企業分割前のフィリップ・モリスから遡っても、配当利回り3%台の時期もある。
それでも3%台だから配当は高い方だが、常に高配当銘柄という訳じゃない。
巨額の賠償訴訟リスクが騒がれて、1999年には配当利回り8%台まで急騰した。
高配当というよりは、配当利回りのボラが高い銘柄のほうが「しっくり」くる。
年度 | 年度末株価 | 年間配当利回り | |||
1995 | $30.0833 | 4.06% | |||
1996 | $37.6667 | 3.90% | |||
1997 | $45.2500 | 3.54% | |||
1998 | $53.5000 | 3.14% | |||
1999 | $23.0000 | 8.00% | |||
2000 | $44.0000 | 4.59% | |||
2001 | $45.8500 | 4.84% | |||
2002 | $40.5300 | 6.02% | |||
2003 | $54.4200 | 4.85% | |||
2004 | $61.1000 | 4.62% | |||
2005 | $74.7200 | 4.10% | |||
2006 | $85.8200 | 3.87% | |||
会社分割PM,MO,KHC(MDLZ) | |||||
2012 | $31.4400 | 5.41% | |||
2013 | $38.3900 | 4.79% | |||
2014 | $49.2700 | 4.06% | |||
2015 | $58.2100 | 3.73% | |||
2016 | $67.6200 | 3.48% | |||
2017 | $71.4100 | 3.56% | |||
2018 | $49.3900 | 6.07% | |||
2019 | $49.8900 | 6.57% |
そして、『健康を害するタバコを販売しているような会社は永続しない」
という批判もあるが、今も存在している。
株価が下落基調になると、言われる常套句みたいなもん。
タバコ商品は定期的に値上げされる。
携帯料金のように政府から、暴利だと値下げ要求もされない。
むしろ、
タバコ商品の値段を上げることが健康につながる、
という解釈から、値上げは歓迎される。
従来の紙タバコ事業成長の見込みはないが、いまだに利益が出る事業。
その利益で、他の事業に投資するビジネスは相変わらず不変。
食品事業、ビール事業....そして、無煙たばこへの事業転換。
配当性向80%を明言していても、他の事業への投資を辞める気配はない。
タバコ事業で儲けるだけ儲けて、他の事業に投資する、
投資会社みたいなもん、だって思っている。
仮に、企業分割前のフィリップ・モリス株を持っていたとして、
不人気のタバコ事業が主のアルトリア、フィリップ・モリス株が
紙くずになっても、投資元金は生きている。
KHC、MDLZの株が付与されているから。
とくに、MDLZは今のところ増配を継続している。
株式投資に感情はつきもの、離れない。
タバコが嫌いなら、最初から投資しなきゃいいだけ。
株式投資で損こいたのは、タバコ商品が悪いんじゃないからね。
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