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2019年5月29日水曜日

記事

増配率と増配期間に着目したETF、投資信託ってないよな

過去10年間、アップル株を持ち続けて、累積どれだけの配当を得られたか
の記事を見たことはない。
しかし、どれだけの値上がり益を享受できたかの記事(株価が何倍になったか)
はたくさん見てきた。

株価は日々値動きするので、記事になりやすい。
配当の値動きは、通常、年に1回程度、すぐに忘れらるし、面白い記事も書けやしない。
だからか、増配に関するニュースは、増配数値の記事だけで、補足説明はなにもない。

私が欲しい情報は、20年間株を持って、資産が数十倍になったかの記事よりは、
20年間株を持ち続けると、年間の配当額が何倍になったかの記事を読みたい。

配当貴族、配当キングがあるじゃんと、思うだろうが、
連続増配年数よりは、高増配率を維持している配当貴族銘柄リストが欲しい。
2年半年後に1セントの増配をしても、配当貴族の称号は継続する。
2014~5年頃のシェブロンがそうだった。

配当貴族銘柄であっても、増配率がしょぼいと複利の力を生かせられない。
当初は低配当であっても継続している増配率が良ければ、問題なし。

これ、自分で探すしかないなぁ。
S&P500の銘柄から、10年間増配率10%を維持している銘柄を探す。
ダウ銘柄なら、NIKEとVISAがこの条件をクリアしているが、
もっと銘柄を分散させたい。

年間の増配率データを記載しているサイトは見たことがないんだよな。

高配当、好配当の言葉を使う投資信託は良く聞くけどねぇ。


2019年5月28日火曜日

記事

米国株配当生活は不安だらけ

日本での米国株配当生活のリスクを改めて考える

①インフレを考慮する
 過去のS&P500やダウ平均を参考にして、指標株価が上昇したとしても、
 その上昇率だけで喜ぶべきではない。
 インフレ率を差し引くと、大した上昇ではなかった可能性もある。

 30年後の1億円は、今の1億円と同じ購買力を持たない。

②税金を考慮する
 配当に税金が課せられる。
 それも、米国・日本の政府のさじ加減一つで決まる。
 今のところ累進課税でない点は救いである。
 1000万円の配当でも、1万円の配当でも、10%+20%+復興税で収まる。

③為替を考慮する
 変動相場制は、1971年から始まり、1ドル=360円から今は1ドル=109円ほど。
 その期間48年。
 100ドル、36,000円の価値があったものが、いまでは10,900円となる。
 48年で円の受け取りは約1/3以下に減少したということ。

 仮に48年で米国株配当が3倍に増えたとしても、
 円の受取額は変わらなかったことになる。
 恐ろしぃ。

④米国株インデックス投資で配当生活できるか?

 インデックス投資で財を築いた人の記事を今のところ見たことがない。
 インデックス投資で億り人になった人はどこかにいねぇか?

⑤長期投資シミュレーションのマジック

 私も「10年前に投資したらのシミュレーション」の記事をブログするが、
 10年前の株価底値1ドルと終値1.5ドルのどちらかを選ぶかで、
 10年後の株価が100ドルになった場合、上昇率が大きく異なる。

 1ドルなら100倍
 1.5ドルなら66倍

 全然違うでしょう?
 どれが正解というわけでもないが、自分で計算検証することが大事。

上記のリスクを踏まえて、米国株配当個人年金を!







2019年4月23日火曜日

記事

インデックス投資や増配銘柄で資産が増えるなんていう妄想...楽観の中で成熟してないか?

「強気相場は、
悲観の中に生まれ、
懐疑の中に育ち、
楽観の中で成熟し、
幸福感の中で消えていく」

まず、毎年円ベースで5-10%増配し続けてくれる米国銘柄がどれだけあるか?
ドルベースなら毎年5%増配銘柄をスクリーニングすれば、配当貴族銘柄の
なかから出てくるかもしれないが、そんなものは為替の一撃でかみ砕かれる。
$1から$1.05の増配当でも、110円から105円への円高でほぼ円ベースでは
増配無しに。

インデックス投資に関して言えば、S&P500を数十年間一定額買い続ければ、
過去の株価推移から将来、億資産の達成は可能なロジックを聞くが、
数十年後の1億円は今ほどの価値のある金額であるかどうかは疑わしい(インフレね)。
そもそも、数十年後の日米の為替相場がどうなっているかは、誰も想像がつかない。
1ドル50円または200円になっているのか、それとも100円か?
固定相場に逆戻りだって、ないとは言い切れない。

私だけかもしれないが、過去にS&P500に投資して財産を築いた記事
(WSJ、Barons、日経などで)を見たことがないのはなぜだろうかと、思う。
個別銘柄の集中投資で財産を築いた人の記事はよく見るが、
インデックス投資で財産を築いても人気の記事にはならないから、
記事にならないだけなのか!?

銘柄に迷ったらインデックス投資やればだとか、
高配当銘柄の再配当投資で資産が増えるなんてのが、
疑いもなく信じるようになったら、
幸福感に浸っているだけなのかもなぁ
さすが、テンプルトン卿。

株式投資は自己責任でお願いします。