2019年11月28日木曜日

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高配当ではなく増配銘柄だからアルトリアを好む_ベライゾンよりも増配率は遥かに良い

アルトリアの配当金額の推移をみると今年の増配率は過去10年からすると物足りない。
しかし、それは2018年度が良すぎた反動とみてもいいかも知れない。
※2019年度は昨日の終値株価採用。

年度 年間配当金 前年比
増配率
年度末株価 前年比
株価上昇率
年間
配当利回り
2010 $1.46000 10.61% $24.6200
5.93%
2011 $1.58000 8.22% $29.6500 20.43% 5.33%
2012 $1.70000 7.59% $31.4400 6.04% 5.41%
2013 $1.84000 8.24% $38.3900 22.11% 4.79%
2014 $2.00000 8.70% $49.2700 28.34% 4.06%
2015 $2.17000 8.50% $58.2100 18.14% 3.73%
2016 $2.35000 8.29% $67.6200 16.17% 3.48%
2017 $2.54000 8.09% $71.4100 5.60% 3.56%
2018 $3.20000 25.98% $49.3900 -30.84% 6.48%
2019 $3.36000 5.00% $49.7500 -8.38% 6.83%

アルトリアは高配当銘柄と一般に言われるが、4%を下回る配当利回りの時期もある。
配当利回りの安定性で言えば、ベライゾンのほうが安定している。
今までのアルトリアに言えるのは、時に高配当になるまで株価が下落するが、増配をまだ維持し続けていることが、この銘柄の魅力のある点。
そして、その増配率もビザの平均25.88%には及ばないが、VZ、KOに比べたら健闘している。

銘柄 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 平均
V 20.00% 46.67% 50.00% 21.21% 20.00% 16.67% 17.86% 18.18% 28.21% 20.00% 25.88%
VZ 2.63% 2.56% 3.00% 2.91% 3.77% 2.73% 2.21% 2.16% 2.12% 2.07% 2.62%
KO 7.32% 6.82% 8.51% 9.80% 8.93% 8.20% 6.06% 5.71% 5.41% 2.56% 6.93%
MO 10.61% 8.22% 7.59% 8.24% 8.70% 8.50% 8.29% 8.09% 25.98% 5.00% 9.92%

米国通信大手のべライゾン・コミュニケーションズ(VZ)の増配率(平均2.62%)には、将来も高望みは期待できないが、アルトリアには期待できる余地がまだある。
同じ高配当銘柄と扱われるVZ、MOだが、増配の観点でみれば全然違う。

VZの増配は、四半期ベースで毎年数セント程度の増配位しか期待できない。
その点、アルトリアはハラハラ感満載。
だから、構ってあげたくなる。

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