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2021年6月1日火曜日

記事

米国株指数1億円投資の年間配当金は約150万円。配当生活は絶望と考える前に。

米国株式指数ETFのVanguard S&P 500 ETF(VOO)の
現在の配当利回りは1.41%。

1億円って聞くと、凄い額だけど、
今人気のある米国株式指数に投資しても、
配当で暮らしていけるような額はもらえない。

題名にある通り約150万円で、
これから税金引かれるので、
実際は手元に残るのは約120万円って、ところ。
ならせば、毎月10万円貰えるって感じ。

「お金に稼いでもらう」を現実化すると、
1億円でも毎月10万円程度の配当しか生んでくれない。
1億円の資産を取り崩さずという前提条件つきだからね。

1千万円だと毎月1万円だから、
世の中、そう簡単に、配当生活は実現できない。

って思うだろう?
それは今時点の状況でしかモノゴトを考えないから。

5年前のVOOの株価は$192.2、今の株価は$387.16。
5年で約2倍に株価が上昇した訳。

5年前に1億円投資したなら、今では為替無視して、
約2億円の評価資産で年間配当金は約300万円(税込み)。
まぁ1億円の含み益のほうが絶大だけど。

じゃぁ10年前のVOO株価は$110台、
後の夢物語は自分で計算して。

ここで、やっちゃいけないことをひとつ。
去年の3月のコロナショックで
VOOの株価が200ドル割れまで下落したときに、
売らずにいられること。


そうじゃなきゃ、夢は夢で終わるから。

お金に稼いでもらうに加えて、時間にも稼いでもらう。それが長期ガチホ。
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2021年4月1日木曜日

記事

「高配当投資と塩漬けナンピン」は常に再発する病。一生完治しないから。

過去の苦い思いなんか、すぐに忘れる。
忘れないと、それに押しつぶされて、生きていけないから、
かも知れんけど。

去年の今頃は、マスクとトイレットペーパーを探し回っていた。
もう忘れたよね。株式投資も同じ。

高配当投資と割安勘違いのナンピン買いは、個人投資の世界では不治の病。
かつて失敗した経験は、あのときは特別と言って、再度、手を出してしまうんだ。

高配当投資:
買うだけで「こんなに配当貰える」、手出したくなるよね。

割安株投資:
あんなに割高だったのに、今では割安で手に入る、手出したくなるよね。

なぜ、この銘柄は配当利回りが高いのか、
なぜ、競合会社よりもこの銘柄は株価が想定的に割安なのか。

株式市場には多くの投資家が参加しているんだから、
その配当利回り、株価は多数の見解を反映しているんだよ。
貴方だけが、その銘柄は「輝いているよう」に見えているだけなんだ。
思い上がりも甚だしくて、赤面する位なんだけども、そんなもんよ。
「今買わないでどうする」って思い、買う理由を自分都合でうまく組み立てる。

この2つの投資法は、誰もがかかる病。
絶対に手を出すと思って構えたほうがいい。
できるだけ全資産額に対して投資額を少なくするしか術はない。

IBM、KHCへの投資をしたバフェット氏も、避けられなかったよね。

上記の見解に反論してやるぞ!「タバコ株に未来はない」といって、何年経過したんだよ。
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2020年10月22日木曜日

記事

配当利回り1%未満の苦悩。邪念の元、配当が邪魔をする。

ときどき、配当利回り1%未満程度なら、配当出さなきゃいいだろうに、
と思う時がある。

アップル、ビザ、マイクロソフトのような銘柄に投資だと、
配当利回り1%未満だから...、
数株買ったところで手取り四半期配当額1ドルにも満たないし。

じゃぁ、投資金額を上げようかとなると、
投資額100万円で年間配当額は手取り5千円程度だったりするからな。
増配スピードよりも株価スピードが速いので、
いつまでたっても配当利回りが上昇しない。
滅茶苦茶良いことなんだけどさ。

日本株なら、モノタロウ、日本電産、神戸物産とか。
これらの株を過去10年間もっていたらと思うと、悔しいよね。

結局、投資するときって、目先の利益で物事を考えてしまうんだよな。
本当は、「成長株の配当額なんか無視」すればいいんだけど。
それが出来ない。というか、邪魔をする。

アルファベット、アドビ、フェースブック、オートデスクとかなら無配だから、
最初から投資差益だけを考えるのにさ。

配当貴族銘柄で配当利回り1%未満の銘柄は、隠れグロース銘柄じゃねぇ?
かとも思っている。
増配しても利回りが上昇しないのは、株価が上昇しているからとも推測できるから。
まだ、スクリーニングしていないから、確証ないけど。AWK、ECLとかね。

配当の工面のために社債発行や資産売却しているのは、無駄な経営コストそのもの。
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2020年10月11日日曜日

記事

銘柄の配当利回りは、株式市場が決めている。高配当は市場からの警告。

配当額は、企業の取締役会で決議される。
配当利回りは、配当額/株価なので、株価の数値によって影響を受ける。
配当利回りは、企業の決議で決められない。市場に委ねられる。

勘違いしやすいのは、
アルトリアは高配当を維持するために増配している訳じゃない。
配当性向80%の方針を決めているから、それに従って増配している。
その方針(基準)で、増配できなければ、増配はしない(はず)。

アルトリアやJTで良く勘違いされるのは、
高配当銘柄として扱っているのは株式市場であって、
企業の取締役が、高配当銘柄にしようとして配当額決定している訳ではない。

増配しても株価下落している銘柄は、やがて高配当利回りになる。

増配できる余力があるのに、株価は伸び悩み。
株式市場は増配に対しては何もできない。できるのは、株価のみ。

増配よりも業績立て直しのメッセージを市場が送るとしたら、
株価下落しかないんだろうな、と思う。

さすがに、エクソン・モービルの配当利回り10%越えは、
減配か配当一時停止のメッセージとも、取れるだろうな。

フィリップ・モリスが高配当銘柄にも関わらず、
投資利回りがダウ銘柄のなかで抜群に良かったのは、
タバコ巨額訴訟で配当が支払えなくなるだろうと、
誰もが思っていたから。当時、株価は下げまくり。

そして、予想外に、和解額が巨額にならなく、
かつ、分割払いも可能だったので、株価は上昇し始めた。
例外中の例外だよ、この顛末は。と思っている。

多くの高配当銘柄の末路は、減配か無配コース。何回経験したことか。
LB、MAT、M、RIG、SLB、....

今となっては配当利回り1%未満のほうが気が楽。
高配当症候群は一度はかかる病みたいなもん。ワクチンはないと思うよ。

株価差益も、配当も欲しい、だって人間だもの。
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2020年8月2日日曜日

記事

配当生活に配当利回り8%の銘柄は必要かね?_セミリタイアは高配当という束縛

エクソン・モービル、AT&Tは配当利回り8%。
ちょっと、躊躇してしまう配当利回り。うーん、俺なら今は買わないな。
当たれば大きいけど、外すとでかい。
っていうか、配当払うために借金、資産売却している銘柄買えるか?

それよりも今現在、一回り配当利回りが小さい、競合会社の
利回り4-5%台程度のシェブロン、コノコ、ベライゾンのほうが、
まだ検討に値しそう。

もともと、配当生活って、配当という安定した果実が欲しいんだよね。
配当に関しては、高配当銘柄は低配当銘柄より安定していない。
減配、無配になったら、不安極まりないでしょう。

今のJT株見てもさ、株価の下落がひどいから、配当利回り8%になっている。
増配も切れたし。それでも、8%なら魅力的だろうな。

アルトリアは別格だな。
増配をしているからね、いまだに。
それに、タバコ事業はいまだに黒字決算。
タバコの値下げもありえんだろうし。

配当利回り8%なら、億の資産なくても配当生活できるけど、
それが10年先も続くとは思えないんだが。

「配当利回り8%まで株価下落する」
っ状態が長くは続かない。

いずれ、

①株価上昇して配当利回り下落か、
②減配して配当利回り下落

のどちらかだよな。
①を期待してエクソン買えるかと言われると?

高配当生活と配当生活は区別すべき。
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2020年7月29日水曜日

記事

配当生活で怖いのは高配当に釣られて資産を減らす事

高配当銘柄のあるある、ね。
「配当利回りから考えれば、これ以上の株価下落は超お買い得」
これ完璧に間違い。

「配当利回りから考えれば、これ以上の株価下落は減配、無配を示唆している」

年間配当利回り10%近くも行けば、どう考えてもおかしいって。
8%でもおかしい状況だよ、それが1年も続けば。

メーシーズ、オキシゲンは確か10%越えだったような気がするけど、
無配、減配はあっけなく行われた。

配当いらないから、この株価で買ってくれと騒いでいるのに、
配当利回りが高いだけで買っているんだよ。
債券、不動産じゃあるまいし。

株価変動の結果が、配当利回り。
この配当利回りなら「買い」だ、っていうのはあり得ない。
株式投資を配当利回りで考えることは普通しないっていうか、しないだろうに。
だから、配当利回りで銘柄を買ってはいけない。株価が全て。

配当生活を夢見ると、つい、配当利回りで見てしまう。
これは仕方がない。避けようがない。

しかし、株価が下落中の高配当銘柄には気を付けたほうがいい。
株価が上昇基調になってから、買っても遅くはない。高配当なんだから。

配当生活の基本は投資元本。
資産額が大きければ大きいほど、低配当利回りのグロース銘柄に投資できる。
これは、配当生活を維持するにも大きなアドバンテージ。

例えば、資産額7千万円でアップル、ビザ、マイクロソフトでの配当生活は難しい。
年間配当金額は100万円にもならない。
だから、アルトリア、AT&T、DOWのような銘柄構成になってしまう。

将来はわからないから、どの銘柄が正解じゃないんだけどね。

配当生活を始めたときがスタートじゃない、配当生活を維持できてからがスタート。
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2020年7月24日金曜日

記事

アルトリアに関する投資感情について_配当利回りのボラが高い銘柄

タバコ株は高配当銘柄の代名詞のように語られるが、それは思い込み。

企業分割前のフィリップ・モリスから遡っても、配当利回り3%台の時期もある。
それでも3%台だから配当は高い方だが、常に高配当銘柄という訳じゃない。

巨額の賠償訴訟リスクが騒がれて、1999年には配当利回り8%台まで急騰した。
高配当というよりは、配当利回りのボラが高い銘柄のほうが「しっくり」くる。

年度 年度末株価 年間配当利回り
1995 $30.0833 4.06%
1996 $37.6667 3.90%
1997 $45.2500 3.54%
1998 $53.5000 3.14%
1999 $23.0000 8.00%
2000 $44.0000 4.59%
2001 $45.8500 4.84%
2002 $40.5300 6.02%
2003 $54.4200 4.85%
2004 $61.1000 4.62%
2005 $74.7200 4.10%
2006 $85.8200 3.87%
会社分割PM,MO,KHC(MDLZ)
2012 $31.4400 5.41%
2013 $38.3900 4.79%
2014 $49.2700 4.06%
2015 $58.2100 3.73%
2016 $67.6200 3.48%
2017 $71.4100 3.56%
2018 $49.3900 6.07%
2019 $49.8900 6.57%

そして、『健康を害するタバコを販売しているような会社は永続しない」
という批判もあるが、今も存在している。
株価が下落基調になると、言われる常套句みたいなもん。

タバコ商品は定期的に値上げされる。
携帯料金のように政府から、暴利だと値下げ要求もされない。
むしろ、
タバコ商品の値段を上げることが健康につながる、
という解釈から、値上げは歓迎される。

従来の紙タバコ事業成長の見込みはないが、いまだに利益が出る事業。
その利益で、他の事業に投資するビジネスは相変わらず不変。
食品事業、ビール事業....そして、無煙たばこへの事業転換。

配当性向80%を明言していても、他の事業への投資を辞める気配はない。
タバコ事業で儲けるだけ儲けて、他の事業に投資する、
投資会社みたいなもん、だって思っている。

仮に、企業分割前のフィリップ・モリス株を持っていたとして、
不人気のタバコ事業が主のアルトリア、フィリップ・モリス株が
紙くずになっても、投資元金は生きている。

KHC、MDLZの株が付与されているから。
とくに、MDLZは今のところ増配を継続している。

株式投資に感情はつきもの、離れない。
タバコが嫌いなら、最初から投資しなきゃいいだけ。
株式投資で損こいたのは、タバコ商品が悪いんじゃないからね。

タバコ株は叩かれやすいから株価が割安だって、シーゲルさん言ってなかったか?
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2020年7月20日月曜日

記事

高配当銘柄ばかりの投資で、株式投資おもしろいか?_株価低迷ばかりじゃん

配当生活のイメージは、アルトリア、AT&T、エクソン、ARCC、KMIのような
高配当銘柄に囲まれた生活なんだろうなと。
何も配当生活を目指すのに、高配当である必要はない。
しかし、高配当のほうが投資資金も少なくて済むから、
高配当でと、思ってしまう。

配当生活を送れるようになれば、株式投資のゴールかと言えば違う。

配当生活を送っても、株式投資は続く。
配当を維持(増額)するために、投資元本を棄損しないように、
株式投資のメンテは必要。

配当生活だろうが、給与生活だろうが、
資本が棄損すれば、体を壊せば、生活は危うくなる。

配当生活を過去10年送ったとして、
高配当のAT&Tと低配当のビザのどっちを持つべきだと思う?
下記のグラフは、配当による株価修正済みの株価月末チャート。


10年間株価が変わり映えしないAT&T株、「債券かお前は?」と思ってしまう。

配当生活してても、株式投資はそれでお終いではない。
配当を維持する(増やす)ために、株式投資は続く。

配当生活を始めた頃のAT&T株は高配当利回りで輝いていたが、
10年間高配当で輝き続けてくれたおかげで、
株価上昇はしてくれなかった。
クソ面白くない。

ビザなんか、増配しても高配当利回りを拒否するかのように、株価上昇している。
当初、低配当だから配当生活に不向きと思っていたが、
10年も経てば、ビザの年間配当額のほうがAT&Tよりも多かったりする。

配当生活でも、株式投資でワクワクはしたいよな。

利回り1%未満の配当生活目指す。そうすれば、配当は重要視されなくなるから。
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2020年7月5日日曜日

記事

ロシアの20年国債利率より高い石油株の配当?_減配でもナンピン出来る?

高配当銘柄を買うなとは言わないが、
会社に依存しないのと同様に
高配当利回りに依存しないのも大切。

株価下落したうえに、減配されるんだから、ダブルパンチ。

不思議なもので、
新興国の高利回りの国債には興味を示さないのに、
株式の高配当銘柄には興味を示す。

この状況でも、ナンピン買いするなら度胸が据わっている。
保有銘柄でもなきゃ、減配した銘柄を「さらに見極めよう」とは思わないし。
高配当銘柄も保有しなきゃ、経験詰めないから。
配当も、株価と同様に、悲観したときが一番の買いのチャンスってこともあるからな。

バフェット氏はリーマンショックの際に、
学生に『今何に投資をすればいいか』を問われ、何を言ったか?

「今、WFCの株価が10ドル未満。買えるだけ買えと」
(→もちろん減配済み$0.34→$0.05へ)

逆に言うと、S&P500指数のETFを勧めなかったわけだ。
さすが、バフェット氏、減配なんか気にもかけない。
株価の適正価格だけを見る。
そもそも、金融銘柄なんて、減配、増配の繰り返しだし。

エクソン・モービルは現在FCFで配当を補えていないが、
仮に減配しても、さらに買おうと思っているなら、貴方が本当に欲しい銘柄と思う。

減配したから、もういらないと思うなら、最初から手出ししなきゃいい。
幾ら超高配当の利回りでもアルゼンチンの国債には、手を出さない理屈を考えてみよう。

配当も自転車操業になると、いくら配当優先といわれても、
メイン事業の立て直し優先だろうと思う。株主でも。
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2020年7月1日水曜日

記事

マイクロソフトやビザで配当生活_グーグルにも期待するかな

配当生活って言うと、必ず「高配当」銘柄がパレードを飾る。
それも高配当銘柄の比重が多い。ETFも配当重視のを選ぶ。

まぁ、「配当」生活だからな、そりゃ配当目当てになるのはわかるけどさ、
減配、無配リスクを取り込みすぎじゃないのか?って思う。

アーリーセミリタイアして高配当生活を送るか、
フルリタイアして安定配当生活を送るかなら、俺は後者だな。

8千万円の資産で利回り5%と、3億円で利回り1%でも後者を選ぶ。
おおよそ低配当利回り銘柄の場合は、配当渋ちん銘柄か、配当余力銘柄のどちらか。
どちらにせよ配当利回り1%未満の銘柄で減配とか無配はあまり聞かない。

5%以上の配当利回り銘柄は、
言い換えれば「くせ」のある銘柄。
何か理由がある。
3%でも怪しい。

そうなると俄然、選ぶ銘柄は配当貴族(または候補)の配当利回り1%台か未満の株。
反論したいだろう。
「配当利回り1%でフルリタイア?」
はぁ、どれだけ資産必要か?
わかっているのか?
1億でも足りんぞ。
数億だろう。
数億用意できねーよ、となる。
だから長期投資で資産形成するんだろう。
投資資金も少なけりゃ、投資情報も不足、素人のトンマな個人投資家が
機関投資家に勝てるのは「時間」だけだよ。
期間投資家が同一銘柄で100回売買繰り返すのを、個人投資家はただガチホするだけ。

それなのに、時間ではなくて「高配当」をすぐに求めてしまうのは、
市場にもて遊ばれている可能性が十分にあることは認識しておこう。
「配当で将来の株価下落を支えられない」って考えると、買えなくなるよね。

高配当には否定的だけど、ただ、これも保有しないと経験が詰めない。
投資するのは有りだよ、ただし集中投資は避けたほうが無難。

労働収入が配当に置き換わるだけで、配当生活自体が充実するかは別問題。
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2020年6月30日火曜日

記事

減配は遅れてやってくる、株価下落よりも。だから高配当銘柄が生まれるんだな。

株価が下落して「高配当銘柄」だって「ウキウキ」していた時期もあったけど、
これで過去に何度も痛い目に会っているからな。

減配は遅れてやってくる、株価よりも。
株価は即効、配当は遅延。

株式市場:「こんな株、いずれ減配か無配だから、売っちまえ」
素人投資家:「配当の割には株価が安いな、安く買えるチャンスじゃん」

まぁ、こんな感じだろうな。

特に、金融株なんてのは高配当利回りがゴロゴロしていた、WFC、HSBC、WBKとか。
ちょっと景気が崩れると、真っ先に浮かぶのは貸し倒れ。
配当生活で金融銘柄ははっきり言って、当てにしちゃいけないセクター。
分散目的ではありだけど、配当メインではない。
株式市場の○○ショックで、最後に「ばば」を引くのは銀行と決まっているから。
約10年おきの〇○ショックで減配していたら、配当生活なんか期待できないだろう。

WFCも減配宣言してしまったが、(無配じゃないんだ?)
そもそも今の配当利回り7%越えは、
どう考えても、減配か無配を市場が織り込んだ株価だろう。
エクソンも配当利回り7%越えだからな、
明らかに市場は減配か無配を織り込んでいる株価。

その反面競合相手の、BACは配当利回り3%、シェブロンはやや高めの5.89%。
PERを見るよりも、今は配当利回りを見ているほうが株価はしっくりくる。

減配だからといっても早急に損切りする必要はない、減配しても今後、増配する意思があるかどうかが問題。
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2020年6月10日水曜日

記事

株価は長期的には何の要因で決まる?

EPSだろうな、って思っている。

新製品や新サービスの噂や発表で株価が上昇したり、
訴訟や災害要因などで株価は先行的に下落するだろうけど、
最終的な株価のよりどころは、1株当たりの利益。

時代や景気動向によりPER値は揺れ動くが、
EPSが上昇しないことには株価は最終的に上昇しない。
って思っている。

期待が絶望に変わるのは、期待したEPSが達成できなかったとき。
悲観が楽観に変るのは、思ったほど業績が悪くなかったとき。

EPS×PER=株価

EPSを上昇させるには、利益額を上昇させる、か、発行済み株式数を減らすかだ。

利益額が変わらないのに、EPSが上昇するなら、自社株買いを疑う必要がある。
バランスシートを見て、自社株買いの資金手当てが何かを探らないと。
保有する現金なのか、社債、借入?

増配も同様に、注目する必要がある。
増配以上に利益が上昇していなければ、注意すべき。
配当性向で無理していないか?
キャッシュフローは?

配当貴族銘柄の中にも、一時的に配当性向が高くなってしまう銘柄がある。
減益発表でも、配当貴族銘柄の宿命で、すぐに減配はできない。

財政基盤は揺るぎないが、できることなら、
四半期配当はその四半期の利益額から支払って欲しいと願う。
過去の資産を取り崩すとなると、あと何年持つかとなる。

株価は先行して数値が動く、裏付けは後からEPSが追ってくる。
タバコも石油株も、このまま配当が維持できるかは、最終的にはEPS次第。

株価を気にするより、EPSを気にすべきだと思うな。
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2020年6月4日木曜日

記事

株式投資の『理想』通りにはいかない_高配当銘柄もピンキリ

バフェット氏を見習っても、シーゲル銘柄にすがっても、
テンプルトン氏の悲観・楽観の投資手法に従っても、彼らのようにはいかない。
当たり前だが、なぜか、みんな参考にする。

彼らの言っていることは、結局わからない。
全てを語っている訳でもないし、買う基準が全て数値化されているわけではないから、
真似できない。

バフェット氏に関する書籍を10冊読んだところで、
株式投資の語り部になる程度で、実際の投資経験は身につかない。
F1レースに一度も参加せずに、F1レーサーを評論しているようなもん。

それよか、今年の3月の暴落を経験したほうが、なんぼかまし、と個人的には思う。
具体的には、投資した銘柄の株価が株式不況で半値に暴落した後、
株式市況が回復して株価が買いの値段に戻るような経験は貴重だと思っている。

株価が一体何で動くか、企業業績だけじゃないときもある。
その感覚を掴むのは、投資して、株式市場で『もまれる』しかない。

シーゲル銘柄がどうのこうの言うより、
アルトリア・フィリップモリス株を買ってみるほうが、生きた知識が得られる。
人が言っているほど、タバコ株は『ひどくない』かもしれない。

高配当銘柄に手を出して、無配・減配に陥いるリスクがあるが、
アルトリア、フィリップモリスは今現在、過去に減配すら至っていない、
むしろ増配している、高配当銘柄が危ないとは思えんだろう。

逆に、メーシズやオキシデンタルのような一時の高配当銘柄に手を出すと、
高配当銘柄のリスクを経験できる。

高配当論争も、正直、悪い良いというよりは、
『なぜ高配当になった銘柄なのか』を知っておいて投資するなら、
リスクを承知の上でやっていることだな、と思っている。

投資の失敗は小さく、成功は大きいのが理想。失敗無しはあり得んだろう。
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2020年5月17日日曜日

記事

退職までは給与+配当、老後は年金+配当が無難だろう、配当生活は覚悟がいること

『億なんて夢見たいなことをと』よく問い合わせを受けるが、
株式投資で一体、何を最終目標にしているんだろうか?
こずかい稼ぎ程度なら、確かに私のブログは不釣り合い。

数千万円で配当生活を送ろうと思うなら、そうすればいいと思う。
今なら、AT&T、アルトリア、エクソン・モービルと高配当銘柄が出現しているから、
銘柄に不自由はしないんだし、貴方の自由だよ。

しかし、
高配当銘柄だらけの配当生活は
お勧めしないってだけで。

安定した配当生活送るなら、余裕で時価評価額で「億」の資産が必要の考えは変わらない。
俺の感覚なら、1億円でも足りない。
株式の安定した配当利回りは、1~2%と思っているから。
指数ETFの配当利回りを見れば、わかるだろうに。

1億円の年間配当100~200万円で税金抜かれて、最高で140万円。
これだけじゃ正直心細い。面倒だから1ドル=100円ね。
1億円の資産で、年間生活資金が200万円未満はないだろうに。
1億円取崩しで生活する場合、人生の残年数と相談になるから、一般論では無理な話。

勘違いしている人がいるみたいだけど、高配当銘柄を買うなとは言っていない。
分散銘柄として高配当銘柄は「おいしい」銘柄。
5銘柄買って、3銘柄減配しても、
2銘柄配当維持で株価そのままか、上昇なら最高にハッピー。
でも、この考え方、頭が「お花畑」状態に近いと俺は思っているから、
ポートフォリオ内ではメイン銘柄にすべきじゃない。

もうひとつ、1億円でも足りない理由がある。
株式の暴落。
時価総額の資産は半値以上に下落する覚悟は必要だ。
リーマンショック、コロナショック、ブラックマンデー位は覚悟しろってこと。
これらのショックで、嗚咽を覚える位じゃないと、株式投資はすべきじゃない。

米国のF.I.R.E版を参考にして、億までは必要ないと思っているかもしれないけど、
日本に住んでいるなら「為替」リスクもあるから。

配当だけで生活するっていうのは、それだけで相当なリスクを背負っている。
世の中、勤労を前提に社会生活を営むのが大半なんだし。
給与+配当で定年まで過ごし、年金+配当で老後をやり過ごすのが一般的だろう。
加えて、会社で陰湿ないじめにあわなければ、いいんじゃない。

数千万円で配当生活できるなら大したもんだと思うよ。
ファンドマネジャーになって高給稼げる。その才能がもったいない。
逆に言えば、
億の個人資産も個人で稼げないファンドマンジャーのファンドは買いたくない。

数百万円からはじめて、30年間株式投資を続けて億円までたどり着く。
30年間の増配銘柄を掴みたいし、投資利益だって10倍株に巡り会いたい。
そのくらいの目標は持っても、夢じゃないと思うが...

長期株式投資なんて、滑落しながら頂上を目指すもんだからね。

株式の暴落を経験しても、株式投資を続けられるなら肝が据わっている
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2020年5月13日水曜日

記事

高配当銘柄のナンピン買いの多くは、無配・減配に陥る現実

高配当銘柄のナンピン買い増しは、下記の2つが交差する点で非常に悩ましい。

・含み損が拡大する
・配当利回りが拡大する

大抵は、2)の配当利回りの拡大を狙って、ナンピン買いする。
頭の中にある理屈はこう。
『5%の配当利回り銘柄が、今なら7%の配当利回りで買えるから買い増しだと。』

迎える末路は下記の8つ。細分化しすぎたけど。

1)無配・株価下落
2)無配・株価上昇
3)減配・株価下落
4)減配・株価上昇
5)配当維持・株価下落
6)配当維持・株価上昇
7)増配・株価下落
8)増配・株価上昇

ナンピン買いで有効なのは、6)と8)のケース。
それ以外は、「含み損拡大」または「配当利回りの低下」を招くから、
6)と8)以外、期待していない筈。

高配当銘柄でナンピン買いするには、
この先、配当が維持されるか、増配して、
いずれ株価が上昇することを期待している訳。
こんな銘柄、かつて存在していただろうか?
かつてのフィリップモリス(アルトリア)ぐらいじゃない。

もっと言うとね、いずれ株価が上昇するって思っている時点で、
(市場原理として)高配当から低配当になるはずなんだよ。
矛盾しているよね。
増配できるぐらいなら、それ以上に株価は上昇するよ普通。
それでいて、買う時は高配当だから買っている訳

現実的には、増配して株価上昇するのって、配当利回り1%前後か未満の銘柄が多い。
ビザ、アップル、マイクロソフトとかね。
配当性向80%以上とか無理して配当政策に重点を置いていない。
配当政策に頭を回す(配当支払い資金のために資金繰りに労力を使う)位なら、
メイン事業に頭を使うでしょう。本来は。

『1)無配・株価下落』、『3)減配・株価下落』の現実的な銘柄は、
ごまんと存在しているからね。
L Brands、Macy's、Transocean、Boeing、GE、...

かつてのフィリップモリス(アルトリア)で通じた戦略が、
他の銘柄でも通用するとは限らない。
そもそも、タバコ会社って、
ほかの民間の株式会社からみればすごく特殊な産業で、
損害賠償額次第では「無配」にもなり得たんだから、当時は。

高配当が維持できる会社なら、株価が上昇して低配当利回りになっているはずだからね。
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2020年5月5日火曜日

記事

今時石油(株)に手を出す奴なんか、どうかしているよ_逆張り派は好機と見るか

石油(関連)株は、減配ラッシュに沸いた。
倒産したシェール会社も出ているから、業界としては明らかに「最悪」な時期。

ポジティブにみれば、減配できるだけ=配当を出せている、まだましな状況ともいえる。
3~4月にかけては、一部の経営者・取締役が自社株買いに動いていたので、
もしやと思ったが、結果は減配か配当維持が精一杯の状況。

OXY、SLB、HP、RDS→減配
BP、XOM、CVX→配当維持

一つ言えるのは、今は設備投資削減を各社が行っているという事実。

去年まで、オイルメジャーが言っていたのは、

『設備投資を今後していかないと、
 世界のエネルギー需要を賄えない』

世界の人口が増え続け、生活が豊かになるだろう、
と予測される新興国のエネルギー需要増加(特にインド)に対して危惧していたが、
今はそれどころではなさそうに見える。

新型肺炎で世界の人口増加が止まるとは考えにくいが、
外出抑制で一時的なエネルギー需要の停滞が起きることを
予測し先手を打つことはさすがにできなかっただろう。

設備投資抑制で将来の需要に対する供給は制限がかけられているのは事実。
需要と供給で決まる価格は、振り子のように大きく揺れる。
これが、逆張り派の利益の源水となる。
数十年の長期投資を踏まえるなら、エネルギー需要が停滞気味の今はチャンスに思える。

いずれ、ワクチンが確立されれば、
人々は豊かな生活を取り戻すためにエネルギーを必要とするだろうから。

ただ、難しいのは、エネルギー需要を供給する企業が、
10年先もオイルメジャーなのかは私にはわからない。
エネルギー革命が起きれば、エネルギーの供給元が石油でなくなる可能性もあるから。

それでもね、インカム派からみれば、減配したとは言え、
今の現株価からみれば、配当利回りは悪くない。
減配後の配当維持なら、2-4%の配当利回り、OXY、SLB、HP。
更に減配するなら話は別だけど。

長期で物事を考えないと長期投資はできない。明日上昇する銘柄には興味がない。
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2019年10月22日火曜日

記事

高配当分散投資の誘惑_配当バブルじゃねぇの?

ブルームバーグのサイトから10年物国債利回り調べ。
6%台は、

ブラジル:6.52%
メキシコ:6.83%
インド:6.53%

タバコ株は、Yahoo!Finance調べで、

アルトリア:7.58%
フィリップ・モリス・インター:5.81%
BTI:7.81%

参考までに

AT&T:5.3%
エクソン:5.15%

国債と株式の利回りを比較するのは、ナンセンスかもしれないけど、

上記株式配当利回り
良すぎに見えるんだけど
気のせいか?

ブラジル国債の利回り以上に配当払っているアルトリア、BTIをどう考えたらいい?

ダウ工業30種の平均配当利回りが2%を切る中で、ダウ銘柄に5%台の配当利回りが存在する。エクソンだけどさ。

世の中、お金が余ってしょうがないのかと、思ってしまう。
上記の5銘柄に投資して『1銘柄でも上昇するのに賭ける』のもありかと思ってしまう。

要は、
GE株にならないような高配当銘柄を探せればいいのと、
世の中、ESG投資に該当しない企業は、業績とは関係なく買われない運命にある。

業績とは関係なく買われない運命
これを投資のチャンスと見るか?
それとも、トラップと見るか?




2019年10月21日月曜日

記事

高配当株投資を目指すなら、株価下落基調でも増配銘柄を探そう_不人気なだけだから

高配当は何と言われようと、誘惑が多い。仕方がない。

ビザを10年間持ち続けて、増配で投資元本ベースで高配当を目指す投資法もあるが、
「10年も待っていられるか」が普通。
10年待っている間に、増配なしになったらどうなるだよ、と叱られそう。

今の高配当銘柄に手を出したほうが、すぐに高配当を得られるんだからね。
欲には勝てないんだよ。

アルトリアなんかつい最近まで8%。
いまどき、利回り8%の金融商品探すだけでも大変。

利回りにつられて馬鹿を見る可能性は十分あるけどさ、
個人の素人投資家レベルなんだから、
どれだけ慎重になろうが、
欲が出て失敗する経験も踏むべき。
それも若いうちにだ。

ただ、高配当銘柄でも増配銘柄を選ぼう。

業績はまずまずだが不人気なために株価が上昇しないので、高配当になっている可能性が十分あるから。
時代や世論の流れもあるから、その流れが変われば、業績見直しが入る可能性もある。

高配当銘柄でも避けるべきは、増配ペースが停滞しているか、減配(無配)をした銘柄は避けておこう。

2019年10月10日木曜日

記事

宝くじで1億円当選したら、アルトリアで配当生活だな_億資産の威力はやはり偉大

現在のアルトリア株の年配当利回りは、8%越え。
配当に関する税金は、外国税10%と国内税20%ちょい越えだから、7割掛けで考える。

1億円×8%×70%=560万円

現在のアルトリア株に1億円投資すると、手取り年間約560万円の所得が得られる。
今の日本の所得平均よりも中央値よりも、上回った手取りの所得が得られる。

将来、5割に減配されても300万円弱はいけそうな気もする。

株価下落で資産が減ろうが、配当が継続されるなら構わん。
1億が8千万円になろうが、配当継続のほうが大事だ。
無配になったらどうするかって、働け!
株式投資で、無配、株価半落の心配で夜も眠れないのなら、するべきではない。

宝くじに当選して、贅沢な浪費生活での当選金取崩し生活だと、いずれ1億円はなくなる。

億の資産の威力はやはりすごい。

百万円、千万円の資産で満足していると、配当生活をフルエンジョイできない。
おこずかいが増える程度の配当金と、配当金=『生活費+おこずかい』では雲泥の差がある。

億、一度きりの人生で拝めるかどうかの単位。
無理と思った時点で達成できない金額の単位。

宝くじで当選するか、
10倍株なら1千万円必要、
10倍株に2度巡り会えれば、百万円必要。
投資期間が30年あるとすれば、その間に『億』まで昇りつけるだけの忍耐と執念が必要。

あり得ないと思った時点で、あり得ないだろうな。





2019年9月28日土曜日

記事

現在の低配当利回り銘柄でも、増配率が良ければ、将来高配当になるから!

高配当と言われている銘柄でも毎年増配を達成している銘柄はある。
増配銘柄で増配率が低い銘柄には要注意。

例えば、AT&T、増配の期待は相当しょぼい。
四半期配当で1セント。年間で4セントが既定路線になっている。

過去10年で増配率の良い銘柄(欲を言えば2桁台をキープしている)と言えば、ビザ株。

現在の年間配当利回り1%未満で、配当生活には向かない銘柄に思えるかもしれないが、
それは大きな誤解。
10年後に配当が2倍になれば、投信元本ベースの配当利回りは2倍になる。

増配率が平均2桁台を維持していて、現在の配当利回りが1%未満ってことは、
株価と配当の両方が上昇している可能性がある。

ダウ銘柄で過去10年の平均増配率10%以上の銘柄は、
AAPL、BA、CSCO、DIS、HD、IBM、JPM、MMM、MSFT、NKE、UNH、V、WBA

上記の銘柄の中でも、直近の増配率が10%以上だったのは、
BA、HD、JPM、MSFT、UNHの5銘柄。

上記の5銘柄は高配当銘柄と言えないが、直近の増配率が良いということは、
経営陣の自信の表れでもある。
日々の株価に一喜一憂するよりかは、年に1回の増配に一喜一憂する。