SBI証券サイトに「各国の主要株価指数の構成銘柄の配当利回り」がある。
米国のS&P500で2.15%。税金3割を考慮して、1.5%ほど。
日経平均株価で2.09%。税金2割を考慮して、1.6%ほど。
配当リタイア生活を夢見るなら、1.5%台が現実の配当率として理解したほうがいい。
アルトリア、AT&Tのような高配当株(配当利回り5%台)はあるが、
米国株には為替リスクが存在する。
配当率5%でも税金と20%の円高(大げさだけど)で、2.8%までにしぼむ。
5%×0.9(外国税)×0.79(国内配当税)×0.8(20%の円高)≒2.8%
個別でいえば、アルトリアはタバコの健康被害によるリスクで株価の変動は
相対的に大きい。国策によるタバコ政策リスクもある。
通信株は、公共性が高いため、これも政策リスクが大きい。
ディフェンシブ銘柄で優良銘柄と言われている、
J&Jで税控除前で配当率は2.58%(税金で3割抜くと、=1.8%)
P&Gでは2.79%(税金で3割抜くと、=1.9%)となる。
国内銘柄でいえば、配当が米国ほど安定していない。
花王、小林製薬あたりが26年、17年の連続増配記録を持っているが、
年間の税控除前で配当率は花王で1.56%、小林製薬で0.70%と
日経平均の配当利回りより下回っている。
資産1億円で配当3-5%のシミュレートをするが(私のブログも含め)、机上でのお話。
配当3-5%の株式にある減配リスクや株価の下落リスクが、どれだけあるかを考慮すべき。
それに、配当にかかわる国内税が、ずーーと2割である保証はない。
いずれ、じわじわ上昇してくる可能性もある。暫定で1割の時もあったけどね。
日米の関係もこじれれば、米国株の配当税も1割では済まないリスクだって存在する。
配当生活でネガティブなことばかり書いているが、
NY市場が誕生してから上昇し続けていることは、一番ポジティブなことだ。
株式投資の配当生活は、自己責任で。
2019年4月19日金曜日
記事
2019年3月21日木曜日
記事
配当生活を夢見るなら、株の売買はしないで、株を買い続けること
皆さんご存知の有名なガソリンスタンド店員の億万長者の話はこちら。
「彼は一度買ったら、決して売らなかったので、...結果約9.5億円の遺産」
ダウ平均株価の長期チャートは、言わずとも右肩上がりのチャートだ。
株式投資で損をすることの方が難しいようなグラフだ。
黙って持っていれば、多少の下げはあっても、のちに上昇している。
投資環境がよいときだけ投資し、悲観的になると売却するから損をする、
そんな売買を繰り返しているから損をしてしまう。
経験すればわかるようなものだ。
IBM、Appleも倒産の危機を乗り越えてきた。
Kodak、GMは乗り越えられなかったが....
しかし、世界恐慌、2つの大戦、リーマンショックすべてNY株式は持ちこたえてきた。
将来の予測できない悲観的な出来事でNY市場が破綻して株式が紙屑になることを
予想して現金に替える発想を持つか、または、世界の経済はいずれ正常に戻ると
判断するか、少なくとも歴史は後者を選んでいる。
FF金利、FOMC、雇用統計などニュースを聞くことは多いが、
正直これらの発表、数値が株式市場に何をもたらすかは私にはわからない。
わかったところで、株式の売買で成功するとは思えない。
明日の株価が正確にわからないから。
わかることは、上記の株式チャートを眺めると、過去に長期間配当を払ってくれた
企業に株式分散投資をして、あとは売らずに持っていれば、資産が築けた実績が
ある(数社が破産しても、分散投資が補ってくれる)から、それに習うだけ。
ただ、それだけ。
「彼は一度買ったら、決して売らなかったので、...結果約9.5億円の遺産」
ダウ平均株価の長期チャートは、言わずとも右肩上がりのチャートだ。
株式投資で損をすることの方が難しいようなグラフだ。
黙って持っていれば、多少の下げはあっても、のちに上昇している。
投資環境がよいときだけ投資し、悲観的になると売却するから損をする、
そんな売買を繰り返しているから損をしてしまう。
経験すればわかるようなものだ。
IBM、Appleも倒産の危機を乗り越えてきた。
Kodak、GMは乗り越えられなかったが....
しかし、世界恐慌、2つの大戦、リーマンショックすべてNY株式は持ちこたえてきた。
将来の予測できない悲観的な出来事でNY市場が破綻して株式が紙屑になることを
予想して現金に替える発想を持つか、または、世界の経済はいずれ正常に戻ると
判断するか、少なくとも歴史は後者を選んでいる。
FF金利、FOMC、雇用統計などニュースを聞くことは多いが、
正直これらの発表、数値が株式市場に何をもたらすかは私にはわからない。
わかったところで、株式の売買で成功するとは思えない。
明日の株価が正確にわからないから。
わかることは、上記の株式チャートを眺めると、過去に長期間配当を払ってくれた
企業に株式分散投資をして、あとは売らずに持っていれば、資産が築けた実績が
ある(数社が破産しても、分散投資が補ってくれる)から、それに習うだけ。
ただ、それだけ。
2019年2月27日水曜日
記事
BoeingとVisaを10年間持ち続けたら...ダウ平均以上だね
BoeingとVisaの投資成果対決(両銘柄ともデュオポリ銘柄)
①配当
Boeing
2008年1月2日のBAの終値$45.25で100株購入すると、投資コストは$4525。
2008年度の配当金額は、$1.6/株×100株=$160。
2008年度の年間配当率は、$160/$4525=3.5%。
10年間持ち続けて、2018年度の配当金額は、$6.84×100株=$684。
2018年度の年間配当率は、$684/$4525=15.1%。
Boeing株を過去10年持ち続けると、年間配当率(2008年の投資金額ベース)は3.5%から15.1%に上昇(4.3倍)。
Visa
2008年3月26日(IPO)のVの終値$56.52で100株購入すると、投資コストは$5652。
2008年度(IPO日から1年間)の配当金額は、$0.1052/株×100株=$10.52。
2008年度の年間配当率は、$10.52/$5652=0.18%。
10年間持ち続け、株式分割を考慮すると、2018年度の配当金額は、$0.88×100株×4=$354。
2018年度の年間配当率は、$354/$5652=6.2%。
Visa
2008年3月26日(IPO)のVの終値$56.52で100株購入すると、投資コストは$5652。
2008年度(IPO日から1年間)の配当金額は、$0.1052/株×100株=$10.52。
2008年度の年間配当率は、$10.52/$5652=0.18%。
10年間持ち続け、株式分割を考慮すると、2018年度の配当金額は、$0.88×100株×4=$354。
2018年度の年間配当率は、$354/$5652=6.2%。
Visa株を過去10年持ち続けると、年間配当率(2008年の投資金額ベース)は0.18%から6.2%に上昇(34.4倍)。
配当額だけで見ると、$4525の投資で10年後の配当額が$684のBoeingのほうが、$5652の投資で10年後の配当額が$354のVisaよりも多くの配当額をもらえていることになります。
しかし配当の増配率はVisaがBoeingを圧倒していますので、更に10年後には絶対額でBoeingはVisaに抜かれる可能性もあります。
②株価
2008年1月2日のBA株価$45.25で、2019年2月26日は$426.77で9.4倍(10倍株まであと一歩)。
2008年3月26日(IPO)$56.52で、2019年2月26日は$147.04の株式分割調整で$588.16で10.4倍。
Visaが僅差で逃げ切りましたが、互角レベルの投資成果です。
③結論
Boeing、Visaのどちらか、または両銘柄を「長期投資されていた方」、羨ましい限りです。
やっぱ、デュオポリ銘柄(AirBus、Mastercard)いいわ。
株式は、自己責任と共に。
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