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2021年10月8日金曜日

記事

ヘッジ+ロングターム=LTCMの末路_10年持たずに清算、長期にヘッジ要らんだろう。

長期投資のガチホなんで、何もヘッジしていない。
長期では
米国株は右肩上昇基調
円ドル為替は円安基調
と思っている(根拠なしだからね)ので、
それに便乗するだけだから、
何もムズイことをしているつもりはない。

ムズイことができるほど、
賢いとも思っていないし、
プット、コールとか
日本人の俺にはとっさにイメージできんのよ、
その言葉のニュアンスがさぁ。

仕事でも嫌なことはしたくない、
作業効率下がるし、
でも、会社勤務ではそんなことは無理ゲー。

でも投資なら、嫌なことはしなくて済む。
情弱と呼ばれようとも。
投資なら、自分で好き勝手にできるんだから、
好き勝手にやる。面倒ごとは御免だな。

そうは言っても、このご時世、誘惑が多いので、
勉強と経験の名目のため、
一度だけ日経平均のリバースETFを
数万円(少ねー)投資したことがある。

短期売買見込んで、
日経平均下落に賭けたのだが、
いつまでも、下落せず低迷状態。
そのうち、上昇。
あれー、これはあかん。
数年後、何とか含み益に転じた時に売却したけど、
良い勉強だった。
二度とやらねー。こんなものギャンブルだろう。

前置き長くなったけど、
かつて存在していた有名なヘッジファンド。
ロングタームキャピタルマネジメント
英語でLong-Term Capital Management、
略してLTCM。
長期資本運用でいいのかなぁ、日本語訳は。
長期と言っている割に、ヘッジしていたんだな。

ヘッジして一番怖いのは、ブラックスワン。
まさか、そんなことになるとは、とか
思ってみなかったことが起きること。

投資が長ければ長いほど、
ブラックスワンの登場回数も多いのに
ヘッジしてやがったんだなぁ、このファンドは。

つい1年前にも起きていたよね、
先物原油価格がマイナス?
はぁ?
お金あげるから石油貰ってよ、って、
どういうこと?
俺には理解できないよ、その仕組みが。

ヘッジしても、リミッター設定しているから、
大丈夫って思うだろうけど、
暴落規模によっちゃ、そのリミッター値を
遥かに超えて変動した場合、機能しないから。

株価100ドルの銘柄で
80ドルに下落したら強制売却設定したつもりでも、
一気に70ドルに下落する場合もあるから。
20ドルの損で済むと思うなよ。

レバ、リバースの投資で財を成した人の話は、
書籍「ファンド マネジャー」(古すぎ)で読んだけど、
胃がいくつあっても無理だな。俺には。



相場に賭けなくても、
相場に乗れれば十分稼げるんだから、
俺はそっちを選ぶ。

ノーベル賞級の人でも、
株式相場に賭けて勝てなかったことを証明したのが
LTCMの末路。

ロングタームなのにLTCMは5年しか持たなかった。長期で投資する気あったのかよぉ。
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2020年6月10日水曜日

記事

株価は長期的には何の要因で決まる?

EPSだろうな、って思っている。

新製品や新サービスの噂や発表で株価が上昇したり、
訴訟や災害要因などで株価は先行的に下落するだろうけど、
最終的な株価のよりどころは、1株当たりの利益。

時代や景気動向によりPER値は揺れ動くが、
EPSが上昇しないことには株価は最終的に上昇しない。
って思っている。

期待が絶望に変わるのは、期待したEPSが達成できなかったとき。
悲観が楽観に変るのは、思ったほど業績が悪くなかったとき。

EPS×PER=株価

EPSを上昇させるには、利益額を上昇させる、か、発行済み株式数を減らすかだ。

利益額が変わらないのに、EPSが上昇するなら、自社株買いを疑う必要がある。
バランスシートを見て、自社株買いの資金手当てが何かを探らないと。
保有する現金なのか、社債、借入?

増配も同様に、注目する必要がある。
増配以上に利益が上昇していなければ、注意すべき。
配当性向で無理していないか?
キャッシュフローは?

配当貴族銘柄の中にも、一時的に配当性向が高くなってしまう銘柄がある。
減益発表でも、配当貴族銘柄の宿命で、すぐに減配はできない。

財政基盤は揺るぎないが、できることなら、
四半期配当はその四半期の利益額から支払って欲しいと願う。
過去の資産を取り崩すとなると、あと何年持つかとなる。

株価は先行して数値が動く、裏付けは後からEPSが追ってくる。
タバコも石油株も、このまま配当が維持できるかは、最終的にはEPS次第。

株価を気にするより、EPSを気にすべきだと思うな。
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2020年5月11日月曜日

記事

喫煙経験者ほどタバコ銘柄に投資したがらない心理_逆張り

米国株式投資になると、なぜか、大した詳しくもない業種の会社に投資をしてしまう。
「あるある」みたいなもん。
ユニクロに勤めていれば、自社の長期にわたる株価上昇を眺めながら、
「億り人」になれる機会はあったはず。
インサイダー取引に気をつけて、自社株を定期的に買っていればね。
労働者と経営者の違いがそこにある。

自分の勤務先や取引会社の動向ほど、よく知っているのはずなのに、
なぜか株式投資になると除外対象になってしまう。

勤め先が落ち目だから、業種全体も落ち目だと思ってしまうのか。
知っている業種ほど、細かい点に目が行き過ぎて、投資をためらってしまう心理も見逃せない。
過去の半導体バブルを経験していれば、とてもじゃないが半導体会社に投資する気にはなれない。
今でも、半導体サイクルが存在すると思ってしまう。

あるヘッジファンドマネジャーは、企業訪問で下記の質問を必ずする。
『投資したいと思う競合会社はどこですか』
『競合会社の凄い点に何がありますか』
業界を知っている人に競合会社のことを聞くのは理に適っている。
謙遜もなければ、事実を大きく語ることもないだろうから。

任天堂社員にソニーのPS4のレビューをしてもらうほうが、役に立つ。

ヘビースモーカーほどタバコ銘柄に投資したくない感情とも似ているかも。
『こんな健康を害するようなものはいずれ駆逐される』と思いながら、タバコを喫煙している矛盾。
禁煙者は、喫煙所を指さして、
『あそこまでしてタバコを吸いたくなるなら、投資しない訳にはいかない』と感じてしまう心理。

なぜ、株式投資になると、人の意見に惑わされるのか?
答えは、自分で考えたくないから。
自分の意見が孤立するのは耐えられない心理。

郊外の電気店に赴いて、店員に下記のように聞くだけで、
貴重なリアルタイムの情報を聞けるのに、他人が書いた投資情報を鵜呑みにしてしまう。

「自粛要請で、人の出入りは減りました?」
「テレワーク用のパソコン買おうと思うけど、どれが売れてますか?」
「今からエアコン買わないと、在庫尽きますか?」

なぜか、わかりもしない、ワクチン銘柄が最高だと思ってしまう。

人と一緒じゃないと耐えられない、株式投資には必要ない感情のひとつ。
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2020年5月8日金曜日

記事

テンプルトンの第2次大戦終焉時の投資手法を思い出す_今が戦争状態というなら

10ドルの株を10銘柄買う。
半分は倒産して、株価ゼロ。4銘柄は株価そのまま。1銘柄は10倍になったとしよう。
100ドル投資して、資産評価額は140ドル。
これだと1.4倍になった訳で、損したわけではない。利益を出している。
まぁ、倒産銘柄を5つも買ったわけで、
こんな投資法を考える会社員に社内でまともな仕事は来ないだろうね。

見方を変えれば、倒産銘柄5つは、10倍株を掴むための分散コストと
考えることもできる。

10倍株なんて、話が『うますぎる』と思うでしょう。
逆に考えると、紙屑になった5銘柄を持っているのも、凄いとも思うけどな。

過去のブログ記事にも書いたけど、
ジョン・テンプルトンは第2次世界大戦後の復興にかけて、
1ドル未満の104銘柄を全て100ドル分買って、4年後に4倍の投資利益を成し遂げた。
倒産銘柄は34銘柄だったらしい。

第2次世界大戦当時の株式市場状況は知らないが、
1ドル未満なら『見捨てられた株』の扱いだろう。

今、ニューノーマル、ってまた訳の分らん言葉が流行するのかもしれないけど、
『見捨てられた株』全てが倒産するわけではないだろう。
うまく事業転換して、生まれ変わる企業も出てくるだろう。

いま、人によっては戦争の状態と言われているけど、
戦争で財を成した投資家の手法を調べるのも悪くはないと思うぞ。

戦後復興時の日経平均株価はどうだった?直近の失われた日経平均株価30年よりはマシじゃない?。
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