すごく響きは良いんだけど、
保有している経験から一言でいえば、
良い意味で「枯れている」。
一番しっくりくるのは、
増配率が「枯れてくる」ということかな。
25年連続増配した後も、
増配し続けなきゃいけんし、
なんか勝手に「配当貴族」として
持ち上げられているし、
増配も保守的にならざる負えなくなるし。
そして、一時の業績悪化で、
減配しずらい側面もある。
それが返って仇となり、
株価下落とともに高配当扱いされ、
やがては、経営が息詰まり、
企業分割とか減配、無配は良くある話、
俺の身にも。
ダウ銘柄(だった)からと言って、
安心もできない。
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス、
3M、AT&Tとかを見ればね。
逆に言うと、配当を開始して、
連続10年位増配率2桁を
続けているような銘柄は、
配当生活への近道としては、
配当貴族銘柄候補のほうが効率的だったりする。
配当生活を目指そうとすると、
すぐに配当利回りに目が行って、
低配当利回りを除外する傾向にあるんだが、
経験上は、配当利回りよりも、
増配率と増配年数をチェックすべき。
今は低配当利回りでも、増配率2桁が続けば、
投資元本ベースで高配当利回りに化ける。
でも、それは「おまけ」であって、
株価上昇が凄いことになっているんで、
含み状態のまま「配当生活」を目指すことができる。
含み益があった状態での「配当生活」は、
いざという時の支えになる。
唯一の難点は、
「評価資産額の割」には配当額が少ない、
という贅沢な悩み、だけ。
連続増配も複利みたいに膨れるからね。