産を築けた人は、
逆に言うと65歳から金融資産を取り崩すことに恐怖を感じるはず。





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