2019年8月17日土曜日

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株式投資は常に不安定で、安心のよりどころがない

定期預金や国債などは、元本が一応保証されている。
安心のよりどころは、国家。
公的年金も日本政府の保証があるから、年金を収める。

翻って、株式投資の投資先は私企業だから、国家に比べたら非常に不安定。

株式投資の元本(株価)は、ほぼ常に変動する。
安定した株価なんていうのは、そうそうない。
そして一般に債券よりも、値動きが激しい。

労働収入のお金で株式投資をしようと思った時に、躊躇するのはこの点。

いくら長期では株価は上昇すると言えど、
買った株価よりも株価が下がるのを見たい人はいないはず。

インデックス投資は、個別銘柄投資よりも値動きはマイルドだが、
下落し続けるリスクがないわけではない。

特に、株式投資を始めたばかりで、当初の投資資金、
数百万円を投資しても、なかなか評価資産が膨れ上がらない場合は、相当辛い。
株式投資というハイリスクな投資をしているのに、リターンが小さいから。
安心のよりどころがない。

長期の将来のことよりも、現実の資産が数か月後たっても一向に増えない。
もしかすると、銘柄選択を間違っているのではないか?
他に良い投資方法があるのではと思ってしまう。
そう思わせる広告が、投資雑誌、インターネット界隈の至る所にある。

株式投資というのは、常に不安が付きまとうものであり、
その不安に付け込むビジネスもまた、多く顕在する。

自然治癒力で治療すべき風邪も、
多くの風邪薬と治療(注射、点滴)を施さないと治らないと思わせてしまうようなもの。

株式投資も同様な面があり、あれこれ様々な投資法を施さなくてもいいはずなのだが、
不安が付きまとうから、どの投資法が最強かと血迷ってしまう。

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