2020年10月11日日曜日

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銘柄の配当利回りは、株式市場が決めている。高配当は市場からの警告。

配当額は、企業の取締役会で決議される。
配当利回りは、配当額/株価なので、株価の数値によって影響を受ける。
配当利回りは、企業の決議で決められない。市場に委ねられる。

勘違いしやすいのは、
アルトリアは高配当を維持するために増配している訳じゃない。
配当性向80%の方針を決めているから、それに従って増配している。
その方針(基準)で、増配できなければ、増配はしない(はず)。

アルトリアやJTで良く勘違いされるのは、
高配当銘柄として扱っているのは株式市場であって、
企業の取締役が、高配当銘柄にしようとして配当額決定している訳ではない。

増配しても株価下落している銘柄は、やがて高配当利回りになる。

増配できる余力があるのに、株価は伸び悩み。
株式市場は増配に対しては何もできない。できるのは、株価のみ。

増配よりも業績立て直しのメッセージを市場が送るとしたら、
株価下落しかないんだろうな、と思う。

さすがに、エクソン・モービルの配当利回り10%越えは、
減配か配当一時停止のメッセージとも、取れるだろうな。

フィリップ・モリスが高配当銘柄にも関わらず、
投資利回りがダウ銘柄のなかで抜群に良かったのは、
タバコ巨額訴訟で配当が支払えなくなるだろうと、
誰もが思っていたから。当時、株価は下げまくり。

そして、予想外に、和解額が巨額にならなく、
かつ、分割払いも可能だったので、株価は上昇し始めた。
例外中の例外だよ、この顛末は。と思っている。

多くの高配当銘柄の末路は、減配か無配コース。何回経験したことか。
LB、MAT、M、RIG、SLB、....

今となっては配当利回り1%未満のほうが気が楽。
高配当症候群は一度はかかる病みたいなもん。ワクチンはないと思うよ。

株価差益も、配当も欲しい、だって人間だもの。
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