過去10年のアメリカン・エクスプレスとビザの株価チャート。
この株価チャートを見ると、ビザに惚れたくなる。
アメックスよりも株価が順調に伸びているから。
それでも、バフェット氏はアメックス株を手放さない。
アメックスはカード発行も手掛けるから、ビザとは事業形態が異なるので、
同一業種とは言い難い面がある。
事業リスクからいうとアメックスは、カード利用者の貸し倒れリスクを負うので、
ビザに比べると不景気に弱いかもしれない。
バフェット氏がアメックスに投資したのは、
サラダオイル事件によりアメックス株価が暴落した際のことだから、
それがなければアメックス株に投資しなかったかもしれない。
ただ、アメックス株を151,610,700株分購入してからは、株数を減らしていない。
バフェット氏のアメックス株保有分の時価総額は、$18,714,825,000。
ビザ株保有分の時価総額は、$1,833,115,000。
ビザの時価保有額は、アメックスの時価総額の10分の1程度。
2016年の買いを最後に、それ以降ビザ株を買い増しはしていない。
バフェット氏が、2016年以降に買いを強烈に膨らましたのはアップル株。
ビザ株よりもアップル株のほうが将来性があると思って、
バフェット氏はアップル株をトップ保有銘柄にした。
アップル株保有分の時価総額は$49,398,720,000で、
アメックス株保有時価総額の2.7倍の時価総額。
私の推測だが、
アメックスとビザがそれほど競合関係にあるとも思ってないのかもね。
アメックス株を持ちつつ、ビザに投資しても、なんら不都合はないと。
0 件のコメント:
コメントを投稿