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2019年12月30日月曜日

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ビザ株でAT&T、MO並みの高配当を実現するには...増配も時間を味方にする

今のAT&Tの配当利回りは5.30%、アルトリアは6.67%。ビザは0.63%。
人気のある高配当銘柄に比べたら、ビザ株は約10分の1の配当利回り。

でも、大丈夫。

配当も時間を味方にすればいい。
配当貴族は増配と時間が見方をしてくれる。
まだビザは配当貴族じゃけないけど。
なにも株価上昇だけじゃない、時間を味方にするのは。

ビザIPO年度末の四半期配当、株価(株式分割調整なし)は下記の通り。
2008年 $0.105 年度末株価 $52.44

そして、今の四半期配当額は$0.3000で、株式分割1:4を考慮すると。
($0.3×4×4)÷$52.44=9.1%

9.1%、AT&Tを凌ぐ配当利回り

AT&Tを2008年末に購入して今まで持ち続けても、この配当利回りは実現できていない。
2008年度末の株価$28.5で、今の四半期配当$0.51。
($0.51×4)÷$28.5=7.1%
増配ペースがちょろいから、ビザ株に逆転されている。

配当生活を目指すうえで、
増配率の勢いのある株
も十分に検討に値する。

高配当よりも増配を愛する人は押してね。
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2019年12月8日日曜日

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アルトリア株が回復すると高配当でなくなるから、いつまでも高配当でいてくれ頼む!

アルトリア株、一時期は40ドル切ったのに、相場環境の外部要因によるものなのか50ドルまで戻している。過去最高値の70ドルまでいくと配当利回りが5%を切るんだ。
まぁ、それでも高配当並みの配当利回りだけど、儲かり過ぎとか注目を浴びて規制されちゃ本末転倒だからさ、大人しく微々たる上昇をお願い。

タバコ株はボクシングのサンドバッグのように常に

見捨てられて、
けなされて、
叩かれて、
訴訟起こされて、
バナナのたたき売りにように投げ売りされなきゃ

そして、最後のとどめの一言
「おまえはすでに死んでいる」銘柄でいいんだよ。

死んだふりでいいんだ、
これからはベア(熊)相場が来て、
株式市場を熊が荒らしにくるんだから。

熊が来たら「死んだふりしておけ」というだろう。

それでいいんだよ、死んだふりで。
株価上昇率のベストテンに入ったりするなよ。目立つな、それだけ。
静かに増配して、株価は低迷気味の上昇がいい。
株式市場には、タバコ事業はやっぱり儲からないわと思わせないと。

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2019年11月28日木曜日

記事

高配当ではなく増配銘柄だからアルトリアを好む_ベライゾンよりも増配率は遥かに良い

アルトリアの配当金額の推移をみると今年の増配率は過去10年からすると物足りない。
しかし、それは2018年度が良すぎた反動とみてもいいかも知れない。
※2019年度は昨日の終値株価採用。

年度 年間配当金 前年比
増配率
年度末株価 前年比
株価上昇率
年間
配当利回り
2010 $1.46000 10.61% $24.6200
5.93%
2011 $1.58000 8.22% $29.6500 20.43% 5.33%
2012 $1.70000 7.59% $31.4400 6.04% 5.41%
2013 $1.84000 8.24% $38.3900 22.11% 4.79%
2014 $2.00000 8.70% $49.2700 28.34% 4.06%
2015 $2.17000 8.50% $58.2100 18.14% 3.73%
2016 $2.35000 8.29% $67.6200 16.17% 3.48%
2017 $2.54000 8.09% $71.4100 5.60% 3.56%
2018 $3.20000 25.98% $49.3900 -30.84% 6.48%
2019 $3.36000 5.00% $49.7500 -8.38% 6.83%

アルトリアは高配当銘柄と一般に言われるが、4%を下回る配当利回りの時期もある。
配当利回りの安定性で言えば、ベライゾンのほうが安定している。
今までのアルトリアに言えるのは、時に高配当になるまで株価が下落するが、増配をまだ維持し続けていることが、この銘柄の魅力のある点。
そして、その増配率もビザの平均25.88%には及ばないが、VZ、KOに比べたら健闘している。

銘柄 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 平均
V 20.00% 46.67% 50.00% 21.21% 20.00% 16.67% 17.86% 18.18% 28.21% 20.00% 25.88%
VZ 2.63% 2.56% 3.00% 2.91% 3.77% 2.73% 2.21% 2.16% 2.12% 2.07% 2.62%
KO 7.32% 6.82% 8.51% 9.80% 8.93% 8.20% 6.06% 5.71% 5.41% 2.56% 6.93%
MO 10.61% 8.22% 7.59% 8.24% 8.70% 8.50% 8.29% 8.09% 25.98% 5.00% 9.92%

米国通信大手のべライゾン・コミュニケーションズ(VZ)の増配率(平均2.62%)には、将来も高望みは期待できないが、アルトリアには期待できる余地がまだある。
同じ高配当銘柄と扱われるVZ、MOだが、増配の観点でみれば全然違う。

VZの増配は、四半期ベースで毎年数セント程度の増配位しか期待できない。
その点、アルトリアはハラハラ感満載。
だから、構ってあげたくなる。

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2019年11月2日土曜日

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フィリップモリスを過去20年持ち続けた人は、今では4社から配当を頂ける。KHC、MDLZ、PM、MO

フィリップモリスの栄光は、株価上昇に加え、増配を続けたことに尽きる。
過去に企業分社(MO、PM、MDLZ、KRFT)したため、過去の実績株価の恩恵(上昇利益)を追うのは非常にわかりずらい。

アルトリア株だけの株価をYahoo!Financeで追っても、過去の分社分の恩恵は加味されていない。

東証外国部でフィリップモリスを買い(当時ネット証券なんかほとんどなかったからね)、持ち続けた人は100株当たり下記のよう株式割り当てとなる。

アルトリア・グループ(MO) 100株
フィリップモリス・インターナショナル(PM) 100株
クラフト・フーズ(クラフト・ハインツ)(KHC) 23株
モンデリーズ・インターナショナル(MDLZ) 69株

1銘柄持っていたら、勝手に分散投資になってしまったケース。

KHCのみ減配になってしまったが、他の3銘柄は増配を継続している。
売らずに持ち続けることが、いかに素晴らしかったかと言える例。

直近の数年間でアルトリア、フィリップモリス銘柄が低迷しようが、20年で十分元は取れた。あと、クラフトハインツもひどい下げに見舞われたけどね。
地味な存在だったモンデリーズだけがいまだに堅調といえるかも。

20年前にフィリップモリスを買った人は、タバコと食品事業に投資をした。
そして、上記の4銘柄を持ち続けることで、今も堅持できている。

現在、アルトリアに投資をするとほぼ米国のタバコ事業(酒とワインはほんの少し)に投資したことになる。

企業分社した理由はタバコの事業リスクを食品事業に負わせたくなかったから、食品事業を別会社として上場分離させた。

シーゲル銘柄と言われるフィリップモリスは、2000年当時のことを言っているのであって、今のアルトリアのことを言っているわけではないと、私は考えている。







2019年11月1日金曜日

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アルトリア_負債で投資して評価損だしてどうするのよ。バランスシート見れば、長期負債減らずに投資評価額減っていることに着目。

アルトリアの今回の決算をみると、ジュールの評価損よりも売上増に関心が移っている。

売上高は前年同期比0.3%増でも、他方で45億ドルの評価損計上は正直嬉しくない。
評価損計上額が、アルトリアグループ総資産のどれだけを占めているか確認した?

バランスシートをみると、今回の決算は資産が減って、負債は減らず。

危ういのはジュールへの投資は、手持ちの現金ではなく、負債で賄われている点。
手持ちの資金で投資してるなら、資産(現金)が減少するだけ済むが、
負債で投資っていうのは、借金して投資して失敗しても、借金は残る。


既存の紙巻きタバコの売上はやや維持されているので、アルトリアの投資会社としては、ジュール、クロノスへの投資で生じた長期負債を、どのように回収していくかが焦点。

投資で回収できれば良かったが、今回のジュール投資で評価損発生なので、
既存の売上で回収してくしかないでしょう。

ジュール投資の評価損が45億ドルとのことだが、他を含む、「investments in equity securities」では、前四半期比で47.48億ドル減少している。
これは、総資産529.13億ドルの約9%近くの評価損。小さくはない。

タバコは確実に売上が見込めるから、資産減らしても「へっちゃら」はちょっと困る。
IQOSがあるじゃないかと言われても、成功は約束されていないからそれも困る。

増配を維持できるように、長期負債の返済と売上の増加を抜かりなくやってください。
としかいいようがない。

2018年度のアニュアルレポートには、JUULへの投資については下記の記述あり。
健康被害を減少させるアプローチだったらしいが、ニコチン量が多すぎじゃない?
We believe our investment in JUUL is a key part of the portfolio approach to tobacco harm reduction that we’ve been following for many years.
バランスシートも見ようね、負債額が膨らんでいないかチャックも大事。

2019年10月29日火曜日

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高配当銘柄の代表格AT&TとAltria、満期のない債券としてみる

AT&TとAltria、どちらもかつてはダウ銘柄(Altriaはフィリップモリス)だった。

つい最近までは株価下落して高配当株にふさわしい称号を授かっていたが、
ここのところ株価は盛り返している。
業績が好調というよりは、売られ過ぎの反動か、相場全体の地合いの盛り返しという感じ。

株価は盛り返しても、高配当利回りであることに変わりはない。

AT&TもAltriaも、新規事業を展開するのに買収を利用している。
AT&Tはタイムワーナー、Altriaはジュールにクロノス。
基本的には、投資会社。
通信費、タバコという現金が確実に入ってくるので、事業拡張にはそれを利用する。
配当もそこから支払われるので、安定している。

AT&T、Altriaの株価が低迷して、配当利回り10%まで下落することは過去にはなかった。
過去実績で株式投資をするならば、配当利回り8-9%程度が株価下落の限界値かと探りたくなる。

高配当銘柄で注目したいのは、その配当の持続性。

『満期のない債券』として配当利回りが維持されるならば、
バイアンドホールドを貫けば、配当が維持される夢のような債券になる。
バイアンドホールドなので、買ったら売らずにいればいいので、
株価が下落しても気にしない。
配当額が不変か増配であれば問題ない。
売らないんだから!
売る必要もない株価を気にする馬鹿はいない。

20万円で年間1万円の利子(配当)を貰える債券が15万円になろうが10万円になろうが、
年間1万円の利子が永久に続く(期待する)ことに意味があるので20万円のときに買えたことを悔やむ必要はない。

言い過ぎたかな。

2019年10月12日土曜日

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タバコ株投資論争:健康を害するものに未来はない VS 事業としては非常に魅力的

アルトリア株だけどさ。
2017年までは株価は上昇基調に乗っていたんだわ。
タバコ事業は相変わらず低迷はしていたけども。
ビール会社などの投資事業が成功していたから、株価は絶好調だったのよ。

2018年から株価が下落基調に転換すると、一気に、ざまぁみろな論調が盛り返してきた。

電子式だろうが、加熱式だろうが、従来の紙巻きタバコだろうが、健康を害するものに未来はないんだよと。ESGの時代だよ。
わかってるのか?
君は?

こんな感じ。

でもこの論調は、1990年から2000年の巨額訴訟で散々言われてきたこと。
まぁ、電子式も加熱式もその当時はなかったよ。ESGも。

タバコが健康にいい訳ないじゃん。
ヤニだらけのタバコ部屋や歯を見たらわかるって。
肺までは直接見れないけどさ。

でも、辞められない人がいるんでしょう。
あの一服がたまらないって。
一服で辞められればいいんだけど、あともう一本ってなるんでしょう。
アル中とタバコ中毒の差は何?
タバコひと箱500円、缶酎ハイ1缶100円、どっちが手を出しやすい?

暗黒面から言わしてもらうと、タバコの設備投資っていうのは、
スマホのICチップを製造するハイテク設備と違って安価にできるらしい。

それにだよ、従来の紙巻きタバコの販売量が減少しているとは言え、
スマホやPCのような需要予測に比べたら、変動(ボラ)は小さいから、
生産ロスも少ない。食品ロスであれだけ騒ぐのにね。

事業としてはおいしいだよ、いまだに。
それが分かっているから、利益をそのまま配当に回しても、事業が回る。

タバコは健康も害するだろうし、副流煙も歩きたばこも迷惑。あと、歩きスマホね。
でも、人に迷惑を掛けずに吸う人を責める気はない。
株式同様に自己責任。
株式投資で失敗して破産したら、株式投資はギャンブルで規制が必要とはならないでしょう。

仮に、未来がなくて、アルトリア株を誰も買わなくなったら、
米国政府が買い上げて、配当をそのまま国家特別収入とするだけだろう。
JTも同様と思うな。

2019年10月10日木曜日

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宝くじで1億円当選したら、アルトリアで配当生活だな_億資産の威力はやはり偉大

現在のアルトリア株の年配当利回りは、8%越え。
配当に関する税金は、外国税10%と国内税20%ちょい越えだから、7割掛けで考える。

1億円×8%×70%=560万円

現在のアルトリア株に1億円投資すると、手取り年間約560万円の所得が得られる。
今の日本の所得平均よりも中央値よりも、上回った手取りの所得が得られる。

将来、5割に減配されても300万円弱はいけそうな気もする。

株価下落で資産が減ろうが、配当が継続されるなら構わん。
1億が8千万円になろうが、配当継続のほうが大事だ。
無配になったらどうするかって、働け!
株式投資で、無配、株価半落の心配で夜も眠れないのなら、するべきではない。

宝くじに当選して、贅沢な浪費生活での当選金取崩し生活だと、いずれ1億円はなくなる。

億の資産の威力はやはりすごい。

百万円、千万円の資産で満足していると、配当生活をフルエンジョイできない。
おこずかいが増える程度の配当金と、配当金=『生活費+おこずかい』では雲泥の差がある。

億、一度きりの人生で拝めるかどうかの単位。
無理と思った時点で達成できない金額の単位。

宝くじで当選するか、
10倍株なら1千万円必要、
10倍株に2度巡り会えれば、百万円必要。
投資期間が30年あるとすれば、その間に『億』まで昇りつけるだけの忍耐と執念が必要。

あり得ないと思った時点で、あり得ないだろうな。





2019年10月7日月曜日

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オワコンとかダサいと言っているのは興味がある裏返し

流行株というか、その時代の人気株を追うのは面倒なんだよ。
長期投資を前提で考えると、最低でも30年間持ち続けないと、
そうなると銘柄なんて限られる。
独占か、有名ブランドの企業しかないんだ。
30年持ち続けるとしたら、ブランドが全てなんだよ。

クソ株とよばれようが、オワコンと呼ばれようが、ダサいと呼ばれようが、
持ち続けるしかないんだ。

芸能人のランキングでも「抱かれたくない」のベスト1位になれば、
それだけで有名になれるし、注目を浴びる。注目を浴びなきゃ芸名が知られない。
無視されるか、無名よりははるかに好位置にいる。

同じ理屈なんだ。
IBM、エクソン、アルトリアがダサいと言われている間は、結局興味津々なんだよ。
本当に取るに足らなければ、無視すればいいんだから。

無視できないんだよ。
いつかは買いたいと思っている裏返しなんだ。

『終わっている銘柄をわざわざ、終わっていると』
叫ぶ必要があるか?

ないよ。





2019年10月4日金曜日

記事

高配当だったときに買っておけばと思ったけど、また高配当になった銘柄_はい!アルトリアです

過去を振り返って、投資利回りが最高だったなら、その銘柄を持っておけば良かったと思うはず。シーゲル氏が言うには、その銘柄はフィリップ・モリス。

当時はネットで米国株を買えるような環境じゃなかったからと思うかもしれないが、
東証外国部で国内株と同じ扱いで買えました。
その当時の会社四季報があれば、フィリップ・モリス銘柄の記載がある。
ネスレ株が買えないからサクソバンク証券と言う人もいるが、ネスレも当時は東証外国部で買えました。今じゃ、東証外国部すら消滅。

話がずれたので、本題に。

今のアルトリアのPER、配当利回りは、当時のたばこ巨額訴訟で揺れていたフィリップモリスと比べてどうだったかを確認。前にも記事にしたけど、再度確認。

配当利回りは、今のほうが高配当になっている。1999年でも8%前後だから。
今の8.3%台は、当時よりも高配当に見える。

PERは、調整済みのdiluted EPSを参考に’19年の予想下限の$4.15で計算すると、まだPERは高めの9台。当時は7台まで下落していたから、まだ高い。

年度 (adjusted) diluted EPS 年度末株価 PER
年間配当利回り
1995 $2.16 $30.0833 13.93 平均PER
13.71
4.06%
1996 $2.54 $37.6667 14.83 3.90%
1997 $2.58 $45.2500 17.54 3.54%
1998 $2.20 $53.5000 24.32 3.14%
1999 $3.19 $23.0000 7.21 8.00%
2000 $3.75 $44.0000 11.73 4.59%
2001 $3.87 $45.8500 11.85 4.84%
2002 $5.21 $40.5300 7.78 6.02%
2003 $4.52 $54.4200 12.04 4.85%
2004 $4.56 $61.1000 13.40 4.62%
2005 $4.99 $74.7200 14.97 4.10%
2006 $5.71 $85.8200 15.03 3.87%
会社分割ため、単純比較不可
2012 $2.21 $31.4400 14.23 平均PER
18.01
5.41%
2013 $2.38 $38.3900 16.13 4.79%
2014 $2.57 $49.2700 19.17 4.06%
2015 $2.80 $58.2100 20.79 3.73%
2016 $3.03 $67.6200 22.32 3.48%
2017 $3.39 $71.4100 21.06 3.56%
2018 $3.99 $49.3900 12.38 6.07%
2019(予) $4.15 $40.8100 9.83
8.36%


配当利回りは、当時の巨額訴訟の時代よりは高配当になっている一方で、PERがそこまで落ちていない。PERが相対的に高いと思うなら、もっと株価下落を期待するのも不謹慎ではあるが、買い時が掴めない。

うーーん、どうしよう。
昨今のダウ下落にもビクともしなかったアルトリア株。本当に我が道いくって感じ。

2019年9月28日土曜日

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なぜアルトリアに惹かれるか?高配当じゃなくて、増配銘柄だから

アルトリアの過去10年間の年配当金推移表。

年度 年間配当金
2009 $1.32000
2010 $1.46000
2011 $1.58000
2012 $1.70000
2013 $1.84000
2014 $2.00000
2015 $2.17000
2016 $2.35000
2017 $2.54000
2018 $3.20000
2019 $3.36000

電子タバコの迷走状態で、アルトリアの人気は下がる一方だが、
その割には増配を止める気配は微塵もない。

アルトリア株が、増配をしないただの高配当銘柄なら、正直手を出しずらい。
増配が一度でも休止すると、それは減配か無配のシグナルと見なされるから。

しかし、アルトリアの経営陣は常に強気の姿勢が感じ取れる。
増配を止めるような発言が出てこない。

だから、つい手を出してしまうんだよな、この銘柄に。
高配当だからじゃなくて
増配が続く期待を持たせてしまう

巨額のたばこ訴訟で株価が低迷していた時でさえ、
1990年から2000年の間も増配し続けていた(フィリップモリスの時代)。
この強気の姿勢はどこから来るのかねぇ。

2019年9月27日金曜日

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アルトリアには悲観論が漂っているが、あえて楽観的に物事をとらえる。

①アルトリアの最高事業成長責任者(CGO)が、JUULのCEOになる。
 アルトリアはJUULに(たったの)35%の資本参加であり、50%以上ではない。
 35%資本参加は安い買い物ではないが、JUULの経営陣に幹部を送れたことは意味深い。
 
②アルトリアは、電子式タバコ、加熱式タバコ、従来の紙巻きタバコとすべてに
 アプローチできている。
 ・電子式タバコ(JUULへの資本参加、CEO人事)
 ・加熱式タバコ(PM Internationとの提携)

 『従来の紙巻きタバコの販売数量減少を値上げで補う商法』に陰りが見えたのは、
 電子タバコが人気化したことも一つの要因。
 その電子タバコに関して今、世間が騒ぎ出したことで、紙巻きたばこ販売の動向が
 どうなるか?

③タバコメージャーなんて言葉はないが、新たなタバコ企業が現れる可能性は低い。
 BTI、PM Int、Altria、JT、あと中国の国営たばこ(非上場)。

④電子式、加熱式では、従来の紙巻きタバコの受動喫煙の問題となる「煙」や
 環境問題になる「吸い殻」が少ないのは利点である。

 タバコ自体は健康を害するのだろう、
 しかし、だからと言って、
 従来の紙巻きたばの短所を改善していくことが悪いわけではない。

⑤JUULへの投資に対して減損が発生すれば、アルトリアの減配・無配懸念も高まる。
 しかし、従来の紙巻きタバコ販売数量が毎年減少しているとは言え、
 タバコの販売が直ぐに半分になるわけではない。
 仮に50%の減配で、株価が同じなら年間配当利回りは4%。
 税金を考慮しても3%はある。キャピタルゲインの損は補えないが。

シーゲル銘柄と称賛されたフィリップモリスの時代はタバコ専業ではなかったが、
今のアルトリアはほぼタバコ専業の会社。ワイン事業もやっているけど、微々たるもの。

2019年9月23日月曜日

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配当の10倍株を探せ!_ビザの今年の増配額によっては、上場から配当10倍も視野に

10倍株は株価が10倍になることを指す。配当ではない。

ビザ株の年間配当利回りは現在0.6%であるが、
実績の平均増配率は2割以上を叩き出している。

下記の表は、上場した2008年度の配当と株価の上昇倍率。


四半期配当 株価
2008年上場 $0.026 $14.13
現在 $0.250 $174.06

9.52倍 12.32倍
※株式分割調整済み(1:4)

11年で配当は約9.5倍、10倍株まであと一歩、本年度増配発表があれば達成可能な水準。
上場時の株価$14.13で持ち続ければ、今の配当利回りは約7%。
現在のアルトリア株の8%にはまだ及ばないが、いい線行っている。

バイ&ホールドを貫き、配当だけで暮らしていけることを夢見る、
故にキャピタルゲインは無視するなら、株価は必要なくなる。
配当が維持されることと、増配だけに注視すればいい。

極端な(現実にはあり得ないが)例で説明するなら、
今アルトリア株を$40.81で購入して年間配当利回り約8%の配当の権利を獲得する。
その後は、株価が$20まで下落しようが、配当が維持されるか、増配であれば問題ない。
アルトリアの評価資産は半分までに下落するが、バイ&ホールドを貫くのであれば、
売ることはないのだから、『どうでもいい』という考え方。

アルトリア株は、フィリップモリスインターナショナル分社から、
配当はどれだけ上昇したのか?


四半期配当 株価
2008年分社 $0.290 $22.20
現在 $0.840 $40.81

2.90倍 1.84倍

昨今のアルトリアの株価下落で、いまでは配当の上昇のほうが株価よりもいい。
11年持ち続けると、配当は約2.9倍になった。

インカムゲインに注視するなら、何が何でも『増配』だろう。