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2019年12月31日火曜日

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ビザ、マスタ株を逃してしまったと思っても、上場からまだ10年ほど

ビザ株の上場は2008年、マスタカードのそれは2006年。
上場してからまだ十数年。

マイクロソフトの上場は1986年、アップルは1980年。
上場してから30年以上経過していることを思えば、
ビザ、マスタはまだ上場してから日が浅い。

ビザ、マスターカードに投資しておけばよかったと後悔しても、
マイクロソフトやアップルに比べりゃ、
上場してからまだまだ日が浅いよ、となる。

個人投資家からみれば、かつてのクレジットカード会社への投資先といえば、
アメックス、ディスカバリー、ファーストデータ程度しかなかったわけ。

それが今では、ビザ、マスタに投資できる。
決済量、カード枚数量の世界一位と二位がNYSE上場したんだからね。

JCBに株式投資できなくても、全然かまわない。
嘆く必要もない。

外国株投資では、ときとして投資が困難な企業名をあげて嘆く人がいる。
例えば、ネスレとかね。

選択肢がないことを嘆く人、
選択肢があってもうまくできない人、
結局はさ、限られた選択肢のなかでうまくやるしかないんだよ。

アップルもフィリップモリス(現アルトリア)も、
今のようなネット証券がない時代に、
東証外国部で取引できたんだし、
当時シーゲル本もあったんだよ。

貴方のクレジットカードにビザまたはマスタの刻印があれば、迷わずボタンを押そう
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2019年9月25日水曜日

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ビザもアメックスもリーマンショックからの復活では10倍株

ビザは、カード発行しないカードネット決済のハイテク会社。
アメックスは、自社でカード発行し、カード保持者からの債務不履行のリスクを負う。

両社のリーマンショックからの株価推移をみてみると、
当初はアメックスのほうが優勢だったが、2018年以降ビザの上昇に勢いがある。

2015年以降にアメックス株価が下落しているが、コストコの提携解消の要因が大きい。


債務不履行リスクを負うアメックスのほうが事業リスクが大きく、
ビザに比べ事業の安定性に欠けると思ったが、
リーマンショック後の株価推移をみるとそうでもなく両銘柄とも10倍株を達成している。
アメックスは、直近の株価下落で一時の10倍株からは若干後退しているが。

ビザのほうがアメックスよりも株価のボラは小さいので何となく安心して持っていられる
感じがする株価推移ではある。

2019年9月3日火曜日

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アメックスはビザ・マスタよりも1枚当たりの決済金額は高額で回数も多い_やっぱり高級路線のブランド

5大クレジットカード(Visa、MasterCard、Amex、JCB、Diners)で、
どのカードが良く使われているか検証。

①1枚当たりのカード決済件数が一番多いカードはどれか?

Total Transactions / Cards(カード1枚当たりの決済件数)
年度 2014 2015 2016 2017 2018
Visa 40.42 40.97 49.35 44.93 52.42
MasterCard 41.14 41.82 44.16 46.91 47.92
Amex 59.81 59.82 62.71 67.27 68.14
JCB 29.69 27.27 30.85 29.13 29.82
Discover/Diners 34.29 42.11 39.66 42.11 44.83
※ データ元はビザの年間報告書(10K)のTotal Transaction、発行カード枚数から算出

アメリカン・エクスプレスがぶっちぎりで過去5年で一位。

②じゃ、カード1枚当たりの年間金額ベースは?

Payment Volume / Cards(カード1枚当たりの決済金額)
年度 2014 2015 2016 2017 2018
Visa $1,975 $1,982 $2,274 $1,994 $2,333
MasterCard $2,335 $2,283 $2,135 $2,105 $2,090
Amex $8,785 $9,027 $8,712 $9,309 $9,478
JCB $2,750 $2,216 $2,128 $2,272 $2,219
Discover/Diners $2,186 $2,684 $2,483 $2,614 $2,741
※ データ元はビザの年間報告書(10K)のPayment volume、発行カード枚数から算出

これも、アメリカン・エクスプレスがぶっちぎりで過去5年で一位。
っていうか、競合会社の数倍も決済金額が多い。
アメックスカードの『使われっプリ』は、他のカードよりも秀でていますね。

このデータだけをみると、ビザよりアメックスに投資したくなる気もする。
バフェット氏がアメックス株を売り出さないのも、なんとなくわかる気がしてきた。

アメックスは、厳密にはクレジット・カードではないそうだが、
ビザ・マスタよりも数倍の利用金額には正直驚いた。
日本と米国だとアメックスの使われ方が違うのかな。

2019年8月26日月曜日

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チャイナショック、リーマンショックを経験していないなら、下落相場を経験しておこう

昔は相場が崩れると『何とかバブル』といのうが通例だが、
リーマンショックあたりからは、『何とかショック』の言い方に変わったのかな。
ショックのほうが表現がきついし、これも世の中せわしくなくなったせいかね。

本題だが、リーマンショックとかチャイナショックの時期に
米国株式を経験したことがないのであれば、
いつか来るかもしれない相場が弾ける経験をしておいて欲しいと思う。

それと、もう一つ覚えておいて欲しいと思うのは、
バフェット氏は、リーマンショックの際には、AMEXを一切売っていないからね。
当時、AMEXの株価は10ドル台まで落ち込んでいた状況でも。
売る必要もないほどの金持ちというのもあるだろうけど。
多分WFCも当時売っていないはず、今は少し売ってるみたいだけど、理由は知らない。

今でいうと、ビザ株が約1/5にまで株価が下落すようなイメージだとわかりやすい。
今170ドル台だから、34ドル台まで下落する感じ。それでもビザ株保有し続ける?
IPO当時の株価に比べれば、34ドル台(分割調整済)はまだ利がのっているから
IPO当時からビザに投資していた人は、持ち続けるかもね。

バフェット氏でもIBM、KHC投資では間違いを犯すといって、
自分の投資の損切の言い訳にする人いるけど、
他人の投資で自分の投資を慰めても何の経験にもならん。

『投資とは、企業を保有すること』だといったところで、
一番の分かれ目は相場が大きく崩れた時に、どのような投資行動をとるか?

普段、長期投資だの、投資は企業を保有することだと言っても、
投資基準が、自分の買った株価の基準で企業を評価しているなら、
それはギャンブルだろう。

上昇相場で企業を買い、下落相場で企業を売っていたら、
いつまでたっても企業業績は読めない。読んでいるのは株価だけ。

2019年7月28日日曜日

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ビザとマスタは、マクドナルドと同様にフランチャイズが基本

クレジットカードの5大メジャー(ビザ、マスタ、アメックス、ダイナーズ、JCB)は、ビジネス・モデルから大きく2つに分けられる。

アメックス、ダイナーズ、JCBは、カード発行、加盟店促進はすべて自社で行う。
クローズド・システムと呼ばれている。

ビザ、マスタは、カード発行は"ISSUER"、加盟店営業は"ACQUIRER"に任せる。
オープンシステムと呼ばれ、これはフランチャイズそのもの。
マクドナルド、セブン-イレブン、TSUTAYA、ダスキンと同様のビジネスモデル。
ビザ自体は直接、カードを発行しない、なので日本では回りくどい、
「三井住友ビザカード」のようにカード発行会社の冠がビザよりも前に付く。

フランチャイズ・ビジネスの展開の目的は、コスト削減。

セブン・イレブンの店舗数が多ければ多いほど、
輸送費・商品コストも規模のメリットにより下げることが可能となる。
だから、ドミナントのビジネスモデルがいまだに通用し続ける。

ビザもマスタも、目指すところは同じ。
カードの決済件数、決済金額、カード発行枚数を前年比で増やすことが第一の目的。

業績云々よりも、上記の3大要素(決済件数、決済金額、発行枚数)のほうが重要、
と個人的には思っている。

ビザ・マスタも数年前から株価が「買われ過ぎ」と言われているが、
いまだに株価は上昇し続けている。

フランチャイズがうまくいくと、途方もなく成長し続けることが可能なのは、
セブンイレブンを見ているとよくわかる。


2019年7月21日日曜日

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投資銘柄への執着_アメックス株価が10ドル台に下落して売らなかったバフェット氏

保有しているETF、個別銘柄を買ったら、売る判断基準はどれ?
①売却の株価を決めている、利益が出ても、損が出ていても。
②永久に売るつもりはない。
③特に決めていない。

個人的な感覚だが、大部分の人は③のような気がする。
買う時の株価は凄く慎重になるが、売却する際の判断基準は曖昧になりがち。

株価が下落し続けると、損の拡大を防ぐために売り遅れまいと焦る。
株価が上昇すると、高値で売り捌きたいとして、売れそびれるか、
売った後に、更に株価が上昇してしまって、後悔することもあるかもしれない。

買う時以上に、売るときは難しいと感じる。
②であれば、気にするのは増配期待だけだから、株式市場に左右されることはない。

銘柄に惚れるなというけど、惚れてしまったから株式投資した訳なので無理がある。
どこかの製品・事業・ブランドに惚れてしまえば、その企業に惚れる。

フィリップ・フィッシャー 氏は、モトローラを永久保有銘柄としていたし、
バフェット氏は、アメックス、コカコーラをいまだに売却せずに保有している。
リーマンショック時のアメックスは株価10ドル台まで下落したのにも関わらずに。

投資した銘柄に惚れてもいいと思うけどな。


2019年7月16日火曜日

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暴落でAXPを買えるか?今じゃ10倍株。

株式投資の最大のリスク『暴落』。
よく言われるのが、『暴落』に備えて、xxxxxしておけというやつ。

「xxxxx」は、株式買い増しのために現金を用意しておく、とかね。
または、金に投資しておけとかね。

①暴落が来たらだよ、どこまで暴落するかわからない。
 そして、それを気にして、いつまで、
 たっても買い増しできないジレンマに陥る。

②暴落がくるまで現金のまま持っていたりする?
 それが10年だとしたら、我慢できずに、
 投資しちゃうか、何かに散財しちゃうね。

暴落(リーマンショック)のときに、バッフェット氏は何を言った?
Buy American.I am「アメリカを買えよ、俺やってるぞ」
そして、それを実行したバフェット信者はどれだけいる?
当時はAXPは12ドル台まで株価は急落。AXPは10倍株になった。
AXP株を買ってリーマンショックから19年間持ち続けた人いる?

当時きっと、バッフェット氏はこう言いたかったのだ。
Buy American Express.I have it too.
アメリカ・エクレプレスを買えよ、俺持ってるから
話を本題に戻す。

配当よりグロースだ、キャピタルゲインが株式投資の主流と言っている間は、
暴落の恐怖心のかけらもない株式市場を映している。
株式投資で損する人は、ある時はバイオ株、ある時はハイテク株と、
株のテーマをちょくちょく変える。そして、群がる。
あるときはビザだったり、マイクロソフトだったり、ペイパルと流行を追い続ける。
群がるべからず。
株を買う時には、これを念じる。