当時はネットで米国株を買えるような環境じゃなかったからと思うかもしれないが、
東証外国部で国内株と同じ扱いで買えました。
その当時の会社四季報があれば、フィリップ・モリス銘柄の記載がある。
ネスレ株が買えないからサクソバンク証券と言う人もいるが、ネスレも当時は東証外国部で買えました。今じゃ、東証外国部すら消滅。
話がずれたので、本題に。
今のアルトリアのPER、配当利回りは、当時のたばこ巨額訴訟で揺れていたフィリップモリスと比べてどうだったかを確認。前にも記事にしたけど、再度確認。
配当利回りは、今のほうが高配当になっている。1999年でも8%前後だから。
今の8.3%台は、当時よりも高配当に見える。
PERは、調整済みのdiluted EPSを参考に’19年の予想下限の$4.15で計算すると、まだPERは高めの9台。当時は7台まで下落していたから、まだ高い。
年度 | (adjusted) diluted EPS | 年度末株価 | PER | 年間配当利回り | |
1995 | $2.16 | $30.0833 | 13.93 | 平均PER 13.71 |
4.06% |
1996 | $2.54 | $37.6667 | 14.83 | 3.90% | |
1997 | $2.58 | $45.2500 | 17.54 | 3.54% | |
1998 | $2.20 | $53.5000 | 24.32 | 3.14% | |
1999 | $3.19 | $23.0000 | 7.21 | 8.00% | |
2000 | $3.75 | $44.0000 | 11.73 | 4.59% | |
2001 | $3.87 | $45.8500 | 11.85 | 4.84% | |
2002 | $5.21 | $40.5300 | 7.78 | 6.02% | |
2003 | $4.52 | $54.4200 | 12.04 | 4.85% | |
2004 | $4.56 | $61.1000 | 13.40 | 4.62% | |
2005 | $4.99 | $74.7200 | 14.97 | 4.10% | |
2006 | $5.71 | $85.8200 | 15.03 | 3.87% | |
会社分割ため、単純比較不可 | |||||
2012 | $2.21 | $31.4400 | 14.23 | 平均PER 18.01 |
5.41% |
2013 | $2.38 | $38.3900 | 16.13 | 4.79% | |
2014 | $2.57 | $49.2700 | 19.17 | 4.06% | |
2015 | $2.80 | $58.2100 | 20.79 | 3.73% | |
2016 | $3.03 | $67.6200 | 22.32 | 3.48% | |
2017 | $3.39 | $71.4100 | 21.06 | 3.56% | |
2018 | $3.99 | $49.3900 | 12.38 | 6.07% | |
2019(予) | $4.15 | $40.8100 | 9.83 | 8.36% |
配当利回りは、当時の巨額訴訟の時代よりは高配当になっている一方で、PERがそこまで落ちていない。PERが相対的に高いと思うなら、もっと株価下落を期待するのも不謹慎ではあるが、買い時が掴めない。
うーーん、どうしよう。
昨今のダウ下落にもビクともしなかったアルトリア株。本当に我が道いくって感じ。
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