日本での米国株配当生活のリスクを改めて考える
①インフレを考慮する
過去のS&P500やダウ平均を参考にして、指標株価が上昇したとしても、
その上昇率だけで喜ぶべきではない。
インフレ率を差し引くと、大した上昇ではなかった可能性もある。
30年後の1億円は、今の1億円と同じ購買力を持たない。
②税金を考慮する
配当に税金が課せられる。
それも、米国・日本の政府のさじ加減一つで決まる。
今のところ累進課税でない点は救いである。
1000万円の配当でも、1万円の配当でも、10%+20%+復興税で収まる。
③為替を考慮する
変動相場制は、1971年から始まり、1ドル=360円から今は1ドル=109円ほど。
その期間48年。
100ドル、36,000円の価値があったものが、いまでは10,900円となる。
48年で円の受け取りは約1/3以下に減少したということ。
仮に48年で米国株配当が3倍に増えたとしても、
円の受取額は変わらなかったことになる。
恐ろしぃ。
④米国株インデックス投資で配当生活できるか?
インデックス投資で財を築いた人の記事を今のところ見たことがない。
インデックス投資で億り人になった人はどこかにいねぇか?
⑤長期投資シミュレーションのマジック
私も「10年前に投資したらのシミュレーション」の記事をブログするが、
10年前の株価底値1ドルと終値1.5ドルのどちらかを選ぶかで、
10年後の株価が100ドルになった場合、上昇率が大きく異なる。
1ドルなら100倍
1.5ドルなら66倍
全然違うでしょう?
どれが正解というわけでもないが、自分で計算検証することが大事。
上記のリスクを踏まえて、米国株配当個人年金を!
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