「ダウの(負け)犬」投資は、
米国株投資をした人なら、
一度は聞く投資法。
ダウ工業株30種平均採用30銘柄から
「配当利回り」の高い上位10銘柄に投資し、
それを一年ごとにリバランスして行く。
配当利回りが高いがゆえに、
それが株価を支えていることになり、
相対的に不景気に強うそうな投資手法と、
俺は考えている。
この投資法が、毎年有効だったかは、
毎年どこかのサイトが必ず記事にしてくれる。
ただし、その有効だったかの比較対象は
S&P500指数ではなくて、ダウ工業株30種平均指数。
そこで、俺が疑問に思っているのは、
「ダウの(負け)犬」があるなら、
なんで、その逆の「ダウの(勝ち)馬」
(無配当、低配当の上位10銘柄)
と比較しないだろうかと、思うこと。
俺が勝手に命名した「ダウの(勝ち)馬」は、
配当利回りの低いダウ採用銘柄(無配当も含める)を
毎年10銘柄リバランスする投資手法。
ダウ採用銘柄で無配当と配当利回りの低い銘柄を
10銘柄採用すると、下記のポートフォリオになる。
Salesforce Inc
Walt Disney Co (The)
Boeing Co
Apple Inc
Visa Inc
Microsoft Corporation
Nike, Inc
American Express Co
Walmart Inc
Intel Corp
時間があったら検証してみたいもんだが、面倒なのでしないけど。
悪くないアイデアだと思うけどな、とくにブル相場の時には。
そう考えれば、S&P500銘柄の勝ち馬、とか、
ナスダック100の勝ち馬でも良い。
ナスダックならGAFAMにテスラにNVIDIAもついてくるから、
今の名馬ぞろい。
この「勝ち馬」投資の根拠は、強い企業はさらに強くなる、
を拠り所にしている点。
アップル株が時価総額1兆ドル達成で、もう天井だし、と思ったら、
さらに時価総額2兆ドルで、もう、さすがに天井だし、と思ったら、
さらに時価総額3兆ドルで、もう、いい加減天井だろう、
と言って取りこぼす心配がない、勝ち馬投資なら。
ダウの犬は高配当になってしまうので、それに魅了されてしまうのが欠点。