Altriaは最低でも7%台はキープしているようだが、PMは1%台の増配率もある。
平均すると両銘柄2010年以降8%台の増配率、すばらしいけどVisaには劣る。
各銘柄の年間の前年比増配率の一覧表。
年度 | V | MMM | MSFT | PM | MO | MRK |
2010 | 19.24% | 2.94% | 30.77% | 8.18% | 10.61% | 0.00% |
2011 | 27.47% | 4.76% | 22.06% | 13.03% | 8.22% | 10.53% |
2012 | 47.76% | 7.27% | 16.87% | 17.47% | 7.59% | 2.38% |
2013 | 40.40% | 7.63% | 18.56% | 10.44% | 8.24% | 2.33% |
2014 | 20.86% | 34.65% | 12.17% | 9.46% | 8.70% | 2.27% |
2015 | 19.05% | 19.88% | 13.95% | 5.24% | 8.50% | 2.22% |
2016 | 17.00% | 8.29% | 13.95% | 1.99% | 8.29% | 2.22% |
2017 | 17.95% | 5.86% | 8.16% | 2.20% | 8.09% | 2.17% |
2018 | 27.54% | 15.74% | 8.18% | 5.49% | 18.11% | 2.13% |
平均 | 26.36% | 10.90% | 16.07% | 8.17% | 9.59% | 2.92% |
中央 | 20.86% | 7.63% | 13.95% | 8.18% | 8.29% | 2.22% |
フィリップ・モリス銘柄を推奨する人の言い分
①相次ぐ規制や訴訟による悪材料で、常に株価の上値を抑えられていたからお買い得
→今、将来へのタバコ規制リスクで株価の上値を抑えられていませんか!?
この状況を我慢すれば、将来へのリターンが最大になる保証は
どこにもない気がする
喫煙タバコは葉巻きたばこ、噛みタバコと同様に時代遅れになる可能性が...
②喫煙者人口が減っても、タバコの値上げで吸収できる
→喫煙タバコの値上げの限界を考えていないような主張に聞こえる。
1本500円になっても、その値上げを吸収できるか、検証したことある?
1本500円で買う人いるかねぇ、そこまでいくと闇市場がでてきそう。
③タバコ産業への新規参入会社皆無で、ほぼ独占状態
→喫煙タバコではそうだが、加熱・電子タバコでは新規参入あります
④従来の喫煙タバコの設備投資負担が小さい
→新市場の加熱・電子タバコに関する新たな設備投資は必要
素人丸出しだから、根拠はない。
正直、将来もAltria、PMが高配当で株価成長を見込めるかは、私にはわからん。
アルトリア(旧名:フィリップモリス)は、
かつては食品・タバコの巨大会社だったが、
・たばこ販売は米国(Altria)とそれ以外(PM)、
・食品はクラフト(KRFTからKHC)、モンデリーズ(MDLZ)
と会社が小さく分割されてしまった。
1990年代のフィリップモリスの増配率は今のVisaなみに良かったけど、
1997年以降落ちてきているのは事実。
年度 | 年間配当 | 増配率 |
1990 | $0.5200 | |
1991 | $0.6400 | 23.08% |
1992 | $0.7800 | 21.88% |
1993 | $0.8700 | 11.54% |
1994 | $1.0100 | 16.09% |
1995 | $1.2200 | 20.79% |
1996 | $1.4700 | 20.49% |
1997 | $1.6000 | 8.84% |
1998 | $1.6800 | 5.00% |
1999 | $1.8400 | 9.52% |
2000 | $2.0200 | 9.78% |
2001 | $2.2200 | 9.90% |
2002 | $2.4400 | 9.91% |
2003 | $2.6400 | 8.20% |
2004 | $2.8200 | 6.82% |
2005 | $3.0600 | 8.51% |
2006 | $3.3200 | 8.50% |
今の、Altriaは、タバコ製造会社というよりは、
嗜好品の投資会社(ビール、タバコ、大麻)という認識のほうが正しいはず。
それでも、年間配当率5%台で、増配率1桁台の継続はされているのだから、
「株価が抑えられて」(株価成長を多少我慢しても)いても、買いたくなるよね~。
Visaは、株価が抑えられることはないけどね。だから、いつも低配当。
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