2020年5月17日日曜日

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退職までは給与+配当、老後は年金+配当が無難だろう、配当生活は覚悟がいること

『億なんて夢見たいなことをと』よく問い合わせを受けるが、
株式投資で一体、何を最終目標にしているんだろうか?
こずかい稼ぎ程度なら、確かに私のブログは不釣り合い。

数千万円で配当生活を送ろうと思うなら、そうすればいいと思う。
今なら、AT&T、アルトリア、エクソン・モービルと高配当銘柄が出現しているから、
銘柄に不自由はしないんだし、貴方の自由だよ。

しかし、
高配当銘柄だらけの配当生活は
お勧めしないってだけで。

安定した配当生活送るなら、余裕で時価評価額で「億」の資産が必要の考えは変わらない。
俺の感覚なら、1億円でも足りない。
株式の安定した配当利回りは、1~2%と思っているから。
指数ETFの配当利回りを見れば、わかるだろうに。

1億円の年間配当100~200万円で税金抜かれて、最高で140万円。
これだけじゃ正直心細い。面倒だから1ドル=100円ね。
1億円の資産で、年間生活資金が200万円未満はないだろうに。
1億円取崩しで生活する場合、人生の残年数と相談になるから、一般論では無理な話。

勘違いしている人がいるみたいだけど、高配当銘柄を買うなとは言っていない。
分散銘柄として高配当銘柄は「おいしい」銘柄。
5銘柄買って、3銘柄減配しても、
2銘柄配当維持で株価そのままか、上昇なら最高にハッピー。
でも、この考え方、頭が「お花畑」状態に近いと俺は思っているから、
ポートフォリオ内ではメイン銘柄にすべきじゃない。

もうひとつ、1億円でも足りない理由がある。
株式の暴落。
時価総額の資産は半値以上に下落する覚悟は必要だ。
リーマンショック、コロナショック、ブラックマンデー位は覚悟しろってこと。
これらのショックで、嗚咽を覚える位じゃないと、株式投資はすべきじゃない。

米国のF.I.R.E版を参考にして、億までは必要ないと思っているかもしれないけど、
日本に住んでいるなら「為替」リスクもあるから。

配当だけで生活するっていうのは、それだけで相当なリスクを背負っている。
世の中、勤労を前提に社会生活を営むのが大半なんだし。
給与+配当で定年まで過ごし、年金+配当で老後をやり過ごすのが一般的だろう。
加えて、会社で陰湿ないじめにあわなければ、いいんじゃない。

数千万円で配当生活できるなら大したもんだと思うよ。
ファンドマネジャーになって高給稼げる。その才能がもったいない。
逆に言えば、
億の個人資産も個人で稼げないファンドマンジャーのファンドは買いたくない。

数百万円からはじめて、30年間株式投資を続けて億円までたどり着く。
30年間の増配銘柄を掴みたいし、投資利益だって10倍株に巡り会いたい。
そのくらいの目標は持っても、夢じゃないと思うが...

長期株式投資なんて、滑落しながら頂上を目指すもんだからね。

株式の暴落を経験しても、株式投資を続けられるなら肝が据わっている
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