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2020年4月28日火曜日

記事

ハイテク会社に減配の兆しがまだない_IBM、HPE、CSCO

今のところ旧大手ハイテク会社は減配していない。バロンズの記事にあった。

IBMは配当を維持し、下記の力強い言及。
CFO James Kavanaugh said that
“we remain fully committed to our dividend” 
「配当に全力を尽くす」(意訳)だよ、
日本企業で、こんなこと言う経営陣いるか?

Hewlett Packard Enterprise(HPE)も4月20日に配当発表済み。
Cisco Systems(CSCO)は2月に増配している。

バロンズの記事で衝撃的なのは、
コロナウィルスの影響で配当削減したS&P500のテクノロジー企業はまだいないと。

リアル小売業、石油関連株の減配、無配ラッシューを横目に、
テクノロジー企業(多分IT企業のことと思うけど)は減配無し、今のところは。
まぁ、マイクロソフト、アップルが配当を削減するとは考えにくいし。

それでもな、シュルンベルジェってテクノロジー会社じゃないんだ。
ITテクノロジーを滅茶苦茶駆使しているが、位置づけは石油開発業者。
75%減配していたよな。

旧ハイテク会社の配当は、J&J、P&G並みに安定していたりする。もうディフェンシブだよな。
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2020年3月31日火曜日

記事

今の相場もだんだん飽きてきた。しばらくすると、買収観測が出てくるはず。

コロナ・ウィルスを怖がっている(戦争状態)反面、
ほんの数年のことだから、という楽観論が株式相場に垣間見える。

最初は数週間の間に一気に下落したので、
あーこれは2万ドル割れて、数年は株価低迷だなと思っていたけど、
もう2万ドル超えているし。

株式相場的には、原油下落のほうがインパクト大きいと思う。
原油価格が1桁台にでもなったら、どうなるんだろうかと?

シェブロン、エクソン・モービル、コノコフィリップス、BP、RDSの企業再編が進みそうな気もする。
結局は、強い企業(変化に対応する企業じゃなく)だけが生き残ることになるんだろう。

今は株式相場に落ち着きがないので、買収や再編は進まないが、
コロナショックや原油価格がある程度落ちついてくると、
株価が下落したままの企業は、買収対象になるんだろうな。

ドットコム・バブルが弾けた後に、買収は頻繁に起きたからね。

サン・マイクロシステムズは、オラクルに。
DECはコンパックに、コンパックはHPに、そしてHPはHPQとHPEに分割。
ノベルはアタッチメイトに、アタッチメイトはマイクロフォーカスに。
ロータスはIBMに。

仮に、メジャーオイル業界で再編や買収(合併)が起きないとしても、
どうみたって、株式併合しそうな株価まで下落している。

エクソンやコノコフィリップの株価が2,30ドル台。
シュルンベルジェ株価が10ドル台。

株式併合が起きれば、減配は避けられないかなぁ、って考えたりする。

オイルメジャーの株価一桁台はさすがにないだろうな、その前に株式併合!
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2020年3月10日火曜日

記事

この状況で石油株買えるか?_谷深ければ山は大きいだろうな

石油株瞬殺されてます。

エクソンは40ドル台、シェブロン80ドル台。
シュルンベルジェ、HPは10ドル台。
バフェット氏の投資先オキシデンタルも10ドル台。
海洋掘削株のトランスオーシャンなどはペニー株寸前。

配当利回り数値は、もういいや。
激怒のサウジアラビアが、原油価格下落させて無配にさせちゃうぞ、と想像してしまう。
本当は、増産予定のロシア憎しなんだろうけど。

この状況で、4月末にエクソンが増配発表したら個人的にはビッグ・サプライズ。

原油価格が下落し続ければ、
自然エネルギーの再生コストが相対的に高い、
となりそうな気がしないでもない。

それに、ガソリン価格が下落して100円/リットル割ると、
ガソリン車の1km当たりの燃料代より電気自動車の電気代高くね~、
ともなりかねない。

原油価格が下落するってことは、
長期的には経済の活性要因になるんだろうなとは思う。
材料コストは安くなるしな。

30年後にシーゲル教授がこう言わないかな...

2020年当時、
石油株は環境エネルギー観点から期待されなかったために、株価が伸び悩んだことで、
長期的な再配当投資で、最大の投資利回りを達成することができた。

うんな訳ないか....

でもな、石油株とタバコ株もオワコンと思うには、まだ未練が残る。

オイルメジャーの社債がデフォルトするとは思えん。中小のシェール会社ならするだろうけど。
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2020年3月7日土曜日

記事

石油株を買う理由_鉄鋼、繊維のような斜陽産業とは違うと考える

石油株は奈落の底まで突き落とされそう。それでも、まだ大手石油株はいい。
石油掘削、調査会社のようなSLB、HPはもう株式併合まで行きそう。

こんなタバコ株並みの高配当株を無視できない。
タバコは要らないが、石油は必要だ、正確には石油の加工製品いろいろだけど。

石油株は、かつての繊維株、鉄鋼株のような歴史株を歩むのか?
個人的には、疑問が残る。

①ダウ工業30銘柄には、XOM、CVXとまだ2銘柄採用されている。
 鉄鋼、繊維、タバコ株はダウから除外されているが石油株はまだいる
②繊維、鉄鋼のような人的生産コストによる価格競争が起きていない
③石油は、いまだに世界のエネルギー需要を支える石化資源
④自然再生エネルギーは、税金補助で支えられている
⑤原油が豊富に身近にあると感じている錯覚
 トイレットペーパ騒動を見れば、そんなのはただの気休め。
 供給が十分あっても、ガソリンスタンドに届かなければ、みんなが買占めに走る。
⑥石油供給量を調整するための会合がいまだに行われている OPEC、OPEC+
 繊維供給量や鉄鋼供給量を減産するために生産国が協調会合しているのか知らんが、誰も興味がない

石油株価は原油価格と連動するというけれども、
1980年代はWTI年間平均価格が下落してもエクソン株は上昇していた。
1982年から今までWTI価格は1.6倍、エクソン株価のほうは約12倍。


ガソリン価格がこの10年先上昇しないと思うなら、石油株は買わない。
しかし、10年先、
ガソリン価格は上昇し、
灯油価格も上昇すると思うなら
石油株を買っておきたいと思う。
ガソリン価格が100円を割っていた時代が懐かしい。

しばらく低迷するだろう石油株の配当でガソリンを賄う。
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※上記グラフのデータ(1982年以降のエクソン・モービルとWTI原油年間平均価格)
Date EXXON年末株価終値 WTI平均 EXXON株価上昇率 WTI価格上昇率
1982-12-01 $3.72 $32.77 1.0倍 1.0倍
1983-12-01 $4.67 $30.41 1.3倍 0.9倍
1984-12-01 $5.63 $29.38 1.5倍 0.9倍
1985-12-01 $6.89 $27.76 1.9倍 0.8倍
1986-12-01 $8.77 $15.08 2.4倍 0.5倍
1987-12-01 $9.53 $19.16 2.6倍 0.6倍
1988-12-01 $11.00 $15.97 3.0倍 0.5倍
1989-12-01 $12.50 $19.60 3.4倍 0.6倍
1990-12-01 $12.94 $24.49 3.5倍 0.7倍
1991-12-01 $15.22 $21.48 4.1倍 0.7倍
1992-12-01 $15.28 $20.56 4.1倍 0.6倍
1993-12-01 $15.78 $18.56 4.2倍 0.6倍
1994-12-01 $15.19 $17.16 4.1倍 0.5倍
1995-12-01 $20.28 $18.37 5.5倍 0.6倍
1996-12-01 $24.50 $22.07 6.6倍 0.7倍
1997-12-01 $30.59 $20.33 8.2倍 0.6倍
1998-12-01 $36.56 $14.35 9.8倍 0.4倍
1999-12-01 $40.28 $19.24 10.8倍 0.6倍
2000-12-01 $43.47 $30.33 11.7倍 0.9倍
2001-12-01 $39.30 $25.92 10.6倍 0.8倍
2002-12-01 $34.94 $26.09 9.4倍 0.8倍
2003-12-01 $41.00 $31.11 11.0倍 0.9倍
2004-12-01 $51.26 $41.44 13.8倍 1.3倍
2005-12-01 $56.17 $56.44 15.1倍 1.7倍
2006-12-01 $76.63 $66.04 20.6倍 2.0倍
2007-12-01 $93.69 $72.28 25.2倍 2.2倍
2008-12-01 $79.83 $99.56 21.5倍 3.0倍
2009-12-01 $68.19 $61.65 18.3倍 1.9倍
2010-12-01 $73.12 $79.43 19.7倍 2.4倍
2011-12-01 $84.76 $95.05 22.8倍 2.9倍
2012-12-01 $86.55 $94.16 23.3倍 2.9倍
2013-12-01 $101.20 $97.94 27.2倍 3.0倍
2014-12-01 $92.45 $93.11 24.9倍 2.8倍
2015-12-01 $77.95 $48.71 21.0倍 1.5倍
2016-12-01 $90.26 $43.19 24.3倍 1.3倍
2017-12-01 $83.64 $50.91 22.5倍 1.6倍
2018-12-01 $68.19 $64.82 18.3倍 2.0倍
2019-12-01 $69.78 $57.01 18.8倍 1.7倍
2020-03-06 $47.69 $54.03 12.8倍 1.6倍



2019年9月2日月曜日

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買う理由が見つからないエネルギー株_悲観のなかで何かが生まれている?

私たちは、原油なんか必要としていない位、エネルギー株は底なし沼に陥っている。

・自然環境の悪者として扱われ、化石産業と呼ばれる
・景気後退時の景気敏感株として扱われる
・掘削技術の進化に伴い、供給が拡大し、供給の安定性が逆に原油価格を下落させる

唯一、メリットがあるとすれば、配当利回り位しかない。
エクソン・モービルは5%、シェブロンは4%、BPは6%。
石油掘削・調査企業のほうはさらに凄い、
シュルンベルジェは6%、Helmerich & Payneは7%で両銘柄ともたこ足配当状態。

君たちは、タバコ株かと言いたくなる。
どちらも、環境にやさしくなく、煙たがれ、のけもの扱いされる。
しかし、決算は黒字で、配当利回りはいいんだよな。
倒産リスクが高まっている銘柄とは違う。
たこ足配当については無配、減配のリスクがあるが、
石油メジャーはまだその点安心ではある。

バリュー投資家なら、「悲観の最高潮は、最高の買い場」。

しかし、買う理由がみつからない株を買うのは、確かにどう考えても買えない。
配当がいいだけでは買えない。

買う理由を探さないといけない。
見逃すにはなぜか、これらの銘柄に後ろ髪惹かれてしまう。
『原油がない社会が想像つかないから。』





2019年8月24日土曜日

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上昇する金鉱株に手を出すか、下落する石油株に手を出すか

米中貿易問題は、本当に面倒だね。
進展があったとツイートすれば株価上昇し、その後には追加関税。
ジェットコースタみたいに、上げ下げ繰り返して、リスクオンだ、リスクオフだと。
面倒くせぇ相場になったこと。

日本に住んでいると、『金』がさほど価値があるとは思わないんだけど、
政情不安定な国に住んでいれば、自国通貨よりも、米ドルか『金』のほうが価値があるんだろうなと。
とくに、陸続きの西欧大陸、国境を越えれば、自国通貨が買い叩かれるリスクもある。

順張り投資なら今は、金鉱株か、あとは指数ベア投資かな。
でもなぁ、金鉱株なんてほとんどわかりもしないし、事業内容も理解できない。
これこそETFで投資したいレベル。
配当もほとんどないから、ほったらかし投資には不向きだし。
逆に、金鉱株が数年も上昇し続ける相場を考えると、
世の中どんだけ不景気になるんだよ、とも思う。

逆張りなら石油株、特に下落が大きいのは、石油関連株、SLBとかHP。
SLB、HP、果たして配当を維持できるのか、相当心配になってきた。
減配ならまだしも、無配になりはしないかと。

XOM、CVXの配当政策は、事業目標のトップに位置しているから、
まだ大丈夫そうな気がするけどね。

ただ、XOMの配当利回りが5%台になるほど株価が下落してきたということは、
石油株もタバコ株と変わらずの不人気・低迷株になってきた証かな。

ダウ工業銘柄採用30銘柄で石油はXOM、CVXの2つも存在する。
まだまだ、世界は石油で経済が回っていると思うんだけどな。

2019年8月16日金曜日

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石油株、そして関連株どこまで落ちる_減配しない銘柄を見定める時期かもね

石油株が垂れ下がり。

特にひどいのが、海上掘削石油関連株。ほとんどの人は興味ない銘柄。
・Transocean(RIG)は、5年前には30ドルあった株価も今は3ドル台。10分の1。
・Enscoは名前をValarisに変え、株式併合を行い、過去をなかったことにしそうだ。
海上掘削関連株は世間で言う、ペニー株へまっしぐらな勢い。

次にひどいのが、掘削調査会社シュルンベルジェ。影のオイルメジャーと言われた企業。
5年前は100ドルを超えていた株価も今は、30ドル台で1/3に下落。
減配はまだしていないが、配当利回りは5%台。

そして、Helmerich & Payne, Inc.(HP)は契約掘削会社。
5年前は90ドルを超えていた株価も今は、30ドル台で1/3に下落。
配当貴族銘柄なので1セントの増配を続け、配当利回りは驚異の7%台。
もちろん、業績以上の配当を払っているたこ足状態。

そして、石油メジャー。上記の掘削関連に比べれば、まだましなほう。
・シェブロン(CVX)は、52週最低株価よりはまだ10ドルほど高い。配当利回り4%台。
・エクソン・モービル(XOM)は、昨年末の52週最低株価を更新しそうな60ドル台。
・BP(BP)も、52週最低株価を更新しそうな30ドル台で、配当利回り6.8%台。

川下・川上部門の両方を持っている石油メジャーは、
原油価格の下落を企業内で吸収できるメリットがあるので、
掘削会社よりは原油価格の影響を受けずらい。

川上(石油発掘)のコノコ・フィリップスは52週株価を更新中であるが、
川下(石油製品の販売)部門を持つフィリップス66(PSX)の株価は、
それほど下落していないことが、原油価格下落に対する川下部門の強みとなっている。

1セントでも増配をと躍起になっているのは、シェブロン、Helmerich & Payne。
余裕で増配しているのは、エクソン・モービル。
今のところはね。

減配リスクも十分考慮したうえで、石油株に投資した際の見返りは大きいかもしれない。
しかし、そのタイミングは非常に難しい。

参考までに、書籍「ファンド・マネージャー」に下記の記載があったことを思い出す。

石油の企業幹部らが、
「うちらの株を買いたがる人の気が知れない」
と。

2019年7月29日月曜日

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リーマンショックを待たなくても、暴落している株はある

『割安になれば、株を買う』と言うけれど、
割安株を放置するほど株式市場は、暇なのか?
割安と判断された時点で、買いが殺到し株価は上昇、割安でなくなる。

リーマンショックで買えなかった人が、
次に来るかもしれないリーマンショック級の暴落で買えるとは思わない。

株式市場全体の暴落を待たなくても、個別銘柄で暴落している株はある。

例えば、GE。
リーマンショック前後の'07年10月に株価$40が、'09年3月には底値$6台まで沈んだ。
それが、'16年の株価$30が'18年には再度$6台に沈んだ。

将来GEが企業分割されて解体されるリスクもあるが、
GE事業の「航空」と「電力」部門は見逃せない。

航空事業はボーイング社が抱える受注残が下支えになる。
電力事業はクリーンエネルギーの移行が支えになる。
ジェットエンジン、タービンを製造できる企業は限られる。
ボーイングとて、誰かにジェットエンジンを納品してもらう必要がある。

個人的には、GE株への投資が世間で言われるほど、愚かなことではないと思っている。
しかし、ビザを尻目にGE株に投資するには、
はるかに多くの度胸と忍耐を必要とすることは確か。
GEが復活した際には、今のビザよりも見返りが多いことを期待するしかない。

そして、SLB、シュルンベルジェ。
大手石油メジャーを支える陰のメジャーと言われている。
2017年には$115の株価が、今では$40。半分以下にまで下げた。
直近減配こそしていないが、たこ足配当になっている。

この企業がいてこそ、そこに原油が眠っているかどうかを調査してくれる貴重な会社。
原油価格に連動しやすい銘柄でもあるため、株価の変動も激しい。

上記の2銘柄に投資したとしても、なんら恥じることはない。
S&P500の指数銘柄に組み込まれている。