2019年4月1日月曜日

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配当キング3銘柄とアップル、アルトリアの増配率勝負の結果

配当キング(連続増配50年以上)の銘柄とアップル、アルトリアの最近の増配率
をグラフにしてみた。

配当キング銘柄には、American State Water、Dover、Genuine Parts Companyの3銘柄。
とくに選択基準はないが、しいて言えば私の好みの銘柄にした。
それと、時価総額1位にもなったアップル、シーゲル銘柄のアルトリアの5銘柄の
2013年3月(または4月)の配当額を基準に、増配率(累積)の推移をグラフにした。


配当キングは25銘柄あるうちの3銘柄のみなので、配当キングだからと
いうわけではないが、アップルとアルトリアのほうが増配率はよい。

それにしても、アップルの増配率は、勢いがある。

時間のあるときに、配当キング25銘柄すべてと
アルトリアとフィリップモリスの合算での配当増配率を調べておきたい。

※シーゲル銘柄としてのアルトリアとしてみると、本来なら下記の銘柄の配当額合算の
   増減率をみるのが正しいかもしれない。カッコ内は、分社したときの株式の割当率。
 アルトリア(1)+フィリップモリス(1)+クラフトハインツ(0.23)+モンデリーズ(0.69)
 このグラフはアルトリア単体にしてあるので、そのような調整はしていない。

株式は自己責任で。


2019年3月31日日曜日

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配当キング、配当貴族、配当チャンピオンの3つの定義

The Motley Foolの記事を眺めていたら、配当に関して3つの定義が
あることを知った。

配当キング(Dividend King):50年間連続して配当が増加してきた株式
配当貴族(Dividend Aristocrats):S&P 500銘柄、25年間連続して配当が増加してきた株式
配当チャンピオン(Dividend Champions):25年間連続して配当が増加してきた株式

配当貴族と配当チャンピオンの違いは、S&P500銘柄に属しているか
属していないかの違い。

  • 配当キング(Dividend King):ここのサイトの確認で、25銘柄が該当。
  • 配当貴族(Dividend Aristocrats):ここのサイトの確認で、57銘柄が該当。
  • 配当チャンピオン(Dividend Champions):ここのサイトの確認で、133銘柄が該当。

ただ、上記の3つの定義に関して、連続増配で気を付けてほしいのは、
増配率は一言も加味されていない点。
0.01ドル=1セントでも増配すれば、連続増配になるということ。

増配の仕方によっては、年間連続増配よりも長期でみれば、金額で大きく
増配している銘柄があるかもしれません。例えば、
  • 0.5ドル増配して、3年後0.5ドル増配する銘柄Aの4年間の増配金額は1ドル。
  • 0.1ドルの増配を4年間続けた銘柄Bの4年間の増配金額は0.4ドル。
4年間の増配金額が高かったのは、連続増配記録を持たない銘柄Aとなる。

連続増配を目標とすると、どうしても将来への不安から増配率は小さくしようと
考えてしまう経営者もいるだろうし、そのため、年間配当率が低配当のままとなる
可能性も考慮しておこう。

誰か、増配率が2ケタ台の増配記録年数を10年以上持つ、
「配当クイーン」みたいな銘柄リストを作ってほしいなぁ。
そのリストのトップ銘柄の称号は、キラークイーンで決まりだなぁ。
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リフトが運転手に支払う手段はMastercard Send

リフトのIPOでいろいろと調べ物をして気づいたこと。

アップルカードに続き、今度はIPOを果たしたリフトもマスターカードの出番。
マスターカードの2017年のannual reportに下記の文章が存在する。
Uber and Lyft are using Mastercard Send to pay their drivers. 
そして、Uberもマスターカードだって。

ビザを調べてみたら、2018年のannual reportに下記の文章を見つけた。
Visa DirectがMastercard Sendと競合するみたいだ。







こちらVisa Directの年成長率は100%以上と謳っている。

 Today,Visa Direct enables ride-share drivers to receive their wages daily, insurance payouts to be disbursed, and a delivery service representative to be paid securely and in real-time. We continue to see strong growth. In the fourth quarter of fiscal year 2018, the year-over-year growth rate of Visa Direct was more than 100 percent.

賃金を受け取るのに、クレジット会社経由でできる時代か。

将来、日本も給与を受け取るのに、クレジット番号の口座に
送金される時代が来るのか。

2019年3月27日水曜日

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バブルが弾けても生き残ったハイテク銘柄は、どれだけ待てばよかったか検証

遠い過去に時価総額5000億ドルで世界1位になったシスコ・システムズ
1999年の過去最高値からまだ脱却しておりません。
20年持っていても、まだ最高値を超えてませんが、
ダウ銘柄入りは果たせました。




最近、時価総額世界一位にもなったマイクロソフトはどうでしょう。
2000年の高値で買った人も、17年後には報われた。泣けるぜ。
オワコンと言っていた奴はどこにいる?



半導体の大手、インテルはどうだ。
2000年の過去最高値からまだ脱却しておりません。
19年継続中ですが、まだです。緑線の長さ分まだ足りません。




ドットコムバブルで生き残ったハイテク銘柄も、過去の栄光を抜いたのは
マイクロソフトのみ。
アップルは明らかに抜いているので、調査していない。
ハイテク銘柄にバブルはつきものだから、要注意。

だからとって、インテル、シスコがダメなわけじゃない。
十数年持ち続けた分の配当分を加味すれば、違ったチャートになるはず。
面倒だから、今はしないけど。




2019年3月26日火曜日

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アップルとビザ、事業モデルは違うけど、2008年からの投資成果はほぼ互角

アップルがマスターカードのクレジットカードを発行すると発表した。
そこで、アップルとビザ(マスターじゃない)の事業戦略の違いをチラット調べてみた。

アップルの10K資料の事業戦略の抜粋。
Business Strategy  
The Company is committed to bringing the best user experience to its customers through its innovative hardware, software and services. 
要約すると、革新的な製品・サービスを提供すること。

ビザの10K資料の事業戦略の抜粋。
OVERVIEW 
Though Visa has evolved and grown over the course of the last six decades,
our fundamental business model has remained the same:
過去60年間進化成長したが、私たちの基本的な事業モデルは同じまま。

かたや革新的、かたほうは進化成長。意味深い。

2019年3月22日金曜日

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GPIFの外国株式運用結果はS&P500より良いぞ

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用結果は下記の通り
2001年度~2018年度第3四半期で年率2.3%、累積収益額+56兆6,745億円。
運用資産額は150兆6,630億円。
外国株式の運用分については、こちらのサイトで例えで紹介されている。
2000年末に「外国株式」に100万円投資したと仮定した場合、
資産額は2018年末には240万円の2.4倍
※外国株式の投資銘柄数は 2016(平成28)年3月末時点で2,591銘柄数となっています

2019年3月21日木曜日

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優良銘柄J&Jでさえ、株価が買値に戻るまで4年間を要すこともある

下記が2007年以降のJohnson&Johnson(以下J&J)の株価チャート。
貴方が運悪く、2008年9月8日の終値$72.22で購入したとしよう。

そのあと、2012年10月18日の終値$72.52になるまでは、その買値に
株価が戻ることはなかった。4年間の間、株価は低迷し続けたのである。


















過去を振り返って、この低迷時期の4年間をどう考えるか?
  • 4年間の投資はキャピタルゲインを得られなかったので、
    他の銘柄に投資すべきだったと考える。
  • いずれ、J&Jが上昇することを確信しているので、4年間の株価低迷は
    株式が安く買えた買い増しの絶好の投資チャンスだったと考える。
長期投資を目指すのであれば、後者の考えが個人的にはしっくりくる。
ただし、後者の場合でも永久に塩漬けの銘柄になるリスクもあり得る。

長期の投資対象として選んだ銘柄だとして、長期が30年以上を
意味するのなら、4年の投資期間は十分に短い。

2008年9月8日の投資($72.22)から4年間は利益が全くない(配当は除く)が、
そのあとの4年後の2016年9月8日の株価終値は$119.47であった。

8年間で株価は約1.6倍になったことになるが、これで物足りなければ、
他の銘柄を探すしかない。

これらの投資期間8年間に四半期配当は$0.46から$0.80へと約1.7倍に増えた。
配当については株価のように低迷せずに8年間の間、年に一度順調に増配し続けた。

株価については、日々の株価変動に一喜一憂するが、
配当に関してはJ&Jでは、56年間の増配記録をもつことから、
喜びのほうが多い。

株式は、自己責任と共に。
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