2019年11月1日金曜日

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アルトリア_負債で投資して評価損だしてどうするのよ。バランスシート見れば、長期負債減らずに投資評価額減っていることに着目。

アルトリアの今回の決算をみると、ジュールの評価損よりも売上増に関心が移っている。

売上高は前年同期比0.3%増でも、他方で45億ドルの評価損計上は正直嬉しくない。
評価損計上額が、アルトリアグループ総資産のどれだけを占めているか確認した?

バランスシートをみると、今回の決算は資産が減って、負債は減らず。

危ういのはジュールへの投資は、手持ちの現金ではなく、負債で賄われている点。
手持ちの資金で投資してるなら、資産(現金)が減少するだけ済むが、
負債で投資っていうのは、借金して投資して失敗しても、借金は残る。


既存の紙巻きタバコの売上はやや維持されているので、アルトリアの投資会社としては、ジュール、クロノスへの投資で生じた長期負債を、どのように回収していくかが焦点。

投資で回収できれば良かったが、今回のジュール投資で評価損発生なので、
既存の売上で回収してくしかないでしょう。

ジュール投資の評価損が45億ドルとのことだが、他を含む、「investments in equity securities」では、前四半期比で47.48億ドル減少している。
これは、総資産529.13億ドルの約9%近くの評価損。小さくはない。

タバコは確実に売上が見込めるから、資産減らしても「へっちゃら」はちょっと困る。
IQOSがあるじゃないかと言われても、成功は約束されていないからそれも困る。

増配を維持できるように、長期負債の返済と売上の増加を抜かりなくやってください。
としかいいようがない。

2018年度のアニュアルレポートには、JUULへの投資については下記の記述あり。
健康被害を減少させるアプローチだったらしいが、ニコチン量が多すぎじゃない?
We believe our investment in JUUL is a key part of the portfolio approach to tobacco harm reduction that we’ve been following for many years.
バランスシートも見ようね、負債額が膨らんでいないかチャックも大事。

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