毎月給与並みの配当金を米国株でもらっているほど、米国株式投資が成功したとしよう。
そのときに見えてくるものは何だろうか?
更に株式投資に精を出して、更なる配当の拡大を狙うか?
それとも、配当副収入を得た安心感から、会社員としての仕事に更に打ち込むか?
給与という褒美以外にも仕事の達成感ということもあるだろうから、更に仕事に励む人もいるだろうな、と思う。
世間でよくいう、セミリタイア。
配当で生活費は賄えるけど、社会との接点は維持したいから、働き続けるセミリタイア。
両方のいい点を活用しているように見えるけど、現実は個人的には厳しいと思う。
世間体で言えば、セミリタイアしている人達を、経営者はどのように労働者として扱えばいいか分からないし、そのようなマイナーな(失礼!)人たちを相手にしたことがないだろう。年金労働者とは違う。
株式投資をすると、資本家としての側面が出てくる。
株を持っているだけで、配当という収入が得られる。
資本家が、ときに労働者となるようなセミリタイア。
資本(株式)で収入を得る効率さ、労働で得る収入の効率さ、両方を知ってしまうとね。
労働者として耐えられるか?
そして、労働者には労働階級が細かく存在する。
主任、係長、課長、部長、本部長、すべてに代理、補佐が付く。
給与以上に肩書を与えないと、承認欲求が満たせなくなるから正社員に与えるのだ。
非正規社員、パート、バイトなら、役職はつかないし、扱われ方は雑だし、解雇も相対的に容易。
株主に階層はない。
階層というほどでないが、大株主、機関・個人投資家位かな、区別があるのは。
セミリタイアを目指すと、配当の拡大目標は甘くなる。
投資で失敗しても、労働収入があると思えるから。
月におこずかい程度の配当でいいや、ともなる。
フルリタイアを目指すと、後には引けない。
何が何でも労働しないで配当だけで生活できるように株式投資で成功してやる、となる。
雇われ人のセミリタイアは、個人的には厳しいと。
配当生活できて、専門職としての技術があり、それが重宝されるような仕事ができれば理想かな。
重宝されるぐらいの技術があれば、無茶な顧客相手に仕事をする必要がないからな。
0 件のコメント:
コメントを投稿