2019年5月31日金曜日

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リーマンショックで配当はどれだけ下がったかを検証

リーマンショック前後での年末ベースでの
ダウ平均、S&P500の株価下落率は33.84%、38.49%となる。

ダウ平均のETF(DIA)とS&P500のETF(SPY)の株価も、
上記とほぼ同じ割合で下落した。

配当は株価よりも遅れて下落するので、翌年の年間配当の前年比の下落率は、
DIAで-4.33%、SPYで-19.99%で、DIA(ダウ銘柄)の配当の安定さが輝く。
リーマンショックによる配当率の下落は、DIAのほうがSPYよりも1/4で済んでいる。
っていうか、-4.33%しか下落してません。やっぱ、ダウ銘柄だわ。

リーマン発生年のDIAの年間配当が$2.94で、2011年には$2.97で回復。
同様にSPYの年間配当が$2.72で、2011年に$2.58で回復途上。
有配当銘柄が多いダウ銘柄のほうが配当面では強かったと言えそう。

リーマンショック並みの株価暴落でも、
インデックス投資のように銘柄分散していれば、全体では
配当が半分とか3割の下げのようなことは起こらなかった。
※銘柄によっては、無配とか半値の減配もあっただろうが分散リスクが効果てきめん


2007年末 2008年末 2009年末 2010年末 2011年末
NYダウ平均 $13,264.82 $8,776.39 $10,428.05 $11,577.51 $12,217.56
  前年比
-33.84% 18.82% 11.02% 5.53%
SPDR Dow Jones Industrial Average ETF(DIA)株価 $132.50 $87.52 $104.07 $115.65 $121.85
  前年比
-33.95% 18.91% 11.13% 5.36%
SPDR Dow Jones Industrial Average ETF(DIA)配当金 $2.06 $2.94 $2.81 $2.77 $2.97
  前年比
42.48% -4.33% -1.46% 7.37%

2007年末 2008年末 2009年末 2010年末 2011年末
S&P500 $1,468.36 $903.25 $1,115.10 $1,257.64 $1,257.60
  前年比
-38.49% 23.45% 12.78% 0.00%
SPDR S&P 500 ETF (SPY)株価 $146.21 $90.24 $111.44 $125.75 $125.50
  前年比
-38.28% 23.49% 12.84% -0.20%
SPDR S&P 500 ETF (SPY)配当金 $2.72 $2.72 $2.18 $2.27 $2.58
  前年比
0.07% -19.99% 4.09% 13.68%


はい、ここまでは、米国ドルでのお話し。


リーマンショック後、米ドル為替ではじりじりと円安が継続している。


2007年末 2008年末 2009年末 2010年末 2011年末
円/ドル為替 ¥111.49 ¥90.59 ¥92.90 ¥80.91 ¥76.94
  前年比
-18.75% 2.55% -12.91% -4.91%

2007年末111.49円が、2011年には76.94円だから、約31%の円安。
リーマン並みの株価下落率とほぼ同等の円高です。
死亡フラグ立ちます。

円建ての配当額でみれば、リーマンショック並みの下落となる。
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SPDR S&P 500 ETF (SPY)配当金 $2.72 $2.72 $2.18 $2.27 $2.58
  前年比
0.07% -19.99% 4.09% 13.68%

上記のS&P500の年間配当金を円建てに変更すると

SPDR S&P 500 ETF (SPY)配当金
※年末為替レートで計算
¥303.14 ¥246.50 ¥202.24 ¥183.34 ¥198.20
  前年比
-18.69% -17.95% -9.35% 8.10%
※正確には配当は四半期ごとの支払いなので、該当四半期の為替レート適用となるが、面倒なので年末の為替レートで一括適用

円建てでみると世界が違ってみえるでしょう!

米ドルでの配当生活を目指すなら、生活資金の1.5倍~2倍の配当を
米ドルでもらえるようにしておこう。

年間の生活資金が300万円なら、米ドルでは3万ドル必要だが、
リーマンショック級に備えて、4万5千ドル程度の配当を目指そう。
そうしなければ、元本資金に手をつけてしまう事態に遭遇する可能性が高い。



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