2020年5月8日金曜日

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テンプルトンの第2次大戦終焉時の投資手法を思い出す_今が戦争状態というなら

10ドルの株を10銘柄買う。
半分は倒産して、株価ゼロ。4銘柄は株価そのまま。1銘柄は10倍になったとしよう。
100ドル投資して、資産評価額は140ドル。
これだと1.4倍になった訳で、損したわけではない。利益を出している。
まぁ、倒産銘柄を5つも買ったわけで、
こんな投資法を考える会社員に社内でまともな仕事は来ないだろうね。

見方を変えれば、倒産銘柄5つは、10倍株を掴むための分散コストと
考えることもできる。

10倍株なんて、話が『うますぎる』と思うでしょう。
逆に考えると、紙屑になった5銘柄を持っているのも、凄いとも思うけどな。

過去のブログ記事にも書いたけど、
ジョン・テンプルトンは第2次世界大戦後の復興にかけて、
1ドル未満の104銘柄を全て100ドル分買って、4年後に4倍の投資利益を成し遂げた。
倒産銘柄は34銘柄だったらしい。

第2次世界大戦当時の株式市場状況は知らないが、
1ドル未満なら『見捨てられた株』の扱いだろう。

今、ニューノーマル、ってまた訳の分らん言葉が流行するのかもしれないけど、
『見捨てられた株』全てが倒産するわけではないだろう。
うまく事業転換して、生まれ変わる企業も出てくるだろう。

いま、人によっては戦争の状態と言われているけど、
戦争で財を成した投資家の手法を調べるのも悪くはないと思うぞ。

戦後復興時の日経平均株価はどうだった?直近の失われた日経平均株価30年よりはマシじゃない?。
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