2019年7月28日日曜日

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ビザとマスタは、マクドナルドと同様にフランチャイズが基本

クレジットカードの5大メジャー(ビザ、マスタ、アメックス、ダイナーズ、JCB)は、ビジネス・モデルから大きく2つに分けられる。

アメックス、ダイナーズ、JCBは、カード発行、加盟店促進はすべて自社で行う。
クローズド・システムと呼ばれている。

ビザ、マスタは、カード発行は"ISSUER"、加盟店営業は"ACQUIRER"に任せる。
オープンシステムと呼ばれ、これはフランチャイズそのもの。
マクドナルド、セブン-イレブン、TSUTAYA、ダスキンと同様のビジネスモデル。
ビザ自体は直接、カードを発行しない、なので日本では回りくどい、
「三井住友ビザカード」のようにカード発行会社の冠がビザよりも前に付く。

フランチャイズ・ビジネスの展開の目的は、コスト削減。

セブン・イレブンの店舗数が多ければ多いほど、
輸送費・商品コストも規模のメリットにより下げることが可能となる。
だから、ドミナントのビジネスモデルがいまだに通用し続ける。

ビザもマスタも、目指すところは同じ。
カードの決済件数、決済金額、カード発行枚数を前年比で増やすことが第一の目的。

業績云々よりも、上記の3大要素(決済件数、決済金額、発行枚数)のほうが重要、
と個人的には思っている。

ビザ・マスタも数年前から株価が「買われ過ぎ」と言われているが、
いまだに株価は上昇し続けている。

フランチャイズがうまくいくと、途方もなく成長し続けることが可能なのは、
セブンイレブンを見ているとよくわかる。


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