どのファンドも、S&P500、ダウ平均指数には、長期では勝てないことを聞かされる。
指数に勝てないのなら、指数に投資すればいいじゃん、と考える。
その指数投資、すなわち、インデックス投資が儲かるのであればだが。
ある年のファンドAの投資利回りが-5%で、S&P500指数投資のそれが-3%なら、
Aの投資利回りがS&P500を下回っていてるので、指数投資が有利かというと、投資で損していることに変わりはない、50歩100歩。どちらも投資利回りはマイナスが現実。
負け者同士を比較しても、どうかと思う。
全ての投資信託、ETFは、ほぼどれかの株価指数のパフォーマンスと比較される。
そして、ある年では株価指数に勝てても、ある年では勝てない。
毎年、勝てないのなら、比較される指数に投資すればとなる。
逆に聞いてみよう。
指数投資、すなわちインデックス投資のパフォーマンスは、どの指標と比較される?
多分、比較されないのだろう。そもそも指数が比較の指標なんだから。
この株価指数というのは、投資の世界では絶対指標みたいな扱いを受ける。
S&P500指数が仮に年始から10%下落したときに、貴方の個別銘柄投資が5%の下落で済めば、指数には勝ったことにはなるが喜べない。
損しているから。
指数のETFを買う理由は誰からも批判されないし、損をしても指数ETFで利益を得られないのなら仕方がないとなる。
180ドルでビザ株を買った人は、今の株価で損を抱えていても仕方がないと言われる。
タイミングが悪かっただけで、銘柄選択は正しかったと。
逆に高配当につられて、タバコ株、石油株、旧ハイテク株を買った人は、今の株式市場では非難される。業績が低迷していたり、事業に問題があると。
言いかえると、損したとしてもビザなら仕方がないね、でもアルトリア、IBMなら仕方がなくないと、なる。
同じような状況は、個別銘柄投資と指数投資にも言える。
指数ETF投資で損しているのなら仕方がないね、株式市場全体が下落基調なんだからと。
ビザ株のような個別銘柄投資をしていれば、個別銘柄投資とはリスキーなことをしたね、と非難される。
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