2019年9月20日金曜日

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長期投資で米国指数ETFが最強と信じるには、まだ歴史が浅すぎる。まだ26年だよ、推薦はわかるけど。

米国でETFが認可されたのは1993年。今年で26年経過したことになる。

26年で長期投資にはETFが最強というには、まだ実績履歴が不足している。
S&P500指数ETFのSPYが1993年、VOOは2010年。
S&P500株価指数が、過去平均利回り7-9%と見なされているのは、理論上のお話し。
ETFの実績ではない。
S&P500株価指数が制定されたころにETFはまだ存在していない。

この先、ETFが50年間運用されて、
いままで気が付かなかったデメリットが見つかるの可能性もある。
ETFへの投資が膨らみすぎて、ETF運用・株価指数に支障や歪みがないのかも気になる。

ETFは、従来の投資信託に比べれば運用コストや手数料が安く、いつでも売買できる。
そして、株価指数への投資に対して投資家へのハードルを下げてくれた。
買い手からみれば、S&P500指数の投資信託を購入するよりは、
ETFの購入のほうが理にかなっているの事実。

長期投資で、ETF、個別銘柄のどちらが有利かは投資家の考え一つ次第。

株価指数ETFの長期投資(例えば10年間)で、株価10倍を期待するのは無謀に見える。
レバレッジを効かせたETFなら、可能かもしれない。
個別銘柄投資で株価10倍の期待は、ETFよりは確率的に高いと思う。好景気なら。

結局は、リスクとリターンをどれだけ取るかによる。

アップル株やビザ株への投資は、企業への期待感が高まる。
将来、これらの企業が現在のGEのようになる可能性がないとは言い切れない。
逆に、現在のGEとて、再成長する可能もある。

ETF投資よりは、高リスクだとしても、その個別銘柄へのリスクを背負った分の
見返りがあれば個別銘柄は報われる。それが短期だろうが、長期だろうが構わない。

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