2019年7月6日土曜日

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GPIFの2兆3795億円の黒字は、年金者1人あたりいくら?

年金受給者の人数は、平成19年度は、2,592.5万人(社会保険庁)。
2,739,500,000,000÷25,925,000=105,670円/人。
一人当たり、約10.5万円の運用益にしかなりません。
一人の月の支給に直すと、約8,800円ほど。

GPIFの黒字は3年連続で運用利回りは、1.52%。

S&P500の2018、17年、16年の利回りは、-4.4%、21.8%、12.0%で
3年で単純平均すると9.8%、GPIFの1.52%と比較すると雲泥の差、約6倍もある。

仮にGPIFがS&P500並みの運用利回りを確保できたとすれば、
約6倍以上の運用益が得られるので、月5万円以上の追加支給が確保できることになる。

しかし、下記の記事をみると、
2018年に65歳を迎える夫婦世帯で老後期間が30年間の場合、公的年金収入から生活費を差し引いた不足額が2、895万円
月に直すと8万円不足している。
GPIFで『仮に』S&P500並みの利回り想定で公的年金約5万円上昇見込み。
金融庁は昨年度の年金者モデル想定で月8万円不足だから、更に3万円必要。
まぁ、これは、素人の単純計算のうわ言だから、滑稽な論理上の計算数値だけど。

やはり、個人で、老後対策するしかない。

GPIFの3年連続の運用利回りが1.52%で、
貴方の個人株式投資の運用利回りがそれを上回っているなら、GPIFより優秀。
GPIFの投資資金の巨大さと個人投資家のちっぱけな資金量の違いはあるかもしれないが。

個人投資家なら、急落したときのアルトリア・グループ買っておけば、
投資利回りの1.52%位は、いとも簡単に上回れると思う(リスクは相当あるけど)。
GPIFが全資産、アルトリアに一極集中投資するわけにはいかないから、
個人投資家のほうが、その点は有利と思う。

あと、「不足額が2、895万円」という表現が個人的には気にくわない。
これはストック型の考え方。ようは30年の間に食いつぶす考えを持っている。
30年以上生きたら、どうするねん。

老後対策には、フロー型の考えをしてほしいよ、日本政府さん、金融庁さん。
2、895万円もあれば、3%の利子で、86万円。取り崩すなんてもったいない。

65歳で2,895万円預金しているなら、優遇金利とか税控除などを施して、
年間86万円の利子があるだけでも、老後の生活、相当楽になると思うけどなぁ。
2%でも年間57万円だからね。

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