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2019年8月2日金曜日

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毎年安定収入を目指すなら、株式投資・配当生活は向かない

S&P500の過去半世紀の投資利回りが7%だろうが、それは50年間の平均にならした数字。

暴落のあった年度のマイナスの投資利回りが、
あったことを忘れさせる(錯誤)には、十分な言い方。

今回のような、為替は2円の円高やダウ平均・S&P500の数日下落を食らうと、
この先も投資利回り7%は確保されのかと心配になるかもしれない。
株式投資は、つねに不安が付きまとうし、元本保証もなければ利回りの保証もない。

安定した老後を期待するなら、国の債務保証がある公的年金が一番。
米株式の配当生活の円の手取りは、日々の為替で安定しないから。

そうはいっても、不足分を米株式投資で配当生活を試みるなら、
リーマンショック級の暴落が来ても、
持ちこたえられるだけのポートフォリオを構築する必要がある。

老後が60歳なのか70歳なのかは知らんが、今から配当生活を目指すなら、
とにもかくにも過去に起きた暴落位の想定はしておけと。

配当生活をするうえで、何をすべきか、

・保有銘柄の過去の減配・無配の確認
・増配をしなかった年度があるか?
 配当貴族銘柄でも、2年半は四半期増配しなくても配当貴族の称号は得られるから要注意
・保有銘柄が買収されたら、買収先の利回りにすり替わるから、
 業界の利回り傾向も調べておく必要がある

これを20年間かけて、狙った銘柄をコツコツ積み立て投資する。

2019年7月14日日曜日

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資産1億円無配と資産5千万円配当2%ならどっちを選ぶ

①株式評価資産1億円しかし無配、株式の時価総額の増加のみが頼り。

②債券評価資産5千万円だが年間配当利回りは2%、年間100万円はほぼ確実、
 債券の時価総額の変動はあるが、小さい。

あなたなら、どっちを選ぶだろうか?
どっちを選んでも構わないのだが、
①の無配の株式評価1億円を選んだ人は、
下記のように考えないだろうか?

『1億円の半分5千万円を配当2%の債券資産に置き換える」

すなわち

無配の時価総額5千万円を残し、
有配利回りの2%の債券時価総額5千万円に

に組み替えようと考えた人いませんか。

結局は、どこかで安心を得たいと心理は働く。
その安心は配当であったり、元本保証(国、会社)だったりする。
その安心があるから、債券価格の変動も少ない。

本当にキャピタルゲインだけを狙いたいのなら①を選んで、
資産割合の変更を考えたりもしない。

S&P500の500銘柄のうち配当を支払っている銘柄は80%ほど。
意外と多い。そして平均の配当利回りは1~2%。
無配の銘柄を探すほうが難しいかもしれない。

2019年7月9日火曜日

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キャピタルゲイン狙うならダウ銘柄よりグロース株、有配より無配、現物よりコール

配当がある企業は、その現金を事業に利用することはないから、株主に分配する。
自己株式買いも似たようなもので、1株当たりの利益を上昇させることに使われる。

キャピタルゲインに確固たる自信があるなら、
現物よりコールオプションの買い手になるほうが、レバレッジも効くし、
利益も現物より大きい。

キャピタルゲインメインだろうが、配当メインだろうが、投資先がダウ銘柄なら、
やってることは同じ。ただの投資思想論争。勝手にやってろって感じ。


ビザ株は1%未満の銘柄だが、株価の上昇が速く、増配が追い付かないから、
現在は低配当に見えるだけ。
10年前に買ってれば、投資元本ベースで配当利回りは数%に上昇してるし、
株価も今は約7~9倍。配当利回りも、キャピタル利益も両方獲得してる。
10年前のマイクロソフト株、ボーイング株も、上昇率は劣るが似たようなもの。

本当に、キャピタルゲイン狙うなら、配当する暇もない程のグロース株に投資するはず。
キャピタルゲイン主導なら、アルファベット、アマゾン、フェースブックのほうが有望。
金持ってるし、配当に回さない現金を将来の投資資金にできるし、
不景気になっても高利の社債でしのぐ必要もない。

バズワード(FAANG、GAMA、MVP)株や10倍株になった銘柄を後追いして、
キャピタルゲイン狙っても、大手機関投資家からみれば、もうすでに時遅し、
個人投資家は遊ばれているだけ。
個人投資家が、唯一、機関投資家に勝てるのが投資期間
機関投資家の運用ファンド(投資信託、ETF)、年金基金、政府系ファンド、生保などは、
誰かのために株式運用をしなければならない。
株式損がでると、その損の穴埋めのために、利益の出ている株を売らなければならない
状況もある。

個人投資家は、暴落で損を確定する必要もない、配当を貰って嵐を見過ごすことも可能。
組織(機関投資家)の多数決主義(リスク回避)や、顧客相手の商売じゃ、こんな
芸当は無理。

キャピタルゲインに比べれば、配当額なんて微々たるものだけど、
給料に比べたら、それなりの額にはなる。

2019年5月18日土曜日

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ダウ銘柄に5年前の投資で年間配当率は?_INTC、MSFT、CSCOが輝いて見える

5年前のダウ銘柄の株価と現配当額をもとに、年間配当率を算出し、
高配当順に表を作成した。

JPMは金融銘柄で配当の安定度は欠けるが、
5年前にHD、BA、CSCOに投資していれば、
今では5%以上の高配当銘柄に昇格している。
かつてのWintel銘柄(INTC、MSFT)も、同様に
4%以上の高配当銘柄。

ドットコムバブルの花形・オワコン銘柄といわれた
INTC、MSFT、CSCOを5年前から持ち続ければ、
いまでは高配当銘柄。
FAANG銘柄のような株価成長はなかったかもしれないが、
配当成長は確かであった。

ダウの犬銘柄の、IBM、XOM、WBAは現株価が、5年前の株価を
下回っていることで、高配当銘柄になってしまった感が強い。

同じオールドハイテク銘柄のINTC、MSFT、CSCOとIBMの差は
何であったのだろうと思う。

ダウの犬銘柄でも、個人的には、最低でも5年の間には、
株価は上昇していて欲しい。
上昇していないのなら、ダウの犬銘柄候補には、
ダウ高配当20位まで遡って、10銘柄を抽出しても良いと思っている。

水色背景は、現年間配当率の高配当10位までの銘柄(ダウの犬銘柄)。

5年前の株価
2014年5月16日
現四半期配当 5年前の株価での
年間配当率
HD $77.36 $1.360 7.03%
BA $130.81 $2.055 6.28%
JPM $53.31 $0.800 6.00%
CSCO $24.37 $0.350 5.74%
PFE $29.12 $0.360 4.95%
VZ $49.07 $0.603 4.91%
INTC $25.82 $0.315 4.88%
UNH $76.65 $0.900 4.70%
MSFT $39.83 $0.460 4.62%
MCD $103.14 $1.160 4.50%
MMM $141.13 $1.440 4.08%
MRK $55.87 $0.550 3.94%
KO $40.89 $0.400 3.91%
CAT $106.03 $1.030 3.89%
CVX $123.18 $1.190 3.86%
JNJ $100.58 $0.950 3.78%
PG $80.33 $0.746 3.71%
AAPL $597.52 $5.390 3.61%
TRV $92.58 $0.820 3.54%
IBM $187.06 $1.620 3.46%
XOM $100.74 $0.870 3.45%
WMT $77.01 $0.530 2.75%
WBA $67.77 $0.440 2.60%
UTX $114.58 $0.735 2.57%
NKE $73.94 $0.440 2.38%
DIS $80.39 $0.880 2.19%
GS $156.43 $0.800 2.05%
V $209.80 $1.000 1.91%
AXP $87.50 $0.390 1.78%
※ Disneyは、半期配当。

現在の年間配当率での高配当順は下記の通り。


現在の
年間配当率
IBM 4.48%
XOM 4.33%
VZ 4.21%
CVX 3.96%
PFE 3.55%
WBA 3.29%
KO 3.26%
MMM 3.04%
MRK 2.80%
PG 2.80%
JPM 2.76%
JNJ 2.69%
HD 2.67%
CSCO 2.50%
CAT 2.47%
INTC 2.47%
MCD 2.35%
TRV 2.28%
UTX 2.06%
WMT 2.06%
GS 1.65%
UNH 1.54%
AAPL 1.46%
MSFT 1.41%
AXP 1.33%
DIS 1.28%
BA 1.15%
NKE 1.00%
V 0.61%

2019年4月23日火曜日

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インデックス投資や増配銘柄で資産が増えるなんていう妄想...楽観の中で成熟してないか?

「強気相場は、
悲観の中に生まれ、
懐疑の中に育ち、
楽観の中で成熟し、
幸福感の中で消えていく」

まず、毎年円ベースで5-10%増配し続けてくれる米国銘柄がどれだけあるか?
ドルベースなら毎年5%増配銘柄をスクリーニングすれば、配当貴族銘柄の
なかから出てくるかもしれないが、そんなものは為替の一撃でかみ砕かれる。
$1から$1.05の増配当でも、110円から105円への円高でほぼ円ベースでは
増配無しに。

インデックス投資に関して言えば、S&P500を数十年間一定額買い続ければ、
過去の株価推移から将来、億資産の達成は可能なロジックを聞くが、
数十年後の1億円は今ほどの価値のある金額であるかどうかは疑わしい(インフレね)。
そもそも、数十年後の日米の為替相場がどうなっているかは、誰も想像がつかない。
1ドル50円または200円になっているのか、それとも100円か?
固定相場に逆戻りだって、ないとは言い切れない。

私だけかもしれないが、過去にS&P500に投資して財産を築いた記事
(WSJ、Barons、日経などで)を見たことがないのはなぜだろうかと、思う。
個別銘柄の集中投資で財産を築いた人の記事はよく見るが、
インデックス投資で財産を築いても人気の記事にはならないから、
記事にならないだけなのか!?

銘柄に迷ったらインデックス投資やればだとか、
高配当銘柄の再配当投資で資産が増えるなんてのが、
疑いもなく信じるようになったら、
幸福感に浸っているだけなのかもなぁ
さすが、テンプルトン卿。

株式投資は自己責任でお願いします。


2019年3月9日土曜日

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配当貴族銘柄とダウ銘柄との直近10年間の増配検証


前のダウ銘柄の検証記事に加え、配当貴族銘柄でも同様の検証をしてみた。

結論は、ダウ銘柄の投資だけでも十分増配の恩恵を享受している気がする。

配当貴族銘柄は、増配年数が途切れない(連続)点が魅力だが、増配成長率が良いかまでは保証されていない。1セントでも増配すれば、連続増配は途切れない。

日本からみて馴染みのない米国配当貴族銘柄に投資するよりも、グローバルなブランドを持つダウ銘柄のほうが、投資情報も多いので、配当生活にはダウ銘柄のほうが向いている気がする。

①参考にした銘柄は、S&P500 配当貴族指数の採用銘柄上位10位まで。
S&P 500配当貴族指数
上位10銘柄

現配当*1 ’09年3月9日
の終値
10年前の投資
での配当率
現配当率
Roper Technologies, Inc ROP $1.85 $36.96 5.01% 0.58%
Air Products & Chemicals Inc APD $4.64 $42.13 11.01% 2.58%
Leggett & Platt LEG $1.52 $10.21 14.89% 3.43%
Lowe's Cos Inc LOW $1.92 $13.68 14.04% 1.91%
Dover Corp DOV $1.92 $14.79 12.98% 2.13%
Genuine Parts Co GPC $3.05 $25.06 12.17% 2.85%
Automatic Data Processing ADP $3.16 $29.15 10.84% 2.10%
Cintas Corp CTAS $2.05 $18.15 11.29% 1.01%
Stanley Black & Decker SWK $2.64 $22.75 11.60% 2.01%
Cardinal Health Inc CAH $1.91 $29.71 6.43% 4.01%

②(前の記事の)ダウ銘柄の10年前の投資ベースで配当率10%以上の銘柄。

現配当*1 ’09年3月9日の終値 10年前の投資での配当率 現配当率
HD 5.44 $18.23 29.84% 2.96%
BA 8.22 $31.00 26.52% 1.87%
AAPL 2.92 $11.80 24.75% 1.69%
UNH 3.60 $17.79 20.24% 1.49%
JPM 3.20 $15.90 20.13% 3.07%
AXP 1.56 $10.64 14.66% 1.45%
CAT 3.44 $23.92 14.38% 2.50%
MMM 5.76 $42.07 13.69% 2.78%
MSFT 1.84 $15.15 12.15% 1.64%
PFE 1.44 $12.63 11.40% 3.32%
DIS 1.76 $15.59 11.29% 1.56%
MRK 2.20 $20.99 10.48% 2.71%
CSCO 1.40 $13.62 10.28% 2.70%
INTC 1.26 $12.55 10.04% 2.38%

※ キャピタルゲインは無視して、投資した金額でどれだけ配当が伸びているかの検証