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2020年2月4日火曜日

記事

税金・手数料・為替に時間を割くより、株式銘柄選択に集中

米国株式投資をするうえで、付随してくるちょっと厄介な作業に下記の3点がある。

①税金還付のために時間を割く→確定申告作業コスト(配当控除、外国配当控除、口座)
②手数料の最安値を探す→ネット証券の手数料競争でネット証券の鞍替えコスト
③為替→米ドル入金のタイミングを図るコスト

①はどれだけ税控除が認めらるか、還付金の金額とそれに伴う作業時間の天秤になる。
今じゃ、税計算してくれるサイト(国税庁ね)があるから、それほど時間はかからない。

後は還付金したことで、住民税とか健康保険への影響を加味しないといけないケースもある。面倒と言えば面倒ではある。

②短期売買なら1回の手数料は大事だが、長期投資なら神経質になるほどでもないと思う。
1度買って30年持ち続けるならば、むしろ、倒産しない証券会社を選ぶ方が重要。

ネット証券でも倒産すれば、強制売却か、もしくは保有銘柄を他の証券会社に移行しなくてはならない。
外資系の新規ネット証券は、例え手数料が安くて、対象銘柄が多くても、日本から撤退の判断がされれば、しばらくは保有銘柄の扱いが不安定になる。
保有銘柄は別保管されているので、資産ゼロにはならないが、撤退すれば顧客への扱いはぞんざいになる可能性は十分ある。

山一證券が廃業した際に、山一証券に証券を預けていた人は、十分身に染みているはず。

③為替は、正直、どうにもならん。
円高なら、円貨で米国株を安く買えるとポジティブに、
円安なら、円貨で米国株を高く売れる、配当が高くなるとポジティブに考えるしかない。
1ドル70円の円高なら、ハワイ移住を真剣に考えたほうがいいかもしれない。

まぁ、為替は手が付けられないから、考えないでおこう。

①~③は外部的な要因で、自分でどうこうできるものでもないので、あまり時間を割くべきではないと思っている。

それよりも株式銘柄選択に集中して、利益(含み益)・配当を出すほうが先決。
利益を出さなければ、①~③を考える必要もないんだから。

例外は、『損の繰越』に関する確定申告だが、これも将来、利益を出せれば相殺できるが、連続毎年損ばかりなら意味がない。

それにしても、なんだあのテスラ株の急騰は?
去年のCEOの騒動見たら買えないんだけどな。

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2020年1月28日火曜日

記事

暴落を気にしない人はいない。暴落に備える準備はしておく。

「暴落は避けようがないから、気にするな」というがそれはあり得ない。

平常時でも考えるのは、
50%暴落したら、
時価評価額がいくらになるかの検証
を常に考えておくこと。

株価が半値になり、
為替が1ドル80円の円高に振れた時の
円建ての時価資産評価額はいくらか?

配当で減配が見込まれる銘柄は、過去の実績からどうなるかの見込みも必要。

投資の格言に酔いしれても、何の足しにもならん。

『”今度ばかりは違う”は高くつくとか』、『暴落はチャンス』

まずは、暴落で自分の資産価値、配当見込みはどれだけ目減りするかを把握しておく。
そして、その目減りに耐えられるか?
具体的には、目減りしたとしても、今後生活できるかという点

暴落後、いつ株価が回復するかの期間は誰も知らない。
「暴落しても長期では株価は回復する」と言われても、
長期っていつだよ?と話になる。

長期投資は、
暴落に対して無知な態度で臨むのではなく
常に暴落を想定して投資をしなければならない。

SARSの過去の株式動向を調べつくしても、
今回のコロナ・ウィルスの猛威が株式市場に
どのような影響をもたらすかは分からない。

分からないから、何もしないのではなく、
直近の暴落率で自分の資産額の目減り位は想定しておくべき。

暴落はチャンスではない、
割安になったときがチャンス。

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2020年1月24日金曜日

記事

どの投資法でもいいから、それが成功するまで貫き通せ。

株式投資で回答のない議論のひとつに、どの投資法が優れているか?

フォーカス投資
分散投資
ドルコスト平均法
配当再投資
長期投資
短期投資
個別銘柄投資
インデックス投資
配当重視
高配当重視
キャピタルゲイン重視
....

株式投資する前から投資メソッドばかり詳しくなるのは、
車の運転もできずに車の運転作法に詳しくなるのと同じ理屈。

まずは、
個別銘柄に投資して、どのような株価を描き、そして有配当なら配当を貰ってみるべき。

株価差益で損したのか、得したのか。
そして配当込みだとどうなのか。

自分の思い描いていた株価の動きなんか、
していないことをまさに実感できるはず。
そこで、自分の性格がどの株式投資法と相性が良いのか、見極めよう。

株価差益で損するとすぐにでも売却したくなるのか?
株価差益で損しても、いずれ株価は上昇すると信じるのか?
株価差益で得した時点ですぐに売却するのか?
株価差益で得しても、すぐに売らずにしばらく様子見をするのか?

投資メソッドは、投資家の性格によって決まると個人的には思う。

気楽に待てる性分なのか、せっかちなのか?
自分は頭が良くて賢いと自画自賛するタイプか、それとも賢くないと冷静に思えるのか?
長期の毎月積立を、取り崩さずに継続できる忍耐を持ち合わせているのか?

上記の数ある投資メソッドは、どれもメリットとデメリットを持ち合わせている。
そして、どの投資メソッドでも『億り人』を成し遂げている人はいるはず。

どの投資メソッドでも、成し遂げなったから成功は出来ない。

株価がちょっと上昇したら短期投資に切り替えて、
株価が下落したら長期投資と変えていたのでは、
いつまでたっても利益は生まれない。

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2020年1月20日月曜日

記事

長期投資も積立も、銘柄選択を誤れば終わり。だから、凡人は分散か指数になる。

ドルコスト平均法でも、配当再投資でも、定期積立投資でも投資先の銘柄株価が上昇しなければ、長期投資をしても徒労に終わる。

株式投資で一番大事なのは、どの銘柄に投資するかなの

投資メソッド(コスト平均、3分法、分散、配当再投資)なんかは正直どうでもいい。
株価上昇あっての増配でもあるから、何よりも優先するものは株価上昇

どこぞの証券会社の売買手数料が安いかに時間を注ぐ位なら、
銘柄選択に時間を注ぐべき、と個人的には思う。

株価上昇する銘柄を言い当てるなんてまず無理と思うなら、他に方法は2つある。

1.投資先の銘柄を複数持つ
2.指数投資にする

かつては花形銘柄だったGEの株価チャートは下記の通り。
青い線が株価で、赤い線は近似曲線。


1994年にGE株に投資していれば1999年までは夢のような投資利益を得られたが、その後は何と言ったらいいか、株式投資の難しさを思い知らせるような株を描いている。

1994年にGE株に投資していた状況、今ビザ株に投資している状況の違いは何だろうかとも思う。
今後、ビザ株が1999年以降のGE株のような株価チャートを描くとは思えないが、万が一と思うから、多少投資利益を減らしてでも銘柄分散しておく。

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2019年12月21日土曜日

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インデックス投資と個別銘柄投資_右肩上がりの株価チャートはどっち?

きれいな右肩上がりの株価チャートって何?

その「きれいな右肩上がり」っていう、曖昧さの残る表現。





上記の2つの株価チャートをみて、どっちがより「きれいな右肩上がり」と思う?
どっちもきれいとも思えるし、一番上の方がきれいとも言えるかもと思う人もいるかも。

また、Y軸の目盛の取り方で、グラフ曲線はどうにでも加工できる。

上記の2つを対数目盛に変更すると、下記のようになる。





参照データは、ビザ株とS&P500指数。
どっちも上昇基調を今のところは維持しているように見える。
ただし、上昇基調はビザのほうがはるかにピッチが速い。

上から1番目と3番目がビザ、上から2番目と4番目がS&P500指数。

ビザと比べると指数の上昇ピッチは緩やか。
指数投資が10倍株になるのは、相当の期間を要する。
その反面、下落も穏やかになるとは思うから、どっちを選ぶかは好みの問題。

森を見て投資するか、木を見て投資するか。

銘柄選択が面倒で指数投資と思うならこのボタンを押そう。
その逆でも、やっぱり押そう。
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2019年12月12日木曜日

記事

米中貿易の関税発動がどうなろうとも、株価指数は予測できない

12月15日が期限の米中関税発動が見送られるかどうかに注目が集まっている。

もし仮に、米中関税発動が見送られると、米国株価指数はどうなるのって疑問が残る。

①「噂で買って、事実で売る」で指数下落
②関税発動見送りによる経済活性化期待で、指数上昇

加えて、第一弾が延期になっただけで、次の関税交渉問題はまだ残っている。
次の焦点は第二弾に移るから、指数がそちらの先読みをする可能性もある。

だから、仮に関税発動の結論を予知できたとしても、株価指数の予測はできないな。

②で指数が上昇しても、それが「行って来い」の可能性もある。

米中貿易問題がこれからも「ごたごた」が続きそうなら、米中貿易問題とは程遠い銘柄を買ってけば、いいのかとも思う。

3M、ボーイング、キャタピラー、アップルよりも
コカ・コーラ、P&G、ペプシ、ユナイテッド・ヘルスケアとかを。

米中貿易問題がこじれても、コカ・コーラが中国で売れなくなったとのニュースは聞かない。3Mは米中貿易問題で影響を受ける代表銘柄のように扱われている。
私にはよくわからないが、そういうもんなんだろう。

インデックス投資だと、指数の下落は気になるから、個別銘柄で回避するような手段は使えない。関心事として、米中貿易問題が避けられなくなる。
そう思えば、インデックス投資っていうのは、世界中の主要ニュースの影響を受けやすいのかも。例えば、石油価格高騰でインフレ急騰の記事で、コカ・コーラが買われることはないと思うけど、指数はそれに反応するかも。

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2019年12月4日水曜日

記事

指数暴落→指数ETF売り込まれる→さらに指数暴落、指数ETFの時価総額が大きくなるとね。

一番の懸念は、リーマンショック並みの暴落が来た時に指数ETFが破綻しないかという不安。
指数の暴落で指数ETFが売り込まれ、指数ETFが売り込まれることで、さらに株式指数が暴落するという循環が起きやしないかと言う不安。

指数ETF自体の時価総額が小さいうちは、指数に対する影響は軽微だけど、指数ETFの時価総額膨れ上がると、指数ETFが株式指数を形成しているようなことにはなんらのかと思う。前にも買いたいような気がするけど。

指数ETFの時価総額が膨れ上がる恐怖、そこがどうしても残る。

過去10年の上昇相場では考えもしないけど、本当に指数ETFが最強かと思える時がる。

普通の投資信託だと、人気があり過ぎて募集中止とか、一定額の評価資産を下回ると早期償還になるけど、ETFは上場しているから、どうなるんだろうね?

中国株式投資がブームになったときは、中国投資向け投資信託の時価総額が外国人向け中国株式市場の時価総額を上回っていたという、本当かどうかわからないような記事を見たことがある。投資信託が別の投資信託を買っていたのか?

リーマンショックのときにSPY(S&P500指数ETF)が破綻することはなかったけど、2009年と今を比べると指数ETFは格段に増えたし、時価総額もデカくなった。

何でも人気がでると、みんなが良いと言い始めると、ろくなことがないんじゃないかと思うのは偏屈な性格なんだろうなと思う。

個人的にはやはり個別銘柄の分散でいいや。
ただし、500銘柄も分散はしないです。

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2019年12月3日火曜日

記事

2倍株になると株価暴落よりも焦って売り急ぐ心理_最高値更新後のちょっとした下落局面

長期投資、まぁ20年程度銘柄を保有し続けると、下記の場面に遭遇する。

①十分利益が出ている銘柄。
 リーマンショックが来ても暴落しても、まだ利益は確保できそうな銘柄。
 投資金額でみれば、高配当なので、持ち続けようと思える。

②現在利益は出ているが、次の暴落ではキャピタル損が出そうだろうなと思える銘柄。
 景気循環株でもあるので、投資利益のブレは大きい。
 投資金額でみれば、高配当なので、持ち続けようと思える。

③投資損確定の塩漬け株。
 企業の不祥事や事業経営ミスで大損ぶっこいた銘柄。
 売るのも面倒くさいので放置。
 どこかの企業が買収してくれれば良いと思っている銘柄。
 無配に転落。

①,②の評価益で十分利益が出ているので③の投資損は相対的に小さくなる。
「大きく勝って小さく負ける」って感じの上記例を示した。

長期かつ分散投資すれば、分散された複数銘柄のなかでも損益に差が出てくる。
分散投資は全体で利益が出せればOKで、分散全銘柄で利益を出す必要はない。
10倍銘柄に巡り合えるかもしれないし、クオーター銘柄(株価4分の1)に巡り合う可能性もある。

長期投資で意識することは、利益銘柄をすぐに確定しないこと。
これは私個人の身に染みた経験に基づく格言。

2倍銘柄が2倍になったら4倍株だからね、10ドルが40ドルになる。
1/2銘柄がさらに1/2になると、10ドルが2.5ドルになる。

両方とも10株ずつ持っていたら、
100ドルが400ドルで投資益300ドル。
100ドルが25ドルで投資損75ドル。

投資益は青天井。
投資損は次第に100ドル近くまでに縮小する。
株価が倍々ゲームになるほうが利益が大きい。ハーフハーフよりもね。
「ついている奴はつきまくる」、それを楽しめる。

リーマンショック後にグーグルを買っておけば、それを楽しめた。
ビザIPOに買っておいても、それを楽しめた。
でも、株価が2倍になると、急落時よりも焦りまくるんだよ。

もうこれ以上高望みをするのは止めよう。一度利確しておこう。などの心理が働く。

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2019年11月27日水曜日

記事

数々の投資法も、株式相場や自分の投資環境にマッチすればOK_資本主義競争からの独立

長期、短期、キャピタルゲイン、インカム、配当再投資、積立、フォーカス、分散、指数投資、個別銘柄投資、なんぴん買い、バイアンドホールド、まだあると思うけど。

投資方法は巷にあふれかえるダイエット法並みにあるね。
正直今の自分の投資方法がどれなのかは気にしていない。

別に指数投資に負けても勝っても、ビザ株の投資利回りに負けても勝っても構わない。
私はどこぞのファンドの運用マネージャーじゃないんだから、競争をする必要がない。
社内・社外競争はこりごり。勝手にやってれば。

生活を送るうえで十分な資金が賄える資産が作れれば、「競争からの独立」ができる。
世間では、それを「経済的独立」とか「経済的自由」とか言うみたいだが、私からみれば「資本主義競争からの独立」としたい。

競争が好き人もいるから否定はしないよ。
労働者枠内での競争からは早く逃れて、関わりたくないと思ったのが株式投資のきっかけかもと思ったりする。

巷にあふれる数々の投資法も、昔は存在すらしなかった投資法もある。
代表的なのは指数ETFのインデックス投資。

指数に連動する未上場の投資信託(手数料馬鹿高)はあったが、株式並みに取引可能な投資信託(ETF)は存在しなかったからインデックス投資最強と言われても、少々困惑する。多分、頭が固い証拠だろうなと思う。
もう少し考える時間が欲しい。
インデックス投資バブルの懸念が拭えないんだ。

投資法は、その時代の金融商品の品ぞろえとも連動するんだし、相場感が過熱すればキャピタルゲイン派が盛り上がり、相場が枯れるとインカムゲインが盛り上がる。

どの投資法が有効だったかどうは今はわからないし、過去になって初めてわかる。
所詮、自分の人生観・価値観に合わせればと思う。

話は変わるが、「何もしないで痩せられるダイエット」って、本当かと思う。
そりゃ、食わなきゃ(何もしない)痩せるはな。

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2019年10月17日木曜日

記事

資産ポートフォリオの10%を超えるから、もう買えないって!業績の良い銘柄を買わない理由がそれ?

株式投資ブログでよく聞く話。

「この銘柄は、自分の株式ポートフォリオでは10%を超えているので、買い増し対象にならない」

10%を超えた理由は、その銘柄の株価が上昇したからでしょう。
単純に考えれば、業績がいいから株価が上昇。買収でもされなければね。

ダウの犬のような投資戦略をとっているなら、まだわかるが、
貴方の株式ポートフォリオの10%を超えたことと、
その企業の業績からみれば知ったことではない。

そのくせして、
株価が上昇した銘柄はさらに上がりやすいとか、
株価が下落した銘柄はさらに下落しやすいとか、
言い始める。

複数銘柄の株式ポートフォリオで、1つの銘柄が10%を超えないルールを守って分散リスクをとるのか、いや、素直に業績の良い銘柄を買い増し、1つ銘柄がポートフォリオ時価総額の半分を占めても意に介さない投資戦略をとるのか?

どっちのほうが資産を築けると思う?

ビザのように長期で株価伸長している銘柄なら、貴方のポートフォリオ次第では永久に買い増しできない銘柄となってしまう。

2019年10月9日水曜日

記事

インデックス投資は株式指数との比較をされない点が有利なだけで、稼げるとは言っていない

どのファンドも、S&P500、ダウ平均指数には、長期では勝てないことを聞かされる。
指数に勝てないのなら、指数に投資すればいいじゃん、と考える。
その指数投資、すなわち、インデックス投資が儲かるのであればだが。

ある年のファンドAの投資利回りが-5%で、S&P500指数投資のそれが-3%なら、
Aの投資利回りがS&P500を下回っていてるので、指数投資が有利かというと、投資で損していることに変わりはない、50歩100歩。どちらも投資利回りはマイナスが現実。
負け者同士を比較しても、どうかと思う。

全ての投資信託、ETFは、ほぼどれかの株価指数のパフォーマンスと比較される。
そして、ある年では株価指数に勝てても、ある年では勝てない。
毎年、勝てないのなら、比較される指数に投資すればとなる。

逆に聞いてみよう。
指数投資、すなわちインデックス投資のパフォーマンスは、どの指標と比較される?
多分、比較されないのだろう。そもそも指数が比較の指標なんだから。
この株価指数というのは、投資の世界では絶対指標みたいな扱いを受ける。

S&P500指数が仮に年始から10%下落したときに、貴方の個別銘柄投資が5%の下落で済めば、指数には勝ったことにはなるが喜べない。

損しているから。

指数のETFを買う理由は誰からも批判されないし、損をしても指数ETFで利益を得られないのなら仕方がないとなる。

180ドルでビザ株を買った人は、今の株価で損を抱えていても仕方がないと言われる。
タイミングが悪かっただけで、銘柄選択は正しかったと。
逆に高配当につられて、タバコ株、石油株、旧ハイテク株を買った人は、今の株式市場では非難される。業績が低迷していたり、事業に問題があると。

言いかえると、損したとしてもビザなら仕方がないね、でもアルトリア、IBMなら仕方がなくないと、なる。

同じような状況は、個別銘柄投資と指数投資にも言える。

指数ETF投資で損しているのなら仕方がないね、株式市場全体が下落基調なんだからと。
ビザ株のような個別銘柄投資をしていれば、個別銘柄投資とはリスキーなことをしたね、と非難される。







2019年9月30日月曜日

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医療リスクや不祥事リスクを恐れすぎると、個別株は買えなくなる。

ベビーパウダーに続き、オピノイド訴訟と災難が続くJ&J。

外国株ブログの中には、個別銘柄投資は企業リスクが怖いのでインデックス投資を勧める記事も目に付くようになった。

ヘルスケア企業であれば、医療事故や薬品の副作用による訴訟はつきもの。
そのリスクを回避しつつヘルスケア産業の恩恵に預かりたいなら、
特定のヘルスケア企業に投資せずに、ヘルスケアのETFを買えと勧める。

なるほど、理には適っている。
しかし、特定の企業のリスクを避ければ、
ETF(分散投資)の期待のリターンは個別銘柄と比べてどうなるかの言及はない。

例えば、メルク。
がん免疫薬「キイトルーダ」の好調で、久々に株価は過去数年上昇してきた。
個別銘柄投資なら、その株価上昇の恩恵に預かれるが、
ヘルスケアETFならその恩恵は、相対的に微々たるもの。

企業にとって惨事、災難、果ては不祥事、それらの類は日常的にありえる。
J&Jだけではない。
大企業とて、多くの人の集まりなわけで、不祥事が全くないとは言いきれない。

ボーイング:737MAXの墜落事故
マクドナルド:使用期限の切れた食肉の問題
ウェルズ・ファルゴ:顧客の許可を得ない口座開設・カード発行問題
フェースブック:個人情報流出

リスクばかり考え過ぎると、結局、何も投資しないことが最良の投資になってしまう。

それでも投資はしてみたい。
そうだ、
指数投資は個別銘柄よりもはるかに安定しているし、
バフェット氏も推薦してる、
流行でもあるし、
資金流入も大きいということはみんなが買っている
やはり指数ETFにしよう、企業リスクはやはり怖いからね。

そんな安全な投資だったら、利益はどうなるのかと思う。
おいしい話や流行の投資話で儲かった人はいるのかと。

2019年9月27日金曜日

記事

個別銘柄投資は危ないから指数投資っていうけど、所詮リスク・リーターンの問題

個別銘柄投資は、企業リスクがあるから指数投資を勧める記事をよく見るようになった。

指数投資が安全な投資で長期では確実に儲かるって感じだけど、
指数投資の利益に満足できるのかと聞きたくなる?

S&P500でもダウ工業株式数の日々の株価変動を見るとわかるが、
個別銘柄の株価変動に比べたら、長期投資は相対的に、ボラは小さい。

ビザ株がIPOから10年で約10倍近くの株価上昇をしたが、
S&P500やダウ平均が10年で10倍になったことは過去にはない(と思っている)。
調べてないけど、ないと思っている。

人生100年で、一生の間に株式投資できる期間は何年だろうか?
30年と考えた場合、運よくS&P500指数の過去の平均投資利回り7%を維持できたとして、
30年後の資産は約7倍になる。悪くはない。運が良ければだが。

だが、米国株式投資をやる人にとって30年で約7倍の資産で満足できるかだ。

1年で資産が数倍になるような溢れる株式情報を浴びながら、
30年で資産が7倍の指数投資で満足するには、
それでそれ相応の忍耐が必要だ。

FAANGだ、バイオ製薬だ、GAFAだ、人工肉と、
これらの流行に直接乗らずに市場全体に投資する。できるか?








2019年9月20日金曜日

記事

長期投資で米国指数ETFが最強と信じるには、まだ歴史が浅すぎる。まだ26年だよ、推薦はわかるけど。

米国でETFが認可されたのは1993年。今年で26年経過したことになる。

26年で長期投資にはETFが最強というには、まだ実績履歴が不足している。
S&P500指数ETFのSPYが1993年、VOOは2010年。
S&P500株価指数が、過去平均利回り7-9%と見なされているのは、理論上のお話し。
ETFの実績ではない。
S&P500株価指数が制定されたころにETFはまだ存在していない。

この先、ETFが50年間運用されて、
いままで気が付かなかったデメリットが見つかるの可能性もある。
ETFへの投資が膨らみすぎて、ETF運用・株価指数に支障や歪みがないのかも気になる。

ETFは、従来の投資信託に比べれば運用コストや手数料が安く、いつでも売買できる。
そして、株価指数への投資に対して投資家へのハードルを下げてくれた。
買い手からみれば、S&P500指数の投資信託を購入するよりは、
ETFの購入のほうが理にかなっているの事実。

長期投資で、ETF、個別銘柄のどちらが有利かは投資家の考え一つ次第。

株価指数ETFの長期投資(例えば10年間)で、株価10倍を期待するのは無謀に見える。
レバレッジを効かせたETFなら、可能かもしれない。
個別銘柄投資で株価10倍の期待は、ETFよりは確率的に高いと思う。好景気なら。

結局は、リスクとリターンをどれだけ取るかによる。

アップル株やビザ株への投資は、企業への期待感が高まる。
将来、これらの企業が現在のGEのようになる可能性がないとは言い切れない。
逆に、現在のGEとて、再成長する可能もある。

ETF投資よりは、高リスクだとしても、その個別銘柄へのリスクを背負った分の
見返りがあれば個別銘柄は報われる。それが短期だろうが、長期だろうが構わない。