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2021年7月5日月曜日

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GPIFの外国株投資トップ5はGAFAMだぞい。トヨタとアップルの保有時価総額はほぼ同じ。

GPIFのこのサイトの「保有全銘柄(2020年度末)[EXCEL:1.4MB]」を選択すると、
年金積立金管理運用独立行政法人の外国株の保有額がわかる。

それをみると、上位5企業はGAFAM(21年3月時点)。
上位順で
APPLE INC(保有時価総額 約1.5兆円)
MICROSOFT CORP(約1.42兆円)
AMAZON.COM INC(約1兆円)
ALPHABET INC-CL A,C(約0.9兆円)※EXCELでは5,6位だけどクラスまとめる
FACEBOOK INC-CLASS A(約0.5兆円)

外国株の資産運用額は約47兆円。
上記のGAFAM保有の時価総額は約5.5兆円。
外国株運用の10%以上を占めている。

GPIFの運用資産総額は186兆円。
GAFAMが占める割合は約3%弱。

VOO、SPYほどGAFAMの影響はないけど、
それでも全資産の3%だからね。でかいよ。

参考までに、日本株の保有上位は、下記の通り。
トヨタ自動車(保有時価総額 約1.5兆円)
ソニー(約1.2兆円)
ソフトバンクグループ(約1兆円)
キーエンス(約0.8兆円)
リクルートホールディングス(約0.7兆円)

ってかテスラ株も相当もっているやないかい。
トヨタとテスラ両方とも保有しているって、どっちの未来を信じている?

GAFAMが総崩れになった日には、リーマンショック越えだろうな。
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2019年9月13日金曜日

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株式投資が怖いのなら、貴方の公的年金も怖い

株式投資をギャンブルと見る人は多い。

宝くじを買う人でさえ、株式投資をやらない人は多い。
宝くじは夢を買う商品で、はずれてもお金は社会に役立つと言い訳する。
それなら、競馬も競艇も同じ理屈と思う。

貴方が毎月支払っている、国民年金、厚生年金の資金の一部が、
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)を通じて、
国内外の株式で運用されている。

だから、S&P500・日経平均株価は、長期では上昇してくれないと将来困ることになる。

米国株投資をしている人のなかには、
米国株の優位性を示すために、日本株はオワコンと評すが、
それは結果として、公的年金の運用失敗を望んでいるようにも見える。

大手上場企業への株式投資はダメでも、
大手上場企業への勤労(入社)は勝ち組とみなされる、
という理屈はどこからくるのかと思う。
『労働』と『投資』とでは、『労働』のほうが美化されているようだ。
しかし、投資がなければ、そこに労働者は集まらない。

2019年7月8日月曜日

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インデックス投資のリスク_GPIFも個人投資家もパッシブ偏重による共倒れはないのか?

パッシブは、目標となるインデックス株価指数に連動する運用。
アクティブは、通常、目標となるインデックス株価指数を上回る運用。

パッシブを『上回り続ける』アクティブはないと言われているので、
パッシブ(インデックス投資)に敵うものはないと信じられている。

下記がGPIFのアクティブとパッシブの割合遷移。



ほぼ8割がたパッシブ偏重が続いている。
GPIFの株式ポートフォリオ銘柄構成は、S&P500、日経平均株価、世界株指数の
銘柄構成と似てくることが予想される。

あなたが、SPY、VOO、DIAの指数のインデックス投資をされているなら、
年金基金を担う外株運用(GPIF)と似たり寄ったりな銘柄構成になるかも。

そうなると、年金運用(GPIF)の投資リスクと貴方個人のインデックス投資の
それとは連動しやすくなる。

年金運用の株運用で収益が減れば、貴方のインデック投資の利益も減るということ。

GPIFの外株運用は全体の25%までの投資枠が決められている、
たまたまGPIFの投資方針と個人の投資方針が一致(パッシブ)してしまうと、
公的年金を賄うはずの個人投資も同じ運命を辿らないとも言えない。

考え過ぎだな、きっと。

理屈の上では、パッシブ運用が長期でアクティブに勝るのはわかるのだけど、
アメックスとボーイングの個別銘柄を長期間、ずーと持ち続けるほうが、
リアルな株式投資と思ってしまうんだような

2019年7月6日土曜日

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GPIFの2兆3795億円の黒字は、年金者1人あたりいくら?

年金受給者の人数は、平成19年度は、2,592.5万人(社会保険庁)。
2,739,500,000,000÷25,925,000=105,670円/人。
一人当たり、約10.5万円の運用益にしかなりません。
一人の月の支給に直すと、約8,800円ほど。

GPIFの黒字は3年連続で運用利回りは、1.52%。

S&P500の2018、17年、16年の利回りは、-4.4%、21.8%、12.0%で
3年で単純平均すると9.8%、GPIFの1.52%と比較すると雲泥の差、約6倍もある。

仮にGPIFがS&P500並みの運用利回りを確保できたとすれば、
約6倍以上の運用益が得られるので、月5万円以上の追加支給が確保できることになる。

しかし、下記の記事をみると、
2018年に65歳を迎える夫婦世帯で老後期間が30年間の場合、公的年金収入から生活費を差し引いた不足額が2、895万円
月に直すと8万円不足している。
GPIFで『仮に』S&P500並みの利回り想定で公的年金約5万円上昇見込み。
金融庁は昨年度の年金者モデル想定で月8万円不足だから、更に3万円必要。
まぁ、これは、素人の単純計算のうわ言だから、滑稽な論理上の計算数値だけど。

やはり、個人で、老後対策するしかない。

GPIFの3年連続の運用利回りが1.52%で、
貴方の個人株式投資の運用利回りがそれを上回っているなら、GPIFより優秀。
GPIFの投資資金の巨大さと個人投資家のちっぱけな資金量の違いはあるかもしれないが。

個人投資家なら、急落したときのアルトリア・グループ買っておけば、
投資利回りの1.52%位は、いとも簡単に上回れると思う(リスクは相当あるけど)。
GPIFが全資産、アルトリアに一極集中投資するわけにはいかないから、
個人投資家のほうが、その点は有利と思う。

あと、「不足額が2、895万円」という表現が個人的には気にくわない。
これはストック型の考え方。ようは30年の間に食いつぶす考えを持っている。
30年以上生きたら、どうするねん。

老後対策には、フロー型の考えをしてほしいよ、日本政府さん、金融庁さん。
2、895万円もあれば、3%の利子で、86万円。取り崩すなんてもったいない。

65歳で2,895万円預金しているなら、優遇金利とか税控除などを施して、
年間86万円の利子があるだけでも、老後の生活、相当楽になると思うけどなぁ。
2%でも年間57万円だからね。